HP Serviceguard for Linux 販売終了に関するよくあるご質問 (FAQ) この資料は、HP ProLiant サーバーおよびHP Integrity サーバー向けの、HP Serviceguard for Linuxの販売終了に関するお客様向けレターを補足するために作成いたし ました。 なぜHP Serviceguard for Linux を販売終了にするのですか? かねてよりお客様から、OSベンダーから直接提供される高可用性クラスタリングソフトウェ アを利用したいとのご意見を頂戴しておりました。お客様がLinux のクラスタリングニーズを レッドハット社やノベル社に求めつつあることを受け、HP はHP ProLiant サーバーおよび HP Integrity サーバー向けのHP Serviceguard for Linux の販売を終了することとなりまし た。なお、HP Serviceguard for HP-UX 11i や、HP Insight Recovery などのHP ProLiant サーバー向けのその他の高可用性商品については、引き続き開発および販売活動を行って まいります。 HP Serviceguard for HP-UXには、どのような影響がありますか? 今回の決定は、HP Serviceguard for HP-UXには今後も影響がございません。HP-UXバ ージョンの製品は引き続き利用可能で、A.11.19以降の新しいリリースも開発を行ってまいり ます。高可用性ソリューションは、HPにとっても非常に重要な領域です。HPは、HP Integrity プラットフォーム用のHP Serviceguard for HP-UX 11iに引き続き投資を行ってまいります。 お客様によっては、HP Serviceguard for HP-UXに移行する方が、Linuxベースの他のソリ ューションに移行するよりも最適な場合がございます(特に、HAに対する要望が強い場合)。 HP ProLiantサーバーにおけるLinuxの高可用性に対するHPの戦略を教えてください。 HP ProLiantサーバーにおいては、更にHP Insight Dynamics – VSEの拡張オプションで あるHP Insight Recoveryのような新しい製品への投資も行ってまいります。 HPは、業界で最も優れたLinuxベースのアダプティブ インフラストラクチャーを提供するた めに引き続き投資を行うことで、優れたインフラストラクチャー ソフトウェアを提供し、業界をリ ードするミッション クリティカル サービスやプロアクティブ サービスを提供してまいります。 HP Serviceguard for Linuxをいつまで使用することができますか? お客様は、ご購入いただいたHP Serviceguard for Linuxをいつまでもご使用いただくこと ができます。ただし、HPからのサポートの提供は、販売終了に関するお客様レターに記載の 通りとさせていただきます。 http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/discontinuance.html HPはいつまでHP Serviceguard for Linuxのパッチを提供しますか? 各バージョンのサポートに関する詳細な情報は、最新の“HP Serviceguard for Linux Support Model”レターをご参照ください。 http://www.hp.com/softwarereleases/releases-media2/notices/SGLXSupportLetter_Apr 2009.pdf (英語) 「プロアクティブサポート」とは何ですか? 「技術情報サポート」とは何ですか? 「プロアクティブサポート」では、HPが現行のRHEL 5、SLES 10およびSLES 11でリリース される新しいLinux カーネルの”errata”に対して、動作認定をいたします。また、HPはそのリ リースに対するパッチの作成や、新しいハードウェアの追加認定を行います。 「限定プロアクティブサポート」では、条件によってはそのリリースに対するパッチを作成い たします。 「技術情報サポート」では、HPがインターネット上でお客様がご自身での問題解決の手助け となる情報を公開いたします。 技術情報サポートはいつまで利用できますか? 詳しくは、販売終了に関するお客様レターをご参照ください。 http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/discontinuance.html 現在、A.11.18を使用しています。追加のライセンスが欲しい時はどうすれば良いですか? サポートに関する変更はありますか? A.11.19のライセンスキットをA.11.18と同じ価格に設定しております。お客様はA.11.19の ライセンスキットをご購入いただければ、A.11.18の使用権もカバーされております。 各バージョンのサポートに関する詳細な情報は、最新の“HP Serviceguard for Linux Support Model”レターをご参照ください。 http://www.hp.com/softwarereleases/releases-media2/notices/SGLXSupportLetter_Apr 2009.pdf (英語) RHEL 4でA.11.18を使用している場合は、今回のご案内によるサポート内容の変更はご ざいません。 既存のHP Serviceguard for Linuxの製品サポートに変更はありますか? 既存の契約期間中は、HP Serviceguard for Linuxのサポート契約は維持されます。 HP Serviceguard for Linuxのサポートは、 サポート提供の終了日かサポート契約の終了日の どちらか早い日まで提供いたします。サポート契約の有効期限がサポート終了日より後の場 合、残存期間に応じた金額を払い戻しいたします。 HP Serviceguard Linux製品の保守契約が満了し現在未契約ですが、保守契約の再締結 は可能でしょうか? はい。2007年4月30日以降の期間にて、保守の空白期間 (未契約期間)がある場合、遡 及料金をお支払いいただくことにより再契約可能です。詳細については弊社担当営業までお 問い合わせください。なお、再契約のお申し込みはHP Serviceguard for Linux製品の販売終 了 (2009年10月31日)まで承ります。 サポートの提供が終了した後もソフトウェアを使用し続けた場合、どのような事が予想されま すか? HP Serviceguard for Linuxのサポート期間が終了した後は、HPはバグフィックスやセキュ リティアップデートを提供することができません。また、HPはお客様の製品の運用や構成、使 用法などのご質問にお答えすることができません。 引き続きHP Serviceguard for Linuxを購入することができますか? HP Serviceguard for Linuxおよび関連オプション製品は、販売終了に関するレターに記載 されている日程まで、引き続きご購入できます。その日程より後では、既存のお客様の中で あらかじめ事前にHP本社のHP Serviceguard for Linuxマネジメントチームにより承認を受け られたお客様(弊社の代理店を除きます)は、「ラストバイ」オプションを適用できる場合がござ います。このオプションを利用すれば、追加のライセンスをご購入いただけます。承認を受け たお客様は、2010年4月27日までこのプログラムにより追加のライセンスをご購入いただけ ます。またこの期間中は、 HP Serviceguard for Linuxの追加のサポートもご購入いただけ ます。 HP Serviceguard for Linuxの将来のリリースは開発されますか? HP Serviceguard for Linux A.11.19が最終リリースの予定です。バグフィックスについて は提供する予定です。HP Serviceguard for HP-UXに新機能が追加される場合でも、Linux のバージョンについては、今後新機能は追加されない予定です。 SLES11のサポート予定はありますか? SLES11のサポートは、2009年9月までにサポート契約のあるお客様に提供できる予定で す。 現在、HP Serviceguard for Linuxを検証中です。どうすることを推奨しますか? 一般的に、新しいお客様がこれからHP Serviceguard for Linuxを購入することは推奨いた しません。もちろん、一部のお客様が今後販売終了になることを認識した上で購入を希望す る場合があることは承知しております。その場合は、2009年10月31日までご購入が可能で す。お客様がいつご購入されたかに関わらず、サポートの終了日を変更することはできませ ん。サポート終了日に関する詳細な情報は、最新の“HP Serviceguard for Linux Support Model”レターをご参照ください。 http://www.hp.com/softwarereleases/releases-media2/notices/SGLXSupportLetter_Apr 2009.pdf (英語) 現在使用しているHP Serviceguard for Linuxの最良の代替製品は何ですか? 最良の選択肢は、それぞれのお客様の要望により異なります。お客様の最良の高可用性 ソリューションの選択肢について、弊社担当営業にご相談ください。あるお客様にとっては、レ ッドハット社やノベル社が、Red Hat Enterprise Linux 5やNovell SUSE Linux Enterprise Server 11で提供している高可用性ソリューションがその選択肢になるでしょう。バージョン A.11.19のリリース後から継続的に、これらのクラスター製品の構成に関するホワイトペーパ ーや、HP Serviceguard for Linuxの「パッケージ」の移行方法に関するホワイトペーパーをリ リースする予定です。またお客様の高い要求に合わせて、HP-UX 11i上で稼動するHP Serviceguard for HP-UX 11iが最良の選択肢になる場合もございます。 推奨されている代替製品の機能は、HP Serviceguard for Linuxと比較してどうですか? OSベンダーが提供するソリューションは、現在のHP Serviceguard for Linuxが持つ全て の機能を提供できるわけではありません。しかし、多くのお客様がそのような機能を全てご使 用されているわけではありません。多くのお客様は、アプリケーションを監視し、サーバーの 障害を確実に検知し、障害発生後に代替サーバーでアプリケーションが再起動できる機能を 必要とされています。レッドハット社やノベル社が提供する最新のリリースでは、それらの機 能は提供されています。 ホワイトペーパーの詳細について教えてください。 ホワイトペーパーでは、SGLXクラスターと同様にOSベンダーのクラスターを設定する方法 を記載しております。レッドハットとノベルについてそれぞれ提供します。現時点の調査では、 HP Serviceguard for Linuxの「パッケージ」や「ツールキット」は各OSベンダーのクラスター ソリューションで模倣されています。この事実により、移行させる過程は比較的容易と思われ ます。よりシンプルに行うために、さまざまなツールキットに関してレッドハットやノベルのソリ ューションに移行するためのプロセスについて詳細に記載する予定です。(一部のホワイトペ ーパーは英語での提供となります) 所有しているハードウェアを使用することはできますか? HP Serviceguard for Linuxは、各OSをサポートするサーバーでのみサポートされていま す。古いハードウェアは、新しいOSバージョンでサポートされていない可能性がございます。 HPのWebサイトでお手持ちのサーバーがご利用になりたいLinux OSバージョンをサポートし ているかご確認ください。 http://h10018.www1.hp.com/wwsolutions/linux/certifications.html ストレージのサポートについては、HPのWebサイト“Single Point of Connectivity” をご確 認ください。 http://www.hp.com/storage/spock HPは、今回の移行についてどのような支援を行いますか? HPは、いくつかの代替ソリューションの情報を提供し、サービス部門がアプリケーションの 移行に関するサービスをご用意いたします。 HPは、サポート終了日以後に移行を行うための電話サポートなどを提供しますか? HPは、販売終了に関するお客様レターに記載されたプロアクティブサポート期間以後の電 話サポートを提供することはできません。 http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/discontinuance.html 既存のHP Serviceguard for Linuxのアプリケーションは、代替HAクラスターで動作します か? HP Serviceguard for Linuxでアプリケーションを構築するためには、アプリケーションの起 動方法、停止方法、監視方法などを明確にすることが必要です。OSベンダーの代替ソリュー ションは、似た手順を使用します。SGLX上で動作する多くのアプリケーションは、これらの代 替ソリューションで動作します。また、レッドハット社やノベル社から提供されるHA製品のクラ スターに移行するためのホワイトペーパーを提供いたします。このホワイトペーパーでは、高 可用性に関する推奨構成や、HP Serviceguard for Linuxのツールキットに関する情報を、ア プリケーションを保護するためにレッドハットやノベルの「リソース」に適用するような例につい て網羅する予定です。 ポーティングについてHPからはどのような支援が得られますか? HPのサービス部門が、アプリケーションのポーティングに関する支援を行います。内容に よっては、HP以外の他社からの支援が必要になる場合がございます。 もしHPが推奨するHAクラスターソリューションの導入を選択しない場合、HPはどのような移 行の支援を行いますか? HAソリューションやアプリケーションによっては、HPのサービス部門で移行に関する有償 サービスを提供できる場合がございます。 他のHP製品に移行することはできますか? お客様は、ご自身が最適と判断されたどのようなソリューションに移行していただいて問題 ございません。お客様の高可用性に対するご要望が強い場合は、HP Serviceguard for HP-UXに移行する方が、Linuxベースの他のソリューションに移行するよりも最適な場合がご ざいます。クラスター ファイルシステムに対するご要望がある場合は、HP PolyServeを検討 しても良い場合がございます。 HP Serviceguard for Linuxをオープンソースで提供する計画はありますか? HP Serviceguard for Linuxをオープンソース ソフトウェアとして提供する計画はございま せん。 影響がある製品番号はどれですか? このお知らせは下記の全ての製品および関連するツールキットに影響があります。その他、 いくつかの製品番号はすでに販売終了しているものがありますが、お客様がまだ使用されて いる場合があります。 305199-B26 HP Serviceguard for Linux ProLiantクラスタ A.11.16 (2ノードライセンス) 305199-B27 HP Serviceguard for Linux ProLiantクラスタ A.11.18 (2ノードライセンス) 307754-B26 HP Serviceguard for Linux ProLiant A.11.16 (1ノードライセンス) 307754-B27 HP Serviceguard for Linux ProLiant A.11.18 (1ノードライセンス) 463831-B21 HP Serviceguard for Linux ProLiant 1サーバ ライセンス (1年 24x7 テクニカルサポ ート&アップデート権付) 463833-B21 HP Serviceguard for Linux Oracle Toolkit x86 1 クラスタ ライセンス (1年 24x7 テク ニカルサポート&アップデート権付) 463834-B21 HP Serviceguard Extension for SAP on Linux x86 1サーバ ライセンス (1年 24x7 テクニカルサポート&アップデート権付) 519353-B21 HP Serviceguard for Linux ProLiant Media Kit 519354-B21 HP Serviceguard for Linux ProLiant 1サーバー ライセンス (1年 24x7 テクニカルサ ポート&アップデート権付) T2376A Linux Oracle用HP ServiceGuard toolkit使用権 T2391AA HP Serviceguard Linux Integrity用PPL使用権 T2392AA HP SGeSAP SW使用権、IPF Linux用 T2808AA HP SG Ext Dist Clus、Linux用 SW使用権 次に何をすれば良いですか? HPの担当エンジニアと、HP Serviceguard for Linuxの代替ソリューションについて、お客 様のニーズも合わせてご相談してください。お客様が新しいソリューションについて調査して、 ご自身のシステムについて想定されることを分析することをお勧めいたします。新しいソリュ ーションへの移行をご決断された場合は、HPの担当エンジニアにご相談いただき、どのよう に進めていくかをご決定ください。 誰に詳細を聞けば良いですか? HPの担当エンジニアでご回答できなかったご質問については、HP本社のHP Serviceguard for Linuxチームに直接メールでご質問していただくこともできます。 [email protected] (英語) HPに追加の質問がある場合はどうすれば良いですか? HP Serviceguard for Linuxの販売終了に関する追加のご質問がある場合は、HPの担当 営業にお知らせください。またはHP本社のHP Serviceguard for Linuxチームに直接メール でご質問していただくこともできます。[email protected] (英語)
© Copyright 2024 ExpyDoc