第9回資料(PDF形式:1702KB) - 桶川市

第9回江川流域づくり支援会議
次第
日時:平成21年12月16日(水)
18時00分~
場所:桶川市役所分庁舎 第1会議室
1
開
会
2
挨
拶
3
第8回江川流域づくり支援会議議事録(要旨)の確認
4
議
事
(1)支援会議からの意見について
5
そ の 他
6
閉
会
【配付資料】
〔資料1〕各委員からの意見(河川改修計画の視点)
〔資料2〕対策による浸水状況の変化
〔資料3〕江川流域づくり支援会議提言骨子(案)
〔参考資料〕河川改修計画案の概要
〔その他資料〕第8回江川流域づくり支援会議議事録(要旨)
資料1
各委員からの意見(河川改修計画の視点)
・河川改修計画の視点
第8回江川流域づくり支援会議(11/30)にて、事務局より提示された河川改修
案では、現河道をほとんど掘削しないため自然環境への人為的インパクトが少
なく、一方、治水効果も計画規模相当のものが得られている。本案を行う場合、
河川用地の確保から事業費用負担も大きくなる面もあるが、本案を基本にした
河川改修が現時点では最も好ましいものと考える。本案で改修を行うことを想
定した場合、次の項目についても配慮できることが望ましい。
(1)
河川用地内の河畔林は治水に支障のない限り、極力残す。
(2)
計画規模以上の降雨があった場合に備え、堤内地側の湛水の江川への排
水を十分に配慮する
(3)
荒川に設ける樋管によって江川の平水位が現況と変わらないように考慮
する。
(4)
新たな河川用地内での環境保全の取り組みを支援する。
(5)
新規に設ける堤防においても周辺環境に配慮する。
1
・河川改修計画の視点
会議の際に議論にでたことも含めて以下に列挙します。
1.ハイウォーター堤にする箇所(改修上流端、江川右岸側)の上流に交差し
ている道路の改良すべき敷高について検討されたい。
2.逆に道路が浸水しないように道路を盛土にした場合には、道路よりも上流
の江川右岸側の浸水深が深くなることもありうるので、道路設計の際にはあわ
せて検討が必要。
3.江川左岸側の地盤高さを確認のうえ、堤防法線位置は将来の詳細設計に近
い位置で引いておいたほうがよい。
4.かさ上げ補償の 3 棟は難航も予想されるので、1)用地買収、2)堤防構
造の見直し、3)堤防法線の局所的見直し(3 棟は堤内側にする。河川断面が狭
窄部になるので右岸側堤防法線(現況地盤)の見直し)も含めて検討しておい
たほうがよい。
5.すぐではないが、右岸側の堤内地の湿地環境の保全という視点で、右岸側
堤内地にある沢の流出経路と沢・湿地(特に貴重種のある箇所)から江川への
排水構造を検討しておいたほうがよい(通常時、洪水時、内水湛水時、超過洪
水時など)。
6.堤防盛土の影響は大きくないと予想されるが、変位観測・地下水観測など
モニタリングも視野に入れる。
2
・河川改修計画の視点
・出水時の中流域から下流域への氾濫の実態をよく把握し、それからこの案(1
1月30日提示)が妥当であるかを検討することを望む。現時点では、1.3km
より上流は治水対策を講じないので、これまで計算で示された流出負荷がどの
程度整合性があるのかが不明だからです。
・湛水区域にある建築物、および道路(71号線)のかさ上げは、基本的には
同意見です。改修の前に、先にこれを行うだけで、かなりの問題が回避される
と思います。そのための過去の冠水深の洗い出しなど、実態調査が必要と思い
ます。
・第7回議事録(要旨)で、下流の被害として、江川の水質が農地に影響して
いるとの発言があります。しかし、洪水時は江川の水路の水質は逆にすでに浄
化されているのではと考えます。データがありませんので、水質がわかりませ
んので、どこの農地でどうなっているかを調査すべきであろうと思います。
・左岸側を氾濫域となっていますが、もともとのこの土地は右岸側と合わせて
氾濫域であります。最近の意見として、河川沿いの氾濫域はなるべく買収し、
自然の土地に戻していくという考えが出されています。
(別途資料送付)この場
所はこうした考えの先駆けになり、
よい模範になるかと思います。さらに、河川部局だけでは解決できない問題と
言及しています。
・上記に照らし合わせて、最下流部の拡張は放流を促進させるものとして有効
かと思いますが、荒沢沼あたりの堤防の設置は不要になり、コストもかからな
いと思います。
3
・河川改修計画の視点
今回、提示された新たな治水計画は、これまでの支援会議における「希少動
植物の分布地の改変は基本的に避けるべき」との意見が尊重された案であると
認識される。その上で、治水と環境の調和をさらに図るために、下記の検討を
お願いしたい。
(1)
現況地盤高を活かす部分と新たな築堤が必要となる箇所について、近年
の埋立地の実態を踏まえると提示された図面の位置がふさわしくないと思
われるところがある。より詳細な現況地盤の情報に基づいた築堤位置の検
討が望まれる。
(2)
資料では、新規河川区域内の掘削は全く行わない旨の記述があるが、河
畔林や希少動植物分布地に影響が生じない範囲内であれば、積極的に掘削
し湛水容量を確保することが望ましい。また、掘削土は土質的に問題なけ
れば、築堤用に活用することが望まれる。
(3)
築堤や管理道は整備の内容により周辺環境に影響を与える場合があるた
め、位置や構造等について自然環境への配慮を詳細に検討することが望ま
れる。
4
・河川改修計画の視点
(1)市道71号線の嵩上げ
築堤を行い現況地盤のままだと、市道71号線への冠水は避けられない為、
最低40~50cmの道路の嵩上げ(橋の架け替えを含む)をして欲しい。
(2)築堤を利用して桶川サイドに一貫した遊歩道を、設けられないか検討願
いたい。
(3)桶川西高校に通じる、道路が市道71号線と同様常に冠水し、通行止め
になっている。
従って、ここの道路嵩上げも検討必要と考えている。
5
・河川改修計画の視点
①今回の事前配送された資料の江川左岸の用地拡大について、今後どの様買収
の説明をされるのか?
②右岸側が、築堤されることにより現状田畑部の排水がどの様になされるの
か?現在より悪くなることは明白である。
③右岸についても盛土していない土地を買収する考えがあるのか。
④今迄の会議での河畔林の保全・平水位迄の堀削河川内用地内の盛土されてい
る部分の除去は考えないで良いのか。
⑤帝京学園グランド北側の違法盛土の除去の行政指導はしていくのか。所管部
との連体で?
⑥桶川市、上尾市の連絡道路(市道71号線先)の冠水が全面解消されるのか?
此の点が地元住民の一番心配しているところである。
イ生活道路○
ロ通学道路○
ハ通勤道路○
ニ緊急道路
○
これらが地元にとって一番喫緊の問題である。
⑦当初からの会議で進めて来た方向でゆくべきである。
6
・河川改修計画の視点
1.早期に実現すべきである。余りにも時間がかかり過ぎている。
2.したがって、それは早期に実現可能なものであること。
3.地元住民に説明できるものであること。自然保護ばかり考えて地元住民の
ことを考えていないという印象を与えることは今後の江川流域づくりによくな
い。
4.湿地再生計画は江川そのものの再生を含めて、別途長期的に計画すべきで
ある。その際は行政に要請するだけでなく、市民の参加協力も考慮すべきであ
る。
7
・河川改修計画の視点
今回提案された堤防を築く案については、費用が大幅に増加することから改
修の早期実現に大きな疑問を持ちます。
私は今まで検討してきた、希少植物を移植し平水位までの堀削による改修が、
水害の減少と自然保護とを両立させた価値ある案と考えています。
希少植物の問題も、現在残っている湿地全部を掘削するわけではないので、
移植用地を確保し、そこに面倒を見ながら移植をすることで問題は解決すると
思います。
希少植物は移植できないとの話がありましたが、昔からある荒沢沼の埋め立
てされていない湿地帯はどこも環境、土壌がそれほど変わっていないと思いま
す。もし、荒沢湿地内での移植ができない植物があるとすれば、それはすでに
自然淘汰されていると思います。
水害に苦しむ周辺の方々は一日でも早い江川と宮下樋管の改修により被害が
軽減されることを望んでいます。
8
・河川改修計画の視点
第8回江川流域づくり支援会議の資料2で示された「河川計画(案)について」
の内容を検討しました。
この改修計画を検討する上での視点を以下に記します。
1.公園・緑地や環境事業も含めた流域づくりの推進体制を再整備してくださ
い。
江川の改修計画も含め、この地域のすべての土地利用や公共事業は、江川流
域づくりの提言書(平成 17 年 3 月)を基本にすべきと考えます。今回の江川の河
川計画については主に上尾市側(左岸)は自然環境への配慮が十分感じられます
が、桶川市側(右岸)も提言書に記された湿地再生を具体化していく方策が必要
です。その点で提言書には河川事業以外にも公園緑地や環境事業も含めて一体
的な流域づくりを推進することが示されているのにもかかわらず、河川事業だ
けしか検討されていないことが大問題です。平成 21 年9月7日付けで、私たち
19 団体が県知事に提出した要望書にも記しましたが、県政の重要施策である“み
どりと川の再生”を実現する立場からも県環境部の自然環境課とみどり再生課
が江川行政会議と支援会議に正式に加わり、江川湿地再生方策の検討を具体化
すべきです。ぜひとも提言書に示された各種事業の組み合わせによる一体的な
流域づくりを実現するために、県自然環境課とみどり再生課を加えた検討体制
を早急に整備してください。
2.河道改修(案)の習性と検討を進めてください。
今回示された「確認されている希少植物と河道改修(案)」の図面をみて感じ
たのは、次の5点です。
①
右岸・左岸共に地形や盛り土による現況地盤が高くなっているため、その
ままにする場所と低くなっているので築堤を行う予定の位置が必ずしも現況
の状態を反映しているとは思えない。築堤の必要な場所は可能な限り少ない
方がよいと思われるので、正確な現況地盤の把握に基づいた計画(案)を作成
すること。
②
上記の検討のなかで、サクラソウトラスト隣接地と荒沢沼辺縁部の築堤が
どうしても避けられないのであるならば、地下水位や荒沢沼への影響を明ら
かにし、効果的な低減代償対策を検討すること。
③
左岸の江川最下流部の現況河道沿いは河畔林が残存し、江川で最も良好な
9
景観の場所となっているため、河川法の目的である「河川環境の整備と保全」
に基づき河川区域に組み入れて公有地化を図ること。
④
新たな治水計画(案)の条件整理の資料には「掘削をしない」と明記されて
いるが、湛水容量を増やす方が治水上もよいと思うので、希少種の分布地を
除いて近年の盛り土箇所については重点的に掘削を進めること。
⑤
今回の資料では、管理用道路と市道の問題がまったくふれられていない。
新たな埋立と開発を誘引する市道を江川沿いに建設することは全面的に反対
であるが、管理用道路についても車の通行が自由にできれば市道と同じ問題
が避けられない。どこにどのような管理用道路を整備するのかが非常に重要
であるため、現在の江川沿いの道路を活用することも含め十分に検討するこ
と。
3.江川流域づくり提言書に示された5本柱のバランス良い推進をしてくださ
い。
同じことのくり返しになりますが、江川周辺についてはあくまでも「江川流
域づくり提言書」に記された ①河川改修の推進 ②河川水質の改善 ③雨水貯
留・浸透促進 ④盛り土の抑制と営農支援の対策 ⑤湿地環境・河畔林の保全・
再生の5本柱をバランスよく進めていくべきと考えます。今回提示された新た
な河川改修計画案は、以前の案に比べると自然環境との調和について明らかに
改善されており、前記した視点を組み入れていただくことで、治水と環境のバ
ランスがとれると思います。
ただ、右岸の桶川市側の今後の方向性が不確かなままでは、江川流域づくり
の5本柱のバランスがとれるとはとても思えません。江川改修だけに片寄るこ
となく、流域づくり全体のバランスをとった推進を改めて要望いたします。
10
・河川改修計画の視点
第8回支援会議で新たに提示された「河川改修計画案」については、これま
での計画に比べると自然環境に配慮した内容に改善されているので、何点か疑
問に思う部分を修正したり対策を講じたりすることができれば、基本的に賛成
したいと思います。
私が支援会議の始まった当初から意見を出し続けているのは、江川改修に伴
って建設されるかもしれない河川管理道路と市道の問題です。一般車輛の通行
が可能となる自動車道が江川改修とセットになって新たに建設された場合、沿
道の埋め立てや開発が進むのは火を見るより明らかです。現在の道路未整備の
なかですら、農地改良等の名目でこれだけの埋め立てが現在も進んでいるわけ
ですから、いくら江川そのものの改修で環境対策を講じても、自動車通行道路
が出来れば周辺湿地は瞬く間に消滅し、河川の環境対策は全く無意味なものと
なるでしょう。
・
・
特に、私は何度も指摘してきましたが、市道建設の話は、江川の検討協議会
と推進協議会の7年間に上尾市と桶川市は一度も情報を出さずに隠し続け、支
援会議になって私たちの質問で初めて事実関係が明らかになったものです。こ
うした経緯からも、また合意されている流域づくりの観点からも、江川の改修
・
・
・
・
とセットで市道建設を行うことは絶対反対です。上尾市と桶川市は、市道建設
の撤回を明言してください。
それと、河川管理用道路の整備についても、どこの場所にどのような構造で
建設するのかが大変重要です。自然環境と最大限調和する管理用道路の整備計
画案を作成していただき、私たちと十分協議するよう要望します。
11
・河川改修計画の視点
1.河畔林の保全をはかるために河畔林を堤防内にしてほしい。
2.荒沢沼上流の道路(71 号線?)を盛土して高くするとのことでしたが、堤防
外の湿地への水の流入量が少なくなると考えられる。この事から湿地の水不足
が考えられる為、湿地(堤防外)の保全策を具体的に示してください。
3.大洪水時堤防外へ流した水を水位低下後すみやかに堤防内へもどす方法を
検討してください。
4.
「江川流域づくりの実施に向けての提言」の5本柱に基づいた河川改修をお
願いします。
5.希少植物の保全は移植ではなく、種子繁殖による方法で保全をはかって下
さい。
12
・河川改修計画の視点
基本は、江川流域づくり検討委員会の提言をもととする。
具体的には、5 本柱で、河川改修に関係する
①湿地環境の保全・再生
②河畔林の保全・再生
③河川水質の改善
種の保存に関する条例に基づく
④希少動植物の保全
⑤堤防工事による周辺環境への悪化、自然環境の改変をできるだけ回避する
環境基本法、条例に基づく
⑥常に最新の科学的知見による考察
河川法・埼玉県の河川整備に関する有識者会議提言
⑦多自然型川づくり、自然環境に配慮した河川整備
⑧できる限り流域で貯留
地球温暖化対策
⑨湿地の重要性と保全・再生
その他
・荒沢沼の保全
・江川の元風景の最下流の河畔林は、保存再生する
・桶川市側の氾濫流域は、希少動植物の宝庫となっており、できるだけ保存
する方法を考える
・氾濫域が拡大しないようにすること
13
資料 2
対策による浸水状況の変化
改修前における江川流域の浸水状況
上流からの洪水と流域に降った雨により水位が上昇し、流域に越水している
洪水
流域に降った雨
流域に降った雨
築堤により上流からの洪水と流域に降った雨の影響を分離すると・・・
改修後(築堤)における江川流域の浸水状況
流域に越水しないため、流域に溢れていた洪水が河川内に留まり、水位が上昇
河川からの越水がないため水位が減少
洪水
流域に降った雨
流域に降った雨
流域に降った雨は河川水位と地盤高が同じになるまでは河川に流入
平水位以上の掘削をすることにより河道の流下能力を高めると・・・
改修後(平水位以下の掘削)における江川流域の浸水状況
平水位以上の掘削により河道の流下断面積が拡大することで水位が減少
洪水
流域に降った雨
流域に降った雨
江川河川改修工事工程表(案)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
測量調査
植物調査
地下水モニタリング
平水位以上掘削案 移植試験
試験掘削
掘削
71号線橋梁架替
測量調査
植物調査
地下水モニタリング
用地買収
現況地盤活用案
建物補償
試験築堤
築堤
71号線橋梁架替
※工事工程は想定であり、詳細な検討により変更する可能性があります。
10
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15
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20
資料3
江川流域づくり支援会議提言骨子(案)
1. 経 緯
2. 河川改修計画案について
・ 「桶川市・埼玉大学共同研究案」
、
「平水位以上掘削案」
、
「現況地盤
活用案」について評価し、最も優れた案を提言
【評価項目】
① 治水効果
② 費用
③ 必要期間
④ 河畔林及び希少植物への影響
⑤ 地下水位への影響
3. 河川改修の設計、工事及び管理にあたって検討・配慮すべき事項
・ 現況地盤高の精査
・ 地下水位や堤防築造に伴う地盤の変位等のモニタリング
・ 平水位に影響を与えない樋管の設計 等
4. 今後の進め方
・ 湿地保全及び再生計画の検討体制
・ 江川沿川道路計画の検討体制 等
埼玉大学・桶川市共同研究案
治 効果の概要
水
効
果
左右岸別
最 高 上流
湛水位 中流
(AP+m) 下流
湛水 上流
継続 中流
時間 下流
事業費
整備期間
希少植物への影響
地下水位への影響
特記事項
平水位以上掘削案
現況地盤活用案
y 中上流の改修により下流域の湛水位が増大 y 目標の治水安全度を概ね確保可 y 目標の治水安全度を確保可能
y このため下流の氾濫域全域の用地買収が不 能
y 湛水深及び湛水時間は最小
可欠
-
-
左岸
右岸
11.76
11.75
11.76
11.75
11.29
10.89
11.16
11.16
河川区域内(11.29)
10.89
10.55
9.74
38時間
6時間
4時間
4時間
36時間
10時間
0時間
22時間
河川区域内(44時間)
27時間
0時間
0時間
60億円
28億円
37億円
長期
短期
短期
▶ 用地交渉が難航しない場合でも、財政状況 ▶ 試験掘削及びそれに伴う地下 ▶ 用地買収にある程度の期間が
と事業費を考慮するとある程度長い期間
水位等のモニタリング期間が
必要であるが、地下水位の低下
が必要
必要
は予想されないため左案のよ
うなモニタリング期間は不要
▪ 現地保全
▪ 掘削範囲に生育する希少植物の ▪ 現地保全
移植が必要
▪ 地下水位への影響なし
▪ 掘削により地下水位が低下する 地下水位は変化しないか、築堤に
ため、保全対策が必要
よる土壌の圧密により低内地にお
ける地下水位は若干の上昇が予想
される
参考資料
江川改修計画案の概要
第9回江川流域づくり支援会議
平成21年12月16日
② 埼玉大学・桶川市共同研究
‹
宮下樋管は改修しない
‹
氾濫を許容
‹
荒沢沼から市道71号線の間を改修
‹
工業団地の一部を嵩上げ
‹
市道71号線冠水の軽減のため、1年に1度生じる規模の洪水に対応した調整池を設置
1.3km上流改修後の氾濫域
第9回江川流域づくり支援会議 資料
4
③ 樋管改築+河道掘削(修正)
宮下樋管を改修
‹
地下水位低下を抑制するため、河道は平水
位以上の掘削
横断図
‹
地下水位低下を抑制するため、掘削範囲外
縁部をベントナイトに置き換え
‹
河畔林を極力掘削範囲から除外
‹
掘削部の希少植物は移植
‹
荒沢沼周辺では現況河道を活用することに
より河畔林を極力保全
河畔林保全のため、
現況河岸をそのまま利用
河畔林
平水位維持を目的とし、
平水位より上面を掘削
河川予定区域
‹
管理用通路
荒沢沼付近横断図
河道拡幅に必要な最小限の
周辺林の伐採は実施
川幅を狭め、荒沢沼の
水面部は保全
荒沢沼
t=10cm
平面図
現況地盤線
現在の江川
改修計画案
現在の荒沢沼
流路変更箇所
第9回江川流域づくり支援会議 資料
6
⑥ 宮下樋管の改築+現況地盤活用(右岸築堤)
‹
宮下樋管を改修
‹
河道は現地盤を活用し、低いところのみ築堤(掘削せず)
‹
河畔林及び希少植物を避けて築堤
‹
工業団地の一部を嵩上げ
A
A
平面図
B
横断図
B
縦 断図( イメー ジ)
堤 防設置 区間
L=1,300 m
W=4.0~ 5.0m 、H=AP+11.9m
AP+11.9m
HWL堤防区 間
H.W.L
AP+11.3 m
AP+11m
AP+10m
右岸計画堤防高
右岸現況地盤高(現況地盤高は、計画堤防と同一地点ではありません)
第9回江川流域づくり支援会議 資料
9