熱海市行財政改革プラン (平成20年度ローリング版)

熱海市行財政改革プラン(素案)
<平成20年度ローリング版>
平成20年7月
目
項
目
Ⅰ 平成19年度財政状況(決算見込み)
次
P
1
項
目
P
3.民間活力の導入
1.一般会計歳入の状況
4.公営企業会計の改革
2.一般会計歳出の状況
5.定員管理の適正化・給与等の縮減
3.市債発行の状況
4.特別会計の財政状況
Ⅳ 行財政改革プランのローリング作業
5.公営企業会計の財政状況
36
1.ローリングの実施経過
2.一般会計歳入歳出の推移(平成21年度~23年度)
Ⅱ 平成20年度予算の概要
8
1.予算編成方針
Ⅴ 事務事業の再編・整理、廃止・統合
2.予算規模
1.プラン策定後の変化
3.一般会計歳入予算の概要
2.事業実施の優先順位の変更
4.一般会計歳出予算の概要
3.廃止等の事業の見直し
48
5.行財政改革プランとの比較
Ⅲ 取り組み事項の進捗状況
1.歳入の確保
2.歳出の抑制
Ⅵ 市役所の構造改革 8つの柱
53
Ⅶ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律への対応
56
20
Ⅰ 平成19年度財政状況(決算見込み)
行財政改革プラン初年度にあたる平成19年度の財政状況については、本来であれば決算確定後にお知らせすべきでありますが、次年度
以降の予算編成などに反映させることを念頭に見直し作業を行っていることから、ここでは、決算見込みとして平成19年度の財政状況をお
知らせいたします。
1.一般会計歳入の状況
歳入全体の収入済額は、平成18年度決算額203億34,506千円に比べ18億10,597千円減少しています。この要因としては、基金
の取り崩しによる繰入金の減少が主なものでありますが、総体的に減少している歳入状況であっても、歳入の根幹である市税収入について
は、平成18年度決算額と比較し、2億51,066千円増加しています。
<歳入構成>
歳入科目
(単位:%、千円)
構成比
予算額
平成19年度財政状況<収入済額>(決算見込み額)
収入済額
自主財源
依存財源
市税
59.74
11,020,477
11,067,092
諸収入等
10.69
2,167,411
1,980,067
諸収入等
繰越金
3.76
695,920
695,920
繰越金
地方交付税
2.36
400,000
437,156
地方交付税
国庫支出金
8.20
1,555,756
1,519,505
国庫支出金
県支出金
3.84
708,819
711,388
市債
7.02
1,344,300
1,299,900
4.39
823,532
812,881
100.0
18,716,215
18,523,909
市税
平成18年度比較
2億51,066千円増
県支出金
市債
その他
合 計
その他
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
(千円)
1
8,000,000
10,000,000
12,000,000
2.一般会計歳出の状況
歳出全体の支出済額は、平成18年度決算額196億38,586千円に比べ15億73,464千円減少しました。この主な要因としては、市
役所における内部管理経費などで構成される総務費が7億47,547千円減少したことによります。厳しい財政状況に鑑み歳出全体におい
て縮減傾向となっておりますが、市民生活に直結する福祉や生活保護などで構成される民生費については、23,168千円の減少にとどめ
ております。
<歳出構成>
歳出科目
(単位:%、千円)
構成比
予算額
支出済額
議会総務費
20.69
3,888,471
3,737,741
民生費
28.01
5,240,795
5,059,986
衛生費
7.64
1,412,559
1,380,829
平成19年度財政状況<支出済額>(決算見込み額)
議会総務費
民生費
衛生費
農林水産業費
1.23
229,972
222,659
観光商工費
8.92
1,747,498
1,611,371
観光商工費
土木費
8.70
1,635,282
1,572,152
土木費
消防費
4.79
870,447
864,735
対平成18年度比較
7億47,547千円減少
農林水産業費
消防費
教育費
教育費
7.11
1,330,011
1,284,407
災害復旧費等
0.21
46,216
38,488
12.69
2,314,964
2,292,754
18,716,215
18,065,122
公債費
合 計
100.0
災害復旧費等
公債費
0
1,000,000
2,000,000
3,000,000
(千円)
2
4,000,000
5,000,000
6,000,000
3.市債発行の状況
市債の発行に関しては、世代間の負担調整機能や地方財政の年度間負担調整機能をもつ重要な財源として有効に活用しているところで
あります。一般会計及び特別会計の合計残高は平成18年度に比べ6億20,000千円ほど減少しています。この要因としては、市債償還に
よるもので、土木(道路整備等)・教育(学校建設等)・観光(都市公園整備等)・保健衛生(ごみ焼却場建設等)の残高が減少したことにより
ます。なお、全会計における市債残高の状況は、右下のグラフのとおりです。
<市債残高(決算見込み額)>
目 的
(単位:%、千円)
構成比
市債残高の状況(決算見込み額)
発行残高
66.61
13,122,778
林
0.44
86,576
総
務
6.03
1,187,800
民
生
0.03
6,072
保 健 衛 生
8.37
1,649,226
農 林 水 産
1.74
342,242
普通債
公
有
観
光
12.40
2,443,118
土
木
17.32
3,411,951
公 営 住 宅
1.12
219,892
都 市 計 画
4.89
963,150
消
防
1.22
239,636
教
育
13.06
2,573,115
公有林
総務
民生
保健衛生
農林水産
観光
土木
公営住宅
都市計画
消防
教育
災害復旧債
その他
駐車場事業債
離島初島簡易水道事業債
公共用地先行取得事業債
初島漁業集落排水処理事業債
0
4,000,000
5,000,000
6,000,000
7,000,000
40,000
温泉事業
35,000
下水道事業
30,000
5,844,028
駐車場事業債
1.93
379,486
離島初島簡易水道事業債
0.25
48,481
10,000
公共用地先行取得事業債
0.19
37,240
5,000
初島漁業集落排水処理事業債
0.92
181,500
0
100.0
19,702,166
(
29.66
百
万
円
水道事業
初島下水道処理事業
25,000
離島初島簡易水道事業
20,000
公共用地先行取得事業
)
合計
3,000,000
市債残高の状況(全会計)
88,653
その他
2,000,000
(千円)
0.45
災害復旧債
1,000,000
駐車場事業
15,000
一般会計
3
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
4.特別会計の財政状況
特定の事業を行う場合に、一般会計とは別に事業を行う特別会計事業は、国民健康保険事業をはじめに平成12年度より事業を開始し
ている介護保険事業、また、平成20年度から老人保健医療事業が制度移行した後期高齢者医療事業などであります。この中でも近年の
医療費の増大により国民健康保険及び介護保険事業においては年々増加傾向にあります。
<特別会計の状況(決算見込み額)>
歳出科目
国民健康保険事業
駐車場事業
交通災害共済事業
公共用地先行取得事業
離島初島簡易水道事業
老人保健医療事業
介護保険事業
初島漁業集落排水処理事業
(単位:千円、%)
予算額
収入割合
6,035,584
131,357
7,511
6,100
75,398
5,217,181
3,431,744
63,705
収入済額
98.58
100.0
127.64
99.41
99.15
96.61
98.38
99.28
支出割合
5,949,704
131,355
9,587
6,064
74,758
5,040,209
3,376,287
63,249
98.03
100.0
97.99
99.41
97.94
97.05
95.76
98.74
平成19年度特別会計財政状況<支出済額>(決算見込み)
5,916,931
国民健康保険事業
131,355
駐車場事業
交通災害共済事業
7,360
公共用地先行取得事業
6,064
73,846
離島初島簡易水道事業
5,063,198
老人保健医療事業
3,286,299
介護保険事業
62,901
初島漁業集落排水処理事業
0
1,000,000
2,000,000
3,000,000
4,000,000
(千円)
4
5,000,000
6,000,000
7,000,000
支出済額
5,916,931
131,355
7,360
6,064
73,846
5,063,198
3,286,299
62,901
5.公営企業会計の財政状況
<水道事業の状況> ※H19数値は、見込額
水道事業については、平成30年度までに財政を健全化するための財政計画をもち、これまでこの計画に基づき事業を執行した経過があり
ます。また、今後についてはプラン上に位置づけられている取り組み事項(①人件費の削減 ②投資的事業の縮減 ③委託料・補助金の整
理 ④収入の確保)を着実に取り組むことにより企業の合理化を進め、あわせて財政計画上にある料金改定を実行していかなければ財政の
健全化はありえないと考えています。
純損益の推移(水道事業)
不良債務の推移(水道事業)
100
200
50
-300
0
(
(
-50
百
万
円
-100
-150
-800
-1,300
)
)
百
万
円
-1,800
-200
-2,300
-250
-2,800
-300
純損益
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
70
0
-33
-31
-83
-8
-62
-56
-23
-227
61
-3,300
H9
H10
H11
H12
H13
H14
不良債務 -75
176
121
148
-10
229
企業債現在高(水道事業)
16,000
700
14,000
600
(
(
10,000
)
)
百
万
円
8,000
6,000
H17
H18
H19
500
400
300
200
4,000
100
2,000
0
H16
一般会計からの繰入金(水道事業)
12,000
百
万
円
H15
-612 -644 -630 -754 -658
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
0
H19
現在高 2,442 2,384 2,342 2,394 2,345 2,314 2,314 2,303 2,321 2,264 2,167
繰入額
5
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
179
208
204
123
97
93
23
0
0
0
0
<下水道事業の状況> ※H19数値は、見込額
下水道事業では、平成35年度までに財政を健全化するための財政計画をもち、これまでこの計画に基づき事業を執行した経過がありま
す。今後については、過去の大規模投資による影響から非常に厳しい状況が続くことから、プラン上に位置づけられている取り組み事項(①
人件費の削減 ②投資的事業の縮減 ③委託料・補助金の整理 ④収入の確保)を着実に実施し、事業の合理化をさらに図っていきます。
また、水道事業と同様に財政計画上にある料金改定を実行していかなければ財政の健全化はありえないと考えています。
純損益の推移(下水道事業)
不良債務の推移(下水道事業)
100
200
50
-300
0
(
(
-800
百 -1,300
万
円
-1,800
-200
-2,300
-250
-2,800
-300
純損益
)
)
-50
百
万 -100
円
-150
H9
H10
H11
H12
81
51
29
84
H13
H14
H15
H16
H17
-130 -279 -225 -233 -90
H18
H19
-278
25
-3,300
不良債務
H9
H10
H11
H12
H13
H14
-810
349
308
-24
-560
-167
企業債現在高(下水道事業)
H16
H17
H18
H19
一般会計からの繰入金(下水道事業)
700
16,000
14,000
600
12,000
500
(
(
10,000
百 400
万
円 300
8,000
)
)
百
万
円
H15
-2,211 -3,100 -3,257 -3,090 -2,643
6,000
200
4,000
100
2,000
0
0
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
現在高 13,226 12,875 12,482 12,651 13,304 14,223 14,334 14,162 13,957 13,635 13,228
6
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
繰入額 692
688
544
621
392
391
376
412
420
420
420
<温泉事業の状況>※H19数値は、見込額
温泉事業については、平成30年度までに財政を健全化するための財政計画をもち、これまでこの計画に基づき事業を執行した経過があり
ます。水道・下水道事業と同様に財政計画上にある料金改定を実行していかなければ財政の健全化はありえません。また、温泉事業そのも
ののあり方についても現在、検討委員会を設置し今後の事業の方向性を審議している状況です。
純損益の推移(温泉事業)
不良債務の推移(温泉事業)
100
200
50
-300
0
-800
(
(
-50
-200
-2,300
-250
-2,800
-300
)
百 -1,300
万
円
-1,800
)
百
万 -100
円
-150
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
純損益 -25
-12
13
-20
-1
-3
12
16
0
-129
-12
-3,300
不良債務
H9
H10
H11
H12
H13
H14
63
96
102
56
72
91
企業債現在高(温泉事業)
16,000
700
14,000
600
(
(
10,000
H17
H18
H19
500
)
)
百 400
万
円 300
8,000
6,000
200
4,000
100
2,000
0
H16
一般会計からの繰入金(温泉事業)
12,000
百
万
円
H15
-212 -204 -197 -246 -231
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
現在高 642
653
656
630
581
531
504
508
538
528
487
0
繰入額
7
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
27
32
31
39
39
39
17
12
12
12
12
Ⅱ 平成20年度予算の概要
「行財政改革プラン」策定(平成19年11月)後の最初の予算編成として、歳入に見合った歳出を原則に同プランの着実な実行を図りまし
た。特に財政基金の取り崩しは、昨年度7億9,400万円でしたが平成20年度ではこれを計上することなく予算編成を行いました。現状緊
縮財政の中ではありますが、予算編成にあたっては、地域経済の活性化及び市民福祉の向上に配慮し、可能な限りの配分を行いました。
1.予算編成方針(要約)
1.基本事項
(1)予算編成にあたっては、課内、部内で精査、調整のうえ要求すること。
(2)特定財源の増収、法令等を遵守した支出の適正化等、収入及び支出の両面から見直しを行い、予算要求額に反映させること。
(3)行財政改革プランに計上されている廃止事業、縮小事業等は確実に履行するものとし、各部の予算枠の範囲内で要求するものとすること。
(4)サンセット方式(事業の終期設定)や事業のスクラップを徹底するとともに、PFIの導入やアウトソーシングの実施を進め、一般財源を捻出すること。
(5)新規事業については、ネットコストによる事業精査を行い、施設等箱物は、トータルコストを算出し、客観的な評価に耐えうるものとすること。
(6)市民の視点・経営者的視点で厳しく事務事業を見直し、廃止・統合の推進、事業計画の見直しや実施期間の延長・縮減、市民との協働等に努める。
(7)新規施策等の実施(特に各課にまたがる事業)については関係課との調整を十分にし、整理統合を図ったうえで、予算要求すること。
2.歳入について(要約)
(1)税負担の公平確保のため、収納率の向上に最大限の努力をすること。
(2)国、県支出金、市債等の依存財源については、新たな補助制度、融資制度等の発掘に努めること。
(3)使用料、手数料等については、受益者負担の原則に則り、適正な額となるように見直しを行うこと。
(4)その他の収入についても、原点から精査し、収入の増大と確保に努めること。
(5)未利用財産については、売却に努めること。
(6)新たな財源の確保に積極的に取り組むこと。
3.歳出について(要約)
(1)行財政改革プラン上継続事業であっても廃止・中断を含めて全面的な見直しを行い、徹底的に削減合理化を図ること。
(2)新規事業は既存の事業を廃止・縮減するなど各部の予算の範囲内で調整すること。
(3)経常的経費については、慣例にとらわれず、抜本的見直しを図り再編・整理、廃止・統合の推進を図る。
(4)政策的経費については、凍結・延期に努めること。
(5)事業の計画に際しては、厳しい財政状況を十分に勘案した上で、後年度負担となる市債及び債務負担行為は極力抑制すること。
(6)新たな補助金は原則として認めないものとする。継続する補助金等はゼロベースから見直し、時限措置とし、必ず終期を設定すること。
(7)多様な入札・契約方式の推進を図り、公共工事のコストを見直し、縮減について積極的に研究し、予算要求に反映させること。
(8)資機材のリース契約等については後年度負担を伴うため、コスト面を十分検討すること。
8
4.各特別会計について
(1)特別会計は、一般会計に依存することなく独立採算を目指し一般会計に準じて、予算を編成するものとする。
(2)水道事業会計については、受益と負担の原則を考慮し、財政計画に基づいた収支見込みによる適正料金の設定及び改定等、収益性の向上を図り、
また組織の統廃合や定員の適正化などで企業経営体制をより適正なものにするための改革を断行すること。
(3)下水道事業会計については、料金設定の適正化、普及率の向上、定員適正化等による経営の徹底した合理化、資産の有効利用等を十分に検討
すること。また、建設投資、財務、業務等の将来を見据えた企業経営を企図されたい。
(4)温泉事業会計についても、組織の統廃合や定員の適正化などによる経費の節減、アウトソーシングなどの検討を図られたい。
(5)公営企業三会計は、財務の健全化に向けての不断の努力をされたい。
(6)土地開発公社、振興公社については、企業感覚に基づく独自の事業計画の立案、事業の拡大等その目的達成に努められるとともに、事務処理の合
理化等事業の見直しについても一層努力されたい。なお、土地開発公社においては、人口対策の観点からも、優良宅地の販売に鋭意努力されたい。
また、振興公社においては、財務の健全化を一層推進されたい。
2.予算規模
平成20年度予算規模は、一般会計では173億3,800万円となり、平成19年度と比較すると4.7%の減小となった。各特別会計におい
ては、114億3,420万円となり、前年度比22.0%の減少、また、公営企業会計では、約60億360万となり、前年度比3.6%の増加と
なった。全体の予算規模では、約347億7,580万円となり、前年度比10.0%の減額となった。
(単位:千円、%)
対19年度
伸率
当初予算
区 分
平成20年度
平成19年度
比較
H20
1.一般会計①
17,338,000
18,190,000
△852,000
△4.7
2.特別会計
11,434,200
14,652,800
△3,218,600
△22.0
6,049,900
5,904,200
145,700
2.5
106,600
109,400
△2,800
△2.6
7,400
7,500
△100
△1.3
国民健康保険事業②
駐車場事業③
交通災害共済事業④
公共用地先行取得事業⑤
6,000
6,100
△100
△1.6
離島初島簡易水道事業⑥
61,500
75,200
△13,700
△18.2
931,000
5,073,100
△4,142,100
△81.6
3,674,500
3,406,900
267,600
7.9
35,200
70,400
△35,200
△50.0
562,100
-
562,100
皆増
3.企業会計
6,003,603
5,794,300
209,303
3.6
水道事業⑪
2,171,819
2,239,511
△67,692
△3.0
下水道事業⑫
3,172,293
2,927,329
244,964
8.4
659,491
627,460
32,031
5.1
34,775,803
38,637,100
△3,861,297
△10.0
老人保健医療事業⑦
介護保険事業⑧
初島漁業集落排水処理事業⑨
後期高齢者医療事業⑩
温泉事業⑬
合
計
9
平成20年度 各会計予算規模(千円)
①
2,171,819
②
③ 562,100
④
35,200
⑤
⑥ 3,674,500
⑦
⑧
⑨ 931,000
⑩
61,500
⑪
6,000
⑫
7,400
⑬
106,600
3,172,293
6,049,900
659,491
17,338,000
(単位:千円、%)
3.一般会計<歳入>予算の概要
一般会計の歳入においては、市税収入
を平成19年度の収入見込みに基づき、
前年度比1億4,360万余円の増収とし
ました。このうち市民税においては、税制
改正による増収分として4,772万円、ま
た、市税収入の根幹である固定資産税
については、新築家屋の増加による4,8
65万余円の増収を見込んでいます。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
平成20年度歳入構成(千円)
11,145,700
市税64.3%
科 目
1.市税
①市民税
②固定資産税
③軽自動車税
④市たばこ税
⑤特別土地保有税
⑥別荘等所有税
⑦入湯税
⑧都市計画税
2.地方譲与税
3.利子割交付金
4.配当割交付金
5.株式等譲与所得割交付金
6.地方消費税交付金
7.ゴルフ場利用税交付金
8.自動車所得税交付金
9.地方特例交付金
10.地方交付税
11.交通安全対策特別交付金
12.分担金及び負担金
13.使用料及び手数料
14.国庫支出金
15.県支出金
16.財産収入
17.寄附金
18.繰入金
19.繰越金
20.諸収入
21.市債
特別地方消費税交付金
合 計
10
平成20年度
金額(千円)
構成
11,145,700
64.3
2,950,676
26.5
5,238,810
47.0
0.4
49,638
873,350
7.8
262
0.0
575,595
5.2
425,948
3.8
1,031,421
9.3
126,000
0.7
28,000
0.2
25,000
0.1
13,000
0.1
470,000
2.7
28,000
0.2
88,000
0.5
0.2
33,000
2.2
380,000
0.1
9,500
0.6
102,293
2.5
438,616
9.2
1,588,008
3.8
657,359
1.4
241,604
0.0
6,283
0.7
124,485
1.2
200,000
2.4
412,752
1,220,400
7.0
0.0
0
17,338,000
100
平成19年度
金額(千円)
構成
11,002,095
60.5
2,902,956
26.4
5,190,157
47.2
47,965
0.4
821,291
7.5
10,314
0.1
571,684
5.2
435,537
3.9
1,022,191
9.3
140,000
0.8
20,000
0.1
10,000
0.1
10,000
0.1
520,000
2.9
25,000
0.1
95,000
0.5
50,000
0.3
400,000
2.2
9,500
0.1
103,267
0.6
448,577
2.5
1,514,383
8.3
658,994
3.6
132,023
0.7
0.5
96,751
5.3
967,698
1.1
200,000
2.3
410,311
1,376,400
7.6
1
0.0
18,190,000
100
比較
(千円)
143,605
47,720
48,653
1,673
52,059
△10,052
3,911
△9,589
9,230
△14,000
8,000
15,000
3,000
△50,000
3,000
△7,000
△17,000
△20,000
0
△974
△9,961
73,625
△1,635
109,581
△90,468
△843,213
0
2,441
△156,000
△1
△852,000
伸率
1.3
△10.0
40.0
150.0
30.0
△9.6
12.0
△7.4
△34.0
△5.0
0.0
△0.9
△2.2
4.9
△0.2
83.0
△93.5
△87.1
0.0
0.6
△11.3
△4.7
4.一般会計<歳出>予算の概要
一般会計歳出では、人件費については大幅な見直しを行い、特別職給与を市長30%・副市長20%・教育長10%減額し、さらには、職
員人件費について、給料及び期末勤勉手当の合計額の8%相当額を減額(2億2,725万円)しました。また、各種事務事業は、プランに基
づき計上し、中でも補助金に関しては、7,948万円の縮減を図りました。
【目的別歳出】
(単位:千円、%)
科 目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
議会費
総務費
民生費
衛生費
農林水産業費
観光商工費
土木費
消防費
教育費
災害復旧費
公債費
諸支出金
予備費
合 計
平成20年度
構成
金額
1.1
196,682
18.1
3,141,974
30.5
5,263,678
1,293,839
7.5
0.9
157,452
9.4
1,637,916
8.4
1,464,287
4.3
754,149
6.7
1,157,004
0.0
4
12.9
2,237,445
0.1
10,570
0.1
23,000
100
17,338,000
平成19年度
構成
金額
1.2
224,748
17.1
3,101,742
28.7
5,211,381
7.8
1,427,414
1.3
241,576
9.5
1,721,742
9.3
1,695,632
4.8
872,538
7.4
1,346,356
0.0
4
12.7
2,314,964
0.1
11,903
0.1
20,000
100
18,190,000
平成20年度目的別歳出構成(千円)
比較
伸率
△28,066
40,232
52,297
△133,575
△84,124
△83,826
△231,345
△118,389
△189,352
0
△77,519
△1,333
3,000
△852,000
△12.5
1.3
1.0
△9.4
△34.8
△4.9
△13.6
△13.6
△14.1
0.0
△3.3
△11.2
15.0
△4.7
10,570
23,000
2,237,445
3,141,974
4
1,157,004
196,682
754,149
1,464,287
5,263,678
1,637,916
157,452
1,293,839
1
2
3
4
5
【性質別歳出】
6
7
8
9
10
(単位:千円、%)
科 目
義務的経費
人件費
議員・委員等の報酬
職員給与費
その他
扶助費
公債費
平成20年度
金額
4,598,483
246,627
3,441,891
909,965
2,714,889
2,237,445
平成19年度
金額
5,066,870
269,452
4,069,487
727,931
2,581,396
2,314,964
構成
26.5
1.4
19.9
5.2
15.7
12.9
11
構成
27.9
1.5
22.4
4.0
14.2
12.7
比較
伸率
△468,387
△22,825
△627,596
182,034
133,493
△77,519
△9.2
△8.5
△15.4
25.0
5.2
△3.3
11
12
13
(単位:千円、%)
科 目
投資的経費
その他経費
普通建設事業費
補助事業費
単独事業費
県営事業負担金
災害復旧事業費
補助事業費
単独事業費
物件費
補助費等
維持補修費
積立金
貸付金
投資及び出資金
繰出金
予備費
合 計
1,520,170
平成20年度
金額
1,414,330
398,650
845,030
170,650
4
2
2
2,490,118
1,401,766
101,749
639,638
185,738
10,670
1,520,170
23,000
17,338,000
平成19年度
金額
1,476,210
325,691
913,419
237,100
4
2
2
2,863,043
1,125,391
123,039
576,324
186,520
7,570
1,848,669
20,000
18,190,000
構成
8.2
2.3
4.9
1.0
0.0
0.0
0.0
14.4
8.1
0.6
3.7
1.0
0.1
8.7
0.1
100
比較
構成
8.1
1.8
5.0
1.3
0.0
0.0
0.0
15.7
6.2
0.7
3.2
1.0
0.0
10.2
0.1
100
伸率
△61,880
72,959
△68,389
△66,450
0
0
0
△372,925
276,375
△21,290
63,314
△782
3,100
△328,499
3,000
△852,000
△4.2
22.4
△7.5
△28.0
0.0
0.0
0.0
△13.0
24.6
△17.3
11.0
△0.4
41.0
△17.8
15.0
△4.7
性質別歳出(H19比較)
平成20年度性質別歳出構成(千円)
10,670
185,738
23,000
300,000
639,638
101,749
4,598,483
0
千
円 △ 100,000
△ 200,000
△ 300,000
△ 400,000
予備費
繰出金
投 資 及 び出 資 金
貸付金
積立金
維持補修費
補助費等
物件費
災害復旧事業費
12
普通建設事業費
2,237,445
公債費
1,414,330
扶助費
△ 500,000
人件費
2,714,889
4
100,000
)
2,490,118
200,000
(
1,401,766
人件費
扶助費
公債費
普通建設事業費
災害復旧事業費
物件費
補助費等
維持補修費
積立金
貸付金
投資及び出資金
繰出金
予備費
5.行財政改革プランとの比較
科 目
【一般会計歳入比較】
平成20年度一般会計歳入予算と行財政改革プランの比較
表については右表のとおりです。この中で増額されたものは、
市税収入で2億1470万円の増収を新たに見込んでいます。
これらは平成19年度末(H20.3.31)現在の市税収入が平成1
9年度予算額に対し2億円ほど増加していることから、見込ま
れたものであります。
一方、減額されたものは、財産収入で1億4839万余円ほど
の減額がなされました。これは、未利用土地の売却に関して当
初予定していたもののうち、年度内において確実に売却可能
な資産に絞り込んだことによるものです。
平成20年度歳入(プラン比較)
250,000
200,000
(
150,000
100,000
)
千
円
50,000
0
△ 50,000
△ 100,000
市 債
諸 収 入
繰 越 金
繰 入 金
寄 附 金
財 産 収 入
国 県 支 出 金
使 用 料 手 数 料
分 担 金 負 担 金
交 通 安 全 交 付 金
地 方 交 付 税
地 方 特 例 交 付 金
自 動 車 取 得 税 交 付 金
株 式 等 交 付 金
ゴ ル フ場 利 用 税 交 付 金
地 方 消 費 税 交 付 金
地 方 譲 与 税
配 当 割 交 付 金
利 子 割 交 付 金
市 税
△ 150,000
1.市税
①市民税
②固定資産税
③軽自動車税
④市たばこ税
⑤特別土地保有税
⑥別荘等所有税
⑦入湯税
⑧都市計画税
2.地方譲与税
3.利子割交付金
4.配当割交付金
5.株式等譲与所得割交付金
6.地方消費税交付金
7.ゴルフ場利用税交付金
8.自動車所得税交付金
9.地方特例交付金
10.地方交付税
11.交通安全対策特別交付金
12.分担金及び負担金
13.使用料及び手数料
14.国庫支出金
15.県支出金
16.財産収入
17.寄附金
18.繰入金
19.繰越金
20.諸収入
21.市債
特別地方消費税交付金
合 計
13
プラン計上額(A)
H20予算額(B)
10,931,000
2,917,715
5,126,633
48,970
821,126
311
572,153
423,883
1,020,178
134,000
20,000
17,000
19,000
500,000
24,000
94,000
50,000
380,000
10,000
92,000
450,000
11,145,700
2,950,676
5,238,810
49,638
873,350
262
575,595
425,948
1,031,421
126,000
28,000
25,000
13,000
470,000
28,000
88,000
33,000
380,000
9,500
102,293
438,616
1,588,008
657,359
241,604
6,283
124,485
200,000
412,752
1,220,400
0
17,338,000
2,088,000
390,000
50,000
110,000
0
450,000
1,171,000
0
16,980,000
(単位:千円)
比較(B)-(A)
214,700
32,961
112,177
668
52,224
△49
3,442
2,065
11,243
△8,000
8,000
8,000
△6,000
△30,000
4,000
△6,000
△17,000
0
△500
10,293
△11,384
157,367
△148,396
△43,717
14,485
200,000
△37,248
49,400
0
358,000
【一般会計歳出比較】
平成20年度一般会計歳出予算と行財政改革プランの比較表については下表のとおりです。この中でプラン計上額を下回ったものについては、
議会費において議員1名の欠員、総務費における庁舎建設関連事業を平成19年度に前倒ししたこと、教育費において教員パソコン整備及び
臨時職員配置の縮小によるものであります。一方のプラン額を上回ったものについては、民生費における障害者自立支援法及び後期高齢者医
療制度の事業新設があったことや国民健康保険税の税率改正において予定改正率を大幅に下回ったことによって生じたものがあげられる。
(単位:千円)
科 目
150,000
100,000
千
円
50,000
0
△ 50,000
職 員 給 与 費
予 備 費
諸 支 出 金
変動事由
議会費
総務費
16,537
秘書事務経費
3,406
3,820
出張旅費の増加による。
市及び市長等にかかる交際事務
1,971
1,715
交際費のカット率を20%としたため。
596
1,673
中型バスを廃止し、バス借り上げ料を新設したため。
40
2,569
知的障害者雇用を行うための雇用報酬を新設したため。
一般管理事務(総務課)
公 債 費
H20予算額
16,701
共用車の維持管理及び運行事務
災 害 復 旧 費
プラン計上
136,605
議員活動及び事務局の総括事務
教 育 費
(単位:千円)
143,643
議員報酬事務
消 防 費
土 木 費
△ 100,000
観 光 商 工 費
事務事業名
200,000
農 林 水 産 業 費
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
250,000
衛 生 費
△7,202
△25,704
213,048
12,835
2,390
30,044
19,063
△420
△51,516
0
△19,969
△600
23,000
22,942
217,911
民 生 費
153,142
2,149,356
4,832,412
942,320
105,511
1,340,192
1,174,166
130,109
637,445
4
2,237,445
10,570
23,000
3,602,328
17,338,000
総 務 費
160,344
2,175,060
4,619,364
929,485
103,121
1,310,148
1,155,103
130,529
688,961
4
2,257,414
11,170
0
3,579,386
17,120,089
議会費
総務費
民生費
衛生費
農林水産業費
観光商工費
土木費
消防費
教育費
災害復旧費
公債費
諸支出金
予備費
職員給与費
合 計
平成20年度歳出(プラン比較)
議 会 費
比較(B)-(A)
)
H20予算額(B)
(
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
プラン計上額(A)
議員1名に欠員が生じたため。
議会だより(年4回発行)を休刊とし、代替として「広報あたみ」を活用し、事業を継続する。
14
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
事務事業名
事務改善・研修事務
(単位:千円)
プラン計上
H20予算額
変動事由
7,372
8,884
職員研修の充実による経費の増加。(意識改革研修の実施)
10,916
9,273
職員互助会に対する負担金を減じたため。
予算編成起債地方交付税等
の財務事務
1,539
5,205
地方公営企業金融機構の新設に伴い、出資金を計上したため。
一般市有地の管理事務
3,000
7,756
市有財産の売却に係る、鑑定料ほかの経費を計上したため。
行財政審議会運営事業
1,489
575
行財政改革会議運営事業
1,132
3,735
13,652
11,039
地域安全活動事業
6,843
5,079
地域安全コミュニティ会議への補助金を減じたため。
静岡県交通安全指導員設置
費負担金事務
9,719
6,888
県下での指導員数見直しによる。
職員退職手当基金積立金事
務
115,000
104,174
定員実績に基づく積立金の変更。
庁舎等建設準備事業
111,288
83,870
平成19年度補正で事業を前倒ししたため。
100
11,100
基金の運用利子を見込んだことによる。
固定資産税の賦課事務
14,490
19,660
土地評価更新業務委託料の計上漏れ。
市税の収納及び滞納整理事
務
24,814
26,051
滞納整理機構参加経費を合算したことによる。
住基ネットワークシステム事業
5,554
2,528
システム委託料を減じたため。
戸籍情報システム導入事業
26,275
22,948
システム委託料を減じたため。
603
3,073
裁判員制度システム委託料、投票区変更による委託料を計上したため。
5,902
8,348
地域防災指導員養成講座に係る委託料を新設したため。
自主防災組織育成事業
19,467
16,605
防災資機材購入補助金を減じたため。
社会福祉協議会補助金等事
務
35,541
33,650
社会福祉協議会に対する補助金を減じたため。
福祉団体補助金等事務
23,976
17,427
熱海小規模授産所NPO法人化により、法定給付分に切り替わったため。
身体、知的障害者更生援護事
業
48,194
32,966
関連他事業に割り振られたことによる。
福利厚生事業
町内会長連合会活動に対する
助成等の事務
総務費
新庁舎建設基金積立金事務
選挙管理委員会運営事業
地震防災対策事業
諮問案件(水道・下水道料金関連)の統合により、開催回数を減じたため。
行政評価関連委託費を計上したことによる。
連合会定例会出席者謝礼を8千円から5千円に減額したため。
民生費
15
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
事務事業名
(単位:千円)
プラン計上
H20予算額
変動事由
民生費
障害者自立支援法介護給付
事業
257,323
253,215
障害者自立支援法訓練等給
付事業
15,524
31,830
サービス未利用者及び養護学校卒業者の利用開始による。
障害者自立支援法地域生活
支援事業
25,636
30,794
相談員人件費を計上したため。
障害者自立支援法その他事
業
13,020
25,843
制度扶助費の大幅な増加及び補装具給付を計上したため。
障害者自立支援更生医療事
業
0
86,027
制度改正により生活保護者に係る医療費の一部を支弁したため。
精神障害者更生援護及び医
療費助成事業
4,607
7,112
在宅老人福祉事業
46,714
36,916
一部の事業を廃止したことや特別会計へ移行計上したことによる。
高年齢者労働能力活用事業
12,625
11,609
シルバー人材センター運営費補助金の減額による。
後期高齢者医療制度運営事
業
0
492,828
新設。
後期高齢者医療制度健康診
査事業
0
14,783
新設。
後期高齢者医療制度賦課徴
収事業
0
6,518
新設。
老人保健法医療給付事務
0
800
新設。
老人保健医療事業特別会計
への繰出金
400,000
69,337
介護保険事業特別会計への
繰出金
608,938
596,701
特別会計事業変更による。
児童扶養手当給付事業
125,513
157,429
手当対象者の実績に基づく変更。
児童手当給付事業
193,415
191,944
手当対象者の実績に基づく変更。
46,716
43,097
手当対象者の実績に基づく変更。
190,000
191,954
生活保護法要保護世帯の扶
助事務
1,421,791
1,329,646
国民健康保険その他繰出金
事務
550,000
622,576
乳幼児医療費助成事業
民間保育所運営事業
給付対象実績に基づく変更。
機械器具購入費及び法定化推進員設置事業補助金の新設による。
後期高齢者医療制度創設による。
運営委託料の変更による。
対象世帯の実績に基づく変更。
国保税改定率の減による。
16
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
事務事業名
(単位:千円)
プラン計上
H20予算額
変動事由
母子保健事業
14,204
11,780
対象者実績に基づく委託料の減。
結核予防及び感染症予防事
業
23,008
19,653
対象者実績に基づく委託料の減。
958
2,091
40,772
39,044
210,997
222,602
16,690
63,783
施設運転管理業務の委託拡大による。
100,000
90,000
事業内容の変更。
9,000
5,000
事業内容の変更。
67,440
64,081
センター運転管理業務委託料の減による。
初島漁業集落廃水処理事業
への繰出金
6,288
10,191
特別会計事業内容の変更による。
離島初島簡易水道への繰出
金
16,000
12,058
特別会計事業内容の変更による。
鳥獣保護等事務
1,659
2,248
猿の捕獲事業を新設したため。
森林保護事業
3,325
2,731
間伐促進事業補助の減による。
42
10,705
延期した事業の継続による。
19,813
17,476
伊豆観光推進協会、熱海駅観光案内協議会負担金の減による。
観光戦略策定、推進事業
8,000
11,758
観光基本計画推進事業費の増による。
宣伝行事の総括的事務
4,330
6,578
観光マップ作成業務、ホスピタリティマインド育成事業を新設したため。
496
1,946
観光商工課、公営企業部の補助金を一本化したことによる。
217,595
226,388
6,180
5,429
誘客キャンペーン事業
25,595
36,123
春季、秋季キャンペーン事業の統廃合による。
湯~遊~バス運行事業
18,987
17,734
運行委託料、ガイド補助金の減による。
139,856
173,819
環境にやさしい街推進事業
健康増進事業
衛生費
廃棄物処理事業
リサイクル事業
廃棄物処理施設事業
リサイクル施設事業
し尿処理事業
農林水産 業費
初島漁港施設改修事業
静岡県観光協会ほか負担金、
補助金事務
観光商工費
地域観光振興当事業
各種宣伝及び行事開催のため
の委託料、補助金事務
外国人観光客誘客促進事業
都市公園の管理運営事業
太陽光発電システム設置補助の計上による。
健康診査等の制度改正による。
焼却用灯油、電気料の価格高騰による。
花火大会経費の再計上による。
インバウンド事業補助、負担金の減による。
管理形態の変更による。
17
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
事務事業名
梅園整備事業
(単位:千円)
プラン計上
H20予算額
変動事由
観光商工費
49,000
45,500
観光トイレ整備事業
0
8,402
新設。
初島サイン整備事業
0
3,527
新設。
起雲閣の管理運営事業
38,290
37,136
委託料の減額。
澤田政廣記念美術館の管理
運営事業
27,859
33,301
公社への委託業務の継続による。
伊豆山郷土資料館の管理運
営事業
1,996
3,241
嘱託員による管理を継続及び開館日数の縮小が図られなかったことによる。
池田満寿夫記念館の管理運
営事業
11,783
6,017
陶芸体験事業の見送りによる。
花の都づくり推進事業
24,333
22,349
2,911
4,671
地域経済活性化対策事業
16,355
17,995
商店街ブランドづくり事業補助の増額による。
建築基準法建築確認申請等
事業
17,747
19,574
耐震性向上事業(非住宅分)補助金の増による。
道路、橋梁及び水路等の維持
補修工事
117,000
119,500
計画事業内容の変更による増。
県道改修事業負担金事務
5,300
11,350
県事業規模による負担金の増。
市単独河川水路改修事業
25,407
20,233
計画事業内容の変更による負担金の減。
急傾斜地崩壊対策事業
15,149
10,163
県事業規模の変更による負担金の減。
観光港等建設事業費負担金
事業
112,350
104,650
県事業規模の変更による負担金の減。
港湾局部改修事業等負担金
事務
7,700
15,400
県事業規模の変更による負担金の増。
33,741
32,404
計画事業内容の変更による減。
5,250
9,750
県事業規模による負担金の増。
下水道事業会計繰出金
420,000
425,644
災害復旧分繰出金の発生。
市営住宅の維持管理事業
120,830
134,899
ガス管緊急工事費、交付金事業費を計上したことによる。
商工業の経営指導などの振興
策事業
土木費
まちづくり事業
県単独街路整備事業費負担
金事務
連絡橋に係る工事費の減による。
事業規模の縮小による。
商工会議所への委託事業(経営指導)を拡大したことによる。
18
【行財政改革プラン計上事業の変動事由】
事務事業名
プラン計上
(単位:千円)
H20予算額
変動事由
消防費
救助、救急業務
14,255
16,538
救急協定に係る湯河原町保守点検料の増加による。
施設、自動車等の維持管理事
業
15,585
13,720
防火衣、防火ブーツ購入費の減額による。
一般管理事業
10,367
7,895
職員被服等消耗品経費の減額による。
2,430
5,900
咲見町同報無線1基増設。空気呼吸器購入による。
19,592
18,559
退職報償金等報償費の減額による。
9,576
7,299
補助の増額を取りやめたことによる。
小学校の運営事業
18,915
11,896
小学校校舎等改修事業
10,500
7,846
小学校学校教育振興事業
25,401
10,853
教員パソコン事業の縮小及び教育用パソコン導入の見送りによる。
小学校学習支援対策事業
34,400
39,407
支援員を増加したため。
中学校の管理事業
53,265
48,971
小嵐中学校敷地借上料の減少による。
中学校学校教育振興事業
29,168
20,826
教員一人一台パソコン事業の縮小による。
中学校不登校児対応事業
2,407
837
公民館管理運営事業
15,538
22,114
中央公民館スロープ改修の計上及び受講料の収入・講師料の支出を計上。
図書館管理運営事業
62,499
53,673
臨時職員雇上、維持管理経費の減による。
給食施設の管理運営事業
113,749
122,697
育英事業基金への繰出金
12,500
5,930
常備消防力の増強、機械器具
強化事業
各分団に係る事業
私立幼稚園保育料補助金事
務
臨時職員3名を減じたため。
工事内容の変更による。
教育費
各校1名派遣を取りやめによる。
燃料費の増加及び小嵐中学校の委託化
育英募集人員の減。
19
Ⅲ 取り組み事項の進捗状況
平成19年11月に策定された「行財政改革プラン」に位置づけられた行財政改革の取り組み事項について、現在の進捗状況をお知らせい
たします。本プランでは、1)歳入の確保 2)歳出の抑制 3)民間活力の導入 4)公営企業会計の改革 5)定員管理の適正化・給与等の
縮減についてそれぞれの取り組みを明確にしていますが、それぞれの事項において進められている具体的な取り組みの進捗状況をもとに、
今後の計画の見直し作業に反映をしていきます。
【1.歳入の確保】
本プランの取り組み事項の第一である歳入の確保については、根幹である市税収入の収納状況を中心にその進捗状況を示し、今後の
取り組みについての課題を整理していきます。
<一般会計歳入の状況>
収
入
地方税
①市民税
(単位:千円)
平成18年度
決算額
(A)
プラン計上額
平成20年度
決算見込額(B)
対H18決算
比較額(B)-(A)
11,067,092
251,066
2,936,432
プラン計上額
予算額
11,145,700
382,979
10,931,000
2,917,715
5,238,810
2,553,453
10,952,000
2,902,956
②固定資産税
5,281,803
5,164,114
5,202,997
△78,806
5,126,633
③軽自動車税
46,969
47,866
48,223
1,254
48,970
49,638
④市たばこ税
820,792
821,126
786,325
△34,467
821,126
873,350
⑤特別土地保有税
109,783
314
97,032
△12,751
311
262
⑥別荘等所有税
553,702
571,684
566,233
12,534
572,153
575,595
⑦入湯税
413,715
424,301
408,863
△4,852
423,883
425,948
1,035,809
1,018,958
1,020,987
△14,822
1,020,178
1,031,421
34,995
34,000
34,574
△421
34,000
35,000
自動車重量譲与税
101,696
100,000
100,076
△1,620
100,000
91,000
所得譲与税
258,485
-
0
△258,485
-
0
配当割交付金
17,044
17,000
20,420
3,376
17,000
25,000
株式等譲渡所得割交付金
18,001
19,000
16,035
△1,966
19,000
13,000
利子割交付金
19,742
20,000
27,394
7,652
20,000
28,000
483,261
500,000
465,892
△17,369
500,000
470,000
⑧都市計画税
地方道路譲与税
地方消費税交付金
10,816,026
平成19年度
20
2,950,676
収
平成18年度
決算額
(A)
入
(単位:千円)
平成20年度
平成19年度
プラン計上額
決算見込額(B)
対H18決算
比較額(B)-(A)
プラン計上額
予算額
ゴルフ場利用税交付金
23,778
24,000
23,433
△345
24,000
28,000
自動車取得税交付金
94,526
94,000
90,067
△4,459
94,000
88,000
地方特例交付金
98,248
50,000
25,469
△72,779
50,000
33,000
451,376
400,000
437,156
△14,220
380,000
380,000
10,073
10,000
9,522
△551
10,000
9,500
地方交付税
交通安全対策特別交付金
使用料・手数料
453,313
450,000
444,832
△8,481
450,000
438,616
財産収入
33,706
180,000
42,928
9,222
390,000
241,604
分担金・負担金
96,921
92,000
95,869
△1,052
92,000
102,293
寄附金
45,603
50,000
9,155
△36,448
50,000
6,283
2,135,000
2,230,892
△122,538
2,088,000
国庫支出金
1,763,036
県支出金
590,394
1,588,008
657,359
市債
1,638,200
1,370,000
1,299,900
△338,300
1,171,000
1,220,400
繰入金
2,218,802
527,000
861,602
△1,357,200
110,000
124,485
繰越金
427,741
350,000
695,920
268,179
ー
200,000
諸収入
639,539
450,000
525,681
△113,858
450,000
412,752
20,334,506
17,824,000
18,523,909
△1,810,597
16,980,000
17,338,000
合 計
① 市税収納率の状況
取り組み内容
市税収納率の向上
年度別収納率(H19,20見込値%)
区分
H18
H19
H20
現年
課税
96.9
96.9
97.6
滞納
繰越
11.6
10.5
13.2
合計
78.8
80.5
84.1
取り組み状況
【滞納処分の状況】
H18:差押件数⇒215件(うち債権⇒150件)
H19:差押件数⇒353件(うち債権⇒248件)
【特別滞納整理の実施】
H18:徴収額⇒15,986千円(24日間実施)
H19:徴収額⇒58,155千円(25日間実施)
【その他】
平成20年度より静岡県滞納整理機構に参加
し、徴収困難事案の解消を図っている。
21
今後の取り組み等
これまで200万円以上の滞納者に対する
処分規定を、新たに100万円以上の滞納
者を対象とした規定を制定し、滞納処分の
強化による収納率の向上を図る。
インターネット公売の導入による換価処分
充実により、動産の差押を拡大実施。(自
動車・オートバイ等)
② 未利用財産の売却状況
取り組み内容
未利用財産の売払い
売却実績等(H20予算額)
年度
取り組み状況
今後の取り組み等
【未利用財産の現況把握】
資産の保有状況は確認しているが、全ての現況
把握には至っていない。
【売却資産の選定】
保有する資産のうち、売却が可能な資産(資産価
値あり)を選定し、売却に向け進捗している。
保有資産の現況把握については、その保有
数から鑑み困難を極めるも、保有の可否を
判断する上で必要不可欠な事項であるため
早期にこれに取り組む。また、売却予定の
資産については、年度内に確実に実行でき
るよう、そのPRに努める。
取り組み状況
今後の取り組み等
売却収入額(千円)
H18
0
H19
0
H20
202,000
③ 受益者負担の適正化
実績等(H19,H20見込額)
取り組み内容
年度
H18
受益者負担の適正化
使用料・手数料
(千円)
453,313
H19
444,832
H20
438,616
【使用料・手数料の見直し】
【減免措置の明確化】
料金等の見直し及び慣例的な減免措置を排除
するために、これに関する運用指針を策定してい
る。現在、庁内事務改善委員会の審議に付して
おり、決定次第この指針に基づき取り組んでいく。
【廃棄物処理の有料化】
平成19年度廃棄物減量化等推進審議会の答
申に基づき、平成20年度内の条例制定を進めて
いる。
運用指針の早期策定による、受益者負担
の適正化を図る。
廃棄物処理の有料化に関しては、有料化し
なければならない状況を広く市民に対し、
様々な機会を捉え説明していく。
④ 新税の検討
取り組み内容
税の新設
取り組み状況
今後の取り組み等
【検討チームの設置】
税の新設については、過去において検討された経過があり、結
論として創設するに至っていない。その理由としては、市民負担
の増加や観光経済に及ぼす影響などを考慮した場合、税の新
設には慎重に対応すべきであることから、このような結果となって
いる。しかし、歳入の減少が今後も引き続くことが予想される中、
前述の課題を解消することが可能であり、有効な使途が明確化
されたものであれば、新設もありうる。このことから、税の新設には
慎重な議論を行うため、検討チームを設置し一定の結論を出し
ていく。
22
左記載のとおり
⑤ 広告収益の状況
実績等(H19,H20見込額)
取り組み内容
年度
広告収益事業の拡大
取り組み状況
収入額(千円)
H18
1,430
H19
2,997
H20
2,628
【広告収入の増加と安定】
平成18年度よりホームページのリニューアルにと
左記に挙げた事項の拡大を図るとともに
もない、民間企業のバナー広告事業を開始して
ネーミングライツなど新たな取り組みを検討
いる。また、平成19年度からは、広報誌への企
業広告掲載により収入増加を図っている。その他、 していく。
PR用パンフレットへの掲載も一部進められており、
印刷製本費の一部に充当している。
市税収納率の状況(H18~H20)
未利用財産の売却状況(H18~H20)
78.8%
H18(決算)
80.5%
H19(決算見込)
今後の取り組み等
0
H19(決算見込)
0
0
76.0%
78.0%
80.0%
82.0%
84.0%
430,000
440,000
200,000
2,997
H19(決算見込)
2,628
H20(当初予算)
445,000
250,000
1,430
H18(決算)
438,616
435,000
150,000
広告収入の状況(H18~H20)
444,832
H20(当初予算)
100,000
(千円)
453,313
H19(決算見込)
50,000
86.0%
受益者負担の適正化(H18~H20)
H18(決算)
202,000
H20(当初予算)
84.1%
H20(当初予算)
H18(決算)
450,000
455,000
0
(千円)
500
1,000
1,500
(千円)
23
2,000
2,500
3,000
【2.歳出の抑制】
本プランの取り組み事項の歳出の抑制については、1)義務的経費の縮減 2)投資的事業の縮減 3)繰出金の抑制 4)補助金支出
の適正化 5)事務事業の再編・整理、廃止・統合の推進により進めている状況であります。それぞれの事項に関する取り組みの進捗状況
を示し、新たな取り組みの検討を行っていきます。
<一般会計歳出の状況>
歳 出
(単位:千円)
平成19年度
平成18年度
決算額
(A)
プラン計上額
平成20年度
決算見込額(B)
対H18決算
比較額(B)-(A)
プラン計上額
予算額
1.議会費
165,621
177,216
151,067
△14,554
160,344
153,142
2.総務費
3,239,349
1,649,318
2,491,802
△747,547
2,175,060
2,149,356
3.民生費
4,585,171
4,713,457
4,562,003
△23,168
4,619,364
4,832,412
4.衛生費
979,965
997,921
953,505
△26,460
929,485
942,320
5.農林水産業費
180,285
179,509
168,108
△12,177
103,121
105,511
6.観光商工費
1,621,303
1,435,816
1,290,804
△330,499
1,310,148
1,340,192
7.土木費
1,380,202
1,347,227
1,235,426
△144,776
1,155,103
1,174,166
8.消防費
181,443
143,733
148,499
△32,944
130,529
130,109
9.教育費
830,417
741,181
677,879
△152,538
688,961
637,445
0
4
26,585
26,585
4
4
2,226,307
2,314,964
2,292,754
66,447
2,257,414
2,237,445
11,903
11,903
11,903
0
11,170
10,570
13.予備費
0
0
0
0
0
23,000
職員給与費
4,236,620
4,124,750
4,054,787
△181,833
3,579,386
3,602,328
19,638,586
17,836,999
18,065,122
△1,573,464
17,120,089
17,338,000
10.災害復旧費
11.公債費
12.諸支出金
合 計
24
① 義務的経費の状況
(単位:千円、%)
平成18年度
歳 出
決算額(A)
平成19年度
構成比
決算見込額
(B)
平成20年度
構成比
対H18決算比較額
(B)-(A)
予算額
構成比
5,238,613
26.7
5,093,728
28.2
△144,885
4,598,483
26.5
278,081
1.4
278,595
1.5
514
246,627
1.4
4,008,666
20.4
3,863,551
21.4
△145,115
3,441,891
19.9
951,866
4.8
951,582
5.3
△284
909,965
5.2
扶助費
2,486,564
12.7
2,583,373
14.3
96,809
2,714,889
15.7
公債費
2,226,307
11.3
2,292,754
12.7
66,447
2,237,445
12.9
義務的経費計
9,951,484
50.7
9,969,855
55.2
18,371
9,550,817
55.1
人件費
議員・委員等の報酬
職員給与費
その他
決算(予算)総額
取り組み内容
人件費の縮減
増加する扶助費への対応
公債費増加の抑制
19,638,586
実績等(H19,H20見込額)
年度
決算額等(千円)
H18
5,238,613
H19
5,093,728
H20
4,598,483
H18
2,486,564
H19
2,583,373
H20
2,714,889
H18
2,226,307
H19
2,292,754
H20
2,237,445
18,065,122
取り組み状況
17,338,000
今後の取り組み等
【職員給与費の縮減】
平成20年4月より、特別職の給与を市長30%・
副市長20%・教育長10%減額している。また、
職員給与費については、給料及び期末勤勉手当
の合計額の8%相当額を減額している。
左記に挙げた事項を計画年次内は継続して
実施し、歳出総額に占める人件費の圧縮を
図る。
【増加する扶助費への対応】
年々増加する生活保護費や医療費助成などの傾
向は、今後も引き続くと思われることから、この状
況に対応した予算計上を行っていく。
左記に挙げた事項を進めていく。
【公債費増加の抑制】
平成19年度末における一般会計と各特別会計
の市債合計残高は187億8,326万円であるが、平
成18年度同時期と比較すると、4億730万円減
少している。また、平成20年度一般会計当初予
算では、市債の発行を12億2,040万円とし、平成
19年度と比較すると1億5,600万円減少し、その
圧縮を図っている。
財政負担を平準化し世代間の住民負担を公
平にするために発行される市債は、今後も有
効的に活用していくが、後年度において過度
の負担とならないよう留意していく。
25
② 投資的事業の状況
(単位:千円、%)
平成18年度
歳
出
平成19年度
決算額(A)
普通建設事業費
補助事業費
構成比
決算見込額
(B)
平成20年度
構成比
対H18決算比較
額(B)-(A)
予算額
構成比
2,185,499
11.1
1,398,250
7.7
△787,249
1,414,330
8.2
732,602
3.7
310,391
1.7
△422,211
398,650
2.3
4.9
1,269,852
6.5
918,228
5.1
△351,624
845,030
183,045
0.9
169,631
0.9
△13,414
170,650
1.0
0
0.0
26,585
0.1
26,585
4
0.0
補助事業費
0
0.0
0
0.0
0
2
0.0
単独事業費
0
0.0
26,585
0.1
26,585
2
0.0
2,185,499
11.1
1,424,835
7.8
△760,664
1,414,334
8.2
単独事業費
県営事業負担金
災害復旧事業費
投資的経費計
決算(予算)総額
19,638,586
実績等(H19,H20見込額)
取り組み内容
年度
投資的事業の縮減
17,338,000
18,065,122
取り組み状況
今後の取り組み等
【投資的事業の縮減】
プラン上、投資的事業の凍結・延期・縮小となって
いる事業については、これに則し平成20年度予算
を編成して、縮減を図っている。
プラン上、凍結・延期・縮小となっている投
資的事業については、悪化している財政状
況に鑑み引き続きこの措置を図る。
決算額等(千円)
H18
2,185,499
H19
1,424,835
H20
1,414,334
③ 繰出金の状況※一部人件費を含む
区
(単位:千円)
平成19年度
平成18年度
決算額
(A)
分
特別会計 計
プラン計上額
平成20年度
対H18決算比較
額(B)-(A)
決算額(B)
予算額
1,827,433
1,834,129
1,694,561
△132,872
1,508,596
国民健康保険事業会計
814,529
836,642
755,755
△58,774
722,893
駐車場事業会計
0
0
0
0
0
交通災害共済事業会計
0
0
0
0
0
公共用地先行取得事業会計
101,586
6,100
6,064
△95,522
6,000
離島初島簡易水道事業会計
16,544
16,925
14,965
△1,579
12,058
老人保健医療事業会計
372,148
389,975
375,866
3,718
69,337
介護保険事業会計
521,147
565,279
535,060
13,913
596,701
26
区
平成19年度
平成18年度
決算額
(A)
分
(単位:千円)
平成20年度
プラン計上額
対H18決算比較
額(B)-(A)
決算額(B)
予算額
初島漁業集落排水処理事業会計
1,479
19,208
6,851
5,372
10,191
後期高齢者医療事業会計
0
0
0
0
91,416
15,452
14,540
14,540
△912
11,574
育英事業基金
15,452
14,540
14,540
△912
5,644
下水道事業
0
0
0
0
5,930
1,842,885
1,848,669
1,709,101
△133,784
1,520,170
その他 計
合 計
取り組み内容
繰出金の抑制
実績等(H19,H20見込額)
年度
決算額等(千円)
H18
1,842,885
H19
1,709,101
H20
1,520,170
取り組み状況
今後の取り組み等
【繰出金の抑制】
一般会計から他の会計等への繰出金は、市財
政を圧迫する大きな要因のひとつであり、中でも
国民健康保険事業に対する繰り出しが最も大きく
なっています。このことから、平成20年度より税
率改正を行っていますがプラン上の改定率を大
幅に下回っていることから、繰出金支出計画に乖
離を生じている状態であります。
他の会計の独立採算を多少なりとも実現す
るためにも、予定されている税率改正などを
着実に行っていく。あわせて、医療費の増
加をともなうものについては、健康の維持増
進や介護予防事業の充実をさらに図る必
要があります。
④ 補助金交付の状況
(単位:千円)
平成18年度
区
分
予算額(A)
平成20年度
平成19年度
対H18予算比較額
(B)-(A)
予算額(B)
対H19予算比較額
(C)-(B)
予算額(C)
運営費補助
248,986
241,032
△7,954
202,942
△38,090
行事に対する補助
110,530
56,880
△53,650
51,108
△5,772
事業に対する補助
101,341
85,839
△15,502
85,346
△493
施設整備補助(団体)
40,932
40,034
△898
36,780
△3,254
施設整備補助(個人)
11,087
18,797
7,710
21,296
2,499
1,541
1,265
△276
647
△618
研修に対する補助
利子補給に対する補助
3,616
3,124
△492
2,488
△636
17,604
16,265
△1,339
14,479
△1,786
公営企業に対する補助
439,333
454,333
15,000
423,000
△31,333
合 計
974,970
917,569
△57,401
838,086
△79,483
その他
27
予算額(H19,H20見込額)
取り組み内容
年度
補助金支出の適正化
取り組み状況
今後の取り組み等
平成20年度予算編成要領において、個人以外
への交付に関しては、一件審査の対象となり団体
等の財務内容を把握した上で、繰越金等の余剰
財源を有するものについては、補助金の削減を
図った。また、交付終期の設定の可否についても
合わせて検討した。
平成20年度予算編成における補助金の考
え方を基本に進めていくが、さらに交付の適
正化を進めるためには補助金交付全般に関
するガイドラインなどの作成が必要となってい
る。
予算額(千円)
H18
974,970
H19
917,569
H20
838,086
投資的経費の状況(H18~H20)
義務的経費の状況(H18~H20)
H18(決算)
5,238,613
H19(決算見込)
5,093,728
H20(当初予算)
0
2,486,564
2,583,373
4,598,483
2,714,889
2,226,307
H18(決算)
2,292,754
H19(決算見込)
2,185,499
1,424,835
2,237,445
1,414,334
H20(当初予算)
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
0
(千円)
500,000
1,000,000
1,500,000
2,000,000
2,500,000
(千円)
人件費
扶助費
公債費
補助金交付の状況(H18~H20)
繰出金の状況(H18~H20)
1,842,885
H18(決算)
1,709,101
H19(決算見込)
0
500,000
1,000,000
1,500,000
917,569
H19(決算見込)
1,520,170
H20(当初予算)
974,970
H18(決算)
838,086
H20(当初予算)
750,000
2,000,000
800,000
850,000
900,000
(千円)
(千円)
28
950,000
1,000,000
⑤ 事務事業の再編・整理、廃止・統合の推進
<再編・整理、廃止・統合する主な事業>
事務事業名
(当初プランにおける事務事業の方向性)
事務事業の再編・整理、廃止・統合に向けた取り組みの流れ(H20.7現在)
平成19年度
平成20年度
平成21年度
・継承事業
の選定
・居住促進
事業の検証
・部署廃止
・事業継承
平成22年度
平成23年度
① 定住・二地域居住促進事業
団塊の世代の大量退職者の定住促進に関する事業展開を主に行っているが、
この状況もおおむね平成20年度をもって減少する傾向にあることから、組織
・事業実施
機構の見直しのためニューライフ支援室を平成21年度より廃止します。ただ
し、不動産情報提供システムなどの定住促進事業については、別組織で継承
することとします。
② 共用車維持管理及び運行事業
本事業のうち中型バスの運行については、バスの老朽化とともに維持管理経
費が増加することや運行にかかる受益者負担の適正化を図るために平成20
年度から廃止します。なお、必要であると判断した運行事業については、実施
主体に対する補助・助成を検討することとします。
・事業実施
・事業廃止
・中型バスの
公売実施
・売却完了
・事業実施
・事業実施
・事業実施
・事業廃止
・事業実施
・事業廃止
・事業実施
・事業実施
・実施主体
の検討
・事業継続
を判断
・事業実施
・事業
統廃合
③ 観光会館の管理運営事業
現在進められている新庁舎建設の計画上取り壊し予定であることや代替施設
の建設が予定されていないことから、平成21年度以降の事業費の計上は行
いません。
庁舎建設延期による事業継続
④ 納税貯蓄組合等の助成事業
「熱海市納税貯蓄組合連合会」が平成19年度をもって解散することから、事
業費計上を行わない。また、「熱海たばこ販売協同組合助成補助金」につい
ては、特定の課税客体を扱う団体に対して、公平な行政運営の観点を考慮し
廃止とします。
⑤ 海水浴場開きイベント開催事業
海水浴場開きの際に実施しているイベントについては、海水浴場近隣の観光
協会等に実施依頼することにより、市の直接実施を廃止します。
⑥ 湯らっくすマラソン開催事業
参加者数の減少や観光振興の一環として実施するにはあまり効果が見られな
い。また、スポーツ振興の観点では、陸上競技人口の拡大を図るため陸上競
技教室の開催や市民駅伝の実施など他施策により実績を上げていることから、
本事業を平成21年度より廃止します。ただし、廃止までの間に参加者数の増
加施策やスポンサーの獲得など改善された場合には、再考することとします。
⑦ 南熱海地区海水浴場施設整備事業
海水浴場における漂着物除去に要する経費であるが、平成20年度より他事
業に統廃合します。
29
事業実施主体の変更により事業継続
事務事業名
(当初プランにおける事務事業の方向性)
事務事業の再編・整理、廃止・統合に向けた取り組み流れ(H20.7現在)
平成19年度
平成20年度
平成21年度
・事業実施
・地域説明
会実施
・代替案の
検討
実施形態変更により事業継続
・事業実施
・事業実施
・事業廃止
・事業実施
・事業実施
・支給要件
の見直し
・事業実施
・事業廃止
・事業実施
・事業継続
(実績≠廃
止で判断さ
れる事業で
は無いため)
・事業実施
・事業廃止
(一部)
・事業実施
・事業廃止
・事業実施
・新規受付
中止
⑧ 支所・出張所管理運営事業
伊豆山出張所については、管理運営経費(主に人件費)に対する利用率が非
常に低く、また、利便性の観点からも駐車スペースがまったく無いという状況で
あることから、平成21年度から本庁業務に統合し廃止とします。
⑨ し尿収集事業
昨年実施した「事業仕分け」における評価で本事業にかかる受益者負担の適
正化の点で指摘を受けたことや他都市の実施状況との比較を行った結果によ
り、平成21年度より廃止とします。
⑩ 重度心身障害者介護手当支給事業
本事業は、重度心身障害者をもつ家族への見舞金的な意味合いで実施して
いるが、対象者本人には他施策において措置している事業もあり、また、法の
下実施している事業の財源確保という観点から、支給要件を見直すことを前
提に継続して実施していく。
⑪ 心身障害児援護事業
本事業は、ボランティア団体への補助及び委託料であるが心身障害児に対
する福祉施策は、在宅・入所・手当などの事業を実施しており、これら事業の
財源確保のためにも、平成20年度より本事業を廃止します。
⑫ 交通遺児福祉事業
平成11年度以降、本事業にかかる支給実績がないことから、事業の必要性
が無いものと判断し、平成20年度より廃止します。
⑬ 在宅老人福祉事業
この事業のうち、バス券助成事業及びはり・きゅう・マッサージ助成事業につい
て、法的に実施が定められている他の在宅老人福祉事業の財源を確保する
ために、市独自で行っているこれらの事業を平成20年度より廃止します。
⑭ 敬老の日記念行事事業
法令等で定められ実施している他の高齢者福祉施策の財源確保のため、市
独自で行っている上乗せ事業である本事業を平成20年度より廃止します。今
後は、多額の経費を要せずとも記念となる事業の検討を行っていきます。
⑮ 個人住宅建築資金利子補給事業
現在住宅ローン金利が低水準であることやこのことに起因する申請件数の減
少などから本事業の実施目的が薄れてきている。このことから、平成20年度
より新規の申請受付を中止し、廃止とします。
30
平成22年度
平成23年度
事務事業名
(当初プランにおける事務事業の方向性)
事務事業の再編・整理、廃止・統合に向けた取り組みの流れ(H20.7現在)
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
・実施予定
件数の把握
一定補助額の計上により実施
・代替案の
検討
・事業改善
の検討
事業改善により継続実施
平成23年度
⑯ 耐震補強「TOKAI 0」補助事業(新規)
静岡県が推進する本事業のうち、大規模建築物の耐震補強改修工事に対す
る補助事業については、市が負担する補助割合が非常に大きいことから、対
象となる建築物及び実施予定件数の把握を十分に行うことを優先し、事業の
実施を検討していきます。
⑰ 第二小学校プール開放事業
存続要望が非常に強く、また、スイミングスクールの場の確保など代替施設
(マリンスパ活用)についても検討しなければならないことから、休止年度を1年
間延期する。この間に、受益者負担などの費用面での改善を検討していきま
す。
・事業実施
⑱ 小学校管理事業
平成21年度以降第二小学校プール開放を休止することによる、経費の減額
であります。
・事業実施
⑲ 常設ビーチバレーコート設置事業
本事業開始後3年を経過し定着しつつあるが「熱海をビーチバレーのメッカに」
との当初の目的にいたっていない。また、設置場所の状態悪化もあり平成20
年度より廃止します。
・事業実施
・事業廃止
【3.民間活力の導入】
本プランでは、民間活力の導入を推進するため、1)指定管理者制度導入の推進 2)民間委託等の推進の2本の取り組みを進めていく
こととしています。指定管理者制度の導入については、管理者の選定更新となった「マリンスパあたみ」が公募による事業者選定を実施し、
経費面において大幅な改善を図った。今後、公の施設への民間活力の導入のみならず、行政需要が増加していくことからも一般的な事
務事業に関してもその導入、活用を図っていきます。
3-① 民間活力導入の推進(指定管理者制度の活用)
施設名
(施設概要)
1.マリンスパあたみ
市民の健康増進及び観光誘客を目的としている、温水利用型健康運動施設。
平成18年4月より指定管理者制度を導入しているが、平成20年度より公募
による指定管理者の活用を行う。
指定管理者導入までの取り組みの流れ(H20.7現在)
平成19年度
平成20年度
・募集要領
作成
・公募選定
・協定締結
・新管理者
事業実施
(約2千万円
の節減)
31
平成21年度
平成22年度
平成23年度
施設名
(施設概要)
指定管理者導入までの取り組みの流れ(H20.7現在)
平成19年度
平成20年度
平成21年度
・直営実施
・直営実施
・事業者選定
の検討
・指定管理者
事業実施
・直営実施
・直営実施
・事業者選定
の検討
・ボランティア
の活用検討
・ボランティア
の活用検討
・直営実施
・直営実施
・事業者選定
の検討
・指定管理者
事業実施
・直営実施
・直営実施
・事業者選定
の検討
・指定管理者
事業実施
・直営実施
・直営実施
・直営実施
・直営実施
・事業者選
定の検討
・指定管理
者事業実施
・直営実施
・直営実施
・直営実施
・直営実施
・事業者選
定の検討
・指定管理
者事業実施
2.姫の沢公園
市民及び観光客のために整備された自然公園。現在、熱海市振興公社へ維
持管理委託を行っている。平成21年度より指定管理者制度を導入する。
3.起雲閣(熱海市文化観光サロン)
市指定の文化財である起雲閣を保存するとともに、文化・観光の発展に寄与
する施設。現在、熱海市の観光文化の基幹的施設として、入場者数も年々
増加している。
4.熱海駅前自転車等駐輪場
市民の利便性の向上及び駅周辺の違法駐車を排除するために設置された自
転車、原動機付自転車、自動二輪車の駐輪場。現在、シルバー人材セン
ターに管理委託を行っている。
5.少年自然の家
少年(児童生徒)の健全な育成を目的とした社会教育施設。近隣周辺にサッ
カー等を行える人工芝スポーツ広場があり、一体化して指定管理者制度の導
入を検討する。
平成22年度
平成23年度
・指定管理
者事業実施
6.南熱海マリンホール
市民及び観光客のために設置された多目的体育施設。現在は、シルバー人
材センターへ管理委託を行っている。また、当該施設は、小山臨海公園内に
あることから一体化して制度導入する方向。
7.小山臨海公園
前述の南熱海マリンホールと一体化して制度導入する方向。園内には、テニ
スコート、ゲートボール場、多目的広場を有す。
3-② 民間活力導入の推進(民間委託等の推進)
事務事業名
(事務事業の方向性)
1.給食施設の管理運営事業
桃山小学校をはじめに、退職者不補充を原則に委託を拡大する。
民間委託等までの取り組みの流れ(H20.7現在)
平成19年度
・6校/13校
委託率46%
32
平成20年度
平成21年度
・7校/13校
委託率54%
・委託校選定
・委託化推進
平成22年度
平成23年度
民間委託等までの取り組みの流れ(H20.7現在)
事務事業名
(事務事業の方向性)
平成19年度
2.保育所創設事業
中央保育園の老朽化による改築を民設民営の手法により、平成21年度か
ら着手し、平成22年度より保育サービスを拡充する。
3.廃棄物収集事業
伊豆山・桃山地区の可燃ごみ収集委託を行い、委託区域の拡大を図る。
・改築計画
の策定
・委託化推進
平成20年度
平成21年度
・保護者との合意形成
・改築計画の再策定
実施年度H21⇒H22変更
・委託化推進
・委託率81%
平成22年度
平成23年度
・改築事業
の着手
・民設民営
による実施
・委託区域の
拡大
【4.公営企業会計の改革】
公営企業会計においては、水道事業が平成30年度、下水道事業が35年度、温泉事業が30年度までに財政を健全化するための財政
計画を有しています。それぞれの計画は、毎年度の企業経営の状況に応じて修正を加えていきます。この計画の中では、それぞれの事業
において料金改定の予定年次が明記されており、水道事業においては平成21年度老朽管改修のため9%増加改定、23年度に4%、27
年度に6%の平均改定が計画され、下水道事業においては、平成21年度に8%増加の改定を予定し、その後35年度まで4年に一度見
直しを図る計画となっています。温泉事業については、平成24年度、28年度に13%増加の改定を計画しています。これらは、内部管理
の合理化とともに財政健全化には必要不可欠な措置であると考えています。現在、人件費の縮減や投資的事業費を圧縮して事業を行っ
ていますが、老朽施設改修に要する経費を捻出することが十分ではありません。特に水道事業においては、生活に欠かすことのできない水
の供給を安全でかつ安定して供給していかなければならないことから、今以上の企業改革に向けた取り組みを充実していかなければなりま
せん。
① 人件費の削減に向けた取り組み
取り組み内容
年度等
削減数等
取り組み状況
今後の取り組み等
・業務委託の推進による
人員の削減
・退職者不補充による
定員管理
・機構改革による定員の
適正化
H19.4.1定員
55
H19 実績
△8
H20見込み
△1
企業会計における財政健全化に向け、人員
の削減を左記の取り組みにより着実に実行
していく。
計
△9
平成19年度において、業務委託の推進として各
種料金の徴収事務を民間委託したことによる5名
の人員を削減した。その他、退職者4名の不補充
を行っていることから、プラン上の定員を1名前倒
しして削減している状況となっている。また、平成
20年度より旧公営企業部を上下水道温泉部に
名称変更し、組織再編として3課を水道温泉課
及び下水道課の2課にしている。
33
② 投資的事業費の縮減に向けた取り組み
取り組み内容
投資的事業費の縮減
年度
削減額(千円)
H19
ー
H20
△26,500
計
△26,500
取り組み状況
今後の取り組み等
水道及び下水道事業において、資本的支出工事
費のうち、平成20年度より改築更新等の布設替
を除く新規布設工事を凍結・延期しています。
左記取り組みを継続して実施していく。
③ 委託料・補助金の整理
取り組み内容
委託料・補助金の整理
年度
削減額(千円)
H19
ー
H20
△19,890
計
△19,890
年度
収入率(%)
取り組み状況
今後の取り組み等
委託事業の削減については、水道事業16,100千
円、下水道事業2,800千円、温泉事業990千円
を平成20年度において削減している。
左記取り組みを継続して実施していく。
④ 収入の確保
取り組み内容
当該年度
H17
96.2
過年度分
19.0
収入の確保
当該年度
H20
98.1
過年度分
48.8
取り組み状況
今後の取り組み等
【徴収業務の充実】
平成20年度より料金徴収の民間委託により、業
務の充実を図る。
【滞納処分の強化】
停湯・停水処分の短縮
滞納4ヶ月⇒滞納3ヶ月に短縮
平成17年度収入率 当該年度分
過年度分
平成19年度収入率 当該年度分
過年度分
96.2%
19.0%
98.1%
48.8%
左記取り組みを継続して実施していくととも
に、更なる滞納処分の強化として、停湯・停
水処分を滞納3ヶ月にとどまらず早期処分
の実施を検討し、収入の確保を図っていく。
【5.定員管理の適正化・給与等の縮減】
本プランにおいては、定員数を平成24年4月1日現在までに退職者不補充を原則に118名を削減する計画としています。人員に関し
ては、平成19年度末において定年退職者24名、勧奨退職者11名、普通退職者16名の計51名が退職し、16名を新規採用し実質35
名の人員を削減しました。この削減数は、プラン計上人員と比較すると9名の人員を前倒しして削減している状況にあります。また、職員給
与費については、プラン上給与及び期末勤勉手当8%相当額を削減することとしていますが、平成20年度より、月給与を3.25%、期末
勤勉手当を12.2%カットしており実質プランどおりの削減を行っています。
34
年 度
定員数
(プラン上)
削減率
H19.4.1
現在定員
618
H19
618
(618)
±0
H20
583
(592)
134.6%
取り組み内容
定員管理の適正化
給与等の縮減
H19決算
(A)
4,638,101
H20予算
(B)
4,110,377
縮減額
(A)-(B)
527,724
取り組み状況
今後の取り組み等
【退職者不補充の原則】
平成19年度末退職者
定年退職⇒24名
勧奨退職⇒11名
普通退職⇒16名
計 ⇒51名
新規採用⇒16名
実質削減⇒35名(プラン上⇒26名)
プラン上人員を△9名を前倒し
人員の削減に関しては、退職者不補充を原
則にプラン計上人員の削減を実施していく。
【職員給与の削減】
平成20年度より
月給与⇒3.25%カット
期末勤勉手当⇒12.2%
予算上約2億6千万円の削減を図る。
左記取り組みを継続して実施していく。
【定員管理計画及び進捗状況】
区 分
A 職員数
19.4.1現在
職員数
618
実績
前年度対比
実績
平成20年
592
618
ー
実績
削減達成(%)
計画年度(各年4月1日現在)
568
583
△26
ー
ー
ー
▲35
平成23年
522
ー
△26
ー
42.4
29.7
平成22年
542
△24
22.0
ー
平成21年
ー
ー
64.4
42.4
-
ー
△22
ー
81.4
64.4
35
500
△20
ー
△118
ー
100
81.4
合 計
平成24年
ー
-
100
-
Ⅳ 行財政改革プランのローリング作業
1.ローリングの実施経過
平成19年11月に策定した「行財政改革プラン」について、次の作業経過により見直し作業(ローリング作業)を実施しました。この作業で
は、事務事業評価書を活用し平成21年度から平成23年度までに実施すべき事務事業計画を作成するとともに、平成19年度の事務事
業実績に基づき改善すべき点、また、改革に向けた取り組みを掲げ、事務事業の効率性や有効性の向上に努めました。このことと合わせ
て、事務事業計画に計上されたものについては、効率性や有効性を図るものさしとして、実施に際しての指標及び成果の指標を設定しま
した。
【作業経過】
実施(予定)年月日
実 施 事 項
実 施 内 容
・事務事業評価書の作成
【対象事業】
・一般会計細目事業
・特別会計事業
・公営企業会計事業
計
7. 2 ~ 7. 3
・事務事業改善部会及び調整委員会の開催
・事務事業評価書に基づくヒアリングの実施
7.16 ~ 7.17
・行財政改革プランローリングに関する庁議の開催
・ローリング(案)に関する調整
7.22 ~ 7.25
・市議会各会派に対する説明会の実施
・ローリング作業の概要説明
H20.7.29
平成20年度第1回行財政改革会議の開催
・プランの進捗状況に関する審議
・ローリング(案)に関する審議
(H20.8下旬)
市長タウンミーティングの開催(予定)
・ローリング(案)に対する意見聴取
(H20.9下旬)
行財政改革プラン(平成20年度ローリング版)の決定
H20.5.16 ~ 6. 6
36
389事業
89事業
3事業
481事業
2.一般会計歳入歳出の推移(平成21年度~23年度)
平成20年度ローリング作業では、第一に当初プランの平成21年度~23年度における市税収入を根幹とする歳入の見込みを新たに算出
し、この歳入に見合うよう歳出構成の整合を図りました。
1) 歳入の見通し
(単位:千円)
平成21年度
収 入 科 目
地方税
プラン(A)
ローリング(B)
平成22年度
増減(B)-(A)
プラン(A)
ローリング(B)
平成23年度
増減(B)-(A)
プラン(A)
ローリング(B)
増減(B)-(A)
10,722,000
10,802,000
80,000
10,844,000
10,897,000
53,000
11,006,000
11,001,000
▲5,000
34,000
35,000
1,000
34,000
35,000
1,000
34,000
35,000
1,000
100,000
90,000
▲10,000
100,000
90,000
▲10,000
100,000
90,000
▲10,000
配当割交付金
17,000
17,000
0
17,000
17,000
0
17,000
17,000
0
株式等譲渡所得割交付金
19,000
15,000
▲4,000
19,000
15,000
▲4,000
19,000
15,000
▲4,000
利子割交付金
20,000
28,000
8,000
20,000
28,000
8,000
20,000
28,000
8,000
500,000
460,115
▲39,885
500,000
454,410
▲45,590
500,000
448,775
▲51,225
ゴルフ場利用税交付金
24,000
23,000
▲1,000
24,000
23,000
▲1,000
24,000
23,000
▲1,000
自動車取得税交付金
94,000
80,000
▲14,000
94,000
80,000
▲14,000
94,000
80,000
▲14,000
地方特例交付金
50,000
25,204
▲24,796
0
12,429
12,429
0
12,159
12,159
360,000
380,000
20,000
350,000
380,000
30,000
350,000
380,000
30,000
10,000
9,500
▲500
10,000
9,500
▲500
10,000
9,500
▲500
使用料・手数料
560,000
560,000
0
560,000
560,000
0
560,000
560,000
0
財産収入
359,000
330,000
▲29,000
145,000
30,000
▲115,000
30,000
59,000
29,000
分担金・負担金
92,000
92,000
0
92,000
92,000
0
92,000
92,000
0
寄附金
50,000
50,000
0
50,000
50,000
0
50,000
50,000
0
国庫支出金・県支出金
2,082,000
2,267,157
185,157
2,194,000
2,486,953
292,953
2,198,000
2,572,935
374,935
市債
1,004,000
940,000
▲64,000
539,000
1,050,700
511,700
537,000
706,100
169,100
繰入金
0
100,000
100,000
526,100
100,000
▲426,100
350,100
100,000
▲250,100
繰越金
0
0
0
0
0
0
0
0
0
諸収入
450,000
610,000
160,000
450,000
450,000
0
450,000
450,000
0
16,547,000
16,913,976
366,976
16,568,100
16,860,992
292,892
16,441,100
16,729,469
288,369
地方道路譲与税
自動車重量譲与税
地方消費税交付金
地方交付税
交通安全対策特別交付金
一般会計歳入合計
37
① 市税収入の見込み
歳入の根幹を成す市税収入については、当初プランと比較すると平成21年度において79,751千円の増加、平成22年度では、53,51
4千円の増加、平成23年度では4,668千円の減少となっています。平成21年度及び平成22年度の増加要因としては、所得税源の移譲
による個人市民税の増加及び固定資産税の増加が要因となってます。一方、各年度において減少傾向にあるものは、企業業績の悪化を
反映している法人市民税の減収が主なものとなっています。
(単位:千円)
平成21年度
区
分
市民税
収納
(%)
プラン
見込額(A)
平成22年度
ローリング
見込額(B)
増減額
(B)-(A)
収納
(%)
プラン
見込額(A)
平成23年度
ローリング
見込額(B)
増減額
(B)-(A)
収納
(%)
プラン
見込額(A)
ローリング
見込額(B)
増減額
(B)-(A)
86.9
2,922,667
2,995,762
73,095
86.8
2,933,252
2,980,908
47,656
86.7
2,944,341
2,966,221
21,880
(個人)
85.3
2,317,238
2,433,231
115,993
85.3
2,315,472
2,427,569
112,097
85.3
2,313,742
2,421,801
108,059
(法人)
94.5
605,429
562,531
▲42,898
94.1
617,780
553,339
▲64,441
93.9
630,599
544,420
▲86,179
固定資産税
82.0
4,926,546
4,980,597
54,051
83.5
4,976,731
5,032,199
55,468
84.9
5,058,307
5,080,983
22,676
軽自動車税
84.1
49,992
50,637
645
83.7
51,030
51,711
681
83.3
52,085
52,797
712
市たばこ税
100
821,126
786,324
▲34,802
100
821,126
786,324
▲34,802
100
821,126
786,324
▲34,802
1.0
250
240
▲10
1.0
230
220
▲10
1.0
215
200
▲15
別荘等所有税
90.5
594,820
589,689
▲5,131
90.9
629,805
618,935
▲10,870
91.4
663,136
660,750
▲2,386
入湯税
91.3
423,429
408,645
▲14,784
91.7
423,052
408,295
▲14,757
92.0
422,738
408,005
▲14,733
都市計画税
81.9
982,948
989,635
6,687
83.8
1,008,178
1,018,326
10,148
85.3
1,043,269
1,045,269
2,000
85.1
10,721,778
10,801,529
79,751
86.0
10,843,404
10,896,918
53,514
86.9
11,005,217
11,000,549
▲4,668
特別土地保有税
合 計
② 地方交付税等の見込み
地方交付税等の収入見込みについては、大幅な変更はありませんが、原油価格の高騰による企業業績の悪化や自動車取得の伸び悩み
などを反映し、株式等譲渡所得割交付金や自動車取得税交付金について減額の見直しを行いました。その他の交付税等については、平
成18年度及び平成19年度の交付実績に基づき算出を行いました。
38
(単位:千円)
平成21年度
収 入 科 目
プラン(A)
平成22年度
ローリング(B)
増減(B)-(A)
34,000
35,000
1,000
34,000
35,000
1,000
34,000
35,000
1,000
100,000
90,000
▲10,000
100,000
90,000
▲10,000
100,000
90,000
▲10,000
配当割交付金
17,000
17,000
0
17,000
17,000
0
17,000
17,000
0
株式等譲渡所得割交付金
19,000
15,000
▲4,000
19,000
15,000
▲4,000
19,000
15,000
▲4,000
利子割交付金
20,000
28,000
8,000
20,000
28,000
8,000
20,000
28,000
8,000
500,000
460,115
▲39,885
500,000
454,410
▲45,590
500,000
448,775
▲51,225
ゴルフ場利用税交付金
24,000
23,000
▲1,000
24,000
23,000
▲1,000
24,000
23,000
▲1,000
自動車取得税交付金
94,000
80,000
▲14,000
94,000
80,000
▲14,000
94,000
80,000
▲14,000
地方特例交付金
50,000
25,204
▲24,796
0
12,429
12,429
0
12,159
12,159
360,000
380,000
20,000
350,000
380,000
30,000
350,000
380,000
30,000
10,000
9,500
▲500
10,000
9,500
▲500
10,000
9,500
▲500
1,228,000
1,162,819
▲65,181
1,168,000
1,144,339
▲23,661
1,168,000
1,138,434
▲29,566
地方道路譲与税
自動車重量譲与税
地方消費税交付金
地方交付税
交通安全対策特別交付金
合 計
プラン(A)
ローリング(B)
平成23年度
増減(B)-(A)
プラン(A)
ローリング(B)
増減(B)-(A)
③ 市債(地方債)発行の見込み
市債の発行(起債)については、世代間や年度間の負担調整機能を有している収入項目であります。平成22年度及び平成23年度にお
いて増加傾向となっていますが、これは中学校や消防庁舎の耐震化事業などの事業債の増加や国の制度上の地方債発行などであり、市
債発行の機能を有効に活用したことによります。
平成21年度
収 入 科 目
市債(地方債)
プラン(A)
1,004,000
ローリング
(B)
940,000
平成22年度
増減額
(B)-(A)
▲64,000
プラン(A)
539,000
39
ローリング(B)
1,050,700
平成23年度
増減額
(B)-(A)
511,700
プラン(A)
537,000
ローリング(B)
706,100
増減額
(B)-(A)
169,100
2) 歳入増加に向けた取り組み
昨年策定された当初プランに掲げている歳入確保に向けた取り組みを着実に実行することはもちろんでありますが、歳入の根幹である市税
収入の減少や交付税制度の変化による地方交付税等の縮減傾向の中、生活保護費をはじめとする扶助費の増加や各種医療制度におけ
る社会保障経費は増加の一途をたどっています。このような中、歳出の抑制のため行政活動全般における事務事業の更なる見直しをはか
るとともに、歳入の増加策についても検討し進めていかなければならないと考えています。
【取り組み事項】
項
目
取り組み事項
市税収納率の向上
<市税収納率の目標値>
【平成21年度】 収納率:85.1% 収入額:10,801,529千円
【平成22年度】 収納率:86.0% 収入額:10,896,918千円
【平成23年度】 収納率:86.9% 収入額:11,000,549千円
<滞納処分の強化>
・平成17年度に内規として制定した「市税大口滞納者に対する滞納処分規定」は、200万円以上の滞納者を
対象としていたが、新たに100万円以上の滞納者を対象とした処分規定を制定し、処分強化による収納率及
び実質収入額の増加を図る。
<滞納処分の新たな手法導入>
・インターネット公売の導入による換価処分の充実にともない、自動車やオートバイなどの動産の差押を拡大実
施していく。
<静岡県滞納整理機構への参加>
・機構への移管事案の選定を的確に行い、本市における徴収困難ケースを解消していく。
2
未利用財産の売払い
<売却財産の早期選定>
・全資産の状況把握を早期に行い、本市にとって不必要と判断した資産の売却を進める。
<売却体制の充実>
・早期及び短期的に売却を進めるため、売却体制の充実を図る。
3
受益者負担の適正化
<減免措置運用指針の策定>
・収入増加への寄与度は他に比べ低いものの、受益者負担の適正化の観点から早期策定を図る。
1
40
【取り組み事項】
項
4
5
6
目
取り組み事項
新税の創設
【検討チームの設置】
・新税創設の検討については、過去において行われた経過があり結果として実現に至っていない。税の創設に
より市内経済に与える影響や市民負担の増加など、この事項に関しては慎重に検討していく必要がある。このこ
とを含め検討チームにおいて検討していくこととする。
広告収入の増加と安定
【広告事業の拡大】
・ホームページや広報誌への企業広告掲載事業のほか、公の施設における「ネーミングライツ(命名権)」の導
入や観光パンフレットなど広告事業の拡大を図っていく。
歳入増加策の企画・検討
【収入増加策プロジェクトチームの設置】
・歳入全般における増加策について、庁内中堅職員を中心とするプロジェクトチームを設置し、平成20年度に
改正のあった「ふるさと納税」制度など様々な増加策について企画、検討を行っていく。
3) 歳出の見通し
(単位:千円)
平成21年度
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成22年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成23年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
増減額
(B)-(A)
総務部
1,206,626
1,147,342
▲59,284
1,409,505
1,068,587
▲340,918
1,184,702
980,678
▲204,024
財政部
3,754,623
3,792,599
37,976
3,888,620
3,742,373
▲146,247
3,878,059
3,628,438
▲249,621
観光経済部
1,194,665
1,230,733
36,068
1,038,871
1,143,121
104,250
1,009,597
1,116,622
107,025
市民福祉部
5,554,304
5,771,812
217,508
5,474,999
5,864,975
389,976
5,513,077
5,887,843
374,766
建設部
710,167
759,254
49,087
692,593
736,680
44,087
676,191
815,278
139,087
消防防災部
196,293
196,123
▲170
197,067
195,423
▲1,644
226,964
224,941
▲2,023
教育委員会
660,656
698,873
38,217
675,421
995,621
320,200
667,832
988,842
321,010
職員給与費
3,381,217
3,368,106
▲13,111
3,148,324
3,144,984
▲3,340
3,096,501
3,099,871
3,370
16,658,551
16,964,842
306,291
16,525,400
16,891,764
366,364
16,252,923
16,742,513
489,590
一般会計歳出合計
41
① 義務的経費の縮減と対応
義務的経費の縮減については、人件費のうち職員給与費の大幅な削減が実行されていることから当初プランに比較して減少で推移してい
ます。また、定員管理における人員の圧縮により退職手当に関しても大幅な減少で推移すると見込んでいます。しかし、生活保護経費や医
療費助成などで構成される扶助費に関しては、当初プランに比べ増加していく傾向にあります。中でも障害者自立支援法に基づく給付事業
などは、当初プラン後の制度決定の影響により事業費ベースで約1.2億円の差異を生じています。公債費に関しては、市債残高の減少に
より年々減少していくものと考えています。今後、義務的経費全体では、人件費及び公債費に関して減少して推移すると思われるが、扶助
費については、生活保護経費や障害者自立支援法関連経費などの増加傾向は、高齢化や制度改正により今後も続くと考えています。
(単位:千円)
【義務的経費の推移】
平成21年度
当初プラン
(A)
人件費総額
ローリング
(B)
平成22年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成23年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
増減額
(B)-(A)
4,505,239
4,387,782
▲117,457
4,108,884
3,994,871
▲114,013
4,035,105
3,962,441
▲72,664
議員等報酬
257,982
247,888
▲10,094
279,793
265,050
▲14,743
262,746
250,384
▲12,362
職員給与費
3,381,217
3,368,106
▲13,111
3,148,324
3,144,984
▲3,340
3,096,501
3,099,871
3,370
退職手当
781,576
694,171
▲87,405
590,032
503,769
▲86,263
592,839
533,192
▲59,647
その他
84,464
77,617
▲6,847
90,735
81,068
▲9,667
83,019
78,994
▲4,025
扶助費
2,760,890
2,817,931
57,041
2,928,891
2,912,572
▲16,319
3,012,388
3,106,546
94,158
公債費
2,212,238
2,176,067
▲36,171
2,396,054
2,317,808
▲78,246
2,517,743
2,436,405
▲81,338
9,478,367
9,381,780
▲96,587
9,433,829
9,225,251
▲208,578
9,565,236
9,505,392
▲59,844
合
計
② 投資的事業の推移
当初プランに位置づけている投資的事業の縮減については、減少傾向にある歳入状況や公債費の抑制の観点から今後も縮小して行かな
ければならないと考えています。しかし、ローリング作業の中で、①泉支所移転改築事業 ②初島漁港施設改修事業 ③熱海駅舎(駅前広
場)整備事業 ④市街地(渚地区)総合再生事業 ⑤中学校耐震化事業については、状況の変化などにより実施すべきであると判断し、改
めて事業費計上をしています。
42
【投資的事業の推移】
(単位:千円)
平成21年度
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成22年度
当初プラン
(A)
増減額
(B)-(A)
ローリング
(B)
平成23年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
増減額
(B)-(A)
事業費総額
987,043
1,288,214
301,171
1,132,843
1,318,664
185,821
951,520
1,318,870
367,350
一般財源ベース
676,493
827,342
150,849
604,961
815,994
211,033
606,758
779,356
172,598
【投資的事業の見直し】
事務事業名
<当初プラン上の位置付け>
事業の方向性<当初プラン>
見直し結果
① 光ファイバー網整備促進事業
<検討・延期>
静岡県光ファイバー構想に基づく事業であるが、県としての補助制
度等が明確化されていないことから現時点で具体的な事業を計画
化することが困難であるため、計画期間中において、休止の扱いとし
ます。ただし、他都市の整備促進状況の把握や本市における必要
性など検討していくこととします。
事業の方向性どおり
<検討・延期>
② 林ガ丘公園整備事業
<縮小>
平成15年度~平成19年度の5ヵ年で整備を完了する事業計画で
はあったが、計画より遅れている状況にあります。今後の財政状況
に鑑み、一部供用開始できる状態の整備規模で実施をしていきま
す。
事業の方向性どおり
<縮小>
③ 漁業集落環境整備事業
<縮小>
当初計画されていた既存公園整備などの計画を中断し、最小限度
の整備を実施していきます。
事業の方向性どおり
<縮小>
④ 県営網代漁港整備事業負担金事務
<縮小>
県が実施する漁業関連整備事業に対する負担金であることから、
事業を廃止することは困難でありますが、必要最小限の整備となる
よう、静岡県及び地元漁協に要請をしていきます。
事業の方向性どおり
<縮小>
⑤ 初島漁港施設改修事業
<延期>
地域水産物供給基盤整備事業(国庫補助事業)として進められて
きた事業ですが、事業規模が非常に大きいことから計画期間内にお
ける事業の着手を延伸します。
国庫補助事業により進められてきた事業であり、
事業の必要性や延期後の事業再開を考慮す
ると必要最小限の事業継続は必要と判断し、
延期を緩和し、縮小ながら事業を継続していく。
<延期>⇒<縮小>
⑥ 旧日向別邸の整備事業(新規)
<検討・延期>
市内唯一の建造物重要文化財ですが老朽化が著しく改修等の早
急な対応が必要となっています。平成19年度に整備計画の策定を
行う予定ですが、この計画策定を待って、具体的な事業実施を改
めて検討することとします。
事業の方向性どおり
<検討・延期>
⑦ 親水公園整備事業
<見直し・中断>
光の回廊構想、熱海市夜間景観整備構想に基づいたイルミネー
ション整備事業ですが、構想に位置づけられている事業が進まない
中、一時本事業を休止し構想事業全般を見直すこととします。
事業の方向性どおり
<見直し・中断>
⑧ ライトアップ整備事業(新規)
<見直し・中断>
光の回廊構想、熱海市夜間景観整備構想に基づいたイルミネー
ション整備事業ですが、構想に位置づけられている事業が進まない
中、一時本事業を休止し構想事業全般を見直すこととします。
事業の方向性どおり
<見直し・中断>
43
【投資的事業の見直し】
事務事業名
<当初プラン上の位置付け>
事業の方向性<当初プラン>
見直し結果
⑨ 小山臨海公園プール整備事業(新規)
<見直し・中断>
本公園内にプールを整備する要望は強いが、相当の建設経費を要
すことや建設後の維持管理経費の増大が予測されることから、本事
業を一時中断し計画全体を見直すこととします。
事業の方向性どおり
<見直し・中断>
⑩ 泉公園整備事業
<中断>
公園設置の遊具など平成20年度より新たな整備を行わないが、こ
れまでの維持管理に関しては継続して実施していきます。
事業の方向性どおり
<中断>
⑪ 熱海市・湯河原町し尿等共同施設建設事業
<見直 し・中断>
平成21年度より実施する予定の事業ですが、現状、建設地の選定
など思うように進んでいないことから計画そのものの見直しのため一
時中断します。
事業の方向性どおり
<見直し・中断>
市街地の活性化の一環として地元の主体的なまちづくりを誘導し、民
間活力による再開発事業を行うものです。本事業は、民間施工により
実施されますが、事業規模が相当なものであるため市の負担及び補
助が大きく、現状の財政状況に鑑み一時中断とします。
現状の財政状況では再開の目途は立たない
が、本事業は地元の主体的なまちづくりの推
進により進められてきたため、事業中断によ
る市民活動への影響は大きく、今後の市民
主体のまちづくりの観点から、中断の措置は
継続するも、準備事業として、再開に向けた
経費を計上した。
⑫ 市街地(渚地区)総合再生事業
<中断>
<中断>⇒<準備費計上>
⑬ 熱海駅舎(駅前広場)整備事業
<検討・見直し・延期>
熱海駅舎改築計画及び駅前広場整備事業については、熱海市のみ
ならず伊豆の玄関口として多方面から早期着工が望まれている。し
かし、駅舎改築については,JRとの負担割合に大きな溝があり現在の
財政状況では対応することができないため、事業実施を一時中断し
ます。今後は、負担割合の是正に向け交渉を継続していきます。
また、駅前広場整備については、計画の見直しをさらに行い、利便
性向上につながる整備となるよう検討していきます。
ローリング時点では、事業実施の確定はして
いないが、駅舎等の耐震化にともないプラン
計画期間中に実施されると判断し、これにと
もなう駅前広場整備の事業費を計上した。
<検討・見直し・延期>
⇒<駅前広場整備計上>
⑭ 中部横断道路改良等事業
<検討・中断>
現在施工している工区については、本線整備がおおむね完了したこ
とから、平成20年度に既存道路への取合の拡幅工事を行い一時中
断とします。今後の事業推進については、国・県などの関係機関に整
備協力を強く要請していきます。
事業の方向性どおり
<検討・中断>
⑮ 観光港等建設事業費負担金事業
<延期>
本事業負担金は、海岸環境整備事業への市負担金であり、熱海
市の海岸保全、景観形成のためには不可欠なものであります。
しかし、事業規模が大きくそれに伴う市負担金も大きくなるため、今
後の事業進捗にあたっては、静岡県と連絡を密にし、調整しながら実
施してまいります。
また、市単独事業の実施については県の指導を仰ぎ県事業との調
整を図りながら延伸いたします。
事業の方向性どおり
<延期>
44
【投資的事業の見直し】
事務事業名
<当初プラン上の位置付け>
事業の方向性<当初プラン>
見直し結果
⑯ 熱海中学校改築事業(新規)
<検討・早期着工>
現状の財政状況では早期着工は難しいが、事業の必要性、優先度
は非常に高い。このことから、通常の建設手法では相当の財政負担
となることから、財政負担の平準化が図られる手法を早急に検討す
る。また、その間の緊急避難的施策の実施も視野に入れ、現状でき
うる限りの対策を講じていきます。
⑰ 小嵐中学校耐震補強事業(新規)
<検討・早期着工>
両事業は、教育施設の耐震化事業であり、当
初プランにおいても計画期間内における早期
着工事業として位置づけており、また、国制度
においても耐震化に関する補助率の引き上げ
や「PFI」導入の推進を進めてきている。このよう
な中、中国四川や国内における大規模地震の
発生により、耐震化を急ぐべきとの議論も加速
している。よって、両中学校校舎の耐震補強
事業を計画期間内において計上し、当初プラ
ン上の位置付けどおり事業を着手・完了する。
<検討・早期着工>
⇒<耐震補強着工>
⑱ 緑ガ丘幼稚園移転(耐震化)事業(新規)
<検討・早期着工>
現状の財政状況では早期着工は難しいが、事業の必要性、優先度
は非常に高い。このことから、通常の建設手法では相当の財政負担
となることから、財政負担の平準化が図られる手法を早急に検討す
る。また、その間の緊急避難的施策の実施も視野に入れ、現状でき
うる限りの対策を講じていきます。
事業の方向性どおり
<代替案検討・早期着工>
⑲ 第一小学校グラウンド照明設備整備事業
<凍結>
本事業に関しては、整備要望が寄せられているが、現状の財政状
況や整備効果の点で疑問であり、また、他校における整備状況も考
慮し、本事業を凍結します。
事業の方向性どおり
<凍結>
⑳ 泉支所移転改築事業
<新規>
プラン計上新規事業
隣接する県道拡幅による、泉支所の移転改築
事業であるが、移転補償など未確定な部分は
あるものの、実施やむなしと判断し、事業実施
を決定した。
【変更事業の計上事業費】
平成21年度
事業費
⑤ 初島漁港施設改修事業
一般財源
平成22年度
特定財源
事業費
一般財源
平成23年度
特定財源
事業費
一般財源
特定財源
16,056
7,399
8,657
33,944
7,972
25,972
53,421
10,134
43,287
⑫ 市街地(渚地区)総合再生事業
3,500
3,500
0
3,500
3,500
0
3,500
3,500
0
⑬ 熱海駅舎(駅前広場)整備事業
10,000
10,000
0
5,000
5,000
0
100,000
50,000
50,000
⑯ 熱海中学校耐震補強事業
16,131
9,456
6,675
288,356
102,298
186,058
0
0
0
⑰ 小嵐中学校耐震補強事業
0
0
0
25,593
14,345
11,248
309,800
109,800
200,000
250,000
89,952
160,048
0
0
0
0
0
0
295,687
120,307
175,380
356,393
133,115
223,278
466,721
173,434
293,287
⑳泉支所移転改築事業
合
計
45
③ 繰出金の推移
一般会計から他の会計への繰出金に関しては、一般会計を圧迫するひとつの要因となっています。中でも増加する医療費に対応するた
め、国民健康保険事業や介護保険事業への繰出金は増加の一途をたどっています。本来、各会計の独立により事業を行っていくことが原
則でありますが、前述の状況において一部赤字補填の要素を持つ繰り出しが行われていることは事実であります。この状況において、各会計
の独立性の観点から、国民健康保険事業においては、事業歳入の根幹である、国民健康保険税の税率改正を平成21年度以降計画期間
中において段階的に行い、また、介護保険事業に関しては、3年に一度の事業見直しに関連し、保険料の改定を計画期間中においては平
成21年度に予定しています。
【繰出金の推移】
(単位:千円)
平成21年度
当初プラン
(A)
特別会計 計
ローリング
(B)
平成22年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成23年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
増減額
(B)-(A)
1,588,874
1,265,224
▲323,650
1,439,800
1,128,375
▲311,425
1,392,734
1,083,261
▲309,473
国民健康保険事業会計
550,000
520,000
▲30,000
400,000
370,000
▲30,000
350,000
320,000
▲30,000
公共用地先行取得事業会計
5,900
5,900
0
5,800
5,800
0
5,700
5,700
0
離島初島簡易水道事業会計
16,000
13,000
▲3,000
16,000
13,000
▲3,000
16,000
13,000
▲3,000
老人保健医療事業会計
400,000
10,000
▲390,000
400,000
10,000
▲390,000
400,000
10,000
▲390,000
介護保険事業会計
605,500
614,324
8,824
606,145
618,375
12,230
607,296
623,361
16,065
初島漁業集落排水処理事業
11,474
10,000
▲1,474
11,855
10,000
▲1,855
13,738
10,000
▲3,738
後期高齢者医療制度事業
0
92,000
92,000
0
101,200
101,200
0
101,200
101,200
12,500
17,764
5,264
12,500
17,764
5,264
12,500
17,764
5,264
育英事業基金
12,500
12,120
▲380
12,500
12,120
▲380
12,500
12,120
▲380
下水道事業会計
0
5,644
5,644
0
5,644
5,644
0
5,644
5,644
1,601,374
1,282,988
▲318,386
1,452,300
1,146,139
▲306,161
1,405,234
1,101,025
▲304,209
その他 計
合
計
④ 補助金の推移
補助金の交付にあたっては、平成20年度より個人以外への交付に関しては、一件審査の対象とし、団体等の財務内容を把握した上で繰
越金などの余剰財源を有するものについて、補助額の削減を行いました。今後、交付の適正化をさらに進めるためには、交付終期を設定す
るなどの新たな取り組みを行っていかなければならないと考えています。
46
【補助金の推移】
(単位:千円)
平成21年度
当初プラン
(A)
補助金 計
平成22年度
増減額
(B)-(A)
ローリング
(B)
当初プラン
(A)
ローリング
(B)
平成23年度
増減額
(B)-(A)
当初プラン
(A)
増減額
(B)-(A)
ローリング
(B)
1,132,455
1,049,195
▲83,260
1,106,849
1,199,735
92,886
1,088,253
1,099,739
11,486
(うち水道事業会計補助)
0
0
0
40,000
40,000
0
30,000
30,000
0
※(うち下水道事業会計補助)
620,000
620,000
0
620,000
620,000
0
620,000
620,000
0
(うち温泉事業会計補助)
4,000
3,000
▲1,000
4,000
3,000
▲1,000
4,000
3,000
▲1,000
※ 下水道事業会計に対しては、上記補助金のほか計画期間中の貸付金として、平成21年度、22年度に3億円、23年度に1億円を計上しております。
繰出金の推移(H21~H23)
義務的経費の推移(H21~H23)
対歳出総額
55.30%
H21
4,387,782
2,817,931
1,282,988
H21
2,176,067
対歳出総額
54.61%
H22
3,994,871
2,912,572
2,317,808
1,146,139
H22
対歳出総額
56.77%
H23
3,962,441
3,106,546
2,436,405
1,101,025
H23
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
0
(千円)
人件費
扶助費
H22
H23
400,000
600,000
800,000
(千円)
600,000
800,000
1,000,000
1,200,000
補助金交付の推移(H21~H23)
1,288,214
H21
200,000
400,000
(千円)
投資的事業の推移(H21~H23)
0
200,000
公債費
1,318,664
H22
1,318,870
H23
1,000,000 1,200,000
1,049,195
H21
47
950,000
1,199,735
1,099,739
1,000,000
1,050,000
1,100,000
(千円)
1,150,000
1,200,000
Ⅴ 事務事業の再編・整理、廃止・統合
1.当初プラン策定後の変化
昨年策定された当初プランのローリング作業において、各事務事業に係る制度変更や様々な状況の変化によって大幅な見直しを行い
ました。その第一としては、事務事業の実施優先順位の変更でありますが、優先順位の基本的な考え方としては、市民生活に直結する国
県の法令等に実施が定められた福祉や社会保障関連事業が最上位となり、一方、法令の縛りのない市独自の事務事業が下位に位置づ
けるというものです。この中で、優先順位上位事業において当初プランを策定後に制度が確定したことにより大きな差異を生じたものや大
規模災害への対応を迫られる状況が以前にも増してきたことがあり、このローリング作業において事務事業の実施優先順位の修正による
政策の大幅な変更を行いました。
① 教育施設の耐震化
教育施設の耐震化については、当初プランにおいて「危機的な財政状況に鑑み、財政負担の平準化が図られる建設手法の検討を行い、
早期着工を目指す。」とされており、実施優先順位に関しても最上位に位置づけています。当初プランを策定する際にも、他の事業よりも
優先して行わなければならない事業であることから、早期着工の要望を受けています。その他、国においても教育施設の耐震化推進のた
め、「PFI」の導入による耐震改築の指針や最近では、国庫補助率の引き上げも予定されている状況にあります。また、中国四川や国内に
おける大規模地震の発生により教育施設の耐震化を急ぐべきとの議論も加速しています。
【熱海中学校・小嵐中学校耐震補強に要する経費】
事業名
(単位:千円)
平成21年度
事業費
平成22年度
一般財源
事業費
平成23年度
一般財源
一般財源
事業費
熱海中学校耐震補強事業
16,131
9,456
288,356
102,298
0
0
小嵐中学校耐震補強事業
0
0
25,593
14,345
309,800
109,800
16,131
9,456
313,949
116,643
309,800
109,800
合
計
② 社会保障経費の増加
市民生活に欠かすことのできない、また、安易に削減することができない扶助費や医療費助成などの社会保障経費に関して、当初プラ
ン策定後の制度確定などによって事業費の大幅な修正を行わなければならない状況であります。その中でも、平成19年度まで老人保健
医療制度事業として行われ、平成20年度の制度改正により事業開始された「後期高齢者医療制度」に関連する事業の差異が非常に大
きく、他の事業執行を阻害する要因となりました。
48
【事業費増加の社会保障関連事業】
(単位:千円)
事業名
増加額
プラン計上額
ローリング計上額
増加事由
後期高齢者医療制度関連事業
【H21】 128,920
【H22】 179,773
【H23】 182,142
【H21】 400,000
【H22】 400,000
【H23】 400,000
【H21】 528,920
【H22】 579,773
【H23】 582,142
当初プラン策定の際、前事業の老人保健医療事業
費を下回る見込であったが、実際のところ制度確定
の事業費算出では、これを大幅に上回ることとなっ
た。
障害者自立支援法関連事業
【H21】
【H22】
【H23】
46,223
65,588
76,568
【H21】 137,918
【H22】 128,273
【H23】 117,293
【H21】 184,141
【H22】 193,861
【H23】 193,861
当初プラン策定後の制度確定によるものである。
介護保険関連事業
【H21】
【H22】
【H23】
8,824
12,230
16,065
【H21】 605,500
【H22】 606,145
【H23】 607,296
【H21】 614,324
【H22】 618,375
【H23】 623,361
保険事業対象者の推移による。
③ 庁舎建設事業費の増加
現庁舎の耐震性については、他の市町と比較してその程度は非常に低いランクに位置しています。このことから、市庁舎を熱海市の防
災の拠点として整備し、市民の安全安心を守る観点で計画を推進してきたところであります。しかし、この一年の間に原油価格の高騰にと
もなう建築資材費の急激な上昇により当初計画されていた事業費を大幅に変更せざるを得ない状況がローリング作業によって明らかと
なっています。また、財政の急激な負担を解消すべくリース方式を採用していますが、今後、毎年度約3億円のリース料が必要となります。
(単位:千円)
事業名
平成21年度
プラン計上
庁舎等建設準備事業
平成21年度 3,000千円増
788
平成22年度
ローリング計上
プラン計上
3,788
平成23年度
ローリング計上
326,788
平成22年度 302,000千円減
24,788
150,788
ローリング計上
620,688
平成23年度 469,900千円増
3ヵ年で170,900千円の増加
49
プラン計上
2.事業実施の優先順位の変更
【変更事由】
前述①「教育施設の耐震化」については、前述のとおり現在の耐震化推進の状況を踏まえると、当初プラン優先順位(第1位)のとおり、
財政状況の好転がない中であっても計画期間内に実施すべきである。
前述②「社会保障経費の増加」については、任意に削減することができない扶助費を含み、また、他の経費についても福祉・医療に関連
するものであることから扶助費同様市民生活の維持の観点から削減することはできない。
前述③「庁舎建設事業費の増加」については、前述のとおりの状況により、前述①・②に優先してまで実施すべきではなく、仮に実施したと
しても後年度における負担は、今後も増加していくと思われる扶助費等への対応を考慮すると、現在の財政状況の中で実施することは非
常に困難であること。また、財政の健全化に逆行する要素を多分に含んでいること。
以上のことから、① 「教育施設の耐震化」では、熱海中学校・小嵐中学校の耐震補強事業に着手する。 ② 「社会保障経費の増加」に
対応する。 ③「庁舎等建設事業」に関しては、① 「教育施設の耐震化」を推進し、 ② 「社会保障経費の増加」に対応すること及び後年度
負担の増加により、事業着手を中断し、延期することとします。
【熱海中学校耐震補強事業着手】
平成21年度 耐震補強実施設計 平成22年度 耐震補強工事完了
【小嵐中学校耐震補強事業着手】
平成22年度 耐震補強実施設計 平成23年度 耐震補強工事完了
【増加する社会保障経費への対応】
平成21年度 183,967千円増
平成22年度 257,591千円増
平成23年度 274,775千円増
【庁舎建設事業の延期】
平成21年度 3,000千円増
平成22年度 302,000千円減
平成23年度 469,900千円増
3ヵ年で170,900千円の増加+後年度負担の対応不可
50
【庁舎建設延期による代替施策】
庁舎建設の延期によって、事業本来の目的である市民の安全安心を守るための防災拠点及び災害時の司令塔の整備を延期したことと
なります。この点については、事業実施の優先順位を変更したことで生じたことでありますが、事業本来の目的を達成するためには必要最
小限の整備であっても、これを実施していかなければなりません。そこで、市民の安全安心の要であり市庁舎に隣接する「消防庁舎」を耐震
補強することとしました。この措置は、この状況下において可能である選択肢でありますが、この措置とあわせて、防災・災害に対する体制の
再検討を行っていくことはいうまでもありません。
【消防庁舎耐震補強に要する経費】
平成21年度
事業名
事業費
消防庁舎耐震補強事業
6,453
平成22年度
一般財源
事業費
6,453
平成23年度
一般財源
95,000
23,000
事業費
一般財源
0
0
【消防庁舎耐震補強事業着手】
平成21年度 耐震補強実施設計 平成22年度 耐震補強工事完了
3.廃止等の事業の見直し
当初プランにおいて、廃止事業として位置づけられていたものについては、原則的に当初プランのとおりその措置をとりますが、ローリング
作業の中で事務事業の実施方法の転換による改善により一部の事務事業を継続実施することとしました。この判断に至ったこととしては、
① 事業実施における財政面での改善が図られたこと。② 市民主体による事業実施が可能となったこと。であります。また、この作業にお
いて、所期の目的を達成し、事業効果が薄れている事業を廃止しています。
【改善により継続実施とした事務事業】
事務事業名
<当初プラン上の位置付け>
湯らっくすマラソン開催事業
<平成21年度をもって廃止>
見直し結果
これまで市主体により実施してきたが、「熱海市体育協会」のNPO法人格の取得により事業主体を変更した。こ
れにより、市民主体により事業が実施されることとなり、また、財政面においても改善したことから当初プランを変更
し、継続実施していきます。
51
【改善により継続実施とした事務事業】
事務事業名
<当初プラン上の位置付け>
見直し結果
支所・出張所管理運営事業(伊豆山出張所)
<平成20年度をもって統廃合>
本事業に関しては、維持管理経費のうち人件費の圧縮が課題となっていたことや設置場所の利便性についても
改善の見込がないとされていた。
本事業の継続にあたっての改善点としては、① 再任用職員を活用した運営を行い、現状の人件費を圧縮した。
② 開設日数を週3日とし、維持管理及びさらに人件費を圧縮した。ことによるもの。しかし、利便性の向上の点に
ついては、熱海駅周辺への移転なども検討されたが、地域住民利用者の状況を考慮すると現在地における継続実
施を選択し、決定した。
耐震補強「TOKAI 0」補助事業
<延期>
本事業は、静岡県が推進する事業のうち大規模建築物の耐震補強工事に対する補助事業であるが、補助規模
を考慮すると、計画期間内の事業実施は困難と判断していた。しかし、本事業を延期することにより観光面(宿泊施
設)での支障が発生することとなり、観光立市である熱海にとってマイナスとなってしまう。以上のことから、耐震補強
工事を行う事業者に対応するため、一定の補助額を計上した。
第二小学校プール開放事業
<平成20年度をもって休止>
本事業に関しては、スイミングスクールや地域住民からの存続要望が非常に強い。このことから、次の改善を行っ
たうえ継続実施としていく。
①開放時間の短縮(12時30分からの開放)・・・(▲2,274千円)
②プール保温シートの活用・・・(▲800千円)
③料金改定及び減免措置の見直し・・・(+1,010千円)
以上のことから、当面事業を継続していく。
【新たに廃止とした事業】
事務事業名
交通災害共済事業
<特別会計事業>
廃止とした事由
本事業について、①相互扶助という当初の目的を達成。②民間保険の充実。③共済加入者の減少(加入率H2
0.5現在 43.08%)。④事業運営の目途として加入率50%(ただし、人件費算入では、既に赤字)。⑤近隣市
町では、直営事業として実施しているのは「沼津市」及び「熱海市」であるが、「沼津市」においては廃止の予定であ
る。以上のことから、本事業を本年度をもって廃止いたします。
52
行財政改革プラン<平成20年度ローリング>総括表
一般会計歳入歳出の推移(H20.7現在)
(単位:千円)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
期間合計
ローリング歳入(A)
16,913,976
16,860,992
16,729,469
50,504,437
ローリング歳出(B)
16,964,842
16,891,764
16,742,513
50,599,119
▲50,866
▲30,772
▲13,044
▲94,682
▲111,551
42,700
188,177
119,326
ローリング時乖離額(A)-(B)
参考:当初プラン乖離額
平成21年度歳入歳出構成<ローリング時点>
平成22年度歳入歳出構成<ローリング時点>
市税
市税
地方道路譲与税
自動車重量譲与税
地方道路譲与税
自動車重量譲与税
7%
20%
所得譲与税
配当割交付金
株式等譲渡所得割交付金
配当割交付金
株式等譲渡所得割交付金
利子割交付金
地方消費税交付金
ゴルフ場利用税交付金
自動車取得税交付金
市税収入
64%
地方特例交付金
地方交付税
交通安全対策特別交付金
利子割交付金
22%
4%
1%
4%
使用料・手数料
財産収入
分担金・負担金
7%
寄附金
地方消費税交付金
ゴルフ場利用税交付金
総務部
財政部
観光経済部
市民福祉部
建設部
消防部
教育委員会
職員給与費
自動車取得税交付金
市税収入
65%
22%
6%
地方特例交付金
地方交付税
1%
交通安全対策特別交付金
4%
使用料・手数料
財産収入
分担金・負担金
7%
寄附金
国庫・県支出金
市債
繰入金
6%
19%
所得譲与税
国庫・県支出金
市債
35%
35%
繰入金
繰越金
諸収入
繰越金
諸収入
平成23年度歳入歳出構成<ローリング時点>
市税
6%
地方道路譲与税
自動車重量譲与税
19%
所得譲与税
配当割交付金
株式等譲渡所得割交付金
22%
利子割交付金
地方消費税交付金
ゴルフ場利用税交付金
自動車取得税交付金
市税収入
66%
6%
地方特例交付金
地方交付税
1%
交通安全対策特別交付金
5%
使用料・手数料
7%
財産収入
分担金・負担金
寄附金
国庫・県支出金
市債
繰入金
繰越金
諸収入
34%
総務部
財政部
観光経済部
市民福祉部
建設部
消防部
教育委員会
職員給与費
総務部
財政部
観光経済部
市民福祉部
建設部
消防部
教育委員会
職員給与費
Ⅵ 市役所の構造改革 8つの柱
本プランの着実に実行していくためには、行政活動の主体である市役所の構造改革が必要不可欠であります。当初プランにおいては、
第1に「市長のリーダーシップ」=事務事業の選択による政策の明確化、第2に「幹部による市長サポート体制の充実」を図り、明確化され
た政策を実現、第3に「PDCAサイクルの醸成による職員意識の改革」を政策実現のためのツールである行政評価・人事評価を導入する
ことにより推し進めていくとしています。これにより平成20年度より「市役所の構造改革 8つの柱」として、全庁をあげて構造改革に本格的
に着手をしました。
1.目標設定(政策目標の明確化)
行政活動にPDCAサイクルを導入し、予算編成と人事評価に連動させていきます。その前提として、市長自らの政策目標を明確化し、こ
れに基づく「部」「課」「室・係」ひいては「個人」の目標を設定します。
この流れにより、全庁をあげて政策目標を達成するため、効率的な行政運営を展開していきます。
<平成20年度 政策目標>
部 門
政 策 目 標
観光部門
○観光入込客数:646万人 ○宿泊者数:294万人
文化部門
○文化施設入館者数:前年比3%増加
産業部門
○朝市開催による延べ出店者数:80軒 延べ来場者数:1,000人 ○商店街事業における国の支援制度の活用
○地域資源活用事業計画認定:1件
市民福祉部門
○中央保育園整備計画決定 ○施設介護サービス利用者割合:32.9%
○乳幼児健診受診率 1歳6ヶ月:94.9% 3歳:86.7%
環境部門
○ごみの減量:平成24年度までに10%減量(平成18年度比)
都市基盤部門
○海岸環境整備の推進 渚地区コースタル第3工区の完成(渚地区75%) 長浜地区コースタル北工区(背後修景80%)
教育部門
○実践的な未来志向による「人づくり」・「教育環境づくり」の羅針盤構築
消防防災部門
○消防職員の士気高揚と組織力の向上 ○予防行政の推進
○防災意識の高揚と指導者の養成 普通・上級救命講習受講者:300人 防災士資格取得者:養成講座受講者の90%
防災講話実施件数:10件
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2.業務棚卸表(仕事の見える化)
PDCAサイクルを導入する際のツール(道具)として、市役所の全事務事業を対象に「事務事業評価」を実施し、政策目標の達成はもとよ
り、各事務事業の効率・効果度を向上していきます。また、それぞれの事務事業において、実績および目標を数値で表すことにより、事務
事業の概要や政策への貢献度について市民の皆さんにわかりやすく公表していきます。
3.人事評価システム
政策目標を明確化することにより、職員個人における目標管理システムを構築し、人事評価における「業績評価システム」を確立します。
4.1人1改革(挑戦)運動
現行の職員提案制度は、提案に対する改善への取り組みが満足に実施されているとは言えず、業務改善の進行が足踏みしている状況
にあります。このことから、職員自らが業務改善を実践することができるシステムを構築し「働くモチベーション」を向上させていきます。
5.予算編成改革
予算編成の改革は、PDCAサイクルを連動することであり、従来の予算編成から、政策目標に基づく予算編成へと変革していきます。ま
た、税金の使途をわかりやすく公表していくこととして、「市民向けの予算書」を作成します。
6.意識改革研修
これまでの業務の中における「お役所仕事」「前例踏襲」などを職員意識から排除するため、昨年度より実施している派遣研修(意識改革
研修)などを充実して実施し、職員の意識を顧客志向へと変えていきます。
7.ビジネススキルアップ
業務効率や企画立案能力を高めるため、ビジネス文書の作成研修やプレゼンテーション研修を実施していきます。
8.残業削減運動
時間外勤務の現状を把握・分析することを前提に時間外勤務の削減を図ります。
また、本年度より施行した時間外勤務に関する規定に基づき、適正な命令による勤務を行っていきます。
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【平成20年度「市役所の構造改革」8つの柱 実施スケジュール】
柱
1
実 施 事 項
政策目標の設定
部・課・室係・個人の目標設定
4月
5月
6月
7月
8月
目標設定
(政策目標の明確化)
9月
10月
11月
12月
←予算編成方針の決定
事務事業評価の実施
2
行財政改革プランの修正
事務事業評価の公表
業務棚卸表
(仕事の見える化)
人事評価目標管理システム構築~研修
人事評価システム
3
人事評価の実施(試行)
新提案制度の設計
4
1人1改革(挑戦)運動
新提案制度により実施
提案改善事例の評価・優秀事例の表彰
各部課予算編成
5
予算編成の改革
政策事項の経過報告
二役ヒアリングの実施~予算調製
6
意識改革研修
意識改革研修
7
ビジネス文書作成・プレゼン研修等の実施
ビジネススキルアップ
8
現状把握・分析
残業削減運動
分析・改善策立案
55
1月
2月
3月
Ⅶ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律への対応
■平成19年6月15日 「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」制定
(財政健全化の判断比率の導入:①実質赤字比率・②連結実質赤字比率・③実質公債費比率・④将来負担比率
⑤公営企業における資金不足比率)
■財政指標の公表は平成19年度決算、財政健全化計画などの策定の義務付けは平成20年度決算から適用
■平成19年12月28日早期健全化・財政再生等の基準を定める政令公布
【財政指標の基準(市町村)】
熱海市の数値
早期健全化基準
財政再生基準
① 実質赤字比率
財政規模に応じ11.25%~15%
② 連結実質赤字比率
③ 実質公債費比率
④ 将来負担比率
H18
H19
見込数値
20%
ー
ー
財政規模に応じ16.25%~20%
30%
経過措置(40%⇒40%⇒35%)
31.16
29.56
25%
35%
12.8
8.2
350%
ー
ー
104.1
44.4
37.8
264.8
226.1
61.3
56.2
水道事業会計
⑤ 公営企業における
資金不足比率
20%
下水道事業会計
温泉事業会計
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<健全化法に基づく本市の現状>
「行財政改革プラン」は、熱海市が財政再生団体等に陥ることを避けるため、財政構造を歳入に見合った歳出とす
ることを目的に策定しました。しかし、平成20年度のローリング作業では、経済社会情勢の変化を踏まえ、事業実施
の優先順位を変更させたことから、歳入歳出の乖離が平成22年度以降プラスからマイナスに転じることとなりました。
この歳入歳出の乖離については、このプランに基づく事務事業の見直しをさらに進め、予算編成において修正を行っ
てまいります。
このようなかたちでローリング作業を進めましたが、本プランの策定目的である本法への対応については、現在のと
ころ本プランを着実に実行していることにより指標等に一定の改善がなされています。
なお、連結実質赤字比率等の数値については、算定方法を決定していないため、計画赤字額を見込まない数値
として表示しています。
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