アステラスの経営戦略 - Astellas

アステラスの経営戦略
~持続的な成長に向けて~
2013年8月7日(水)
於:SMBC日興証券小田原支店
アステラス製薬株式会社(証券コード:4503)
広報部長 河村 真
注意事項
資料中の業績見通し数値及び開発見通し等の将来に関する記述は、
当社が現在得ている情報をもとになされた当社の判断に基づくものであり、
既知あるいは未知のリスクや不確実な要素を含んでいます。実際の結果は、
様々な要因によりこれら将来に関する記述内容とは大きく異なる可能性が
あることをご承知おきください。
そのような要因の例としては、経済情勢の悪化、為替レートの変動、法律・
行政制度の変化、新製品上市の遅延、競合会社の価格・製品戦略による
圧力、当社製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的財産権に対する
侵害、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、これらに限定される
ものではありません。
医薬品(開発中の物を含む)に関する情報が含まれておりますが、その内容
は宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。
1
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
2
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
3
会社概要
資本金
1,030 億円
(2013年3月末現在)
連結売上高
1兆 56億円
(2013年3月期)
医療用医薬品売上高
国内 2位
世界18位
(2012年度)
*
(2012年度)
**
* 出典:IMS医薬品市場統計
** セジデム・ストラテジックデータ㈱の調査による
本社:東京都中央区
4
アステラスの誕生
藤沢薬品工業
山之内製薬
創業1894年
創業1923年
泌尿器
ガスター、ハルナール
ベシケア
領域の強み
代表的な製品
移植・感染症
プログラフ、プロトピック
ファンガード/マイカミン
合成技術
創薬技術の強み
醗酵技術
欧州展開
海外事業の強み
北米展開
アステラス製薬誕生
2005年4月
5
経営理念
アステラスの存在意義
先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する
6
社名の由来
大志の星
ラテン語
stella
ギリシャ語
aster
英語
stellar
aspired stars
先進の星
advanced stars
最先端の医薬品で、健康を願う人すべてに、明日への希望をもたらし、
日本発のグローバル製薬企業として発展していくという思いを込めて
明日を照らす
7
業績の推移
売上高と営業利益の推移(連結)
売上高
営業利益
売上高
(億円)
営業利益
(億円)
13,000
5,000
11,700
4,000
11,000
9,725
9,656
9,748
9,206
9,000
9,539
9,693
10,056
3,000
8,793
2,759
2,000
2,503
7,000
1,930
1,905
1,864
1,700
1,191
1,315
1,538
1,000
0
5,000
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012 2013年度
予想
8
2013年度第1四半期決算概況
売上高
営業利益
(億円)
(億円)
11,700
12,000
10,000
9,693
10,056
2,000
1,538
予想
1,500
予想
8,000
予想
1,315
予想
1,000
6,000
4,000
1,700
2,516
2,432
2,758
500
488
528
2011年度
2012年度
385
2,000
0
0
2011年度
第1四半期
2012年度
通期
2013年度
第1四半期
2013年度
通期
9
アステラスの主力製品
過活動膀胱治療剤
免疫抑制剤
プログラフ
ベシケア
臓器移植における拒絶反応の抑
制などに使われる免疫抑制剤
過活動膀胱における尿意切迫感、
頻尿および切迫性尿失禁の
治療に用いられる薬剤
消化性潰瘍・胃炎治療剤
前立腺肥大症の排尿障害改善剤
ハルナール
前立腺肥大症に伴う排尿障害の
治療に用いられる薬剤
高コレステロール血症治療剤
ガスター
リピトール
消化性潰瘍、胃炎などの治療に
用いられる薬剤
高コレステロール血症等の治療に
用いられる薬剤
10
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
11
医薬品の市場規模
世界の医薬品市場は90兆円を超える市場
アジア他が高成長
アジア(日本を
除く)・アフリカ・
オセアニア
17%
その他
ヨーロッパ
13%
医薬品市場の成長予測
日本
12%
主要国別販売額
合計
9,529億ドル
(2011年)
イタリア3%
イギリス
2%
ドイツ
5% フランス
4% 中南米
7%
(年平均成長率)
2012-2016年
北米
36%
グローバル
米国
欧州
日本
アジア他
3-6%
1-4%
0-3%
1-4%
10-13%
© 2012 IMS Health. All rights reserved. 無断転載禁止
出所:IMS Health ホームページ開示資料より
Copyright 2013 IMS Health. All rights reserved.
Based on IMS World Review 2012 .
Reprinted with permission
12
日本の医薬品市場
日本の医薬品市場は約7兆円
医療用医薬品が9割を占める
91%
6兆3,445億円
医薬品生産額
6兆9,874億円
(2011年)
一般用医薬品
薬局やドラッグストアなどで
処方せんなしに購入して
服用出来るくすり
9%
6,429億円
医療用医薬品
処方せんが必要なくすり
・新薬(先発医薬品)
・後発医薬品(ジェネリック)
出所:厚生労働省「平成23年薬事工業生産動態統計調査」
13
新薬と後発医薬品
特許権満了
特許権存続期間
新薬
後発医薬品
研究開発
承認申請
承認・発売
新薬販売期間
後発医薬品
14
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
15
満たされていない医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)
現在の治療法や医薬品では十分に治療上の満足度を
充足していない病気が多数存在する
高い
治療に対する医薬品の貢献度
脂質異常症
関節リウマチ
糖尿病
<例>
アンメット・メディカル・ニーズが存在
治療満足度が低く、
医薬品の貢献度も低い病気
<例>
治療満足度が高く、
医薬品の貢献度も高い病気
糖尿病合併症
アルツハイマー病
低い
低い
資料:製薬協ガイド2012-2013 当社にて改編
治療の満足度
高い
16
世界における新薬開発ランキング(2010年)
日本は世界第三位の新薬創出国
50
44
※世界売上上位100品目
40
30
20
16
10
13
9
5
5
4
3
0
出所:IMS World Review, Pharmaprojects (転載・複写禁止)
作成:日本製薬工業協会 医薬産業政策研究所
17
目指すビジネスモデル
グローバル・カテゴリー・リーダー (GCL)
グローバル : 全世界に製品提供
カテゴリー : 専門性の高い複数の領域
リーダー : リーダーとしての競争優位を確立
現在のGCL
次のGCL
将来のGCL
免疫疾患および
感染症
泌尿器疾患
移植
がん
精神・神経疾患
糖尿病合併症
および腎疾患
18
目指すビジネスモデル
VISION 2015で掲げた指針・目標を継続する
Concentration on Proprietary
Ethical
Pharmaceutical Business
グローバル・カテゴリー・リーダー
(GCL)
として競争優位を確立
医療用医薬品新薬ビジネス
新薬
ビジネスにこだわる
ビジネスにこだわる
19
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
20
成長戦略
①
領域戦略
②
地域戦略
③
R&D(研究開発)
イノベーション
戦略
泌尿器領域、移植領域事業の維持・拡大
がん領域事業の早期立ち上げ
日本・米州・欧州・アジアでの売上・利益最大化
新興国市場でのビジネス強化
新薬創出力の強化
研究開発の生産性の向上
21
泌尿器・移植領域の売上高
2012年度連結売上高:1兆56億円
泌 尿 器 領 域
前立腺肥大症の排尿障害改善剤
ハルナール
過活動膀胱治療剤
ベシケア
移 植 領 域
過活動膀胱治療剤
免疫抑制剤
プログラフ
プログラフの1日1回製剤
アドバグラフ/グラセプター
ミラベグロン
(日本での製品名:ベタニス)
(米国での製品名:ミラベトリック)
(欧州での製品名:ベットミガ)
22
泌尿器領域:グローバル売上最大化
過活動膀胱でのグローバル売上最大化
1,546
連結売上高(億円)
(前期比+32.3%)
1,169
229
(前期比+19.1%)
981
9
69
1,317
972
2011年度
1,099
2012年度
ミラベグロン
ベシケア
2013年度 予想
世界の過活動膀胱市場でのNo.1ポジション強化
23
移植領域:プログラフ・アドバグラフ/グラセプター
日本とアジアでは引き続き売上を拡大
zzz
連結売上高(億円)
1,548
60
152
602
292
440
2011年度
1,617
(前期比+4.4%)
44
189
575
314
1,823
(前期比+12.7%)
46
262
689
291
輸出
アジア
欧州
米州
494
2012年度
534
日本
2013年度 予想
24
がん領域:移植・泌尿器に次ぐ第3の柱へ
第3の
GCL
他社からの導入による新薬候補の充実
チボザニブ
(大腸がん等)
エンザルタミド
(前立腺がん等)
デガレリクス
(前立腺がん)
米国でのがんの事業基盤を確立
OSI社(2010年6月買収)
抗体医薬の研究開発を強化
アジェンシス社(2007年12月買収)
抗体医薬創出の基盤技術強化
他社との提携(リジェネロン社/モルフォシス社)
2006年
重点領域に設定
自社研究体制の整備・強化
25
がん領域:開発中の新薬候補
開発後期
開発前期
AGS-16M8F
AGS-16C3F
腎臓がん
ASP1707
前立腺がん
ASG-22ME
固形がん
ASP3026
がん
ASG-15ME
膀胱がん
ASP9853
がん
AMG 102
リロツムマブ
胃がん
ASP2215
がん
:抗体医薬
申請・承認
エンザルタミド
(製品名:XTANDI)
乳がん
エンザルタミド
(製品名:XTANDI)
前立腺がん
(化学療法前)
エンザルタミド
(製品名:XTANDI)
前立腺がん
(化学療法後)
チボザニブ
(ASP4130)
大腸がん、乳がん
エルロチニブ
(製品名:タルセバ)
非小細胞肺がん(追加適応)
大腸がん、小児上衣腫
エルロチニブ
(製品名:タルセバ)
非小細胞肺がん
(EGFR変異患者の一次治療)
リンシチニブ
(ASP7487(OSI-906))
卵巣がん、
非小細胞肺がん
デガレリクス
(製品名:ゴナックス)
前立腺がん(3ヶ月製剤)
26
がん領域:今後を牽引する主力製品・新製品
エリガード
タルセバ
前立腺がん治療剤
非小細胞肺がん、膵臓がん治療剤
新製品
新製品
XTANDI
ゴナックス
前立腺がん治療剤
前立腺がん治療剤
・2012年9月に
米国で発売
・2013年7月に
欧州で発売
・2012年10月に
日本で発売
27
がん領域:主力製品・新製品の成長
XTANDIとタルセバの成長で引き続き売上を大きく拡大
連結売上高(億円)
第1四半期(4~6月)実績
258
(前同比+100.5%)
4
644
(前期比+35.2%)
6
122
85
475
138
149
820
128
46
36
337
365
XTANDI
121
91
2011年度
2012年度
2013年度 予想
2012年度
ゴナックス
エリガード
タルセバ
2013年度
28
成長戦略
①
領域戦略
②
地域戦略
③
R&D(研究開発)
イノベーション
戦略
泌尿器領域、移植領域事業の維持・拡大
がん領域事業の早期立ち上げ
日本・米州・欧州・アジアでの売上・利益最大化
新興国市場でのビジネス強化
新薬創出力の強化
研究開発の生産性の向上
29
グローバル営業体制
世界約50ヶ国で自社販売
BRICs等の新興国まで広範にカバー
MR(医薬情報担当者)は約6,300名
2012年度 連結売上高の構成
アジア
米州
日本
欧州
本社・地域本社機能
販売子会社 販売拠点(欧州)
米州:北米及び中・南米、欧州:欧州、中近東及びアフリカ
アジア:アジア及びオセアニア
30
新興国ビジネスの成長
付加価値の高い自社製品で着実にビジネス拡大
ー中国・ロシアを中心に高い成長を達成ー
約710億円(前期比+25%)
約570億円
約520億円
その他
中国
+22%
(現地通貨ベース)
*その他:
IMS社が定義した医薬品 新興市場に
所在する当社販売子会社の売上計
ブラジル、インド、トルコ、タイ、ベトナム、
インドネシア、ポーランド、ルーマニア、南
アフリカ
(中国、ロシアを除く)
ロシア
2010年度
2011年度
連結売上高に占める
新興国販売子会社
売上シェア7%
+33%
(現地通貨ベース)
2012 年度
31
成長戦略
①
領域戦略
②
地域戦略
③
R&D(研究開発)
イノベーション
戦略
泌尿器領域、移植領域事業の維持・拡大
がん領域事業の早期立ち上げ
日本・米州・欧州・アジアでの売上・利益最大化
新興国市場でのビジネス強化
新薬創出力の強化
研究開発の生産性の向上
32
研究領域戦略
重点研究領域
泌尿器疾患
がん
免疫疾患(移植を含む)
および感染症
精神・神経疾患
糖尿病合併症
および腎疾患
33
開発最終段階にある新薬候補群
申請
開発後期
泌尿器疾患
免疫疾患
(移植を含む)
および感染症
ソリフェナシン/ミラベグロン
過活動膀胱における尿意切迫感
頻尿及び切迫性尿失禁
ソリフェナシン
神経因性膀胱等(小児)
ソリフェナシン/タムスロシン
前立腺肥大症
セルトリズマブペゴル
関節リウマチ(メトトレキサート未治療)
ASP0113
造血細胞移植時の
感染予防ワクチン
ミカファンギン
カンジダ感染症の予防(小児)
欧州
承認
米国
承認
イサブコナゾール
侵襲性アスペルギルス、
カンジダ血症/侵襲性カンジダ症
タクロリムス
徐放性製剤
ASP7374
季節性インフルエンザの予防
タクロリムス
間質性肺炎
日本
承認
エルロチニブ
非小細胞肺がん
(EGFR変異患者の一次治療)
米国
承認
エンザルタミド
前立腺がん(化学療法前)
がん
承認
エルロチニブ
非小細胞肺がん(追加適応)
大腸がん、小児上衣腫
デガレリクス
前立腺がん(3ヶ月製剤)
米国・カナダ
欧州発売
日本申請中
米国
承認
エンザルタミド
前立腺がん(化学療法後)
34
アムジェンとの日本における戦略的提携
5つの開発品の共同開発・共同商業化と合弁会社の設立
アステラス・アムジェン・バイオファーマ㈱
35
本日のご説明内容
1.アステラスの概要
2.医薬品業界
3.ビジネスモデル
4.アステラスの成長戦略
5.経営目標と株主還元
36
中期経営目標
環境変化にしなやかに対応し、持続的な成長を実現
売上高
12,000
(億円)
営業利益
4,000
(億円)
11,700
10,960
11,000
2014年度目標
3,000
10,056
10,000
9,539
9,693
15%以上
2,000
9,000
DOE
(純資産配当率)
1,700
1,538
1,191
ROE
(自己資本利益率)
2,260
8,000
売上高
営業利益
1,000
1,315
6%以上
0
7,000
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
予想
2014年度
中計目標
37
利益配分等に関する方針
 成長を実現するための事業投資を最優先
 中長期的な利益成長に基づき、配当は安定的かつ持続的に向上
 自己株式取得は機動的に実施
2011年度
EPS
(1株当たり当期純利益)
一株配当
2012年度
2013年度(予想)
169.38円
180.40円
243.79円
125円
130円
135円
ROE
(自己資本当期純利益率)
7.7%
8.0%
―
DOE
(純資産配当率)
5.7%
5.7%
―
自己株式取得
―
1,080万株
(493億円)
機動的に実施
自己株式消却
―
―
1,100万株
(2013年5月実施済)
38
ステークホルダーの皆様から選ばれる企業に
39
アステラスの強み
1
新薬ビジネスに特化
がん・移植・泌尿器
2
強固な国内営業基盤
国内シェア第2位
3
グローバルに事業展開
約50ヶ国で自社販売
4
高い研究開発力
豊富な新薬候補群
40
41