ら、最近になって地元・高崎への思いが強くなってきたんですね。「何かこのまちのためにできることはないか」と、同じ気持ちを持つ経営者同士が集まって考えたのが、この「高崎だるまハイボール」です。高崎駅近くという場所柄、出張などで県外から来るお客様から「高崎に来たら何を頼めばいいの？名物は何？」とよく聞かれます。ですが、以前はお勧めできるような商品がありませんでした。今は、自信を持ってハイボールをお出ししています。今回の商品開発は、私自身高崎の魅力皆さんは﹁高崎ブランド﹂と聞いて、どんなものを思い浮かべますか。ここ最近、﹁高崎﹂という地域名を品名に付けた商品が増え、物産館や土産物コーナーなどをにぎわせています。こうした商品は﹁地域ブランド﹂と呼ばれ、地域のイメージアップや観光客の誘致などにも一役買っています。しかし全国的に見ても、まだま思います。それらを見つけ、お客さんにいい？ 1 2 杯 1 杯、丁寧にウイスキーが注がれていく高崎だるまの 3 つながります。イメージが良ると、市のイメージ向上にものでしょうか。その定義は、くなれば、さらに商品の売り子や伝統工芸品など長い間、な物です。それ以外にも、菓品は、地域ブランドの代表的み出されます。の活性化などの相乗効果が生のイメージアップや地域経済高くなっていくことで、地域ての地位を固めています。こ﹁だるま弁当﹂なども全国的に名が知られ、ブランドとしこんな良い物があるんだといます。私たち市民も、地域に外の人﹂の評価が必要になり民の皆さん﹂の応援と、﹁市域ブランドと言えます。の他にも地域ブランドになりうことを知り、そしてそれを代伝えるという意識が必要かもしれません。 ∼ 人が集まだるま﹂を再現した陶器製のらしい赤い胴体をもつ﹁高崎ま﹂です。メンバー同士で何が、研究グループ﹁点睛ぐんり、平成月に年に立ち上げたのジョッキ。そこに注がれるの度も会議を重ね、昨年イボールを名物にしたい﹂と商品の特徴は、オリジナルのジョッキ。﹁高崎だるまハさせました。高崎駅前の飲食店で、出張やいう経営者たちの熱い思い個作ったが、ウイスキーの製造会社を動かし、70 ジョッキの作成費用を全額負るような名物商品がないこと用する際、高崎を PR できした人々が駅前の飲食店を利員が訪れます。しかし、こう取り組みです。提供するのは、今までにないくの店が共通したメニューを約店あります。これだけ多日、市外県外から多くの会社担してもらいました。高崎駅周辺は多くの会社が現在、高崎だるまハイボー集まるオフィス街として毎ルを扱っている店は、市内に名物がなければ自分たちでつくろう仕事帰りの会社員を中心に人 3 気を集めています。新・高崎名物﹁高崎だるまハイボール﹂が最近、JR 高崎だるまハイボールを完成の若手経営者約たちでつくろう﹂。たちが考案した﹁高崎だるまハイボール﹂を紹介します。ンドづくりが始まっています。まちなかの飲食店経営者高崎の魅力を県外の人たちに発信しようと、新たなブラ新しい名物に込めた若き経営者たちの思いこうした地域ブランドが、商品と地域の相乗効果える物はたくさんあります。この相乗効果を生み出すには、市の﹁ウチ﹂と﹁ソト﹂、﹁市地元に愛されている商品も地うに地域名を名前に入れた商上げ増加も見込めます。﹁高崎だるま﹂﹁高崎しょうゆ﹂﹁地酒〝高崎〟﹂などのよ両者がうまく影響し合い、商品と地域、どちらの評価もはっきりと決まっていません。そもそも地域ブランドとは、いったいどういうものな市外の人から高い評価を受けだ本市の知名度は高いとは言えません。今回号では、育ちつつあ 1 さっぱりした味わいで女性にも人気。愛らしいジョッキで乾杯も縁起がる高崎ブランドの魅力に迫ります。まだまだ知らない魅力はたくさんあると特集高崎ブランド 40 は、通称﹁ダルマ﹂と呼ばれツルをかたどった眉に、カメのひげ。ずんぐりとした愛 30 るウイスキーのソーダ割り。 20 0 おいしい出すきになってもらいたいですね。なたい食べジョッキとウイスキーの「ダルマ」。両方のダルマがまちなかに活気を生み伝えることで、どんどん高崎のまちを好 1 高崎の魅力を見つけて、伝えていきたいまちに育てていただいたという気持ちかに挙がっていました。﹁名物がないならば、自分営者たちの挑戦は続きます。 2013. 2. 1（2）（3）高崎市役所☎ 027-321-1111 高崎だるまハイボールを考案伊与田敏さんす。歳を重ねるにつれ、店も自分もこの 23 が、飲食店経営者の間で課題﹁乾杯は、高崎だるまハイボールで﹂を目指して、若き経 50 ﹁点睛ぐんま﹂代表高崎で飲食店を起こして 15 年経ちま 3 2 を見つめ直すきっかけにもなりました。高崎ブランド応援します高崎ブランド応援しますかたらい高崎ＪＡたかさきは、10 年ほど前から「高崎」が品名に付いた商品「かたらい高崎」シリーズを販売しています。うどん、しょうゆ、ソース、かりんとう、あめなどがあり、主原料に使われる小麦や大豆などは、高崎産。安全安心な加工品として、一般販売の他、学校給食などにも使われています。たかさき（☎ 352-5288） JA J A たかかさきき（☎ （☎ 35 3 2-52 2528 52 8 農畜産物の地産他消を目指す高崎そだち東日本大震災以降、市と市内にある 3 農協は連携して、首都圏や関西圏での農畜産物の販売に力を入れています。市内で生産された農畜産物に「高崎そだち」のロゴを付けて販売。首都圏の大手百貨店や、屋外イベントなどで人気を集めています。高崎市内産農産物広報活動実行委員会（農林課内☎ 321-1317）まだまだすまあり高崎のおいしいたち “スイーツ” 今回号では、名前に﹁高崎﹂と付いたおいしい商品を紹介しました。しかし高崎ブランドは、これだけではありません。工芸品・工業製品・伝統芸能⋮。まだまだたくさんの高崎ブランドの種が、このまちには眠っています。そうしたブランドを見つけるのも、楽しみの一つ。発見したブランドは、多くの人に広めることもお忘れなく。主原材料は全て高崎産素材と製法にこだわった高級ハム素材と製法にこだわた高級ハム JA 高崎ハムがお歳暮などのギフト用に開発したハムとベーコンです。国内産の豚肉を使い、じっくりと時間をかけて作られた最上級品。商品のブランド力をさらに高めるため、「高崎」と名付けられました。「高崎のまちと共に発展するように」との思いが込められています。 JA 高崎ハム（☎ 346-8870）市内の名所が焼き菓子に高崎だいすき市民のために生まれた一本榛名湖や保渡田古墳群、箕郷梅林など市内の観光名所にちなんだ 15 地酒・高崎種類の焼き菓子です。高崎市のこと県内で最も歴史ある蔵元・牧野酒今回紹介した高崎ブランドは、ほんの一例にしかすぎません。をもっとよく知ってもらいたいと、造が、旧倉渕村と高崎市の合併を記地域の中でずっと愛されているようなお菓子や、名物料理など、先代の店主が考案。いろいろな味が念して作った日本酒です。倉渕地域皆さんの周りには、おいしい高崎ブランドがあるはずです。ぜひ、楽しめるのも人気の秘訣です。に湧き出る榛名山系のおいしい水でお気に入りの一品を見つけてください。高崎高作られた一本で、市民に愛されるよミリオン洋菓子店倉賀野店うに、「高崎」と名付けられました。（☎ （ 320-2686）だるまをあしらった人気のどら焼き牧野酒造（☎ 378-2011）上州縁起菓・高崎だいすき地域の名前を商品名に取り入れようと、5 年前に人気商品の「どら焼き」を「高崎だいすき」に名称変更。元祖高崎ブランド元祖高崎ブラたかべんだるまをあしらったラベルが、地元・交通の要衝・高崎の中心「JR 高崎駅」で多くの観光客に親しまれてきた元祖倉賀野の人に好評です。高崎ブランド。「駅弁と言えばだるま弁当」と誰もが思い浮かべる味と認知度は、丁子堂房右衛門（☎ 346-2321）現在も高崎ブランドのけん引役と言えます。高崎弁当（☎ 346-2571）（5）高崎市役所☎ 027-321-1111 2013. 2. 1（4）