資料２「共通高度化基盤整備事項」及び「品目別高度化基盤整備事項」の作成方針（案）「共通高度化基盤整備事項」及び「品目別高度化基盤整備事項」は、食品製造事業者が、食品の安全性及び品質の向上のために、各種の取組が求められていることを踏まえ、 ① 施設の仕様や管理といった一般的衛生管理に関する事項について、品質管理も考慮しつつ、食品ごとに取り組むべき事項を明確化し、食品の各品目の製造事業者が取り組むべき事項を分かりやすく示すとともに、 ② 食品の安全性向上のための取組を円滑に実施できるような食品事業者の在り方等（コンプライアンスの徹底等）を併せて分かりやすく示すことを目指し、以下の作業を進めることとする。１．文献調査食品衛生法（昭和22年12月24日法律第233号）に基づく各種通知や自治体の条例、Code x基準、ISO規格等の別紙に掲げる国内外の食品安全に関する基準等の文献を収集・調査する。２．「共通高度化基盤整備事項」の作成（１）１．で収集した文献を基に、 ① 組織の運営に関する項目、 ② 衛生・品質水準を確保する項目、 ③ 消費者の信頼確保のための項目に分けて、どのような事項を含めて検討すべきかを整理する。（２）どういった記述内容とすべきか、具体的な書き方を検討する。３．「品目別高度化基盤整備事項」の作成「品目別高度化基盤整備事項」については、品目ごとの食品の特徴や製造・加工実態を踏まえて最適化する必要があることから、関係団体が作成している食品安全に関するマニュアル類等も参考に、２．で作成した「共通高度化基盤整備事項」の内容の具体的な書き下しや事項の追加を検討する。 -1- （別紙）１．「共通高度化基盤整備事項」作成にあたって参考にする主な規定類 1. 食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針（ガイ厚生労働省ドライン） 2. 食品衛生監視票厚生労働省 3. 食品衛生法第 1 条の 3 第 2 項の規定に基づく食品等事業者の厚生労働省記録の作成及び保存について 4. 総合衛生管理製造過程承認制度実施要領厚生労働省 5. FCP 共通工場監査項目農林水産省 6. FCP 商品情報の管理体制項目農林水産省 7. アレルギー物質を含む食品に関する表示Ｑ＆Ａ等厚生労働省（消費者庁） 8. 食品トレーサビリティシステム導入の手引農林水産省 9. 食品事業者の 5 つの基本原則農林水産省食品製造事業者編 10. Codex/RCP-1969 食品衛生の一般原則 Codex 委員会 11. ISO/TS22002-1:2009 ISO 12. 米国連邦規則集 21 CFR Part 110 現行適正製造規範 FDA 13. 食品衛生規則(EC)No.852/2004 欧州委員会 14. SQF コードモジュール 2 Food Marketing Institute 15. GFSI ガイダンスドキュメント Ver6.3 GFSI -2- （別紙）２．「品目別高度化基盤整備事項」作成にあたって参考にする主な規定類 1. 大量調理施設衛生管理マニュアル厚生労働省 2. 営業施設基準の準則（24 業種）厚生労働省 3. 営業許可の基準（34 業種：共通／特定）都道府県 4. 調理場における衛生管理＆調理技術マニュアル文部科学省 5. 衛生規範厚生労働省（弁当及びそうざい、漬物、洋生菓子、セントラルキッチン/カミサリー・システム、生めん類） 6. 食品、添加物等の規格基準（清涼飲料水、冷凍食品、即席めん類、等）厚生労働省 7. コーデックス規格のうち食品衛生に関する規格 Codex 委員会（ナチュラルミネラルウォーターの採取、加工、及び販売に関する衛生実施規範(CAC/RCP 33-1985)、急速冷凍食品の加工及び取扱いに関する国際的実施規範(CAC/RCP 8-1976)、等） 8. 過去に食品産業センターが取りまとめた業種品目ごとの業界団体 HACCP 導入を前提にした一般的衛生管理について記載さ食品産業センタれたガイドライン等ー（味噌、醤油、食酢、等 20 冊以上） 9. 22 指定認定機関が定めるガイドライン等 -3- 指定認定機関