グランドフォークスだより

グランドフォークスだより
第 231 号
2013 年 7 月 21 日(日)~
7 月 26 日(金)
今週は ALT チャンバー(Altitude Chamber)の訓練が
ありました。ALT チャンバーの訓練は Hypoxia(低酸素
症)と Rapid Decompression(急減圧)の体験です。また
Hypoxia(低酸素症)には夜間視力の体験も含まれていま
す。
1 日目(左上)月曜日は朝から 2 時頃までたっぷり関
連の学科授業を受け Hypoxia(低酸素症)体験学習は午
後3時から 5 時頃まで、2 日目火曜日(右下写真)の
Rapid Decompression(急減圧)は朝方のブリーフィング
の後、お昼過ぎまでの半日以上かかります。日本の民間
でこの種の体験を訓練カリキュラムに入れているのは唯
一 UND で行われている東海大の訓練だけでしょう。
Hypoxia 訓練は酸素マスクを装着して室内の気圧を約
25000ft(写真は室内の気圧高度計で実際は 25300ft でし
た。)に上げ、マスクを外してから本訓練のスタートで
す。今回も事故なく全員無事終了しました。
*詳細はグランドフォ
ークス便り(過去分)
の 107 号・117 号または
フォトギャラリーをご
覧ください。
6-1 のコースミーティ
ング に 先日出席した 際、
終了間際に 6-2 の学生か
らサプライズがありま
した。火曜日誕生日の I
君にお祝いのケーキを
持ってきてくれたので
す。JCAB 課程の最後の仕上げに余念がない毎日ですが、しばしの息抜きです。
皆の気持ちが和んだひと時でした。
思い起こせば 1 年前の七夕の日、短冊に願い事が書いてあった日を昨日のよ
うに思い出します。あれら早 1 年、ソロに出たばかりの幼いパイロットは UND
の 1 番下の期から 1 番上の期となりました。間もなくすべてのライセンスを取
得し、事業用操縦士・陸上多発・計器飛行証明保持者として帰国します。
時の流れの早さには驚きを隠せませんが、それ以上に彼らの成長には目を見
張るものが有ります。ほんの少しだけパイロット顔になって来ました。
-- ご参考に昨年の記事の抜粋を添付します。
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昨晩の七夕に6-1期生のコースミーティングに参加し
た帰り道、庭の植木に短冊があるのに気付きました。その
中の一つには「全員無事に訓練を終え日本に帰れますよう
に。」と書かれていました・・。
197 号 (2012 年 7 月) 抜粋
操縦訓練状況
6-1
事業用課程のフライトチェックが連続しました。
計器飛行課程
9名
事業用課程終了
2名
事業用課程
8 名(1 名コース開始待ち)
FAA 双発事業用課程 1 名(チェック待ち)
6-2
先週から大きな変化はありません。
FAA 双発事業用課程
7名
FAA 単発飛行課程
2名
FAA 計器飛行課程
3名
7-1
早い者は Long Cross Country や夜間訓練が間もなく始まります。
FAA 自家用課程修了 7 名
FAA 自家用課程最終段階 (最終ステージチェック終了)14 名
(最終ステージチェック未了)1 名
行事&その他
22 日・23 日
27 日
来月の予定:
8月4日
8月6日
8月8日
8 月 13 日
6-1 期生 ALT チャンバー
會澤帰国
山口先生、佐野先生 UND 着
UND(FAA 課程)卒業式
JCAB 試験官・中川先生 UND 着
柴田先生 UND 着
By
會澤
修