ユースケースポイント法による見積り

工数見積もり(UCP法)
Kaleido Modling プロセス
eSsEn Corporation.
本成果物は、オブジェクト倶楽部(現在:オブラブ)のホームページ(http://objectclub.jp/download/)よりダウンロードさせて頂いた
「Use Case Point法による工数見積」のExcelワークシートを元に作成させて頂きました
ユースケースポイント法による見積り
(水色部分のみ記入して下さい)
1
アクター の重み付け
各 アクターに対して,複雑度に応じて3段階にレベル付けしてください.
タイプ
単純
平均
複雑
意味
APIが十分に定義されている
TCP/IP、HTTP、FTPなどのプロトコル、またはデータストア
GUIインターフェイス、または人間とのインタフェース
コメントがあれば,理由欄に記入してください.
アクター のポイントを合計します.
アクター名
係数
顧客
3
販売担当者
3
クレジットカード決済システム
2
電子メールシステム
2
合計(UAW)
理由
10 … ①
1/6
係数
1
2
3
工数見積もり(UCP法)
Kaleido Modling プロセス
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2
ユースケースの重み付け
各 ユースケース に対して,複雑度に応じて3段階にレベル付けしてください.
タイプ
単純
平均
複雑
意味
3つ以下のトランザクション/4以下の分析クラス
4から7のトランザクション/5から10の分析クラス
8以上のトランザクション/11以上の分析クラス
係数
5
10
15
注意点: アクター と直接やり取りする ユースケース のみを考えます.
コメントがあれば,理由欄に記入してください.
ユースケース のポイントを合計します.
ユースケース 名
商品を注文する
注文を確定する
商品を発送する
商品を検索する
会員登録する
合計(UUCW)
係数
15
10
5
5
5
理由
40 … ②
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工数見積もり(UCP法)
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3
UUCPの算出
アクター と ユースケース の重み付けの係数を総計し,UUCP(unadjusted Usecase Point)とします.
UUCP =
50
… ③=①+②
これをもってシステムの機能量の見積とします.続いて,技術要因および環境要因について見積もります.
4
技術要因の重み付け(TCF)
以下の技術要因について,0-5の6段階にレベル付けしてください.(0=無関係,5=本質的, 3=平均的)
コメントがあれば,理由欄に記入してください.
要因番号
T1
T2
T3
T4
T5
T6
T7
T8
T9
T10
T11
T12
T13
合計
意味
分散システム
応答時間またはパフォーマンス重視
エンドユーザー効率性
複雑な内部処理
再利用可能なコード
インストール容易性
使いやすさ
可搬性
変更容易性
並行性
セキュリティ重視
第三者へのアクセス提供
特別なユーザー訓練設備の必要性
TFactor=Σ重み×係数
重み 係数
2
3
2
4
1
4
1
3
1
2
0.5
2
0.5
4
2
1
1
4
1
5
1
4
1
3
1
3
TCF(Technical Complexity Factor)は,以下のように求めます.
TFactor
=
Σ重み×係数
=
47 …④
TCF
=
0.6 + (0.01×TFactor)
=
1.07 …⑤
3/6
値
6
8
4
3
2
1
2
2
4
5
4
3
3
47 …④
理由
Kaleido Modling プロセス
工数見積もり(UCP法)
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5
環境要因の重み付け(EF)
以下の環境要因について,0-6の5段階にレベル付けしてください.
E1~E4
E5
E6
E7
E8
0=経験無し,5=エキスパート,3=平均的
0=モチベーションなし,5=高いモチベーション
0=極端に不安定,5=不変,3=平均
0=外注/アルバイトなし,5=全員外注/アルバイト
0=非常に簡単な言語(Basic等),5=非常に難しい言語,3=平均的(C/Java等) (C++は4程度)
コメントがあれば,理由欄に記入してください.
要因番号
E1
E2
E3
E4
E5
E6
E7
E8
合計
意味
プロジェクトへの精通度
アプリケーション経験
オブジェクト指向経験
主任分析者の能力
モチベーション
要求の安定性
パートタイム作業者
プログラミング言語の難しさ
EFactor=Σ重み×係数
重み 係数
1.5
0
0.5
0
1
1
0.5
1
1
4
2
3
-1
3
-1
3
EF(Environmental Factor)は,以下のように求めます.
EFactor
=
Σ重み×係数
=
5.5 …⑥
EF
=
1.4 + (-0.03×EFactor)
=
1.235 …⑦
4/6
値
0
0
1
0.5
4
6
-3
-3
5.5 …⑥
理由
Kaleido Modling プロセス
工数見積もり(UCP法)
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6
調整済みUCP(AUCP)の算出
最後に,これまで計算した,UUCP, TCF, EF から,AUCP を求めます.
AUCP
7
=
UUCP×TCF×EF
=
66.1 …⑧
工数の算出
平均的には,1 AUCP を20人時間で見積もります.
工数
=
AUCP×20 人時間
1日8時間とした場合
1ヶ月160時間とした場合
=
=
=
1321 人時間
165.2 人日
8.26 人月
しかし,安全のために以下の数値を確かめてください.
危険指数 = E1-E6で2以下の要因数とE7-E8で4以上の要因数の和 =
4
⑨が3または4の場合,1 AUCP を 28人時間で見積もります.
工数
=
AUCP×28人時間
1日8時間とした場合
1ヶ月160時間とした場合
=
=
=
1850 人時間
231.3 人日
11.56 人月
また,⑨が5を超えた場合,リスクが非常に高く成功が難しいプロジェクトです.
範囲内に納まるように,プロジェクトの環境要因を再調整してください.
⑨から,このプロジェクトは
比較的難しいです
以上で終わりです.「見積結果シート」に,簡潔に結果のみをまとめています.
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…⑨
工数見積もり(UCP法)
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8
見積り結果ーまとめ
調整前の機能量
UUCP
技術要因係数
TCP
環境要因係数
EF
1.235
AUCP
UUCP×TCP×EF
66.1
プロジェクト危険指数
危険指数から,1 AUCP に対応する人時間
工数 =
AUCP×
28
1日8時間とした場合
1ヶ月160時間とした場合
50
1.07
4 比較的難しいです
28
1850 人時間
231.3 人日
11.56 人月
6/6