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売買編
結果
1
解除
判決
横浜地H1.9.7
(事例1-17)
死亡原因
物件
地域
購入目的
死亡後年数
縊首自殺
マンション
大都市
居住
6年
死亡現場の建物の有無 風化の程度
有
(言及なし)
特殊事情
居住
6年11か月
有
・山間農村地であることに照
・自殺場所は建物に付属
らすと、6年は問題とすべき
している物置
ほど長期ではない。=風化
・死亡場所は病院
してない?
2
東京地H7.5.31
(事例1-16)
服毒自殺
土地付建物
農山村
3
大阪地H21.11.26
(事例1-5)
他殺
マンション1室
(言及なし) 転売
8年9か月
有
住民に事情を聞くと,事情を
全く知らない住民もいたが,
新聞報道あり
一部の住民は本件死亡事
件を知っていた
土地・建物
(言及なし) 居住
6か月
有
(言及なし)
4
損害賠償
浦和地川越支部H9.8.19
縊首自殺
(事例1-14)
東京地H18.7.27
(事例1-10)
5
自殺
土地建物
住宅地
新築後転売
1年4か月
6
大阪地H18.12.19
(事例1-9)
他殺(刺殺)
土地
7
東京地H20.4.28
(事例1-7)
飛び降り自殺
賃貸マンション
(言及なし) 転売
1棟
8
東京地H21.6.26
(事例1-6)
睡眠薬自殺
賃貸マンション 東京都千
1棟
代田区
収益
大阪高裁S37.6.21
(事例1-18)
縊首自殺
土地建物
(言及なし)
事業(精肉販
7年
売)
大阪地H11.2.18
(事例1-13)
縊首自殺
土地建物
(言及なし) 新築後転売
9
棄却
10
東京地H19.7.5
(事例1-8)
11
焼身自殺
土地
住宅地
草加市
分譲
分譲後転売
有(但し、契約後に建物
(言及なし)
取り壊し予定)
8年以上
無(取壊し済み)
2年
1年11か月
2年
・新聞報道されており、事件
の性質から見ても付近住民
・他殺が行われた建物は
の記憶に少なからず残って
土地の3分の1の面積部
いる ・買主業者の顧
分に存在していた
客が,殺人のことを聞き購
入を見送っている
被告が自殺物件であるこ
とを認識していたこと
13
名古屋高H22.1.29
(事例1-3)
競売取消 仙台高H8.3.5
棄却
(事例1-15)
自然死か自殺
マンション
か不明
縊首自殺
土地建物
(言及なし) (言及なし)
4か月
(言及なし) (言及なし)
(言及なし)
もっとも、売却
許可決定後で
あるため近い
売買代金の5%
売買代金の25%+賃料減
収分+α
(言及なし)
有
・そもそも自殺を知っている
人がいなかった
・全室入居
・本件においては1年11か
売買代金の1%
・死亡は2週間後に病院で
月経過しており、心理的抵
抗感は薄れていること
有(但し、解体予定)
無(取壊し済み)
・七年前の出来ごとで、既に
旧聞に属する
・自殺場所は座敷蔵
・意に介しない買受希望者
が従前から多数あった
(言及なし)
・残代金は未払いで違約
金を請求
有
有
×
×
自殺後も本件土地上の共
同住宅の他の部屋は住居 ・自殺は共同住宅の1室に
としての使用が半年間継続 すぎない
×
されていたこと⇒風化してい ・分譲住宅は完売
る?
競売取消編
12 競売取消
売買代金の約12.5%
競売3点セットに記載有り
(市場修正50%)
売買代金の25%
有
無(取壊し済み)
8年
・解除は否定
損害額
自殺事実は、周辺住民に広 ・腐乱死体(4か月放置)
く知れ渡っている⇒風化し ・周辺住民に広く知れ渡っ
ていない
ている
(言及なし)
・自殺は2~300m離れた
山林であること
・本件自殺が、本件競売物
件の取得代金の借入金の
返済を苦にした結果である
こと
賃貸編
結果
判決
事件類型
損害賠償
東京地S58.6.27
(事例 2-11)
2
3
特殊事情
死亡原因
賃貸物件
賃貸目的
地域
大家からの損
賃借人
害賠償
病死
共同住宅の
一室
居住
(言及なし)
・病死については予見可能性なし
・原状回復義務としての請求
・修理工事費用
・悪臭による逸失利益(1か
月間の賃貸不能)
東京地H19.8.10
(事例2-3)
大家からの損
賃借人
害賠償
自殺(態様
アパート居室 居住
不明)
都市部
・近所付き合い希薄
・賃貸不能期間1年(賃料全
額)
・賃料低下2年(賃料の半額)
東京地H22.9.2
(事例2-1)
大家からの損
転借人
害賠償
自殺
東京地H16.11.10
(事例2-8)
大家からの損 賃借人の従業
縊首自殺
害賠償
員
5
東京地H18.4.7
(事例2-7)
借主からの解
ビルの居住者
除
6
東京地H18.12.6
(事例2-5)
目的物の階下
借主からの解
に居住していた 自然死
除
住民
7
東京地H19.3.9
(事例2-4)
大家からの損 賃借人の従業
病死
害賠償
員
1
4
棄却
死亡者
損害額
マンション居
室
居住
都市部
・賃貸不能期間1年(賃料の
・単身向けの都内駅近ワンルームマンションであること 全額)
・賃料低下2年(賃料の半額)
共同住宅の
一室
社員寮
(言及なし)
・従業員の自殺については予見不可能
・建物を取り壊すことが予定されていた
×
居酒屋経営
東京都江東区
・死亡時期:1年前
・仲介業者は自殺事実を知らなかった
×
建物一室
居住
東京都世田谷区
・賃貸物件の階下の部屋での死亡
・死亡が半年前であること
×
マンション一
室
社宅
神奈川県海老名市
・自然死(病死)であること
×
飛び降り自
ビル1・2階
殺