精密機器等移設・調整業務委託 仕様書 1 趣旨 本仕様書は、大津市企業局水道部水質管理課の浄水管理センターへの移転に伴う精密分析 機器等の移設業務(解体、梱包、運搬、開梱、据付、組立、調整及びそれらに付帯する作業 等)に関して定めたものである。 2 委託業務の名称 精密機器等移設・調整業務委託 3 委託期間 契約締結の翌開庁日から平成26年9月30日 4 委託業務の内容 (1)移設の時期(予定) 平成26年8月下旬 (2)移設物件、搬出場所及び搬入場所 移設物件、搬出場所及び搬入場所は別添1「移設機器等一覧」のとおりとする。 (3)作業日・作業時間 本件作業は、原則として平日午前9時から午後5時までの間で行うものとする。 (4)移設作業計画書の作成 ア 受託者(以下「乙」という。 )は、委託者(以下「甲」という。 )が別に指定する日までに 移設作業計画書を提出し、甲の承諾を受けなければならないものとする。 イ 移設作業計画書は、作業日程、作業時間予定表、搬出入ルート、作業内容説明書、作業体 制表等に関する書類を含むものとする。 (5)養生 養生を行う場所は、移設物件の搬入の対象となる全ての建物搬入口・玄関・廊下・階段・ 通路等損傷の恐れのある場所とし、やむを得ない理由により養生ができない場所について は甲乙協議によるものとする。 (6)移設機器等 ア 移設機器等は、甲の指示等により乙が解体、梱包、輸送、開梱、据付調整等を行う。 イ 据付調整の方法は、別添1「移設機器等一覧」及び別添2「機器等調整ランク表」に提示 する調整ランクによる。 ウ 据付調整に必要な標準試料、特殊ガス等は甲の負担とする。 (7)ユーティリティーの切断、接続工事 乙は、別添2「機器等調整ランク表」に掲示する調整ランクAの移設物件について、必 要なユーティリティーの切断、接続工事を行うこと。 (8)梱包資材 ア 梱包に使用する資材は、機器等の特徴に合わせ、大きさ、強さ等を選定すること。 イ 梱包資材は、甲の指定する日時及び場所に必要な数量を納入すること。 ウ 開梱の終わった資材は速やかに乙にて処分すること。 5 補償 乙が業務を請け負った機器及び財物を壊したり、汚したり、紛失した場合は、受託者賠 償責任保険等により損害賠償をするものとする。また、建物に対し損害を与えた場合の請 負賠償責任保険等により損害賠償をするものとする。 6 保証 別添2「機器等調整ランク表」のAに指定した精密機器は、同表の内容に基づき、乙が 保証を行うものとする。 7 秘密の保持 乙は、本件作業にあたり、業務遂行上知り得た事項について、第3者にもらしてはなら ない。 8 検査 乙は、本件作業の完了時に作業完了届を提出し、甲の検査を受けるものとする。 9 成果品の提出 (1)実施報告書 写真(移設前及び移設後)を添付すること。 (2)機器調整報告書 移設前後の目視確認結果、標準試料の分析結果(ランクAのみ)及び作業報告書を添付 すること。 (3)その他、必要に応じて甲が求めるもの。 10 その他 (1) 乙は、業務に従事するものに対して、常に検温等健康状態の確認を実施し、38度以上の 発熱、せき及び全身倦怠感等のインフルエンザ様の症状があるものを従事させてはならない。 (2) 高病原性新型インフルエンザ等(新感染症を含む)流行時においては、甲は乙に対して柳 が崎浄水場への立ち入りを禁止する等必要な措置を指示することができる。 別添 1 移設機器等一覧 番号 搬出場所 搬入場所 1 1F 機器分析室 1F GC-MS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1F 小会議室 1F 玄関ホール 1F GC-MS室 2F 機器分析室 1F 試料保管室 2Fデータ処理室 1F GC-MS 1 10 11 12 13 14 15 16 17 1F ICPーMS室 2F 原子吸光室 1F 原子吸光室 1F 前処理室 1F 薬品保管室 1F 前処理室 2F 理化学試験室2 18 1F 19 前処理室 20 21 1F 22 2F 試料保管室 23 理化学試験室1 24 1F 25 理化学試験室 26 1F 前処理室 27 2F 生物試験室 2F 生物試験室 28 29 2F 30 細菌準備室 31 32 2F 33 細菌試験室 34 2F 35 細菌試験室 36 37 38 1F理化学試験室 39 1F 廃液処理室 1F 廃液処理室 機器等名称 部品等名称 ガスクロマトグラフ質量分析装置(本体GC部) ガスクロマトグラフ質量分析装置(本体MS部) P&T濃縮装置 P&T ロータリーポンプ ガスクロマトグラフ 変圧器 質量分析装置 デスクトップパソコン本体 (P&T-GCMS) ディスプレイ キーボード プリンタ 付属品(ノートパソコン含む) サイド実験台 (GC-MS用) 中央実験台 サイド実験台 乾燥器 台付 冷凍庫 業務用冷蔵庫 試料保管用 サイド実験台 ガスクロマトグラフ質量分析装置(本体GC部) ガスクロマトグラフ質量分析装置(本体MS部) P&T濃縮装置(Aqua PT5000J) オートサンプラー(AquaAuto70) P&T 冷却装置 ガスクロマトグラフ ロータリーポンプ 質量分析装置 デスクトップパソコン本体 (P&T-GCMS) ディスプレイ キーボード プリンタ 付属品 サイド実験台 (GC-MS用) 誘導結合プラズマ質量分析装置(本体) オートサンプラー 冷却装置 誘導結合プラズマ デスクトップパソコン本体 質量分析装置 ディスプレイ (ICP-MS) キーボード プリンタ 付属品(メタンガスボンベ含む) サイド実験台 原子吸光光度計(本体) デスクトップパソコン本体 ディスプレイ 原子吸光光度計 キーボード プリンタ 付属品 パソコンデスク 冷蔵ショーケース 冷凍冷蔵庫 固相抽出濃縮装置 固相抽出濃縮装置 乾燥器 サイド実験台 サイド実験台 冷蔵ショーケース 冷蔵ショーケース 冷蔵ショーケース 乾燥器 乾燥器 台付 中央実験台 乾燥器 乾燥器 台付 乾燥器 台付 蒸気滅菌器 蒸気滅菌器 冷蔵庫 乾熱滅菌器 フラン器 インキュベーター 台付 (嫌気性) インキュベーター 台付 (従属性) ロッカー 保管棚 2台 ロッカー 保管棚 2台 重量棚 メーカー アジレント アジレント O.Iアナリティカル 型式 6890N 5975B Eclipse 幅 (mm) 奥行 (mm) 高さ (mm) 900 600 500 400 500 700 重量 (kg) 調整 ランク A 島津 島津 ヤマト ヤマト ヤマト ALS ホシザキ セントラル 島津 島津 GLサイエンス GLサイエンス GLサイエンス DN 600 GC2010 QP2010 1500 1200 1800 3000 700 650 750 750 1200 750 700 650 800 800 800 800 880 1650 1800 700 800 900 500 500 200 600 200 500 450 400 500 550 500 B 77 B B B B B B 13 25 A 島津 島津 パーキンエルマー ELAN DRC-e 900 1500 1000 1000 400 750 750 800 500 600 800 800 1170 750 650 B B A Thermo Sシリーズ 1800 600 750 600 800 500 B A パナソニック 日本フリーザー GLサイエンス GLサイエンス ヤマト ヤマト セントラル パナソニック パナソニック パナソニック 東京理化 ヤマト ヤマト 東京理化 東京理化 ヤマト TOMY TOMY シャープ 東京理化 ヤマト 東京理化 ヤマト メディクール ASPE 699 ASPE 699 DKM 600 メディクール メディクール メディクール NDO 600ND DKM 600 NDO 600ND WFO 600SD DKM 600 SS 305 SX 500 SJ 23TM WFO 700 INC 820 LTI 600ED IC 602 1700 800 630 430 430 700 2400 1200 800 800 800 700 700 2400 700 700 700 450 400 550 520 760 760 700 1800 1800 800 450 610 570 570 650 750 750 450 450 450 680 650 1200 680 680 650 570 470 550 550 660 800 660 1100 1100 700 1800 1980 750 750 850 800 800 1800 1800 1800 900 850 800 900 900 850 1070 960 1500 1100 1800 1150 870 800 800 【調整ランク表】 A : 移設前に動作確認を行い、ユーティリティーの切断・解体・梱包・輸送を行う。輸送後、開梱・組立・ユーティリティーの接続後、動作試験または、移設後点検を行う。 本体メーカーまたは本体メーカー指定業者等により目視で機器に損傷のないこと、漏れがないこと、標準試料を測定してその結果が移設前後で同程度であること等を確認し、 作業報告書を作成し提出する。 B : 輸送のみを行う。 90 91 73 73 65 90 90 90 65 65 67 60 45 160 115 65 B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B 別添 2 機器等調整ランク表 内 容 ランク ・移設前に動作確認を行い、ユーティリティーの切断、解体・梱包・輸送を行う。 ・移設後、開梱・組立・ユーティリティーの接続後、動作作業または、移設後点検を行う。 A ・本体メーカーまたは本体メーカー指定業者等により、目視で機器に損傷がないこと、 標準試料を測定してその結が移設前後で同程度であること等を確認し、作業報告書を 作成し提出する。 B 輸送のみを行う。 備考 : 本体メーカー等連絡先 1 P&Tガスクロマトグラフ質量分析装置(アジレント) 一式 金陵電機株式会社(代理店) 大阪市淀川区新高三丁目3-11 TEL 06-6394-1163 2 P&Tガスクロマトグラフ質量分析装置(島津) 一式 青山商事株式会社(代理店) 京都市左京区二条通新間之町西入 TEL 075-761-2161 3 誘導結合プラズマ質量分析装置(パーキンエルマー) 一式 京都理化学器械株式会社 滋賀支店(代理店) 近江八幡市堀上町溝先 TEL 0748-34-8151 4 原子吸光光度計(サーモ) 一式 (株)ジェイ・サイエンス関西(代理店) 京都市伏見区竹田向代町 TEL 075-681-8261 ユーティリティ工事要領 1 切断工事 (1)全体的事項 切断工事に先立ち、担当者と十分に打ち合わせを行い、工事計画を立てること。 (2)電気設備工事 ①ブレーカー及びプラグから切断すること。 ②切断後のケーブル等は漏電、短絡等のないように必要な措置をとること。 (3)特殊ガス工事 機器の接続部分から切断すること。 (4)その他 上記以外のことについては、甲と十分に協議し指示に従うこと。 2 接続工事 (1)電気設備工事 設置室内のコンセントから機器までの接続を行うこと。 (2)特殊ガス工事 ①設置室内のガス調整器より機器への接続を行うこと。 ②使用する材質は機器の特質に合わせて選定すること。 ③必要に応じて減圧処理を行うこと。 (3)その他 甲と十分に協議し指示に従うこと。
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