ど∼ら 平成26年8月1日号 3 4 ど∼ら 平成26年8月1日号 7月15日から3日間、中小企業大学校の講演補助として同行してきまし 決算書の読み方と た。約30人の受講生を対象に決算書の読み方についての講義でしたが、3日 財務分析の勘所 間とも、朝から一日中研修のため、受講生が疲れてきたかなという絶妙のタイ (中小企業大学校三条校) ミングでリフレッシュする要素(イベント等)を取り入れたりして、受講生の 集中が途切れないような仕掛けを作りながら講義が進みました。最終日には、 5∼6人のグループに分かれて経営分析を行うグループワークを行いました が、短い時間の中で、問題点の抽出から、改善方法、プレゼンテーションの仕 方など、各グループで個性のある発表が行われました。どのグループも問題点の 把握などがしっかりと出来ていて、3日間の研修を理解されているように感じま した。(和田守) ターナルアンドパートナーズ 中小企業診断士 中俣 誠 髙野裕税理士 おもてなし∼ディズニーの人材育成から学ぶ∼ フリーサービスのおもてなし デニッシュの一つはミッキーの形 7月19日(水) 主催:㈱パートナーズプロジェクト 場所:PLAZA内夢空間 講師:江部誠一、高橋貴子 今回の研修では、メンバー会員である㈱GFNが企画した 「ディズニーアカデミー」プログラム研修に、私が参加した際の体験をもとにお話ししました。 (ディズニーアカデミー)会場のアンバサダーホテルに到着すると長旅の疲れが一瞬で消 えるような素敵な「おもてなし」が所々に見受けられました。研修もショーと位置付けているのでしょう。付加価値を つけお客様に「ハピネス」を提供する企業のこだわりを感じました。私も(今回の)研修開始前にディズニーのチョコ を置いてみたら、着席したみなさんの顔が笑顔に。「おもてなし」は人の心を動かします。研修では2点、一つは 「原点回帰」。人は働き始めて最初に受けた感動は忘れない。だから最初が肝心。早い段階で新人に成功事例の 機会をたくさん与えてあげましょうと呼びかけました。もう一つは、ディズニーというすばらしい施設やサービスの裏 側には驚くような現場のこだわり、スタッフの一貫した価値基準の浸透、効率的なしくみが存在するという話を中心 にお伝えしました。(高橋) 半期に一度、恒例の社屋大掃除を6月30日(月)、 続けて外周りの清掃を7月8日(火)実施いたしました。 入退出口(裏)。汚れがひど かったため、念入りに水をか けます。(写真下) おつかれさまでした こちらは8日の様子。 側溝を掃きました。 (写真左) 「経営の本質とは 」 弁護士 星野 徹 「経営者保証に関する動き 」 ∼民法債権法分野の改正にご注意 ∼ 経営コンサルタントとして、「経営の本質は 何か」と問われたら、それは「難しさの本質で す」と答えるしかありません。 経営の根底には、必ず「経済合理性(=簡単 にいうと儲けを出すということ)」という絶対 的方程式があります。しかし、この方程式を成 り立たせているのは「人間」です。その人間と いうのは極めて情緒的で不安定で不器用な生き ものであることは間違いありません。だから赤 字になるとわかっていて赤字になるのです。赤 字の旅館、赤字の工務店、赤字の飲食店…。そ れゆえ、経済合理性と人間の情理をどう噛み合 わせるかというところに経営の難しさの本質が 横たわっています。 渋沢栄一は、「経営の要諦は何か」と問われ て、「片手にそろばん、片手に論語」と言いま した。儲けの追究の一方で、倫理や哲学といっ た人間学が欠かせないということであり、経営 の本質は昔も今もそれにつきることに変わりあ りません。 会社が繁栄するときも倒産するときも、その 合理と情理の兼ね合いしだいということです。 そ の 難 し い 舵 取 り が、す な わ ち「経 営」で あ り、覚悟をもって挑み続ける人こそが「経営 者」ということになります。 拝啓 早速ですが,経営者の皆様に気になる法 改正の動きがあります。それは,現在法制審議 会で議論されている民法債権法分野の改正で す。その中でも,経営者が会社の債務を保証す ること(以下「経営者保証」といいます。)に 関する改正には注意が必要です。 法制審議会は,経営者保証の成立要件として 公正証書による作成を求める案を提出していま す。これは,公証人役場で公証人が保証人の意 思確認をすることを,経営者保証の成立要件と して要求し,同意のない家族が保証人にされる 危険性を予防できると説明されています。しか し,本当に経営者の保護になるのでしょうか。 公正証書で保証するとなれば,債権者(主に 金融機関)は執行認諾文言を公正証書に加える よう希望されることが予想されます。これを認 めて文言が公正証書に記載されてしまうと,債 権者は,裁判など起こすことなく直ちに強制執 行により,経営者の皆様の懐に手を差し入れる ことができるようになります。現実に,公証人 役場まで出頭する以上,どうして金融機関が執 行認諾文言を入れるよう,経営者に求めないと 言えるのでしょうか。 法制審議会及び国会での慎重な審理を求めた いと思います。 敬具 今月のホワイエ &プランター 総務ユニットより 花火の意匠のホワイエ 今年の夏季大掃除は例年より1ヶ月半前に実施することを計画し ていました。掃除箇所を例年のごとく各チームに割り当て、計画通 りに進みましたが、普段掃除をしない裏の入退出口があまりに汚れ ていたため急遽掃除をすることになりました。結果とてもきれいに なりました。 暑い中、皆様からご尽力頂きありがとうございました。(富居) バジル、アスター、白いちご、ミニトマト 枝豆等植えられています。ミニトマトは すでに赤くなった実も。(写真上)
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