麻薬取扱いの手引き(病院・診療所用)フロー図

第
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.麻薬廃棄・事故フロー(図1)●1単位を有する剤型の場合(錠剤,カプセル剤,坐剤等)施用に伴う消耗※1単位とは,1錠,1カプセ施用分(手続き不要)ル,1個(坐剤,1包(顆粒院内一部施用し,残り最小単位の一部を施麻薬管理者等が他)剤
)
などの1回で使い切るため施用が生じた場合用した後の残り分の職員の立会の下の個別に包装された製剤1個分残り分再利用するに廃棄し,廃棄ののことをいう。患者の飲み残し,処記録を行う。(予製を含む)方変更等の残り分全量施用しなかった場合再利用しない調剤済麻薬
廃棄届処方せん錠剤坐剤調剤払出し等等回収可調剤済麻薬廃棄届紛失等事故が発生した場合調剤前調剤後麻薬事故届(調剤)済麻薬廃棄届不要全量施用した場合病院等に施用分返却調剤済麻薬廃棄届1部施用し,残りが生じた場合患者が残り分を持参し(再)入院残り分全量施用し
なかっ患者等が病院等へ院外た場合残り分を返却施用紛失等事故が発生患者等からの報告した場合を受けたら,適宜再利用する対応すること。外来患者等が受け取りに来ない場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届回収可麻薬廃棄届調剤中の汚染,誤調剤等調剤前の事故(破損,盗麻薬
事故届()取,所在不明等)麻薬廃棄届不要調剤中に発生した1単位未満の残り麻薬廃棄届陳旧麻薬,業務廃止により不要な麻薬麻薬廃棄届
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(図2)●院内施用の注射剤の場合施用分1回施用分を一部施用器具内の残液施用し,残りが生じた場合施用に伴う消耗(手続き不要)残り分輸液内の残液麻薬管理者等が他の職員の立会の下に廃棄し,廃棄のアンプル内の残液記録を行うアンプルカット()注仮払い伝又は院内施
用射票,処方払出し剤せん等包装フィ麻薬事故届滅失等事故が発生ルムの開(調剤済み麻薬廃した場合封棄届不要)中止等で全量施用施用器具内の麻薬調剤前調剤後しなかった場合輸液内の麻薬調剤済麻薬廃棄届アンプル内の麻薬カット中又は開封中の汚染,誤調剤,誤調製等調剤
前の事故(滅失,盗取,所在不明麻薬事故届()等)麻薬廃棄届不要陳旧麻薬,業務廃止により不要な麻薬
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(図3)●院外施用の注射剤の場合(院外施用)施用に伴う消耗(連続注入器等)調製後のアンプル内の(手続き不要)※在宅患者に直接アンプル毎残液麻薬管理者等が他のの交付はしないこと。職員の立会の下に廃棄し,廃棄の記録を全量施用した場合行う。施用分継続施用せず
,病(手続き不要)院等に返却麻薬管理者等が他の1回施用分を一部職員の立会の下に廃アンプ施用し,残りが生患者等が残り分を棄し,廃棄の記録をルカッじた場合持参し(再)入院行う。ト残り分継続施用【平成10年12月注調払22日付医薬麻第射処方せん等又は全量施用
しなかっ患者が病院等へ1854号麻薬課長剤製出た場合残り分を返却通知】包装フィルムの開封紛失等が発生した患者等から報告を受場合けたら,適宜対応すること。※調剤済麻薬廃棄届調剤前調剤後調製後,往診医等が患者宅へ持参して麻薬事故届(調剤済いる間に発生した事
故麻薬廃棄届不要)カット中又は開封中の汚染,誤調剤,誤調製等調剤前の事故滅失盗取麻薬事故届(,,所在不明等)(麻薬廃棄届不要)陳旧麻薬,業務廃止等により不要な麻薬(注意)※患者等が一旦処方せんを持参し,再度来訪する旨告げ退出した場合等が該当する。麻薬廃
棄届
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(図4)調剤済麻薬廃棄届●貼付剤の場合貼付できなかった場合(※参照)施用に伴う消耗施用分(手続き不要)院内一部施用し,残り一枚の一部を施用し麻薬管理者等が他施用が生じた場合た後の残り分の職員の立会の下残り分再利用するに廃棄し,廃棄の処方変更等による残記
録を行う。り分全量施用しなかった場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届処方せん貼付調剤払出し等剤回収可調剤済麻薬廃棄届
(
ライナ紛失等事故が発生ーを剝した場合調剤前調剤後がした麻薬事故届(調剤時等))済麻薬廃棄届不要全量施用した場合病院等に施用分返却調剤済麻薬廃棄届1部施用し,残りが生じた場合患者が残り分を持参し(再)入院残り分全量施用しなかっ患者等が病院等へ院外た場合
残り分を返却施用紛失等が発生した患者等からの報告場合を受けたら,適宜再利用する対応すること。外来患者等が受け取りに来ない場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届回収可麻薬廃棄届調剤中の汚染,誤調剤等調剤前の事故(滅失,盗麻薬事故届()取,所在不明等)麻薬廃棄届
不要調剤中に発生した1枚未満の残り麻薬廃棄届陳旧麻薬,業務廃止により不要な麻薬麻薬廃棄届※貼付直後,上手く貼付できず剝がれた場合やライナーから剝がすのに失敗した場合等が該当する。(注意)※1施用途中で剝離した場合や途中で施用を中止した場合は,施用済みと
して処理すること。※2院内で施用済みの貼付剤(上記※2の場合も含む)については,麻薬管理者が全て回収し適切に廃棄すること。。
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(図5)●その他の場合全量施用した場合再利用する(液剤,散剤等)施用分院内一部施用し,残り施用が生じた場合残り分全量施用しなかった場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届処方せん液剤散剤調剤払出し等等回収可調剤済麻薬廃棄届紛失等事故が発生した場合調剤前調剤後麻
薬事故届(調剤)済麻薬廃棄届不要全量施用した場合継続施用せず,施用分病院等へ返却調剤済麻薬廃棄届1部施用し,残りが生じた場合患者が残り分を持参し(再)入院残り分全量施用しなかっ患者等が病院等へ院外た場合残り分を返却施用紛失等事故が発生患者等からの報告し
た場合を受けたら,適宜再利用する対応すること。外来患者等が受け取りに来ない場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届調剤中の汚染,誤調剤等回収可麻薬廃棄届調剤前の事故(滅失,盗麻薬事故届()取,所在不明等)麻薬廃棄届不要陳旧麻薬,業務廃止により不要な麻薬麻薬廃棄
届
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(図6)●バイアル製剤の場合再利用しない調剤済麻薬廃棄届()施用を中止した時全量施用した場合再利用()施用を中止した時注射器バイアル製剤1回又は数回吸い出した場合(残液施用
(
注射器内に残が生じた時を含む)液が生じた時を含む
)
施用に伴う消耗(手続き不要)麻薬管理者等が他仮払い伝票,の職員の立会の下処方せん等再利用に廃棄し,廃棄のバイアル記録を行う。再利用しない払い出し回収可調剤済麻薬廃棄届滅失等事故が発生した場合(量を問わない)麻薬事故届回収不可(調剤済麻薬廃棄調剤前調剤
後届不要)注射針を挿入中又は吸い上げ中の汚染,誤調剤,誤調整等回収可麻薬廃棄届調剤前の事故(滅失,盗取,所在麻薬事故届()不明等)回収不可麻薬廃棄届不要陳旧麻薬,業務廃止により不要な麻薬麻薬廃棄届
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