原産地東アフリカ気乾比重： 0.75 ジャケツイバラ科樹高３０～４０ｍ、直径は１～１．５ｍの大径木ですが、曲がりが多いため、長尺材は多くありません。材は薄茶色で、乾燥すると赤褐色になります。木肌はなめらかで光沢があり、狂い・割れが少なく、表面は極めてなめらかな仕上がりになります。 ≪ アフゼリアの特徴 ≫ 素足歩行に対応イペなどの一般的なウッドデッキ材は施工後にささくれが生じるため、土足歩行が必須条件でした。これは施工直後に急速に乾燥が進んで、多数のひび割れができることが原因です。アフゼリアの最大の特徴は、他のウッドデッキ材に較べてひび割れが１０分の１以下しか出ない点です。ささくれがほとんど出ず、木肌も極めてなめらかなので、素足で歩くことが可能です。木口割れもほとんどありません。材自体も比較的柔らかいので、常時、素足歩行となる浴室や露天風呂にも、桧材と同様に安心して使えます。表面はモルダー加工に加え、１２０番のサンダー仕上げが施され、すべすべの肌触りです。仮にささくれができても、適度な硬さなのでサンドペーパーをかければなめらかになります。小さなお子さんがリビングから裸足でそのままデッキに出る作りでも安心して遊ばせることができます。幼稚園や海辺のウッドデッキ、プールサイド、ジャグジー、そしてもちろんご家庭のウッドデッキなど、素足で歩行するあらゆる場所にお勧めします。耐久性が高い欧米では家具にも使われる美しさ、なめらかさを兼ね備えた高耐久材で、水のかかるような条件の悪い場所でも１５～２５年は保つといわれています。耐久性はセランガン・バツーとほぼ同程度とお考えください。特に積雪量の少ない寒冷地では、水がひびにしみ込んでから凍結してひびを拡げて材を割ってしまうため、日当たりの良い場所ではイペやウリンでさえ数年でぼろぼろになってしまうことがあります。アフゼリアはひびが少なく、材に弾力があるためこういった地域には好適です。また、フナクイムシなどに強く、水辺での使用にも適しています。条件のよい地域なら半永久的に使えるでしょう。耐腐朽性に富むため薬剤処理はいっさいされておらず、環境にも負荷をかけません。汚れ防止のため、初回のみオイル塗装をお勧めします。抜群の寸法安定性未乾燥の状態で加工されますが、木口（切断面）からの割れも少なく、施工後の材の動きがおとなしい良材です。施工１年後の検査でも、大きく暴れている材はほとんどなく、安心して施工していただけます。加工性はまずまず硬質材で密度は高く、鋸引き等の加工には超硬度刃物を使用します。釘打ちは困難なため、道穴、ボルト締めが必要です。ただし、イペやウリンに較べると柔らかく、逆目（粗く仕上がった部分）にサンドペーパーをかけて、手触りをなめらかにすることも可能です。横ぞりの補正は人力では難しいので、根太間隔でカットしてそりを分散させてください。トゲに注意！アフゼリア規格表 20x105x1000 20x105x1500 20x105x2000 20x105x2500 30x120x 800 30x120x1500 30x120x2000 30x120x2500 90x90x2000 90x90x2500 90x90x3000 両面 120 番サンダー ≪ 注意点 ≫ 横浜大桟橋(イペ) 樹液樹液は比較的少なく、色も明るい黄色なので目立ちにくいと言えますが、下地が白系で明るかったり、汚れると困る場所や、デッキの下の空間を駐車場などの別の用途に使っている場合には、使用はお勧めできません。材の一部にぽつぽつと濃色の斑点や白いすじが出ることがありますが、これは樹脂を多く含んだ部分です。最初は目立つことがありますが、直射日光に当たると２～３週間で色が馴染んで落ち着いてくるので、ご安心ください。なお、オスモカラーなどの油性塗料で塗装すると、水をはじくので樹液の出方が少なくなります。経年変化経年変化により銀白化しますが、耐久性など使用上の影響はありません。銀白化を遅延するためには外部用木材保護塗料を塗布することをお勧めします。（オスモカラー推奨）根太間隔イペやセランガン・バツーと較べると柔らかく、しなりが出るので、一般住宅用で根太間隔は厚 20mm で 500mm まで、厚 30mm で 800 ～ 900mm までとしてください。お問い合わせ〒136-0082　東京都江東区新木場 3-7-21 (有)小山商店　Tel 03-3521-7371　Fax 03-3521-7376 http://www.wood-deck.biz/afzelia.html