2010年6月号 - 甲府市議会議員「野中一二(いちに)」

2010年
環境問題と街づくりに・・・野中一二 走る
6月号
野中一二の足あとを皆さまにご報告させていただきます。
野中一二の活動報告
野中一二と走る
日の出会 事務局:甲府市武田2
11 19 TEL 055 254 4040
6月議会報告
6月定例会は16日で終了
6月議会は40年ぶりに議長の桜井正富氏
が続投をするという、まさに議会改革の大
きな動きがありました。同時に市役所旧本
庁舎解体に伴い、今後3年間の議会は商工
会議所大ホールで開催という新しいスター
トにもなった議会でした。今議会は所属常
任委員会の変更がある議会です、私はここ
仮設議場の様子
で環境水道常任委員会から経済建設常任委員会へと移りました。理由は終了を迎えつつある甲府
駅北口の整備に対して、きちんと見届けたいという思いがあったからです。
来る8月4日(水)には竣工式が行われ、いよいよ甲府駅北口やペデストリアンデッキが市民に
開放されるなど、今まで携わってきた宮島市長の目玉事業が一段落する事になっています。竣工
式では数々の催しが繰り広げられる予定で、第2部は「甲府駅北口まちづくり推進委員会」が請け
負って、太鼓、ジャズなど楽しいイベントが同時に行われる予定です。(推進委員会の竣工式典
第2部実行委員長が私です)皆様お誘い合わせのうえ、渡り初めなどいかがでしょうか。また8月
28日には恒例の「サマーINこうふ」
(昨年までは北口でしたが、今年から北口も南口もデッキでつ
ながり一緒だと言う事でこうふ
となります)も開催いたします、
昨年の写真を掲載させて頂きま
すが、新たな甲府の恒例イベン
トとして定着させてゆきたいも
のです。
一時を一緒に楽しみませんか。
昨年のサマーIN北口の様
華光院の行者と稚児の修行
甲府市元紺屋町にある華光院では毎年第2日曜日に行われている「柴燈護摩・火渡りの秘法」と
言うのがあり、今年初めて私も行くことが出来ました。
この寺は大永年間(1521年∼28年)に、武田信虎公が紀州根来山より弘尊法印を招請し、本尊
に三宝荒神を勧請し荒神山(現在は仏舎利塔がある場所)へ荒神堂を建立したことが始まりとされ
ている寺院です。県内では珍しく真言宗の寺院で、御真言をオン ケバヤ ケンバヤ ソワカと
言います。
余談ですがこの「三宝荒神」(さんぽ
うこうじん)様は非常に気性の荒い神
様として有名で、たたりやすい神様と
して恐れられてもいます。しかし、仏
法僧の三宝を守護し、紛争を鎮めると
言われている事から「火の神」「かまど
の神」として崇められ、家庭の台所に
はこの神様の御札が張られています。
一説によると本体は文殊菩薩であると
言われ、心いらだつときは荒神となり、
御摩木を投げ入れる善男善女
心静かなる時は如来になると言われてもいます。
さて、この火渡りの秘法はめったに本物を見ることが出来ない物ですが、ここでは毎年4月の
第2日曜日に見ることが出来ます、来年は皆さんお誘い合わせていかがでしょうか。
善男善女や稚児たちが、それぞれの思いを書いた護摩木をヒバの葉で囲い火をつけた中に投げ
入れ、
「熾き」
状態になるまで燃やしたところを歩いてわたるのです。
修験僧がほら貝をならしながら進み、その後を盛装の稚児たちが「散華」と呼ばれる木の葉の形
をした肌身守りを回りの方に配ります。本堂を出て境内を一周し、結界の中に入って行き、四方
に
「破魔矢」
を射って清めた後は真剣と大きな斧で清め払いの儀式を行い、火をつけるという一連
の古式豊かで荘厳な儀式が続いて
ゆきました。この「破魔矢」を拾っ
た方は1年間お守りとして家の神
棚に上げておくのだそうで、大勢
がその矢の方向に走ってゆき、取
り合っていました。
子供たちは火渡りに泣きべそか
きながらも挑戦していましたよ。
見ていてとても勇壮な、しかもあ
りがたい感じが伝わってくるお祭
こわごわ渡る稚児
りでした。