調査結果詳細 夫婦にとって、セックスは理解し合うための“大切な

調査結果詳細
■夫婦にとって、セックスは理解し合うための“大切なコミュニケーションツール”。
「夫婦がお互いに理解し合うためにセックスは大切なコミュニケーションだと思いますか」との質問に対
し、思う(37.3%)、どちらかといえば思う(49.6%)と回答。86.9%がそう感じていることがわかりまし
た。
この結果は、“ED を疑われる夫”を持つ妻、“ED ではない夫”を持つ妻、“ED を疑われる夫”、“ED では
ない夫”、全てで高い回答を得られました。ほとんどの夫婦が、セックスはお互いを理解するために大
切なコミュニケーションツールであると考えていることがわかりました。
問 1.夫婦がお互いに理解し合うために、セックスは大切なコミュニケーションだと思いますか。(625 人/SA)
全体
37.3%
49.6%
40.6%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
45.4%
55.2%
30.5%
“EDではない夫”を持つ妻
40.4%
“EDを疑われる夫”
“EDではない夫”
0%
10%
思う
20%
40%
どちらかといえば思う
50%
60%
12.6%
1.4%
11.5% 0.5%
56.2%
30%
1.1%
14.3%
47.6%
31.4%
12.0%
9.5%
70%
80%
どちらかといえば思わない
2.9%
90% 100%
思わない
■“ED を疑われる夫”を持つ妻は、3 人に 1 人が、「真剣に」離婚を考えたことがある。
「夫(妻)のことが理解できなくなり、離婚を考えたことがありますか」と尋ねると、“ED を疑われる夫”を
持つ妻の 32.9%と、実に 3 人に 1 人が、真剣に離婚を考えたことがあると回答しました。これは、“ED
ではない夫”を持つ妻(20.0%)の約 1.6 倍の数値でした。ちなみに、“ED を疑われる夫”は 16.8%、
“ED ではない夫”は 10.5%と、妻と比較すると低い結果となりました。
離婚を考えた理由を聞くと、“ED を疑われる夫”を持つ妻は、夫婦間コミュニケーション不足が関係して
いる 42.5%、どちらかといえば関係している 29.1%と、7 割以上がコミュニケーションの不足が離婚を
考えた理由であると回答しました。更に、夫婦間のセックスに対する不満が関係している 33.6%、どち
らかといえば関係している 27.6%と、6 割以上がセックスに対する不満が離婚を考えた理由であると
回答しました。
この調査から、特に妻にとって、夫婦間のコミュニケーションとセックスは、夫婦関係に対して重要であ
り、その不足は離婚を考える要因となり得るという結果が見られました。
3
問 2.夫(妻)のことが理解できなくなり、離婚を考えたことはありますか。(625 人/SA)
全体
21.6%
32.8%
32.9%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
31.9%
20.0%
“EDではない夫”を持つ妻
“EDではない夫” 10.5%
0%
真剣に考えたことがある
10%
15.2%
34.1%
26.7%
19.7%
36.2%
30%
漠然と考えたことがある
10.6%
29.3%
26.7%
20%
19.0%
24.6%
38.1%
16.8%
“EDを疑われる夫”
26.6%
40%
50%
26.7%
60%
70%
あまり考えたことはない
80%
90% 100%
全く考えたことはない
問 3.(問 2 で「真剣に考えたことがある」、「漠然と考えたことがある」と回答した“ED を疑われる夫”を持つ妻へ)
離婚を考えた原因として「夫婦間コミュニケーション不足」は関係していますか。(134 人/SA)
42.5%
0%
10%
関係している
20%
29.1%
30%
40%
50%
どちらかといえば関係している
60%
13.4%
70%
80%
どちらかといえば関係していない
14.9%
90%
100%
関係していない
問 4.(問 2 で「真剣に考えたことがある」、「漠然と考えたことがある」と回答した“ED を疑われる夫”を持つ妻へ)
離婚を考えた原因として「夫婦間のセックスに対する不満」は関係していますか。(134 人/SA)
33.6%
0%
10%
関係している
20%
27.6%
30%
40%
どちらかといえば関係している
50%
20.9%
60%
70%
17.9%
80%
どちらかといえば関係していない
90%
100%
関係していない
4
■“ED を疑われる夫”を持つ妻は、夫婦間コミュニケーション時間が実際に短い。
更に 6 割近くが半年間セックスを行っていない。
「夫が夫婦間コミュニケーションを取るために使っている時間」を質問すると、“ED を疑われる夫”を持
つ妻は、平日 2.03 時間、休日 6.43 時間、“ED ではない夫”を持つ妻は、平日 2.84 時間、休日 6.90
時間でした。また、「夫婦間で最近 6 ヶ月間で何回位セックスを行いましたか」と尋ねると、“ED を疑わ
れる夫”を持つ妻は、57.5%が 0 回、“ED ではない夫”を持つ妻は、20.0%が 0 回と回答しました。
“ED を疑われる夫”を持つ妻は、“ED ではない夫”を持つ妻よりも、実際に夫婦間のコミュニケーション
時間が短く、セックスを行っていないことがわかりました。
問 5.夫(夫はご自身)が、夫婦間コミュニケーションを取るために使っている時間を教えてください。
(625 人/SA)
平日
2.03 時間
2.84 時間
1.92 時間
2.18 時間
“ED を疑われる夫”を持つ妻
“ED ではない夫”を持つ妻
“ED を疑われる夫”
“ED ではない夫”
休日
6.43 時間
6.90 時間
4.87 時間
5.16 時間
問 6.夫婦間で、最近 6 ヶ月間で何回位セックスを行いましたか。(625 人/SA)
4.8% 5.1%
全体
40.5%
24.0%
12.6% 11.2%
1.8%
3.4%1.9%
57.5%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
24.2%
6.3%
1.0%
5.8%
20.0%
“EDではない夫”を持つ妻
27.6%
16.2%
17.1%
6.7% 9.5%
2.9%
4.3% 4.3%
37.5%
“EDを疑われる夫”
“EDではない夫”
33.3%
0%
0回
21.6%
1~4回
10%
5~9回
20%
24.8%
30%
10~19回
40%
50%
20~29回
16.8%
13.0%
2.4%
13.3% 12.4% 6.7% 8.6% 1.0%
60%
70%
30回以上
80%
90% 100%
わからない
5
■約 9 割が、雰囲気(ムード)の良さが、夫婦間のセックスには重要と考えている。
「夫婦間のセックスでの重要度」について、時間の長さ、頻度の高さ、快感が得られること、雰囲気(ム
ード)の良さの4項目について聞くと、時間の長さは、重要 6.1%、どちらかといえば重要 39.4%、頻度
の高さは、重要 7.0%、どちらかといえば重要 35.0%、快感が得られることは、重要 27.7%、どちらか
といえば重要 62.1%でした。一方、雰囲気(ムード)の良さは、重要 27.0%、どちらかといえば重要
62.9%と、約 9 割が重要と考えていることがわかりました。夫婦間でセックスを上手く行っていくために
は、雰囲気(ムード)作りが重要であるようです。
また、夫婦間のセックスに対する満足度を質問すると、雰囲気(ムード)の良さについて、“ED を疑わ
れる夫”を持つ妻は、不満 34.8%、どちらかといえば不満 42.5%と、“ED ではない夫”を持つ妻(不満
14.3%、どちらかといえば不満 25.7%)の 2 倍近く不満を抱いていることもわかりました。
“ED を疑われる夫”がいる夫婦では、いかに雰囲気(ムード)を良くしてセックスへ臨めるかが、コミュニ
ケーションを円滑にする上で課題となっているようです。
問 7.夫婦間のセックスでの重要度について、それぞれお答えください。(625 人/SA)
雰囲気(ムード)の良さ
27.0%
時間の長さ 6.1%
重要
46.2%
35.0%
10%
10.9%
62.1%
20%
30%
どちらかといえば重要
40%
50%
60%
8.5%
70%
どちらかといえば重要ではない
1.9%
8.3%
47.0%
27.7%
0%
8.2%
39.4%
頻度の高さ 7.0%
快感が得られること
62.9%
80%
90%
1.8%
100%
重要でない
問 8.夫婦間のセックスに対する、雰囲気(ムード)の良さに関する満足度をお答えください。(625 人/SA)
全体
18.9%
38.2%
36.5%
34.8%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
14.3%
“EDではない夫”を持つ妻
42.5%
25.7%
“EDではない夫” 8.6%
0%
45.7%
不満
20%
30%
47.6%
40%
50%
どちらかといえば不満
60%
2.9%
14.3%
42.8%
33.3%
10%
19.8%
42.8%
“EDを疑われる夫” 10.6%
6.4%
70%
3.8%
10.5%
80%
どちらかといえば満足
90% 100%
満足
6
■雰囲気作りに最適なのは、ゆっくりすごせる休日?平日より休日にセックスを行いたい
と 74.6%が回答。
「平日と休日、どちらの方がセックスを行いたいですか」と質問したところ、休日 18.4%、どちらかとい
えば休日が 56.2%と回答されました。74.6%が、平日より休日にセックスを行いたいと考えているよう
です。
問 9.平日と休日どちら方がセックスを行いたいですか。(625 人/SA)
2.2%
全体
12.5%
56.2%
18.4%
10.7%
1.4%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
8.7%
51.7%
21.3%
16.9%
1.0%
“EDではない夫”を持つ妻
10.5%
60.0%
19.0%
9.5%
1.4%
16.8%
“EDを疑われる夫”
56.7%
“EDではない夫” 6.7% 13.3%
0%
平日
10%
20%
どちらかといえば平日
18.3%
60.0%
30%
40%
50%
どちらかといえば休日
6.7%
12.4% 7.6%
60%
休日
70%
80%
90% 100%
行いたくない
■夫婦で一緒に食事やお酒を楽しむことで、良い雰囲気ができ、自然にセックスへ臨
めると 64.0%が回答。
「夫婦で一緒に食事やお酒を楽しむことで、良い雰囲気ができ、自然にセックスへと臨めると思います
か」と尋ねると、思う 10.7%、どちらかといえば思う 53.3%と、64.0%が思うと回答しました。
セックスだけを行うのではなく、食事やお酒などを一緒に楽しむことで、自然に良い雰囲気ができセッ
クスが上手くいくと考える人が多いようです。
一方、「自宅でセックスをする際に、どのようなタイミングで行うことが多いですか」と聞くと、雰囲気的
に自然と行うムードになるという回答が、“ED を疑われる夫”を持つ妻は 30.4%と、“ED ではない夫”を
持つ妻 43.8%と比べると低い結果となりました。
今回の調査結果から、“ED を疑われる夫”を持つ妻が、自然にセックスを行うムードを作るためには、
夫婦で一緒に食事やお酒を楽しむことも重要だと考えられます。
また、夫からセックスを誘った場合の妻の対応について質問すると、「しばらく時間をおいてから応じ
る」(42.7%)、「すぐに応じる」(36.5%)、「拒否する」(20.8%)でした。夫婦間のセックスにおいては、
夫の誘いに対して、時間をかけて応じる妻が多いようです。
7
問 10.夫婦で一緒に食事やお酒を楽しむことで、良い雰囲気ができ、自然にセックスへと臨めると思いま
すか。(625 人/SA)
全体
10.7%
53.3%
9.2%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
42.0%
15.2%
“EDではない夫”を持つ妻
0%
15.9%
21.0%
57.2%
“EDではない夫” 7.6%
思う
20%
30%
4.8%
23.8%
40%
どちらかといえば思う
6.7%
26.4%
63.8%
10%
8.8%
32.9%
57.1%
11.5%
“EDを疑われる夫”
27.2%
50%
60%
70%
80%
どちらかといえば思わない
4.8%
90% 100%
思わない
問 11.自宅でセックスをする際にどのようなタイミングで行うことが多いですか。(625 人/SA)
5.9%
全体
37.0%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
30.4%
7.4%
40.8%
10.1%
33.3%
9.0%
10.1%
4.8%
“EDではない夫”を持つ妻
1.9%
43.8%
47.6%
1.9%
4.8%
5.3%
“EDを疑われる夫”
15.9%
39.4%
43.3%
7.2%
3.8%
“EDではない夫”
38.1%
0%
10%
20%
8.6%
30%
40%
43.8%
50%
60%
70%
雰囲気的に自然と行うムードになる
前もって行うことを決めている
夫から誘う
妻から誘う
5.7%
80%
90% 100%
今はほとんどない
8
問 12.(セックスする際の多いタイミングとして「自分から誘う」と答えた夫、「夫から誘われる」と答えた妻へ)夫
からセックスを誘った場合(妻は誘われた場合)、妻はどのように対応することが多いですか。(255 人/
SA)
全体
36.5%
46.4%
“EDを疑われる夫”を持つ妻
20.8%
42.7%
42.0%
50.0%
“EDではない夫”を持つ妻
36.0%
50.0%
21.1%
“EDを疑われる夫”
“EDではない夫”
37.0%
0%
10%
20%
11.6%
14.0%
28.9%
37.0%
30%
すぐに応じる
40%
50%
60%
26.1%
70%
しばらく時間をおいてから応じる
80%
90% 100%
拒否する
■“ED を疑われる夫”を持つ妻は、夫に ED を医療機関で治療してほしいと 56.6%が回答。
夫が ED 治療をすることをサポートしたいと 77.8%が回答。
「夫に ED を医療機関で治療してほしいと思いますか」と尋ねると、“ED を疑われる夫”を持つ妻は、思
う 24.2%、どちらかといえば思う 32.4%と、56.6%が思うと回答しました。また、「夫が ED 治療をする
ことをサポートしたいと思いますか」と聞くと、“ED を疑われる夫”を持つ妻は、思う 29.5%、どちらかと
いえば思う 48.3%と、77.8%が思うと回答しました。
“ED を疑われる夫”を持つ妻の多くが、夫に、きちんと医療機関に受診して ED を治療して欲しい、そし
てそのサポートをしていきたいと思っているようです。
今回の調査結果から、良い夫婦生活を過ごすためにも、ED が疑われたら、医療機関を受診すること
が重要であると考えられます。
問 13.(“ED を疑われる夫”を持つ妻へ)夫に ED を医療機関で治療してほしいと思いますか。(207 人/SA)
24.2%
0%
10%
32.4%
20%
思う
30%
40%
どちらかといえば思う
31.9%
50%
60%
70%
どちらかといえば思わない
11.6%
80%
90%
100%
思わない
問 14.(“ED を疑われる夫”を持つ妻へ)夫が ED 治療をすることをサポートしたいと思いますか。(207 人/SA)
48.3%
29.5%
0%
10%
20%
思う
30%
40%
どちらかといえば思う
50%
17.9%
60%
70%
どちらかといえば思わない
80%
90%
4.3%
100%
思わない
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■調査概要
調査目的 : 4 月 22 日の「よい夫婦の日」をきっかけに、夫婦のコミュニケーションに対する意
識と実態、そこへセックスがどう影響するのかについて、実際の夫婦の実態と意
識を抽出することで、コミュニケーションと ED による、夫婦の関係性を探る。
調査地域 : 全国
調 査 数 : 625 名
対象属性 : ①40 代以上の働いている夫を持つ既婚女性で、夫が ED を疑われる人(207 名)
②40 代以上の働いている夫を持つ既婚女性で、夫が ED ではない人(105 名)
③40 代以上の働いている既婚男性で、ED を疑われる人(208 名)
④40 代以上の働いている既婚男性で、ED ではない人(105 名)
※①~④ともに、調査会社の株式会社マクロミルのモニタより抽出
※①は、疾患モニタにおいて、「同居家族に ED の自覚症状がある」と登録してい
る、40 代以上の働いている夫を持つ既婚女性より抽出
※③は、疾患モニタにおいて、「自身に ED の自覚症状がある」と登録している、
40 代以上の働いている既婚男性より抽出
実施時期 : 2012 年 3 月 14 日(水)~3 月 19 日(月)
調査方法 : インターネット調査
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