第30回全国中学生人権作文コンテスト岡山県大会 本校では、毎年中学部全体の取り組みとして生徒が人権作文を夏休みに書き、人権 作文コンテストに応募しています。今年の第30回全国中学生岡山県人権作文コンテ スト岡山県大会に寄せられた作品は10454編で、最優秀賞4名、優秀賞10名が 選ばれました。このうち本校から、中学1年橘瑞穂さんが最優秀賞(NHK 岡山放送局 長賞) 、中学2年真田知佳さん優秀賞(岡山地方法務局長賞)、中学3年平井利奈さん が優秀賞(岡山県人権擁護委員連合会長賞)、中学3年岡野沙耶佳さんが優秀賞(岡山 県教育委員会教育長賞)を受賞しました。 12月4日(土)に中3平井さん、岡野さん、中2真田さん、中1橘さんの4名が 岡山衛生会館三木記念ホールで開催された「ハートフルフェスタ2010おかやま」 での表彰式に出席しました。 最優秀賞を受賞した橘さんの作品『誰もが幸せに』は、通学電車内での出来事から お年寄りや体が不自由な人たちに少しの心配りや勇気で、心を通わせることができる ということに気づいたという内容で、優しさや思いやりにあふれた作品です。優秀賞 の真田さんの作品『私の宝物~私の心のチェンジ~』は、ある車椅子卓球選手に対し て、知らず知らずに抱いていた偏見に気づき、障害者と健常者を心の中で分け隔てて いたのではないか。心が変われば、行動も変わるというものでした。優秀賞の平井さ んの作品『人間回復の橋』は、ある出来事をきっかけにハンセン病について調べ、ハ ンセン病患者に対する不合理な差別や偏見の実態を知り、正しい知識を持つ人が真実 を伝え、相手の心を知ろうとする気持ちが、差別や偏見をなくしていくのではないか という内容でした。最優秀賞の岡野さんの作品『まず、気付き理解することから』は モンゴルへの旅行での出来事を綴り、家畜の羊を目の前で解体する光景に接し、遊牧 民の食生活を肌で感じることができたという異文化理解について述べたものです。相 手の立場に立って理解することが人権尊重につながるのではないかという内容でした。 いずれも、中学生らしいみずみずしい感性で綴られた作品で、自分の心の中に潜む 差別や偏見に気づき、人権問題を真正面から受け止め、取り組もうとする純粋な気持 ちがあふれています。 〔第30回全国中学生岡山県人権作文コンテスト岡山県大会の表彰式〕
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