私の抗体価活用法 - Phadia

アレルギー最前線
私の抗体価 活用法
食物
教
診療 最 気 付
。
A1 食物
診療 基本 、正
診断 基
必要最小限 食物除去
疑 余地
。
、 際 大切
、
「何
原因
、何 除去
」 明
、保護者 不安 取 除
「家族
健康
楽
過
食生活」 、 後 栄養指導 通
支援
考
。
「正確 診断」 診療
基本
大切
言
、患児
保護者
QOL向上 見据
具体的 治療計画 、
考
大切
。
食物
、特異的IgE検査
。
A2 特異的IgE検査 、食物
原因 疑
食品 実際 感作
知 手段
有用
。
、診療 中心 詳細 問診
因果
関係 把握
、特異的IgE検査 結果
診断
慎
。
一方 、
(図) 用
、特異的IgE検査 結果 上手
活用
。
、実際 症状誘発
可能性
確率 推定
思
。
除去 中心
食事療法 継続
患児 保護者
対
、検査結果
見
耐性化確認 目的
負荷試験 実施 促
利用 仕方 、負荷試験 対
恐怖心 軽減 、適切
時期
除去解除 実施
点
有効
。
「食物
診療
2012」 、小児
食物
原因食品 大部分
卵白、牛乳
小麦(ω-5
)
年齢別
1)
。
掲載
、
参考
A3 場合
説明
症例
紹介
。
活用
、症例①
卵白特異的IgE値 低下 年齢 関係 図示
。
症例②
ω-5
摂取 躊躇
親子
、小麦IgE
IgE
二
指標
安全性 見込
摂取
理由 一
。
、IgE陽性 意味
深 読 解
有効
思
。
図 プロバビリティーカーブ
症例① 2歳男児 食物卵白
【罹 病 歴】 生後4 月 湿疹 認 、卵白 対
特異的
IgE値 陽性
、
卵 除
食事療法 続 、
湿疹 軽快。
【検査結果】 卵白特異的IgE値 1歳時13.6UA/mL 高
、2歳 5.50UA /mL 低下。
陽性率
90%
60%程度 低下
推定
。
特異的IgE値 0.38UA /mL。
【治 療】 母親
1歳
2歳
低下
様子
白負荷試験 行
加熱卵 解除
卵白
示
成長
負荷試験 陽性率
説明
。
固
卵
誘発症状 認
、
後順調
。
症例② 5歳女児 卵白、牛乳、小麦
【罹 病 歴】 生後8 月
性皮膚炎 卵白、牛乳、
小麦 対
特異的IgE 強陽性
全 除去
食事療法 継続。
【検査結果】 特異的IgE 小麦25.2UA/mL ω
‐5
0.35UA/mL。
【治 療】
卵白 牛乳摂取
起
、負荷試験 不安 感
保護者
対
用 陽性率 小麦60% ω‐5
40%程度
説明
上 、
負荷
試験 行
誘発症状 認
、 後
小麦摂取 可能
。
®
IgE抗体価(卵白、牛乳、
) 食物経口負荷試験
症状誘発
)
。
「食物
2012」
、卵白 牛乳、小麦・ω-5
®
IgE抗体価 基
。
国
小麦・ω-5
可能性(
診療
掲載
ω-5 グリアジン
(%)
100
症状誘発の可能性
診療
位置
特異的IgE検査
活用 効果的
明日の診療に役立つアレルギー情報誌
食物アレルギー診療は、この10年間ほどの間に大きく変化したといえます。
その要因の一つは、
「食物経口負荷試験」が保険診療として認められたことで、
食物アレルギー診療の基本である原因食品の正確な診断技術が進歩したことは
疑いがありません。また、経口免疫療法の研究も精力的に進められており、
原因食品の除去を主とした食事療法のみで耐性化が難しい場合の有望な
選択肢の一つとして近年注目されています。
今回は、アレルギー専門医として国立病院や名古屋地区の基幹病院に長年勤務され、
現在は名古屋市内で開業されている、てらだアレルギーこどもクリニック
院長 寺田明彦先生にお話を伺いました。
(n=311)
80
60
40
2
2歳以上
1歳以下
全
全体
20
0
0.1
0.3
1
3
10
30
IgE抗体価
100
(UA/mL)
Allergy
News
Spring
● ALLAZiN Live アレルギー最前線
てらだアレルギーこどもクリニック
院長
寺田 明彦 先生
聞き手 ● ファディア株式会社 クリニカルセールス&マーケティング 中山 哲
近年、学会
一般
考
聞
取 上
経口免疫療法
。
A4 乳幼児期 発症
食物
多
、成長
伴
食
(耐性化)
。
報告
乳幼児
食物
原因物質 大部分
占
鶏卵、牛乳、小麦 、3歳
50%、学童期
2)
。
、
80∼90% 耐性化
治療 中心 正
診断 基
最小限 食物除去
今後 変
思
。牛乳
中
耐性化
、
症例
、特 急速経口免疫療法 大変有望 治療法
思
。
、適応
対象 方法
標準化
。現時点
専門施設 行 研究段階 治療法
思
。
今後 、
耐性化
食品 3)
患者 希望
場合
、地域 専門
医療機関 連携
行
望
治療法
考
。
参考文献
1)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会:食物アレルギー診療ガイドライン
2012
2)池松かおり他:アレルギー 55(5)
:533-541,2006
3)日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会経口負荷試験標準化ワーキング
グループ:食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン2009
読 方
®
血中特異的IgE抗体価
可能性 概 読 取
。
留意
。
、症状 誘発
確率論
資料:Ebisawa M et al:Allergy Immunology 158:71-76, 2012
私の抗体価活用法
「食物
下記
診療
手引 2011」 、
PDF
。
●国立病院機構 相模原病院臨床研究
http://www.hosp.go.jp/%7Esagami/rinken/crc/index.html
記事に関するイムノキャップ ® で測定可能な主な項目
●食物
研究会
http://foodallergy.jp/
●財団法人 日本
協会
http://www.jaanet.org/medical/guideline/food.html
卵白、オボムコイド、牛乳、
αラクトアルブミン、
βラクトグロブリン、カゼイン、
小麦、
ω-5 グリアジン、ピーナッツ
●
・
情報
http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/index.html
ファディア社発行 ALLAZiN Springより
● ALLAZiN Focus 進化するアレルギー検査
OAS(口腔アレルギー症候群)は花粉症症状の1つ
● ALLAZiN Topics 注目のアレルゲン
患者の75%が「アレルギーの原因は何か?」知りたいと考えています
∼アレルギー性結膜炎診療における患者の医療ニーズと実際の診療とのギャップを解く∼
● ALLAZiN Now アレルギーの診断と検査
見落としやすい真菌アレルゲン