シリーズ私と音楽⑳ 歌手雪村いづみした｡するとお客さんたちがダンスをやめて大拍手｡それから新橋まで爪毎日通いました｡1日-曲ずつ覚えようとがんばりましたね｡雪村いづみ誕生その頃'新聞の求人広告で｢日劇ミュージックホール｣が歌手を募集しているのをみて応募しました｡丸尾バンドの演奏はまさに洋楽サウンド｡ームが目当てだったりしたんですが' なりました｡子供ですからアイスクリ交差点付近)で歌わせてもらうようにったダンスホール｢フbリグ｣(田村町です｡中学を出てすでに当時新橋にあ子先生に発声を習わせてくれていたんした｡歌うことが大好きで母が四家文への進学をあきらめて歌の道に進みまなったりして'合格していた駒場高校亡くしたり母の事業がうまくいかなくていったのだと思います｡終戦後'父ををやっていて､洋楽的な音感が育まれ父が事業のかたわらハワイアンバンド家の中にはいつも音楽がありました｡物心がついた頃は戦時中でしたが' A面が｢想い出のワルツ｣'B面が｢ジャ月30日が私のレコードデビューです｡年'1 5歳のときでした｡翌年1 6顔の4 名雪村いづみになりまLLPJ1952 いただきます｣とおっしゃって'今の芸にピンときた丸尾先生が｢その名前をされていた築地の料亭｢雪村｣の名前ていただけた際'小林さんがひいきに宝社長(当時)の小林一三さんを紹介し芸名は草染いづみでした｡ある日'東た｡そのとき丸尾先生がつけてくれたはシガレットガールの役で歌っていましニー谷さんもいらっしゃいましたね｡私たくさんいました｡岡田真澄さんやトショーが名物で'奇麗な踊り子さんが階にあったミュージックホールはヌードて採用してもらったんです｡日劇の5 長顕先生に｢英語の歌が歌える｣といっそこでグロリア･デヘブンの歌で覚えてンバラヤ｣｡そのあとに吹き込んだ映画英語の歌を歌う少女いた｢ビコーズ･オブ･ユー｣を歌いま 2ol2JLr.之｢シェーン｣の主題歌｢はるかなる山の呼び声｣は40万枚のヒットになりました｡三人娘のl番の思い出同年代の美空ひばりさん'江利チエミきんと共に三人娘と呼ばれた頃の一番の思い出は､1緒に出演した映画の n‖u 撮影所の控室で昼休みにおしゃべりしたことですね｡ひばりさんは笑い上戸' チエミさんは完壁主義｡人は見た目と違うとつくづく思いました｡2人の歌はいまでも大好きで'自分でも歌っています｡出会った線を大切に'人間関係を育んでいくことは､とても大事なことだと感じます｡幸連なことに､私は人との線には恵まれています｡アメリカでも緑があってナンシー･ウイルソンのピアニストのレッスンを3日間だけ受けたのですが､なんと声域が-オクターブ上がり､以来声のトラブルもありません｡いまでも毎日元気に歌えるのは'すべてこれまでお世話になった多くの方々のおかげと感謝しています｡来月から1年がかりの全国縦断コンサート｢民音創立50周年記念美空ひばりエンターテインメント｣が始まります｡私も特別ゲストとしてひばりさんの歌を歌うのですが､これも三人娘が結んだ不思議な線でしょう｡︻聞き手-大原基良/書き手︰･小針俊郎︼