SD-071 ** 2009 年 1 月 20 日改訂(第 4 版) * 2006 年 2 月 27 日改訂(第 3 版) 承認番号 20100BZY00987000 機械器具 47 注射針及び穿刺針 管理医療機器 単回使用組織生検用針 12734010 再使用禁止 【使用目的、効能又は効果】 骨髄の組織片を採取する。 **【警告】 ●使用方法 **1.本品を使用する際は、必ずハンドグリップを併用して挿入 すること。ハンマー等を使用した過度な衝撃や負荷をかけ ないこと。 [本品を破損させるおそれがある。] **2.本品の刺入はカニューラとスタイレットを一体にした状態 で回転させながら進め、カニューラのベベル(針先面)が 完全に骨内に挿入された後に、ハンドグリップを使用する こと。[ハンドグリップ使用時に、カニューラのベベル(針 先面)を損傷させるおそれがある。] 【操作方法又は使用方法等】 **1)本品による穿刺の前に、穿刺部の皮膚を通じて骨膜に細針及び 局所麻酔剤により局所麻酔を施します。穿刺には本品のスタイ レット(内針:以下、スタイレットという)付きカニューラ (外套:以下、カニューラという)を使用します。カニューラ 先端部のベベル(針先面)とねじ山形状により骨表面を安全に 穿通させることができます。 2)局所麻酔の細針と平行にして、スタイレット付きカニューラを 骨膜まで進めます。刺入した本品の先端位置はX線透視下もし くはCTガイド下にて確認しておきます。 3)スタイレットの先端を骨表面に固定した状態で、カニューラと スタイレットを一体にして時計方向に回転させながら目標とす る骨の内部に刺入していきます。 ** ※カニューラは、スタイレットの先端が骨膜に固定されている 状態で回転させてください。 ** ※カニューラを刺入する際、カニューラとスタイレットを一体 にして回転させ、カニューラのベベル(針先面)が完全に骨内 に刺入されるまで進めてください。 【禁忌・禁止】 ●使用方法 1.再使用禁止、再滅菌禁止 [本品は単回使用医療機器である。再使用、再滅菌、再加工 又は再包装は、患者及び取り扱い者に対し感染のリスクを 生じ、全体の構造や重要な材質、設計上の特徴に影響を及 ぼすおそれがある。さらには本品の不具合及び患者への危 害、疾病もしくは死亡につながる可能性がある。また、一 旦、発熱性物質や微生物汚染の可能性のある体液や組織が 接触すると、本品(特に、長く細い内腔、部品間の接合部 や隙間)を洗浄することは困難あるいは不可能であるた め、本品の再使用には患者間の交差感染のリスクが生じ る。生物由来物質の残渣は、発熱性物質や微生物による機 器の汚染を促進させ、感染の原因となることがある。] 2.骨生検以外の使用禁止。 3.MRI下での使用禁止。 4.穿刺した部位から本品をスムーズに抜去できない場合に は、カニューラ(外套)を揺すって本品を抜かないこと。 手前に引きながら本品を反時計回りに回転させて穿刺部位 から抜くこと。 4)生検針が目標とする方向に進んでいることを確認した後、スタ イレットを抜去し、カニューラにハンドグリップを装着しま す。さらに、ハンドグリップを時計回りに押し回しながら、カ ニューラを骨の内部へ進めていきます。病理診断の有効性を高 めるために、カニューラは骨表面を越えて病変部まで挿入しま す。 5)押し進めるカニューラが病変内部まで到達した後、カニューラ からハンドグリップを取り外します。さらに、付属のロック付 きシリンジをカニューラに装着し、吸引して病変部組織を確実 にカニューラ内部へ引き込みます。 6)吸引した病変部組織を取り残さないように注意しながら、カニ ューラを反時計方向に回転させながら、穿刺部位から引き抜き ます。 7)カニューラからシリンジを取り外した後、最後にオブチュレー タをカニューラ内部に挿入して、採取した組織片を固定液等に 注意深く押し出し、終了します。 ●適用対象(患者) 次の患者には使用しないこと。 1.抗凝固治療を受けている患者や出血傾向のある患者。 【形状・構造及び原理等】 ●オスティーカット 本品は以下の構成品からなる(滅菌済) ・スタイレット(内針)付きカニューラ(外套) <規格> 16G×75mm 16G×125mm 14G×75mm 14G×125mm <材質> ステンレス ・オブチュレータ ・ロック付きシリンジ(10mL) 【使用上の注意】 1.重要な基本的注意 ・使用に先立ち本書を熟読し、その内容に従うこと。 ・本品は医家向け医療機器にて、使用目的以外に使用しないこと。 ・本品の操作及び管理は、当該手技を熟知した医師が行うこと。 ・オスティーカットは滅菌済みである。使用前に包装、内容物 及び使用期限を確認し、異常が認められた場合は使用しない こと。再滅菌しないこと。 ・ハンドグリップは使用前にエチレンオキサイドガス滅菌を施 すこと。 ・全ての構成品が封入されていることを確認すること。 ・併用する医療機器及び薬剤に関する指示は、その製造販売元 の添付文書に従うこと。 ・使用後は感染に注意し、安全な方法で適切に処理すること。 ●ハンドグリップ <材質> ポリプロピレン、ステンレス 2.使用方法に関する注意 ・事前に適切な太さ(ゲージ)と長さを用意すること。 ・使用前にカニューラを数回スライドさせ、正確に自由に動く ことを確認すること。 ・本品は、皮膚穿刺用には設計されていないため、ニードルの 挿入前にメスで皮膚切開を加えること。 1/2 3.不具合・有害事象 1)有害事象 ・血腫 ・出血 ・感染 ・疼痛 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 1.貯蔵・保管方法 直射日光を避け、乾燥した涼しい場所で室温にて保管すること。 2.有効期間・使用の期限 包装及び外箱に記載 **【包装】 オスティーカット 1入、10 入/箱 【製造販売業者及び製造業者の名称及び住所等】 製造販売業者 : 株式会社メディコン 大阪府大阪市中央区平野町2丁目5-8 06-6203-6541(代) 外国製造業者 : C.R.バード社 C.R.Bard,Inc. 外国製造所所在国: ドイツ ANGIOMED、アンジオメッド、OSTYCUT、オスティーカットは、 C.R.Bard 社の登録商標です。 本書の著作権は C.R.Bard 社が保有しています。 http://www.medicon.co.jp 20100BZY00987000_A_04_09 SD-071r9 2013.6.2,000 2/2
© Copyright 2024 ExpyDoc