伊 監 第 40 号 平 成 26 年 5 月 8 日 様 伊丹市監査委員 中 井 公 明 伊丹市監査委員 加 藤 光 博 監査結果報告に対する措置通知報告について 地 方 自 治 法 第 199 条 第 9 項 の 規 定 に 基 づ く 定 期 監 査 結 果 報 告 に 対 し 、同 条 第 12 項 の規定により講じた措置の通知がありましたので、次のとおり報告します。 記 1 監査の種別 定 期 監 査 ( 地 方 自 治 法 第 199 条 第 1 項 及 び 第 4 項 に よ る 監 査 ) 2 監査の対象部局 ・財政基盤部 歳入企画室 ・会計室 ・選挙管理委員会事務局 収納管理課、徴収対策課、債権管理課 3 監査の期間 平 成 26 年 1 月 31 日 (金 )~ 平 成 26 年 3 月 25 日 (火 ) 4 監査結果提出日 平 成 26 年 4 月 23 日 ( 水 ) 5 措置の内容 定 期 監 査 の 結 果 に 基 づ き 講 じ ら れ た 改 善 措 置 に つ い て は 、別 紙 平 成 26 年 4 月 30 日 付 伊 歳財市第 108 号 、 平 成 26 年 4 月 28 日 付 伊 会 第 42 号 、 平 成 26 年 4 月 30 日 付 伊 選 管 第 49 号 の 回 答 文 書 の と お り で す 。 188 監査結果報告に対する措置について 財政基盤部 指 1 摘 事 項 支出事務について (1)超過勤務命令伺書の取扱いについて 超過勤務手当の支給額に誤りがあるも のが見受けられました。 ・超過勤務時間数の計算が間違っている もの ・休憩時間が適切に取得されていないも の 歳入企画室 収納管理課 講 じ た 措 置 1 支出事務について (1)超過勤務命令伺書の取扱いについて ご指摘の超過勤務手当の支給額に誤り があったものについては、精算処理を行 いました。 また、今後の取扱いについては、超過 勤務命令伺書の取扱 い や超過勤務手 当 の支給条件等について、適切な処理方法 超過勤務手当の精算処理を行 うととも を課内全職員に周知徹底し、各自で誤り に、今後は超勤集計事務のチェック体制を のない取扱いができ る ようにすると と 見直してください。 もに、集計事務については、複数の職員 で確認を行う体制を整備し、適正な事務 処理に努めます。 監査結果報告に対する措置について 財政基盤部 指 1 摘 事 項 歳入企画室 徴収対策課 講 じ た 措 置 収入事務について (1)市税の収入未済額について 本市における市税にかかる収入未済額 の縮減については、組織体制の強化、課 税・徴収体制の充実、徴税吏員の育成など 引き続き早期納付を徹底し、法律に基 づき適正で効果的な滞納処分を実施しま す。また、納税相談、電話催告等を通し て早期収納と滞納の未然防止に努め、収 の視点をもとに、体制強化に向けた様々な 入未済額の着実な圧縮を図ってまいりま 取り組みがなされています。 す。 平成 24 年度においては、電話催告業務 による早期納付の徹底、法律に基づいた適 正な納税相談、効果的な滞納処分の実施な どにより、県下 29 市で2番目に高い徴収 率となっており、一定評価するものであり ますが、平成 24 年度決算における市税の 収入未済額は、1,154,074,254 円と大きな 額となっています。 財源の確保や税負担の公平性の観点か らも、引き続き、早期収納並びに滞納の未 然防止に努めてください。 2 支出事務について (1)超過勤務命令伺書の取扱いについて ご指摘のありました超過勤務時間数の計 超過勤務命令伺書など関係書類を調査 算誤りについては、ただちに修正し、精算 したところ、超過勤務時間数の計算が誤っ 処理を行いました。今後は、複数の職員で ているものが一部に見受けられました。超 確認するチェック体制を整備し、適切な事 務処理に努めてまいります。 過勤務手当の精算処理を行うとともに、今 後は超勤集計事務のチェック体制を見直 してください。 監査結果報告に対する措置について 財政基盤部 指 1 摘 事 項 収入事務について 歳入企画室 債権管理課 講 じ た 措 置 1 収入事務について (1)災害援護資金貸付金の収入未済額につい (1)災害援護資金貸付金の収入未済額に て 伊丹市災害弔慰金の支給および災害援 護資金の貸付に関する事務は、都市基盤部 道路室安全対策課の所掌事務ですが(平成 26 年4月1日総務部危機管理室へ移管)、 平成 25 年4月1日付の伊丹市事務分掌規 則の改正により、償還金に関する事務のみ が、財政基盤部歳入企画室債権管理課の担 当事務となりました。 災害援護資金貸付金は、償還期間 10 年、 年利子3%の貸付で、平成6年の水害で 23 件、3,337 万円、平成7年の阪神・淡路大 震災で 1,917 件、35 億 8,360 万円を貸付 けたものです。平成 25 年 12 月末の未償還 分は、水害分で2件、2,054,472 円、震災 分で 275 件、303,940,217 円にのぼります。 阪神・淡路大震災貸付金の原資は、国が 2/3、県が1/3を負担し、当初の借受か ら 11 年間で償還することになっていまし たが、2回計8年償還期限が延長され、平 成 26 年度中に償還期限が到来します。こ れに対し、国からは、さらに3年間期限延 長を実施する方向が示され、また、本年3 月 12 日、衆議院災害対策特別委員会にお いて内閣府副大臣により、今回の3年間の 延長で最初の支払期日から 10 年経過する こととなり、その場合、一般法の規定に基 づき、東日本大震災と同様の取り扱いをす る旨の答弁がなされました。東日本大震災 ついて 国及び県の動向を注視しつつ、近隣市と も連携を図り、今後も継続的に徴収努力を 重ね、適正な管理を行ってまいります。 監査結果報告に対する措置について 財政基盤部 指 摘 事 項 歳入企画室 債権管理課 講 じ た 措 置 においては、特別法に基づき、「支払期日 到来から 10 年経過後において、なお無資 力又はこれに近い状態にあり、かつ、当該 償還金を支払うことができる見込みが無 い場合」は償還を免除することとなってい ます。ただし、具体的な手続方法や困難な 状況下でも返済に努力してきた借受人へ の配慮など整理・検討するべき課題も多 く、詳細は明らかになっていません。 未償還金の徴収事務については、徴収計 画の作成、借受人ごとの個票の作成・管理、 催告・少額償還手続の実施、悪質な債務者 への法的措置などが適正になされていま した。本貸付金については、現在、未償還 となっている案件は 78%が少額償還事例 で、他は、徴収不可能事例や徴収困難事例 となっています(平成 25 年9月末現在)。 今後も、国、県の動向を注視し、継続的 に徴収管理・努力をされることを望みま す。 (2) 災 害 援 護 資 金 貸 付 金 収 入 未 済 額 の 調 (2)災害援護資金貸付金収入未済額の調 定繰越について 伊丹市会計規則第 19 条では、「歳入管 定繰越について ご指摘のとおり、今後は災害援護資金貸 理者は、調定をした歳入で出納閉鎖期限 付金の利子分の収入未済額についても、元 までに収入することができないものにつ 金分と同様に年度末に繰越処理を行い、決 いては、調定決議書を作成のうえ、翌年 算で正しく表示されるよう年度当初に収入 未済額全額の調定を行うようにいたしま 度に調定を繰り越さなければならない」 す。 とされています。なお、すでに過年度に なお、平成 25 年度分については前年度末 おいて収入し得るべき時期の到来してい の収入未済額を調定額とするよう変更調定 た過年度分未収金については、出納整理 処理を行い、対応いたしました。 期間終了を待つことなく、年度末に繰越 監査結果報告に対する措置について 財政基盤部 指 摘 事 項 しすることが適切であると考えられま す。災害援護資金貸付金は、10 年の貸付 期間が終了しており、元金利子ともに債 務額が確定した過年度未収金です。従っ て、収入未済分については、元金利子と も毎年度末、翌年度に繰り越すことが適 当であると考えます。 調定の状況を確認したところ、元金は 収入未済額を年度当初に調定していまし たが、利子は収入未済額の繰越処理を行 わず、収入済額を調定額としていました。 そのため、利子分の収入未済額が決算で 正しく表示されない結果となっていま す。年度末の収入未済額については、元 金利子ともに正しく翌年度に繰り越し、 調定を行うようにしてください。 歳入企画室 講 じ た 措 置 債権管理課 監査結果報告に対する措置について 会計室 指 1 摘 事 項 支出事務について (1)超過勤務命令伺書の取扱いについて 講 じ た 措 置 1 支出事務について (1)超過勤務命令伺書の取扱いについて 超過勤務命令伺書など関係書類を調査 ご指摘のありました超過勤務手当の したところ、超過勤務手当の支給割合に誤 支給割合の誤りについては、精算処理 りがあるものがありました。超過勤務手当 を正しく行いました。 の精算処理を行うとともに、今後は超勤集 今後は、チェック体制を強化し、適 計事務のチェック体制を見直してくださ 切な事務処理に努めてまいります。 い。 2 その他 2 その他 (1)財務会計システム操作方法の周知につい (1)財務会計システム操作方法の周知に て ついて 平成 22 年度に財務会計システムが導入 財務会計システムの操作方法が全部 され、システムの操作方法に関する研修 局に周知され、システムの操作方法を が、各所属に対して実施されました。しか 庁内 LAN で見ることができるよう進め し、その後、新規採用職員研修を除き、研 てまいります。 修は実施されておりません。各所属では、 また、現在、新規採用職員を対象に 財務会計事務を担う職員とそうでない職 実施している財務会計システム研修内 員とで、財務会計事務・システムの知識・ 容について他の階層の職員に対しても 技能に差異が生じています。 周知できるよう研修方法等について人 財務会計事務・システムの操作方法は、 全部局に共通する基本事項です。また、こ れらを習得することで、事務処理ミスの防 止やチェック体制の強化につなげること ができます。 財務会計事務のマニュアル(「財務会計 事務の手引」)は、庁内 LAN を通じて見る ことができます。しかし、財務会計システ ムの操作方法については、システム導入時 に各所属に冊子マニュアルが配布されて 事研修担当と調整し検討してまいりま す。 監査結果報告に対する措置について 会計室 指 摘 事 項 以来、情報が提供されていません。庁内 LAN などを活用し、操作方法の周知に努め てください。また、定期的にマニュアルの 内容を確認し、現在の使用に即したものと なるよう見直してください。 あわせて、システム運用の基礎となる財 務会計知識も含め、全庁的に研修すること を検討してください。 講 じ た 措 置 22 22 60 16 60 60 60 61 23 49 319,595 22 38 45 ( ) ( 25/100 S26 212 45 203 34,900 100,000 ( 20,000 14,200 )
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