機構改革について 電算センターでは、ダウンサイジングの対応組織から、提供システムごとに企画・開発・ 保守および推進機能を一体化した事業体制に整備し、JAへの支援機能を充実するとともに、 センターの事業の効率化をはかるため、平成20年1月1日付で機構改革を行いました。 主な内容 1.現行の業務部、開発部の機能を統合し、新しく「会計管理システム部」、「事業シス テム部」、「農業支援システム部」に再編し、従来の総務部、監理部、運用部とあわ せ6部とします。 2.「事業調整に関する機能」を業務部から総務部に移し、中央会・連合会等の組織間調 整を密にすることによりセンター事業の円滑な運営に資することとします。 3.JAに対する信頼性の確保を目的とした「システムの品質管理に関する機能」および「セ ンター内部統制に関する機能」を監理部に新たに追加します。 4.「監視センターに関する機能」を業務部から運用部に移動させます。 機構図 総 務 部 部長 Tel 086-222-9916 事業調整担当部長 Tel 086-222-9811 監 理 部 部長 Tel 086-222-9810 総 務 グ ル ー プ 監 理 グ ル ー プ Te l 086-222-7165 Fax 086-231-2025 企画、事業調整、庶務、人事・労務管理、経理、 広報、情報セキュリティ、施設管理 Te l 086-222-9812 Fax 086-231-2025 コンプライアンス管理、内部監査、 システムの品質管理、障害管理、 認証制度維持、センター内部統制 システム品質管理担当部長 Tel 086-222-9917 運 用 グ ル ー プ Te l 086-222-7168 Fax 086-231-2025 県システム・JASTEMシステムの運用、 データ管理、資料発送、電子帳票、 口座振替管理、自動化機器の集中監視 運 用 部 部長 Tel 086-222-9804 理 事 会 総 会 理 事 長 専 務 理 事 参 事 専務理事 監 事 Tel 086-226-5134 参事 Tel 086-222-9915 シ ス グテ ルム ー基 プ盤 会 計 グシ ルス ーテ プム 会計管理 システム部 部長 Tel 086-222-9918 O A グシ ルス ーテ プム 経 済 グシ ルス ーテ プム 事 業 システム部 部長 Tel 086-222-9805 農業支援 システム部 部長 Tel 086-222-9861 県 域 グシ ルス ーテ プム 農 業 グシ ルス ーテ プム Te l 086-222-9802 Fax 086-231-2025 システム基盤管理、端末機・自動化機器管理、 ネットワーク管理、 オープン系制御システムの管理 Te l 086-222-9803 Fax 086-231-2025 会計システムの企画、開発、保守および普及、指導 会計、業務共通、顧客、自己査定、出資金、子会社、給与、 固定資産、その他会計・管理システム 事務手続書の管理 Te l 086-222-9863 Fax 086-231-2025 OAシステムの企画、開発、保守および普及、指導 組合員情報、 JA統合OA、電子帳票保管、 JAコックピット、その他OAシステム 事務手続書の管理 Te l 086-222-9814 Fax 086-231-2025 経済事業システムの企画、開発、保守および普及、指導 購買事業、販売事業、米穀、産地直売所、 ライスセンター、その他経済システム 事務手続書の管理 Te l 086-222-7167 Fax 086-231-2025 県域事業システムの企画、開発、保守および普及、指導 共済資金、厚生連、信用補完、その他県域システム JASTEM、事務手続書の管理、オペレータ研修、 JA合併・店舗統廃合、データ交換媒体確認 Te l 086-222-9862 Fax 086-231-2025 農業システムの企画、開発、保守および普及、指導 青色申告、集落営農支援、生産履歴、 農業ポータルシステム、その他農業システム 事務手続書の管理 データ交換口座振替中止専用FAX 086-227-0274 内部統制整備にむけた取り組み JAグループ全体の取り組みとして、第24回JA全国大会で内部統制の確立が議決され、 全国で取り組みが進んでいます。 内部統制とは、①業務の有効性・効率性、②財務報告の信頼性、③業務活動に関する法 令等の遵守、④資産の保全 の4つの目的が達成されていることの合理的な保証を得るた ア ○ めに、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、 統 ウ イ エ オ ○ ○ ○ ○ 制環境、 リスク評価と対応、 統制活動、 情報と伝達、 モニタリング(監視活動)、 カ ○ IT(情報技術)への対応 の6つの基本的要素から構成されます。 カ ○ 電算センターは「 IT(情報技術)への対応」について、ご利 用いただいているシステムの安全性・信頼性を証明する義務があり、 次の2つを証明することが求められています。 IT全般統制 IT全般統制は、ご利用いただいているシステムが安全に信頼に足りるシステムである ために、システムの開発・変更・運用管理、データの管理、契約の管理、システム障害発 生時の対応管理等が、適切に対応できていることを証明することです。 言い換えれば、電算センターの業務手順が安全かどうか、信頼できるかどうかを証明す ることになります。 IT業務処理統制 IT業務処理統制とは、電算センターの業務システムにおいて個々のシステム処理が正 しく行われているかを証明することです。 例えば、オンライン取引で入力伝票に起票し、端末からシステムへ入力すると、電算セ ンターで処理し、処理結果が認証として伝票印字され、認証を照合して検印を受けると、 一つの作業が完了します。 この一連の業務処理のなかで、システムで処理をした部分が正しく処理されていること を証明します。 IT全般統制、IT業務処理統制を構築するために、全国・県域での取り組みに参画す るとともに構築要件を分析し、不足事項を調査して計画的な整備に取り組んでいきます。 プライバシーマーク認証の更新審査と ISO27001認証の継続審査にむけた取り組み はじめに 電算センターは、プライバシーマーク認証、ISO27001認証を取得して、情報セ キュリティに対する取り組みを可視化することにより、JA等会員の皆様の信頼に応えら れるようつとめてきました。 平成20年4月頃には、初めての更新審査、継続審査を受審することになります。 認証規格は、その時代に適合するように5年程度で見直しが行われ、認証規格が改定さ れた場合、次回の審査では新しい認証規格に適合していなければ、剥奪されてしまいます。 電算センターは、更新審査、継続審査にむけて次のような対応を行います。 プライバシーマーク認証の更新審査にむけて 1.プライバシーマーク認証規格の概要 今回の改定は、個人情報保護法の全面施行を受けての改定 となります。 JISQ15001:1999【個人情報保護に関するコンプライアンスプログラム】 旧 規 個人情報保護法施行前に制定されており、個人情報保護法と必ずしも一致しない部分 格 がありました。 JISQ15001:2006【個人情報保護マネジメントシステム】 新 規 個人情報保護法に基づいており、かつ、個人情報保護法よりも高いレベルで個人情報 格 を保護して取り扱うように規定されています。 2.更新審査にむけた取り組み 電算センターは、「JISQ15001:1999」で認証を取得していますが、更新審査まで に「JISQ15001:2006」に対応して新規格で運用を行っていることが更新審査の条件 となるため、次の手順で新規格を電算センターの業務に取り込んでいきます。 (1)規程類の改定(平成20年1月) 新規格に対応して、マネジメントシステムを構築できる ように電算センターの規程を改定します。 (2)教育(平成20年1月) センター業務に携わる役職員・外注者に対して、規程改定を理解できるように集 合研修を行います。 また、社会における個人情報漏えい事件・事故を教訓に業務を行うに当たって注 意すべき事項を教育します。 (3) マネジメントシステムに基づく運用(平成20年1月∼) 改定した新しい規程に基づいて業務を行います。 (4) 運用状態のチェック(平成20年2月) 新しい規程に基づいて業務を行えているか、情報セキュリティ内部監査と併せて 評価します。 (5) 改善(平成20年3月∼) 内部監査の結果から、各部にて指摘事項がある場合には改善計画書を作成して改 善します。 ISO27001認証の継続審査にむけて 1.ISO27001認証規格の概要 電算センターは、新規格の「ISO27001 : 2005(JISQ27001 : 2006)」 に準拠して認証取得しており、今回の継続審査では、規格の変更はあ りません。 IS 513479 / ISO27001 JIS Q27001 2.継続審査にむけた取り組み ISO27001認証取得時に、審査機関よりいくつかの指摘を受けています。 継続審査では、認証取得時の指摘事項が改善されているか、認証取得時に審査対象 とされなかった項目について新たに審査されます。 (1)電算センターの規程類の改定(平成19年) 認証取得後に、ISO27001認証に基づいて運用してきたなかで、規程・様式類 の不具合を訂正します。 (2)教育(平成19年10月) 規程・様式類の改定内容を役職員・外注者に対して、 変更内容を理解できるよう集合研修を行います。 (3)新規程・要領類に基づく運用(平成20年1月∼) 改定した新しい電算センターの規程に基づいて業務を行います。 (4)情報セキュリティ内部監査(平成20年2月) 新しい規程に基づいて業務ができているか、内部監査により評価します。 (5)改善(平成20年3月∼) 内部監査の結果から、各部にて指摘事項がある場合には改善計画書を作成して改 善します。 セキュリティは、各役職員や外注者自身が認識することにより保たれます。セキュリテ ィを保つ新たな手順は、仕事が増えたと認識するのではなく、新たな仕事の手順が、現代 において望まれる正しい仕事の手順だと認識することにより、組織内にセキュリティがよ り一層浸透することとなります。 大型汎用コンピュータ(メインフレームコンピュータ) の撤去について 平成19年9月18日にダウンサイジング対応のシステムが計画どおり本番稼働を開始 したため、昭和53年の電算センター設立以来、数世代にわたって使用してきた大型汎用 コンピュータをすべて撤去することになりました。 撤去予定 平成20年正月三が日に機器の切り離しを行い、1月中に機器を撤去します。 ハードウェア CPU、ディスク、プリンタ、テープ装置、操作卓 等 ソフトウェア 基本OS等関係ソフト 約70台 約60種類 システム移行後の稼働について ダウンサイジングシステム移行後、3か月間(12月末まで)は以下の対応のために大 型汎用コンピュータシステムを稼働できるようにしました。 ●帳票再打ち出し期間(3か月)の保証 ●システムやデータの移行漏れの対応 ●新システム不具合発生時の問題判別(旧システムとの比較)環境の維持 ■長年、システムの稼動を担ってきた大型汎用コンピュータの一部 処理装置 連続用紙プリンタ 磁気テープ装置(OMT) 磁気テープ装置(CMT) 生産履歴管理システム利用説明会の開催 (平成19年11月2日) 第30回岡山県JA大会にて、「食の安全・安心対策と環境にやさしい農業生産」の取 り組みが決議され、適切な生産管理と生産履歴記帳の徹底をはかることとなりました。 この取り組みを支援するため、農産物の生産履歴のデータベース化をはかり、農薬使用 の適正化などJAにおける適切な生産管理を支援するシステムの開発を行いました。 昨年の11月2日(金)に生産履歴管理システムの利用説明会を開催しましたので、そ の内容をお知らせします。 概 要 ■システムの概要について ■システムの操作説明 ■システム稼動にかかる移行手続の概要について システムの概要を説明し、システムデモにより機能と操作方法を確認していただきました。 また、各種利用申込等にかかる諸手続や利用料について説明しました。 今後の進め方 今回説明した生産履歴管理システムについて、各JAと調整をはかりながら平成20年 1月よりシステム移行を進めます。 センターの主な行事 2 0 0 7 10月∼12月 10月 1日 ∼11日 内部監査(個人情報保護)の実施 10月15日 ∼23日 内部監査(仮決算)の実施 10月19日 平成19年度上半期仮決算監査の実施 10月30日 理事会の開催 11月 2日 生産履歴管理システム利用説明会の開催 11月 6日 購買事業システム事務手続研修会〈支店コース〉の開催 11月12日 購買事業システムオペレーション研修会〈支店コース〉の開催 11月14日 ∼15日 給与計算システム移行研修会の開催 11月15日 販売情報システム事務手続研修会の開催 11月16日 農業簿記システム操作研修会の開催 11月20日 ∼21日 給与計算システム移行研修会の開催 11月26日 農業簿記システム操作研修会の開催 消防訓練・事業継続計画訓練の実施 11月29日 給与計算システム年末調整研修会の開催 12月 5日 電子帳票保管システム利活用研修会〈基礎コース〉の開催 12月11日 理事会の開催 固定資産管理システム事務手続研修会の開催 12月12日 電子帳票保管システム利活用研修会〈応用コース〉の開催 12月18日 購買事業システム事務手続研修会〈本店コース〉の開催
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