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光工学
レンズ
レンズの種類
凸レンズ(両凸レンズ,平凸レンズ)
凹レンズ(両凹レンズ,平凹レンズ)
レンズの用途
結像: カメラ,望遠鏡,顕微鏡,プロジェ
クタ.
集光: 太陽熱利用.
コリメート(平行光): 懐中電灯,サーチ
ライト.
焦点
平行光
f
レンズの焦点距離
凸レンズによる集光
焦点距離: f (正:凸レンズ,負:凹レンズ)
レンズの直径: φ
f
レンズの明るさの逆数: F =
φ
(カメラの絞り)
#焦点距離はレンズの屈折率が高いほ
ど,レンズが厚い(曲率半径が小さい)
ほど短くなる.
r2
r1
レンズによる結像
結像方程式
1
1
1
=
−
f d1 d 2
a
b
ただし,発散光の時:d = r
収束光の時:d = -r
例
等倍結像:
r1 = r2 = 2f
集光:
r1 = ∞,r2 = f
コリメート: r1 = f,r2 = ∞
像の拡大1
b
像の拡大・縮小
像の横方向の拡大・縮小倍率 M
r2
r1
a
r1
b r
M= = 2
a r1
r2
像の拡大2
光工学
ホログラム
記録:
λ1
d
再生: m
= fλ 1 = sin θ obj − sin θ ref
ref
λ2
d
y
= mfλ 2 = sin θ out − sin θ ill
? obj
? ref
組合せ: sin θ out = m
λ2
(sin θ obj − sin θ ref ) + sin θ ill
λ1
x
obj
ホログラムの記録
f: 干渉縞の空間周波数[lp/mm]
d: 干渉縞の周期[μm]
m: 回折次数(整数)
λ1: 記録波長[μm]
λ2: 再生波長[μm]
θref: 参照(reference)光の角度
θobj: 物体(object)光の角度
θill: 照明(illumination)光の角度
θout: 出力(output)光の角度
y
m=2
ill
m=1
out
? out
x
m=0
m=-1
角度θは,x 軸の正の方向を零度と
して反時計回りを正の角度とする.
ホログラムの再生
例題(92年度 問3)
3.図に示すように,幅 20mm のホログラムから 80mm 離れた位置に点光源を物体 obj
として置き,ホログラムに垂直な平行光を参照光(θref= 0)としてオンアクシスホ
ログラムを記録した.
(a)ホログラムの上端(0, 10)における干渉縞の空間周波数を求めよ.ただし,光の波
長は 0.5μmとする.
y
(0, 10)
(b)波長 0.45μmの光で参照光と同
ref
じ条件で照明した場合のホログラ
obj
ム上端の−1次回折光の回折角θout
を求めよ.
x
(-80, 0)
オンアクシスホログラムの記録