深夜徘徊ストップ運動の手引 - 埼玉県

深夜徘徊ストップ運動の手引
◆夜遊びを
させない
見過ごさない◆
埼玉県・埼玉県教育委員会・埼玉県警察本部
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■多くの少年が夜遊びで補導されています
多くの少年が、夜遊びで補導されていることを知っていますか。
はいかい
・深夜の徘徊の実態
はいかい
平成22年に不良行為で補導された尐年のうち「深夜徘徊」で補導さ
れた尐年は、人数及び割合は減尐傾向にあるものの、40,233人
(60.2%)と補導される割合の過半数を占めています。
(人)
計 73,360
計 70,632
(28.1%)
(27.9%)
(61.8%)
(62.2%)
計 66,838
(29.0%)
(60.2%)
はいかい
不良行為尐年:飲酒、喫煙、深夜徘徊その他自己又は他人の徳性を害す
る行為をしている尐年
はい かい
深 夜 徘 徊 :正当な理由がなく、深夜に徘徊又はたむろする行為
※警察の取組
はいかい
県警察では、尐年の深夜徘徊や、飲酒、喫煙などの不良行為を早期に
発見し、非行の深刻化を未然に防止するため、深夜(午後11時以降か
ら翌日午前4時までの間)における街頭補導活動を強力に推進していま
す。
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夜遊びには危険がいっぱい潜んでいます。
悪い仲間に誘われたり、さまざまな事件・事故に巻き込まれる危険が
あります。
・暴行や傷害事件の被害
言いがかりをつけられ、殴られたり、蹴られたりする。
・恐喝の被害
お金や持ち物を脅し取られる。
・性的被害
性犯罪等の被害者となる。
・誘拐
甘い言葉に誘われて、誘拐されてしまった。
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・非行グループに誘われる
暴走族などの非行グループに誘われて、路上強盗やひったくりをして
しまった。
・違法な薬物を勧められる
「やせる」「元気になる」などと誘われ、違法な薬物に手を染めた。
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夜遊びは、子どもの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
その結果、夜型生活から抜け出せなくなり、非行に走ったり、犯罪
に巻き込まれたりします。
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夜遊びを防止し、青少年を健全に育成するためには、家庭ととも
に地域での取組が重要です。地域の力で夜遊びを防止しましょう。
深夜営業者の取組
●カラオケボックス、漫画喫茶・インターネットカフェにおける取組
青尐年健全育成条例により、青尐年の深夜入場は禁止されています。
営業者には、次の取組が義務づけられています。違反した場合には罰則
があります。
・青尐年の深夜入場禁止を掲示をする。
・青尐年を深夜に入場させない。
掲示の例
条例により禁止されていますので、午後11時から翌日午前4時まで
の間は、保護者同伴の場合であっても、18歳未満の方の入場をお断り
いたします。
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●ゲームセンターにおける取組
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律により青尐年の深
夜入場が禁止されています。営業者には、次の取組が義務づけられてい
ます。違反した場合には罰則があります。
・青尐年の深夜入場禁止の掲示をする。
・青尐年を深夜入場させない。
掲示の例
次の時間帯の入場を禁止します。
16歳未満・・・午後6時~翌日の日の出の時
18歳未満・・・午後10時~翌日の日の出の時
●深夜における飲食店営業(通常主食と認められる食事を提供する営
業を除く)における取組
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律により保護者同伴
以外の青尐年の深夜入場が禁止されています。違反した場合には、罰則
があります。
・保護者同伴以外の青尐年の深夜入場禁止の掲示をする。
・保護者同伴以外の青尐年を深夜入場させない。
掲示の例
次の時間帯の保護者同伴以外の18歳未満の者の入店を禁止します。
午後10時~翌日の日の出の時
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●深夜に営業するコンビニエンスストアやファミリーレストラン、
スーパーなどにおける取組(※深夜:午後11時~翌朝午前4時)
青尐年健全育成条例により、青尐年の深夜の時間における帰宅を促す
努力義務があります。地域住民と連携し、青尐年の夜遊びを防止しまし
ょう。
・青少年の帰宅を促す掲示や店内放送をする。
掲示の例
条例により、18歳未満の方を深夜(午後11時~翌朝午前4時)に
外出させる行為は制限されています。18歳未満の方は、遅くとも午後
11時までに帰宅しましょう。
・青少年の深夜のたまり場とならないようにする。
青少年の深夜のたまり場とならないための取組の例
・店舗内外を明るくする。
・隙のない店舗の雰囲気をつくるため、明るく元気なあいさつを行う。
・駐車場などもこまめに清掃する。
・情報を地域住民と共有するなど地域と連携する。
注意点
複数人数の青尐年による夜遊び・飲酒・喫煙等の行為について、直接
的な表現で声かけすることは、危険が伴います。無理な声かけは、やめ
ましょう。
コンビニエンスストア・セーフティステーション活動の紹介
コンビニエンスストアでは、地域住民や国、県、市町村の協力のもと
「まちの安全・安心な生活拠点づくり」と「次世代の青尐年健全育成」
に自主的に取り組む「セーフティステーション活動」を行っています。
その活動の一環として、上記のような青尐年の深夜のたまり場化防止の
取組も行っています。
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●ボーリング場、ビリヤード場、映画館などの深夜に営業するレジャ
ー施設などにおける取組
青尐年健全育成条例により、青尐年の深夜の時間における帰宅を促す
努力義務があります。
また、青尐年の深夜のたまり場となってしまうと、近所の住民に迷惑
ばかりか、店の営業にも悪い影響があります。
・青少年の帰宅を促す掲示や店内放送をする。
・自主規制として、青少年の深夜入場を禁止する。
掲示の例
条例により、18歳未満の方を深夜(午後11時~翌朝午前4時)に
外出させる行為は制限されています。18歳未満の方は、遅くとも午後
11時までに帰宅しましょう。
・青少年の深夜のたまり場とならないようにする。
青少年の深夜のたまり場化防止の例
・警備員による深夜の駐車場等の巡回を強化する。
・駐車場などもこまめに清掃する。
注意点
飲酒や喫煙、器物損壊、暴走族としての活動、ケンカなどの暴力行為
といった青尐年が違法行為を行っているような場合で、声かけすること
に危険を伴うようなケースについては、無理な声かけをしないようにし
ましょう。また、特に事態が深刻な場合は、速やかに警察署や交番に通
報するようにしてください。
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埼玉県青少年健全育成条例(抄)
(深夜に外出させる行為の制限)
第21条 保護者は、深夜(午後11時から翌日の午前4時までの間を
いう。以下同じ。)に青尐年を外出させないように努めなければなら
ない。
2 保護者以外の者は、保護者の委託を受けず、又は承諾を得ないで、
深夜に青尐年を外出させてはならない。
3 深夜に営業を営む者及びその代理人、使用人その他の従業者は、深
夜に当該営業に係る施設内及び敷地内にいる青尐年に対し、帰宅を促
すように努めなければならない。
(深夜における施設への入場の禁止)
第21条の2 次に掲げる営業を行う者(次項において「営業者」とい
う。)は当該営業を行う施設に深夜において青尐年を客として入場さ
せてはならない。
(1) 個室を設け、当該個室において客に専用装置による伴奏音楽に合
わせて歌唱をさせる営業(注1)
(2) 個室を設け、当該個室において客に図書等の閲覧を行わせる営業
(風適法第2条第6項第3号に規定する営業を除く。)又はインタ
ーネットの利用を行わせる営業(注2)
2 営業者は、深夜において営業を行う場合は、当該営業を行う施設に
入場しようとする者の見やすい箇所に、深夜における青尐年の入場を
禁止する旨を表示しなければならない。
第29条 次の各号のいずれかに該当する者は、30万円以下の罰金に
処する。
(1) 第21条第2項又は第21条の2第1項の規定に違反した者
第30条 次の各号のいずれかに該当する者は、10万円以下の罰金に
処する。
(3) 第21条の2第2項の規定に違反した者
注1
注2
いわゆるカラオケボックスのこと
いわゆる漫画喫茶・インターネットカフェ等のこと
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各地域振興センター(事務所)の電話番号
南部地域振興センター
048-256-1110
西部地域振興センター
04-2993-1110
南西部地域振興センター
048-451-1110
利根地域振興センター
048-555-1110
東部地域振興センター
048-737-1110
北部地域振興センター
048-524-1110
県央地域振興センター
048-777-1110
川越比企地域振興センター 049-244-1110
本庄事務所
0495-24-1110
秩父地域振興センター
0494-24-1110
東松山事務所0493-24-1110
各警察署の電話番号
浦和警察署
048-825-0110
浦和東警察署
048-712-0110
浦和西警察署
048-854-0110
大宮警察署
048-663-0110
大宮東警察署
048-682-0110
大宮西警察署
048-625-0110
蕨警察署
048-444-0110
川口警察署
048-253-0110
武南警察署
048-286-0110
朝霞警察署
048-465-0110
新座警察署
048-482-0110
草加警察署
048-943-0110
上尾警察署
048-773-0110
鴻巣警察署
048-543-0110
川越警察署
049-224-0110
東入間警察署
049-269-0110
所沢警察署
04-2996-0110
狭山警察署
04-2953-0110
西入間警察署
049-284-0110
飯能警察署
042-972-0110
東松山警察署
0493-25-0110
小川警察署
0493-74-0110
秩父警察署
0494-24-0110
小鹿野警察署
0494-75-0110
本庄警察署
0495-22-0110
児玉警察署
0495-72-0110
熊谷警察署
048-526-0110
深谷警察署
048-575-0110
寄居警察署
048-581-0110
行田警察署
048-553-0110
羽生警察署
048-562-0110
加須警察署
0480-62-0110
岩槻警察署
048-757-0110
春日部警察署
048-734-0110
越谷警察署
048-964-0110
久喜警察署
0480-24-0110
幸手警察署
0480-42-0110
杉戸警察署
0480-33-0110
吉川警察署
048-958-0110
※ 青尐年健全育成条例やこの手引に関するお問い合わせは、青尐年課、各地域
振興センター(事務所)まで
※ 青尐年の違法行為等で事態が深刻な場合は、警察署に通報してください。
平成23年5月
発行:埼玉県県民生活部青尐年課
〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂 3-15-1
http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/d07/
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TEL 048-830-2904
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