用語集 - 草津市

■ 用語集 ■
あ行
維持補修費(いじほしゅうひ)
建物など公共施設の維持補修に要する経費です。
依存財源(いぞんざいげん)
国や県などの政策により、使途および金額が定められて交付される国・県支出金
や市債などの歳入です。
か行
回収不能見込額(かいしゅうふのうみこみがく)
収入未済額のうち、過去の収納率や不納欠損処分の実績などを基に算出した将来に回収でき
ない不良債権の推計額です。
※不納欠損処分
地方自治体の歳入について、時効の成立や債務者の破産、死亡など、法令や条例に規定
する一定の事由により、債権徴収の見込みが立たないものについて、損失として処理す
る決算上の手続きのことです。
貸付金(かしつけきん)
第三セクターや関係団体などに市が貸し付けている資金です。
基金(ききん)
一定の目的のために資金を積み立てておくもので、いわば家計での貯金にあたります。
【主な基金の内容】
「財政調整基金」
市の年度間の財源の不均衡を調整するための基金です。例えば、近年のような景気の低
迷で市税収入が少なくなった場合に、取り崩して歳入不足を補います。
「減債基金」
市債の将来の償還(公債費の支出)に備えて積み立てておく基金で、近年のように、公
債費の支出が増加した場合に、取り崩して公債費の支出に充てます。
「特定目的基金」
財政調整基金と減債基金以外の基金をまとめて「特定目的基金」と言います。それぞれ
の条例で定められた目的(特定の施設整備など)を将来の計画的な実施のために設置し
ている基金です。
義務的経費(ぎむてきけいひ)
支出が法令などにより義務付けられている経費で、自治体の任意による削減が非常に困難で
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す。歳出総額に占めるこの経費の割合が高いと、財政構造が硬直していると言われています。
人件費、扶助費、公債費がこれにあたります。
行政コスト計算書(ぎょうせいこすとけいさんしょ)
一会計年度において、人的サービスや給付サービスなど、行政サービス全般の供給に要した
経費と、利用者の負担を集計したものです。民間企業の「損益計算書」に相当するものです。
行政コスト対税収等比率(ぎょうせいこすとたいぜいしゅうとうひりつ)
利用者の負担分を除いた純行政コストに対して、当年度の経常的な収入財源がどの程度ある
かを示す指標です。この比率が 100% を下回っていれば、単年度の収入の範囲内で、行政サー
ビスが提供できていることが分かります。
繰出金(くりだしきん)
特別会計へ支出するための経費です。特別会計の経費のうち、税金などから負担すべき性質
のものは、一定の基準に基づき、一般会計から特別会計への繰出しを行います。
経常収支比率(けいじょうしゅうしひりつ)
人件費や扶助費、公債費といった毎年必ず発生する経常的経費が、市税や地方交付税などの
毎年経常的に収入される一般財源額に占める割合で、自治体の財政構造の弾力性を示す指標で
す。この数値が低いほど、自由に使える財源が多いことになり、独自の施策を展開することが
可能となります。
県支出金(けんししゅつきん)
県が特定の事業に対し公益性があると認め、使途を定めて交付する給付金です。
現世代負担比率(げんせだいふたんひりつ)
これまでに市が整備してきた公共資産のうち、納付済の税金や補助金など、これまでの世代
の負担により形成されたものの割合です。
公債費(こうさいひ)
市債の元金、利子を償還するための経費です。
国庫支出金(こっこししゅつきん)
国が特定の事業に対し公益性があると認め、使途を定めて交付する給付金です。
さ行
歳入額対資産比率(さいにゅうがくたいしさんひりつ)
これまでに市が整備してきた公共資産の総額が、歳入総額の何年分に相当するかを示す指標
です。
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財政力指数(ざいせいりょくしすう)
全国の地方自治体の財政力を同じ尺度で測るための指数で、自治体の人口や面積などに応じ
た標準的な行政サービスの提供にかかる費用に対して、どのくらいの一般財源(税などの使途
が自由な財源)収入額があるかを示したものです。数値は直近3ヵ年の平均値で、単年度の値
が 1.00 を超えると、自主財源でサービスを提供できる自治体として、地方交付税(普通交付税)
を受けない、いわゆる「不交付団体」となります。
市債(しさい)
市が道路や学校、下水道などの公共施設を整備する際に、その財源の一部として発行するも
ので、いわゆる市の借金です。市債には公共施設などの財源として発行するもの(建設地方債)
と、地方財源の不足を補う目的で発行する臨時財政対策債や減収補填債(=赤字地方債)があ
ります。
自主財源(じしゅざいげん)
市税や使用料、手数料収入、負担金など、市が自主的に収入できる歳入です。歳入総額に占
めるこの割合が高いほど、財政の弾力性と安定性が高いと言えます。
市税(しぜい)
市民の皆様から納めていただく市の税金です。市民税のほか、固定資産税、軽自動車税、市
たばこ税、都市計画税などがあります。
実質赤字比率(じっしつあかじひりつ)
経常的に見込まれる一般財源収入額(標準財政規模)に対して、一般会計などの単年度収支
赤字額がどのくらいあるかを示す指標です。
実質公債費比率(じっしつこうさいひひりつ)
経常的に見込まれる一般財源収入額(標準財政規模)に対して、その年度の実質的な公債費
負担の大きさを示す指標です。ここで言う公債費は、市の一般会計から直接返済している額だ
けではなく、公営企業会計(下水道事業など)の公債費に充当した繰出金や、一部事務組合(湖
南広域行政組合)の公債費に係る負担金などを含めて算出しています。
受益者負担比率(じゅえきしゃふたんひりつ)
自治体の提供する行政サービスに対する利用者の負担割合を示しています。
使用料及び手数料(しようりょうおよびてすうりょう)
使用料は、市の施設や財産などの使用・利用の対価として、手数料は、特定の行政サービス
の対価として、その使用者や利用者に支払っていただく料金です。
将来世代負担比率(しょうらいせだいふたんひりつ)
これまでに市が整備してきた公共資産のうち、市債(借金)つまり、将来世代の負担により
形成されたものの割合です。
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将来負担比率(しょうらいふたんひりつ)
各自治体が将来に支出しなければならない財政負担(負債)が、毎年経常的に見込まれる一
般財源収入額(標準財政規模)の何倍にあたるかを示す指標です。単年度にとどまらず、中長
期的な視点での財政状況を表しており、将来に財政を圧迫する度合いを示す指標と言えます。
人件費(じんけんひ)
市長、市議会議員、市職員に対し、勤労の対価として支払われる報酬、給料などの経費です。
た行
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
決算時点における市の財政状況を示すもので、これまで市が建設してきた公共施設等(資産)
の累計額と、その財源(負債と純資産)を把握することができます。バランスシートとも言い
ます。
退職手当引当金(たいしょくてあてひきあてきん)
市に在籍する職員全員が年度末に自己都合により退職したと仮定した場合に必要となる退職
手当の総額。
地方交付税(ちほうこうふぜい)
地方公共団体間の財源の不均衡を調整することによって、地方税収入の少ない団体にも財源
を保障し、どの地域においても一定の行政サービスを提供できるよう、国税5税(所得税、法
人税、酒税、消費税、たばこ税)の一定割合の額を、国が地方公共団体に対して交付するもので、
普通交付税(総額の 94%、平成 26 年度は 95%、平成 27 年度からは 96%)と特別交付税(総
額の 6%、平成 26 年度は 5%、平成 27 年度からは 4%、
普通交付税で措置されない災害等の個別・
緊急の財政需要に対して交付される)があります。
地方財政状況調査(決算統計)(ちほうざいせいじょうきょうちょうさ(けっさんとうけい)
)
地方自治法の規定に基づいて毎年定期的に行われる自治体の決算に関する統計調査です。
地方譲与税/各種交付金(ちほうじょうよぜい/かくしゅこうふきん)
国や県が徴収した税の一部または全部について、一定の基準で市に配分されるものです。主
なものとして自動車重量譲与税や自動車取得税交付金、地方消費税交付金などがあります。
長期延滞債権(ちょうきえんたいさいけん)
市税のほか使用料や手数料、負担金などの税外収入に係る収入未済額のうち、前年度以前に
発生した(納期から1年以上経過した)ものを言います。
長期未払金(ちょうきみばらいきん)
リース方式などで公共施設を整備し、既に物件の引渡しを受けている場合の債務の残高です。
本市の場合、南草津駅自転車自動車駐車場がこれにあたります。
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積立金(つみたてきん)
将来の財源不足や大規模な財政支出に備え、各種の基金への積立てを行うための経費です。
投資及び出資金(とうしおよびしゅっしきん)
第三セクターや関係団体などの設立の際に市が出資した額。出資先法人等の資産・負債を評
価し、実質的な価額で計上する必要があります。
投資的経費(とうしてきけいひ)
支出の効果が市の資産形成に向けられるもので、施設などストックとして将来に残るものに
支出される経費です。普通建設事業費がこれにあたります。
な行
肉付け補正(にくづけほせい)
地方公共団体の長や議員の選挙時期等の関係から、政策的経費の予算計上を避けたものを骨
格予算と言いますが、これらの事由が解消した後、政策的経費を加えた補正予算のことを言い
ます。
は行
売却可能資産(ばいきゃくかのうしさん)
市が保有している公共用に供されていない土地のうち、将来に売却することにより現金化が
可能なものを言います。
扶助費(ふじょひ)
社会保障制度の一環として、生活保護法や児童福祉法、老人福祉法、障害者総合支援法など
に基づき、被扶助者に対して行なっているさまざまな支援などに要する経費です。
普通建設事業費(ふつうけんせつじぎょうひ)
道路や公園、学校など公共資産の整備、大規模改修などに要する経費です。
物件費(ぶっけんひ)
消耗品や備品の購入、光熱水費、業務委託などに要する経費です。
分担金及び負担金(ぶんたんきんおよびふたんきん)
市が行う特定の事業の財源として、その事業により利益を受ける個人や団体から、その受益
の範囲において負担していただくものです。
補助費等(ほじょひとう)
各種団体へ支出する補助金や負担金などの経費です。
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ま行
未収金(みしゅうきん)
市税のほか使用料や手数料、負担金などの税外収入に係る収入未済額のうち、前年度に発生
した(納期から1年未満)のものを言います。
や行
有形固定資産(ゆうけいこていしさん)
これまで市が建設してきた道路や公園、学校、市民センターなどの公共施設(土地を含む)
の総額。経年劣化による価値の減少分(減価償却分)を控除しています。
ら行
類似団体(るいじだんたい)
人口規模や産業構造などが類似している自治体を分類したものです。
連結実質赤字比率(れんけつじっしつあかじひりつ)
一般会計だけでなく、公営事業会計などの特別会計の赤字も加えた全会計の単年度収支赤字
額がどのくらいあるかを示す指標です。
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お問い合わせ先
総務部 予算調整課
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
T e l:077-561-2304
Fax:077-561-2483
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