NO.105 - 島根県臨床検査技師会

昨年は格別のご厚情を賜り心からお礼申し上げます。 本年も宜しくお願い申し上げ
ます。
昨年 月に、 島根県臨床検査技師会が担当し開催した第 回日本医学検査学会を、 皆様の絶大なご協力を
得て盛会裏に無事終了することが出来ましたことを深謝いたします。
今学会を開催するにあたっては、 一般演題を中心にして、 「島根県らしい、 身の丈に合った余裕のある学
会」 を目指して企画しました。 まず、 あの学会ポスターは今までにない斬新で、 手作り感のある意表をつい
たポスターになり話題になりました。 また、 京都学会での七福神も大受けで、 「あの姿を見て、 島根に行こ
うと思った。」 と言って下さった方も何人か居られ、 PR効果は抜群でした。 学会開会式には県知事、 松江
市長自らの出席戴き、 それに続くティファニー美術館でのレセプション、 また、 牡丹の花の展示と無料配
布、 その他いたるところでの心配りがありました。 学会に携わった皆様の心温まる応対など様々なことで、
学会に参加していただいた全国の会員及び業者の皆様に、 島臨技会員、 島根県民、 そして松江市民の心意気
が伝わったと反響を感じています。 一所懸命行えば心が通じると思わせてくれた、 本当に良い学会だったと
満足しています。
しかしながら、 昨年 月の検査点数のマイナス改定など、 医療を取り巻く環境は厳しくなるばかりです。
また、 島臨技においても、 公益法人制度の抜本的改革の影響、 地理的条件による技師会活動格差の克服など
諸問題が山積しています。 けれども、 全国学会を開催したパワーと心意気で乗り切ろうでは有りませんか。
最後に島臨技会員の皆様及び学会に御協力頂いた皆様に改めてお礼申し上げるとともに、 島臨技の更なる
発展と、 皆様の健康を祈念して年頭の挨拶と致します。
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−
平成
年
月
日 (日) に松江市保健福祉総合センターで 「松
江市健康・福祉フェスティバル」 が開催されました。 島臨技では、
公益活動の一環として血糖と
測定により参加をしました。
理事の交代によって私どもが初めて担当する活動となりました。
松江市は、 今回のフェスティバル事業計画を実質的には 月になっ
てからスタートしたようで、 限られた時間の中でただあせるばか
りでした。 しかし、 前事業部長や現事務局の絶大なるご支援をい
ただき、 なんとか開催にこぎつけたといった感じでした。
当日は快晴の行楽日和。 実務委員をお願いした会員の方々には、
いろいろな誘惑を振り払って参加していただいたことと思います。 園児たちのかわいらしい銭太鼓、 どじょう掬
いがオープニングセレモニーを盛り上げてくれました。
当会のコーナーは、 実務委員の見事なチームワークによってとてもスムーズに流れておりました。 例年より参
加者が少ないようでしたが、 当初の予定通りにほぼ
ため 「
件の検査を実施しました。 他の団体との共同事業である
」 もありましたが“これもよい経験”なのでしょう。
来年も担当すると思いますので、 会員の皆様にはご協力をお願いいたします。
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んと血管年齢が
歳という結果になり、ガタガタの体で
あることがわかってしまいました。
初めて健康・福祉フェスティバルに参加してみて自分
月
日に松江市総合福祉センターで健康・福祉フェ
自身も生活習慣の
スティバルがありました。
今回のテーマは
ことで、 血糖と
大切さを実感する
メタボリックシンドローム
という
ことができまし
の測定を担当しました。 とても
た。 そしてお世話
和やかな雰囲気の中で約
名の方たちに検査を受けて
になったスタッフ
もらうことができました。
のみなさん有難う
骨密度測定や血管老化度チェックが大人気で、 私はな
月
ございました。
日に、 鳥取市で開催されました第
いて、 第
回中国四国医学検査学会懇親会にお
回中国四国医学検査学会 (愛媛県) で発表した、 「LHの同一測定法
における乖離例」 について優秀発表者賞を頂きました。
これまで、 表彰されることなどには無縁なものと思っていましたが、 今回の受
賞は自分自身にとって大きな励みとなりました。 今後はこれに慢心することなく
更に頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、 ご指導頂いた先生はじめ多くの方々に深く感謝いたします。
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月
・
日に出雲市において合同セミナーを開催しました。
月の第
回日本医
学検査学会は地元松江での開催でありましたが、 島根県会員は学会運営に奔走し発表
を聞く機会がなかったことから、 全国学会に県内より発表された演題をもう一度発表
していただきました。 また、 学会発表には必須アイテムとなってきた
の使い方について安部祐史技師 (松江生協病院) に、 最近その効能に注目が集まって
いる木炭の小児気管支喘息に対する
効果について竹谷
健先生 (島根大
学医学部小児科) に講演いただきま
した。 この週末は複数の技師会関連
行事とも日程が重なっておりましたが、
日は
名、
日は
名の会員ならびに賛助会員の方々に参加いただき、 無事終了す
ることができました。 発表いただきました演者、 講師の皆様に
お礼申し上げます。
今後とも島臨技学術活動にご協力の程、 よろしくお願いしま
す。
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日目は輸血・血液・生理・化学そして精度管理につ
いて
題の演題発表がありました。 自分の担当部門以外
の発表を聞く機会が少ないので、 専門的で難しい部分も
(土)・
(日)
日間にわたり、 出雲市体育
ありましたが、 とても勉強になりました。
館・パルメイト出雲において、 合同セミナーが開催され、
第
回日本医学検査学会で発表された演題発表と講演が
セミナーの最後は島根大学小児科の竹谷先生を講師に
迎え、 「難治化している小児気管支喘息
題おこなわれました。 全国学会当日は、 会場での仕事
効果
調湿木炭の
」 について講演頂きました。 講演は小児気管支
に追われ、 発表を聞くことが出来なかったこともあり、
喘息について診断基準などの基本的なことから始まり、
メモを片手に嬉々として乗り込みました。
その原因や治療の現状などについてわかりやすくお話い
日目はチーム医療に関する
発表に役立つ
した。
題の演題発表と 「学会
ただきました。 気管支喘息の治療には①薬物療法、 ②環
の使い方」 と題する講演で
境整備 (アレルゲンの除去)、 ③鍛錬 (通常の日常生活
については自分も検査技師の一員でありな
を営む) の
つの要因が必要だそうです。 この中でも環
がら、 まだまだ詳しい活動内容を理解しておらず、 今回
境整備が最も遅れており、 これが難治化の原因になって
の発表を聞くことで、 具体的な活動内容や検査技師の役
いるとのことでした。 先生は環境整備の担い手としてあ
割の重要さを知ることができました。
で補
る木炭に注目され、 その有効性を地元企業と共同研究さ
正した係数) に変換することにより、 より有用な栄養指
れています。 その名は 「炭八」。 吸水性はあの備長炭よ
標になりうるという興味深い内容の発表もありました。
り優れており、 その有効性は副会長の自宅で既に実証済
ただ単に結果を報告するのではなく、 工夫を重ね、 より
みとのことでした。 このような身近な話題についての講
解りやすく臨床に貢献できるデータを提供することが、
演があると、 よりセミナーにも参加しやすいと思いまし
今検査技師に求められている形なのかもしれません。
た。
(
パワーポイントの使い方に関する講演では、 基本的で
今回の合同セミナーを通して、 より多くのことを学び、
すが侮れない知識を沢山教えていただき、 会場のあちら
考える機会が持てたと思います。
こちらから感嘆の声が止みませんでした。 これまでこの
最後に、 ご講演いただいた先生方、 お世話を頂いた皆
ような事をきちんと教わる機会もなく、 自分で誤魔化し
様ありがとうございました。
ながらやってきたので、 本当に勉強になる事ばかりでと
ても実践に役立つ内容の講演でした。
−
−
います。 次回はもっと多くの方のご参加をお待ちしてい
ます。
今回、 初めて細胞検査士認定試験対策の勉強会を技師
会主催にて行いました。 当日の参加者は
名というアッ
職場が大学の基礎医学講座のため、 日常業務は病院の
トホームな勉強会でしたが、 講師に対して積極的な質問
それとは程遠い環境にいます。 ただ、 学生時代 (気が遠
などあり、 大変内容の濃い勉強会となりました。
くなるくらいの大昔) に細胞診に興味を持ち、 選択科目
この企画は、 今後も可能な限り継続していきたいと思
−
−
に選びました。 ですが、 担当教官との相性に若干問題が
しています。
あり、 勉学に身が入らず成績は惨憺たるものでした。 で
も、 いつか機会があれば勉強したいとは思っていて、
年程前から周囲の方に助けられながら始めています。 し
かしながら、 加齢による記憶力の低下は如何ともし難く、
思うように知識量が増えてくれないことに我ながら情け
ない気がしています。 今回の 「細胞検査士認定試験対策
勉強会」 に参加させていただき、 用意してい頂いた大量
の写真を見て、 日頃の経験不足及び勉強不足を改めて思
一般検査研修会を
月
日 (日) に島根県立中央病院大
い知らされ、 やっぱり、 もう少し身を入れた方がいいな
研修室にて開催させて頂きました。 会員
と感じた次第です。 県立中央病院の渡部さん、 藤原さん、
り、 JA広島総合病院
お忙しい中、 本当に有難うございました。
田千絵先生に講義をして頂きました。 どうなることかと
名の参加があ
山下美香技師とシスメックス横
心配しましたが、 いろいろな方々の協力を得ることがで
き、 無事終了することができました。 ありがとうござい
ました。
去る
月
日 (土) 松江テルサにて、 生物化学分析部
月
門研修会を開催しました。
ク気分を味わってから、 県立中央病院で行われた一般研
川崎医科大付属病院中央検査部の河口勝憲技師を講師
に招き、
日、 少し早めに出て途中でのんびりとピクニッ
修会に参加しました。
岡山県における臨床検査の標準化活動の実践
と題して講演してい
初めに、 JA広島総合病院の山下美香先生による 「初
ただきました。 岡山県における精度管理調査についての
心者のための尿検査」 の講演がありました。 沈渣を見る
内容であり、 近隣施設での同一患者における測定結果の
前の尿の色、 濁度、 尿定性の臨床的意義や注意点。 尿中
不一致が発端となり精度管理調査が始まったことや、 精
に細胞や円柱が出現する仕組みとその形態。 それがどの
度管理調査を準備する段階や解析における苦労話、 さら
ような疾患に結びつくかをわかりやすく説明していただ
には県医師会との連携により県内各施設から抽出した健
きました。 尿検査から血液検査など他の検査データを想
診データを元にしての性別、 年齢別の基準範囲を決定し、
像しながら検査をして下さいと言われると、 先生が目を
現在では県内約半数の施設で採用されているという話で
輝かせて顕微鏡をのぞかれる姿を想像してしまいました。
∼主にクロスチェックを通して∼
次に、 シスメックス㈱の横田千絵先生による 「血尿診
ありました。
断ガイドラインと尿沈渣の標準化」 の講演がありました。
続いて、 シスメックス㈱永井裕雄氏より、 生化学デー
タからわかること
今年の全国学会のランチョンセミナーで講演されたもの
と題して講演していただきました。
精度管理の基礎的な内容であり、 臨床検査の精度保証に
で、 ガイドラインの目的や概要と尿試験紙や尿沈渣検査
ついて、 分析誤差について、 精密さ、 正確さの評価につ
法の標準化についてお話され、 無遠心尿を用いた全自動
いてといった基本的な内容から始まり、 実際にデータを
尿中有形成分分析装置の紹介がありました。 遠心した尿
用いて標準偏差や変動係数、 回帰分析を直線回帰式を中
の上清に思っていたより多くの有形成分があるのには驚
心に、 わかりやすく解説していただきました。
きました。
今回、 班長になり初めて研修会を企画し、 開催しまし
両方の講演に出てきた尿中赤血球形態の判断で、 質問
た。 反省する点もありましたが、 何よりうれしかったこ
もあったように、 当院でも日臨技のフォトサーベイで悩
とは、 各講演の後に、 活発な質疑応答があったことです。
む問題の一つです。 ルーチンで今は赤血球形態の記載は
講演を聴いて終わりになるのではなく、 講演の中身につ
していません。 多くの標本を観て判定するような研修が
いての質問はもとより、 日常感じている疑問点などの質
あれば参加したいです。 でも、 くじ引きはもう当たりま
問が多数あったことには大変うれしく感じました。
せんように...
今回の参加者は
一般研修班の皆様、 貴重な講演を企画していただきあ
名と少人数でしたが、 県内東部西部
りがとうございました。
からの参加でした。
今後も研修会を開催しますので、 皆様の参加をお待ち
−
−
最後に、 講師の先生方、 この研修会を開催してくだ
さった関係者の皆様ありがとうございました。
月
日 (土) に島根県立中央病院にて輸血研修会を
開催しました。 参加者
名、 約
施設と多数の参加があ
りました。 ミニシンポジウム 「島根県内における輸血前
後感染症検査の現状」 では県内
施設に発表していただ
月
きました。 各施設とも工夫がみられ、 検討中の施設も参
日ビッグハート出雲にて、 島根大学医学部附属
考になったと思います。 活発な意見交換もあり、 討論の
病院三島清司技師による
貧血診断の進め方
について
時間が足りない程でした。 また 「輸血副作用について−
の講演と、 講演内容を踏まえての
監視・報告体制と発生時の対応−」 と題して島根大学医
行いました。
学部附属病院 熊倉 俊一先生にご講演いただきました。
引き続いて参加された方が数名おられ、 熱心な会員の皆
法律から輸血過誤防止、 発生時の対応まで丁寧にお話し
さんの為にもいい加減なことはできないと痛感した研修
ていただきました。 この講演を機に副作用への対応【マ
会でした。
症例について検討を
名の参加者のうち、 前日の輸血研修会に
ニュアルの見直し、 職員への啓蒙、 検査室の対応等】に
取り組んでいただきたいと思います。
月
日、 ビッグハート出雲で開催された第一回血液
検査研究班研修会に参加させていただきました。 今回は
月
日 (土) 島根県立病院で開催された輸血検査研
貧血診断の進め方について、
修会に参加しました。
症例を検討しながらご講
演いただきました。 講演では、 貧血の原因を検索する際
どこの施設でも関心のある輸血前後感染症検査の話題
の考え方やフローチャートに沿った貧血の鑑別を学びま
とあって、 部屋の収容人数よりも多くの方が参加されて
した。
いました。
あらかじめインターネットで各症例のデータと設問は
まず始めに、 「島根県における輸血前後感染症検査の
見ていたのですが、
つしかない設問に私はとまどって
現状」 ということで、 すでに輸血前後感染症検査を実施
いました…データが異常値か否かはよしとして、 その先
している
どのように考えていくのか、 経験の浅い私は本を開いて
施設に現状を発表していただき、 問題点等
ディスカッションしました。 実施に向けて検討中の施設
悩んでいました。
の方も参加されていたので、 質問も多く出ていました。
各症例はデータから判断して、 小球性低色素性貧血、
実施されている施設の方も、 他施設の工夫、 問題点など
正球性正色素性貧血、 大球性正色素性貧血でしたが、 そ
が分かりとても有意義だったと思います。
こから先になると困ってしまいました。 それぞれの貧血
次に、 島根大学医学部附属病院輸血部の熊倉俊一先生
にあてはまる疾患名や次に必要な検査項目がすぐに浮か
を講師に 「輸血副作用について−監視・報告体制と発生
びませんでした。
時の対応−」 をご講演いただきました。 医師や病棟との
貧血は日常よく認める所見であるのに、 その種類や原
コンサルテーションやコミュニケーションをとること、
因となるものは何かをきちんと理解できていなかったこ
そして副作用情報をより多くの医療従事者に提供してい
と、 あいまいに終わらせていたことなどを反省させられ
き報告体制を充実することが重要であるということを実
ました。 今回わかりやすく説明していただいたので、 日
感しました。
頃 「なんとなく」 で終わらせてスッキリしなかったもの
今回の研修会に参加して、 病院全体のシステムを変え
が、 少しではありますが理解できたのではないかと思い
るにはさまざまな問題があり、 ひとつひとつ現場のス
ます。 正しく理解し、 正確な情報を臨床側に提供できる
タッフの理解を求めていく姿勢が必要だと思いました。
ようこれからも積極的に研修会に参加したいと思います。
輸血前後感染症のシステムは、 まだ試行錯誤の状態で完
全なものではないので、 より一層の努力をしていきたい
と思います。
−
−
年 月 日 (日)
時 分∼ 時 分
島根県立中央病院 大研修室
. 「簡易型スクリーニング検査とPSG検査の実際」
講 師:フクダライフテック中国株式会社
. 「睡眠時無呼吸症候群治療の実際」
講 師:フクダライフテック中国株式会社
横洲麻里子 先生
小郷
年 月 日 (土)
時 分∼ 時 分
済生会江津総合病院 第一会議室
. 「輸血検査の精度管理とこれからの方向性」
講 師:オーソ・テクニカルサービスセンター長
. ケース・スタディ −症例から考える輸血
−
出題者:益田赤十字病院
大井 幸子 技師
島根県立中央病院 園山 京子 技師
島根大学附属病院 三島 清司 技師
秀人 先生
古杉
光明 先生
年 月 日 (土)
時 分∼ 時 分
松江市保健福祉総合センター 大会議室
. 「耐菌性 奇想天外 耐菌性検査…どこまでやるの?」
講 師:産業医科大学医学部泌尿器科 村谷 哲郎 先生
. 「アドバンスエキスパートシステムとは」
講 師:日本ビオメリュー株式会社マーケティング部
年 月 日 (土)
時 分∼ 時 分
益田地域医療センター医師会病院
. 「初心者のための尿検査」
講 師:JA広島総合病院 山下 美香 技師
. 「血尿診断ガイドラインと尿沈渣標準化」
講 師:シスメックス㈱学術情報係 横山 千絵 先生
年 月 日 (日)
時 分∼ 時 分
島根大学医学部 臨床小講堂
第 回島臨技精度管理結果報告および平成
報告者:精度管理実務委員
年度日臨技精度管理解析
年 月 日 (日) 時 分∼ 時 分
出雲市サイクリングターミナル 研修室
. 「血液凝固線溶検査の意義と有用性 (仮題)」
講 師:広島県立大学
阪田 光彦 先生
. 「機器メーカーからみた血液凝固検査∼新しい測定原理への取り組み∼」
講 師:シスメックス㈱
. 症例検討
−
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私は検査技師になって早、
年以上が経ち、 その間は色々な
検査業務をさせて頂きました。 中でも特出すべき点は臨床検査
課による渉外活動でした。 これは将来の職場の展望を考えると
必要と思い、 島根県民への公社業務内容の紹介とその業務への
理解と協力を求めたものでした。 特に学校保健が中心で、 その
後に組織として渉外課 (現在は営業課) が誕生した経緯があり
ます。
さて、 財団法人 島根県環境保健公社は健康診断を行なう健
診事業と水質検査等を中心とする環境事業が中心であり、 臨床
検査技師の職場としては健診現場と検体分析を行う検査室となります。 職場は松江本部・総合健診センターと出雲出張
所と浜田支所・成人病センターでそれぞれに臨床検査技師が配置され、 正規職員は総勢
名程度です。
従来から車健診が主体で検査室は少数精鋭で切り盛りしています。
しかし、 先ごろは規制緩和と官民入札制度という政府の方針にて、 財団法人の業務もなかなか難しい面が現れてきま
した。 また、 県内の同じ法人格同士でも検査受注での価格競争をしているのが現状です。 全国的には、 これらの事で一
番の問題点は分析精度の低下等が上げられています。
そこで、 検査室のマネージメントとしては営業利益の追求と経費の削減にあります。 現実には、 より多くの検体数の
確保と経費の削減が必要ですが、 それは単年度のみの効果しかありません。効率的な分析能力の向上策を打ち、 また、
さらに効率的な経費の執行が 「成功のカギ」 となります。しかし、そのことへの関係課との調整が難しいのが現状です。
さらに、 一番の問題点は 「ヒト」 であり、 臨時的な検査員の確保が課題になります。 また、 検査技師としての自覚が
目覚める環境作りも大切です。 これには臨床検査技師の個々の資質の改善も必要とされます。 皆様のご協力をよろしく
お願い申し上げます。
根県と、 中国地方を転々としています。 島根県に来て
ヶ月になり、 段々ひとり暮らしにも慣れてきましが、 島
島根大学医学部付属病院の長崎雅幸です。 昨年の春に
大学を卒業し、
根県の冬は初めてなので、 今年の冬を無事に乗り越える
月から勤務しています。 最初は慣れな
ことができるか心配です。
い環境に戸惑いもありましたが、 少しずつ仕事を覚え、
私は、 中学、 高校、 短大とずっとバレーボールをして
今は毎日が勉強です。
きました。 今思えば、 私の学生時代はバレーボール一色
まだまだ未熟な検査技師ですが、 技師会の活動等を通
でした。 決してうまいわけではないのですが…。 でも体
して少しでも何か吸収できたらと思っています。 どうぞ
を動かすことが大好きです。
よろしくお願い致します。
松江記念病院では主に生理機能検査をしていますが、
まだまだ失敗ばかりの毎日です。
早く一人前の検査技師になれるよ
う、 自慢の忍耐力を活かして頑
新しく島根県臨床検査技師会に入会しました布上路子
です。
張っていきたいと思います。 ご迷
月から松江記念病院に勤務しています。 出身地
惑をお掛けすることもあると思い
は山口県ですが、 短期大学は岡山県、 そして勤務先が島
ますが、 よろしくお願いします。
−
−
時間と財布に余裕があれば年中できるスキューバーダ
料理の鉄人というと昔TV番組でありましたよね。
一流シェフが腕を競い合う番組で、 私も審査員になっ
イビングは、 この先長∼く続けたいスポーツです。 よく
テレビ、 雑誌で海の中の綺麗な写真を見ることがあると
て食べてみたいなぁと思いながら見ていました。
しかし、 今私が考える本当の料理の鉄人とはそういう
思います。 いつかは写真のような海の中を見てみたいと、
かなり前から思っていました。 学生の頃は財布に余裕が
人のことではありません。
昔ながらの伝統食、 梅干や漬物などの保存食が上手に
無く、 働き出してからは時間がなく…と手軽にダイビン
グなんてできないという先入観もあり
歳。 そんな時に
作れる人!だと思います。
人間食べ物がないと生きていけません。 今はお金を出
地元浜田で免許が取れる!とわかり即断。 すぐにグアム
で潜る予定をたて、それに間に合うようにインストラク
ターさんにお願いし、
日間の学科を半日で終わらせて
もらうなど無理を聞いてもらい免許を取りました。 あれ
から
年。 今の時点で
本程。 海によっては見えるもの
せばなんでも手に入る時代ですから、 自分で作るという
ことを忘れがちになっているのではないでしょうか。
私は梅干も漬物も大好きなので、 自分で作りたくてお
ばあちゃんに教えてもらいながら、 味噌や梅干、 梅酒な
どを季節ごとにいろいろ作っています。
がぜんぜん違い、 海の中は私にとってまだまだ未知の世
特に奈良漬けは子供のころから大好きで、 ちょうど
界だと思ってます。 もちろん写真のような海中も見たし、
年前のある日、 お茶に呼ばれたお宅の奈良漬けが見事で
想像通りで興奮していました。 具体的に説明するより、
(パーフェクト ) 弟子入りさせていただき、 そこのおじ
潜ってみないと分からない良さが沢山あります。
いさん、 おばあさんが作られるときに、 通って習いました。
ちなみに去年は映画“海猿”効果?で潜りたい人が増
裏ワザがあり私でもとてもおいしく作れます。
えているそうです。 是非是非、 興味のある人、 まずは体
私も料理の鉄人を目指して、これからも、 いろいろ教
験ダイビングをしてみませんか?浜田で潜るのは時間も
わって、 安全で安心な伝統食を作っていこうと思います。
これからがとても楽しみです。
財布も気にしなくてできますよ!
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:平成 年 月 日 (金)
: ∼ :
:松江市立病院
階講堂
:下瀬、 柴田、 渡部、 福田、 鳥谷、 三島、 錦織、 角森、
青山、 青木、 石岡、 藤原、 松田、 松本、 和田、 角
) 各専門部から
【総務部】
・会員・施設の動き (平成 年 月 日現在)
退会: 名 転出: 名 転入: 名
新・再入会: 名 勤務先の変更: 名
新規登録施設: 施設
総会員数:
名
・表彰 (賞・罰) 委員会の開催について
・上半期の予算執行状況について
【事業部】
・ 月 日 浜田市健康フェスティバル (受検者
・ 月 日 大田市健康フェスティバル (受検者
【学術部】
・島臨技サーベイ参加施設
施設予定
実務委員の確認
・島臨技合同セミナーの開催について
日時: 月 日(土) 時∼ 日(日) 時
会場: 日 出雲市体育館
日 パルメイト出雲
【広報部】
・島臨技ホームページについて
過去の島臨技ニュース平成 年 月号以前は削除。
(空き容量確保のため)
【組織渉法部】
・西部支部検討委員会:組織構成等検討中
) その他
・島臨技新年賀会の開催について
日時:平成 年 月 日 (土)
) 来年度予算について
) 西部学術発表会の開催について
日時:平成 年 月 日 (日)
場所:島根県済生会江津総合病院
) 公益法人制度改革に関する説明会の参加について
名)
名)
−
−
:平成 年 月 日 (土)
: ∼ :
:出雲市体育館
F会議室
:下瀬、 楫ヶ瀬、 渡部、 福田、 鳥谷、 三島、 角森、 青山、
青木、 安井、 石岡、 藤原、 松田、 松本、 和田、 角
) 各専門部から
【総務部】
・会員・施設の動き (平成 年 月 日現在)
退会: 名 転出: 名 転入: 名
新・再入会: 名 勤務先の変更: 名
新規登録施設: 施設
総会員数:
名
[新入会]
長崎 雅幸 島根大学医学部附属病院
月 日付
布上 路子 松江記念病院
月 日付
【事業部】
・松江市健康福祉フェスティバル 受検者数
名
【学術部】
・ 月 日 島臨技サーベイ速報を各施設に送付する予
定。
・各種研修会報告
【広報部】
・島臨技ニュース
号の発行
) その他
・全国学会のお礼として中国各県に液晶プロジェクター
を贈呈。 また、 鳥取大学の学生にもUSBメモリーを
贈呈。
・一般検査認定試験
平成 年 月 日に岡山県にて開催予定
) 永年職務精励者 (日臨技) 表彰者の確認
) 生涯教育研修会の確認
) 組織渉法部主催の講演会 「検査室の運営について (仮
題)」 和光純薬。
平成 年 月 日 (土) に予定の新年賀会時に開催で
調整。
) 西部支部検討委員会より
趣意書・支部運営の規程等策定中。次回理事会に提出
予定。
) 来年度の定期総会について
定款の改正、 実施時期 (平成 年 月 日・ 日予定)、
場所 (西部) の調整作業開始。
−
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