New Lubrication and Trend of Cold Forging

冷間鍛造の新しい潤滑と動向
小 見 山 忍 日本パーカライジング ㈱
半世紀以上にもわたって冷間鍛造の潤滑を支えてきたボンデ潤滑に代わ
り、環境保全対策や省力化、海外生産拠点への対応力強化などを目指し
た新しい潤滑システムの開発が盛んである。今世紀初頭から市場での採
用が広がっている一液潤滑剤とその動向、課題などについて紹介する。
1.はじめに
自動車産業で用いられるさまざまな機能部品類は
ばされていく特殊な環境であり、そこでの安定的な
鋳造や熱間鍛造で形作り、冷間鍛造に続く切削によ
潤滑保持は容易なものではない。
り複雑な最終形状に仕上げられている。しかし近年
冷間鍛造潤滑の代名詞といわれ、この分野を古く
では、FEM シミュレーションを駆使した金型設計
から担ってきたリン酸塩/石けん潤滑処理被膜(通
技術や加工法、被加工材やプレス機械周辺技術など
称ボンデ潤滑)は、被加工材表面との化学反応によ
の飛躍的な進歩により、冷間精密鍛造による切削加
り形成される化成処理被膜に類し、その強固な密着
工レスでの複雑形状部品の製造が可能となりつつあ
性と安定した潤滑特性により冷間鍛造の発展に大き
り 1)、大幅な省力化が進んでいる。
く貢献してきた。一方で、その被膜処理工程に使用
これらの冷間鍛造を可能にしているキーテクノロ
されるエネルギーや排出される廃水や廃棄物類が環
ジーのひとつが潤滑である。鍛造時の金型と被加工
境保全面で問題にされつつあり、今世紀始め頃から
材との相対滑り面の摩擦は金型内での被加工材の塑
は環境対策としての塗布型一液潤滑剤の開発が盛ん
性流動に大きく影響するため、所望の加工形状を作
になっている。
り出していくためには安定な低摩擦状態を保持し続
本稿では、冷間鍛造の潤滑環境と従来技術、近年、
けることが求められる。しかし、塑性加工時の被加
環境保全と省力化を目的に実用化が進みつつある一
工材表面は、素材の変形抵抗を大きく超える接触圧
液潤滑剤とその動向、今後の課題などについて紹介
力下で金型表面との摺動を伴いながら刻々と引き延
する。 2.冷間鍛造の潤滑
2.1 潤滑環境
形が進むが、この時点ではギア歯をつくる側方金型
図 1 にギア部品鍛造を例にとって被加工材表面の
と被加工材は接触せずに、部分面積 S0 は軸方向に圧
変化を示すシミュレーションイメージを示す 。加
縮され円周方向に引っ張られた S1 となる。この時の
工前の円柱状被加工材側面に位置する潤滑被膜の一
表面積拡大は小さいが、自由表面に張出した材料側
部分の面積を S0 とする。加工初期の上下端面が拘束
部は表面荒れを起すため、その上層に形成された潤
された据込み過程では側方が張出す樽状形状へと変
滑被膜の構造は崩壊して脱落するなどのダメージを
2)
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図 1 鍛造工程における複雑な表面拡大の例
起しやすい 3)。引き続いてギア歯成形過程に入り材
イメージで展延していくことで被加工材表面の拡大
料が歯型に沿って充填されていくが、その時の被加
に追従し鋼表面の露出を防いでいるものと考えられ
工材表面は面積 S2 の如く大きく引き延ばされながら
ている。図 2 に被加工材表面のリン酸亜鉛被膜につ
高接触圧力環境で金型表面を摺動する。被加工材表
いて、鍛造前後で結晶面の配向状態を比較した結果
面とともに潤滑皮膜は薄く引き延ばされ、数百℃に
を示す。X 線回折チャート上でのリン酸亜鉛(Zn3
もなる摩擦面温度でのダメージも加わる。このよう
(PO4)2・4H2O)のへき開面ピーク(020)とそれ以外
な環境でも摩擦の低減と焼付きの抑制に十分な機能
の特徴ピーク(311)との強度比(020)/(311)が鍛造
を果たせないと、金型内への材料の充填が上手くい
後に顕著に増大しており、鍛造時のリン酸亜鉛結晶
かずに鍛造品の寸法精度が得られなかったり、加工
のへき開と展延によりへき開面(020)の面配向が強
荷重の増大や焼付きにより金型寿命を低下させてし
まったものと解釈できる。
まうなどの致命的な不具合を生じる。冷間鍛造にお
リン酸塩結晶の上層に付与する潤滑層はさらに摩
ける潤滑がさらされる環境は複雑且つ特異的である。
擦を低減する役割を有し、用途により様々な潤滑剤
が用いられる。リン酸塩被膜との反応を伴うアル
2.2 従来の潤滑と問題点
カリ石けん系潤滑処理はもっともポピュラーである
冷間鍛造で潤滑が必要とされる金型と被加工材と
が、その他にも金属石けん水分散液での簡易潤滑処
の相対滑り面の接触圧力や表面拡大量が大きくなる
理や、強加工用途向けの二硫化モリブデン系潤滑処
と、被加工材表面の平滑化が進み十分な油膜厚み
理などがある。これらの潤滑被膜層は、リン酸塩結
を保持できなくなるために鍛造油などの流体潤滑膜
晶の粗さに保持されるように付着し、鍛造時の摩擦
での対応は難しくなる。そのため通常は固体状の潤
面にも効率良く導入される。
滑被膜で被加工材表面を被服保護する方法がとられ
リン酸塩被膜を、アルカリ石けん系潤滑処理液に
る。ここで古くからもっとも広範囲に用いられてい
浸漬すると、
るのが通称ボンデ潤滑とも呼ばれるリン酸塩被膜と
Zn(PO
3
4)
2+6C17H35COONa →
石けん系潤滑剤を組み合わせた潤滑方法である。
3Zn(C17H35COO)
2+ 2Na3PO4 これらは鉄鋼材料を酸性処理液で溶解しながら、
で示されるアルカリ石けんとの複分解反応により潤
その表面に緻密なリン酸塩結晶を晶出する化成処理
滑性能に優れる亜鉛石けん層を表面に生成する。通
と、その結晶性被膜表面に石けん潤滑剤もしくは固
常、その上層には未反応で付着するアルカリ石けん
体潤滑剤などを付与する潤滑処理との組合せにより
層が形成され、リン酸塩 + 石けん潤滑被膜の断面イ
得られる。鉄鋼材料表面に強固に付着するリン酸塩
メージは図 3 に示すような 3 層構造となる。
結晶は結晶格子間の結合力が弱いへき開面を有し 、
一方でリン酸塩処理への問題点の指摘も多い。た
摩擦面では結晶にかかるせん断力により容易にへき
とえば、リン酸塩と石けん潤滑を組み合わせた被膜
開面での破壊を起すことで摩擦抵抗を低減するとと
に代表される化成処理の工程は複雑である。図 4 に
もに、へき開した結晶がカードを敷き詰めるような
被膜処理工程の一例を示す。被加工材表面の清浄化
4)
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特集 省エネ・省資源・環境対応を目指した鍛造技術
鍛造後
鍛造前
2Theta deg
図 2 鍛造前後でのリン酸亜鉛被膜の結晶面配向の変化
図 3 リン酸亜鉛結晶外観とボンデ潤滑のイメージ
図 4 リン酸塩系潤滑被膜の処理工程例
とスケール除去、リン酸塩被膜形成と中和工程を経
らは多量の産業廃棄物となる。また、塑性加工用リ
ての石けん処理など、工程間には多量の廃水を伴う
ン酸塩の処理液温度は比較的高いため、熱源や工業
水洗工程も存在する。それぞれの工程管理は最終的
用水などにかかるコストも大きい。具体的なコスト
な被膜性能に影響を及ぼすためトラブルにもなりや
には現れてこないが、複雑な処理工程の処理液管理、
すい。鉄鋼材料を溶解して晶出するリン酸塩処理で
処理槽中の熱交換器表面などに多量に固着する化成
は、処理液中に絶えず溶入してくる鉄分をリン酸鉄
スラッジの定期除去など、実際には多くの人手も掛
結晶などの副生成物として系外に排除している。重
かっている。
金属含有廃水や廃石けんなどの排出量も多く、これ
3.環境保全と工程短縮を目指した新しい潤滑
前述した背景からボンデ潤滑を代替できる新たな
2000 年前後から市場にも投入されてきた。図 6 に一
潤滑剤を求める声が高まり、近年、多くの新たな潤
液潤滑被膜処理のライン構成例を示す。一液潤滑被膜
滑関連技術が開発されている(図 5)。特に注目され
の処理プロセスからは廃水や産業廃棄物などは発生
ているのは一液潤滑剤である。これらはボンデ潤滑
せず、被膜処理に要するスペースやエネルギーコス
のような化成処理とは全く異なる簡便な塗布型処理
トも小さい。被膜処理部を鍛造機に直結するインラ
法により被膜形成される新しいタイプの潤滑技術で、
インプロセスも可能であり、ものづくり現場のレイ
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写真 1 一液潤滑剤塗布装置の実用例
(協和工業株式会社)
図 5 冷間塑性加工用潤滑関連の国内特許出願状況
※圧延油関係を除く
加剤などにより構成され、それらの組み合わせ方に
よりさまざまな特徴をだしている 5)∼ 8)。これらの一
例について被膜形成過程を図 7 に示す 7)。この被膜
剤は素材との密着性が良く耐熱性に優れた無機塩を
ベースに、摩擦係数の低減効果が高い潤滑成分が配
合された水性塗料状の液体である。塗布された素材
表面で水分が揮発していくことによりそれぞれの成
分が分離し、無機塩からなる被膜を潤滑成分が覆う
図 6 一液潤滑被膜処理ライン構成例
二層構造被膜を形成するユニークなものである。一
液潤滑剤は、塗布型被膜であっても被膜中での各成
分の分布状態を任意にコントロールすることも可能
で、薄膜での高機能化を実現している。また、一液
アウトを大幅に改善できる可能性をもつ。また、こ
潤滑剤の被膜厚みは処理液濃度で容易にコントロー
れらの潤滑性能は被膜処理工程には殆ど依存せず、
ルできるため、必要に応じた被膜厚みでの加工が可
被加工材種が変わっても一定の性能が保証されるた
能となり精密鍛造などの要求に対応し易いことも特
め、煩雑なライン管理も不要となるなど、今後の冷
徴の一つである。
間鍛造潤滑のトレンドとして期待が大きい。
一般に一液潤滑剤における被膜ベース成分の役割
写真 1 にプレス機に併設された一液潤滑剤処理装
は、ボンデ潤滑におけるリン酸塩被膜と同様に焼付き
置の実用例を示す。コンパクトな処理設備内で湯洗、
を防ぐことと石けんなどの潤滑成分を摩擦面に導入・
処理液塗布、乾燥までをこなしており、各プレス機
に併設されている。この工場では、外注
ボンデ処理から一液潤滑剤での内製化へ
の全面移行により工程間在庫は消え、リー
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ドタイムが劇的に短縮された。被膜処理
コストの大幅削減に加えて最適被膜厚み
の設定によって欠肉などの寸法不良も抑
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えられるなど製品クオリティーの向上に
も繋がっている。
現在、市場に出ている一液潤滑剤の多く
は、被膜ベースの無機塩や樹脂、ワック
スや石けんなどの潤滑成分、二硫化モリ
ブデンや黒鉛などの固体潤滑剤、極圧添
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図 7 一液潤滑被膜の形成モデル例
7)
特集 省エネ・省資源・環境対応を目指した鍛造技術
写真 2 潤滑被膜ベースの焼付き抑制能
保持することである。写真 2 に表面拡大が
大きいしごき加工試験 9) を行った鋼表面
の比較を示す。鍛造油のみで加工したしご
き面では激しい焼付き状況が見られるが、
リン酸塩結晶被膜および一液潤滑剤の被
膜ベースでは大幅に焼付きが抑制されてい
る。ここでは両者ともに油や石けんなどの
潤滑成分を付与せずに加工しているが、実
際の使用に際してはこれらの有機潤滑成分
を共存するため、さらに摩擦を大幅に低減
できる。
一液潤滑剤は、自動車部品関連を中心に
冷間鍛造分野における適用範囲が拡大しつ
つあり、図 8 に示すように現在ではボンデ
潤滑に迫るところまできている 10)。
図 8 一液潤滑剤の適用範囲
10)
4.最近の要求と課題
4.1 鍛造性能
鍛造周辺技術の発展により、一液潤滑剤の適用範
囲の拡大が求められており、加工難易度に対してよ
り安定な潤滑状態を維持していくことが課題となっ
ている。高接触圧力と表面拡大により薄く引き延ばさ
れた潤滑被膜では焼付きを防止しにくくなり、数百℃
の摩擦面温度により液状に溶融した有機潤滑成分は
摩擦面から流去されやすくなるなど、加工難易度が
高まる鍛造面での摩擦状態は刻々と変化していく。
図 9 は、伊藤らが後方穿孔加工に類するテーパー
カップ試験を用いて調査した鍛造中における各潤滑
被膜の荷重変化を示したものである 11)。Lub. A は
図 9 テーパーカップ試験での各潤滑剤の比較例
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11)
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リン酸亜鉛被膜処理、Lub. B はホ
0.50
色乾燥被膜型の水溶性潤滑剤、Lub.
C は主に二硫化モリブデンが添加さ
れた水溶性潤滑剤、Lub. D は硫化
油脂を主成分とした鍛造用潤滑油で
あり、表面積拡大比が 1 ∼ 3 倍程度
の据込み形摩擦試験であるリング
��������m
ウ酸カリウムが主成分である一液白
圧縮試験でのそれぞれの摩擦係数
は Lub. A が 0.12 そ の 他 は 0.11 と
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
同程度だとされている。図では、
����������������
0
0.05
テーパーカップ試験での鍛造深さ
0.1
0.15
�������Rpk /µm
(Forging depth)により被加工材の
図 10 金型表面粗さによる潤滑剤の摩擦状態変化
表 面 積 拡 大 比(Surface expansion
ratio)が大きくなっていくなか、Lub. A のリン酸
亜鉛被膜処理の荷重(Maximum forging load)に
4.2 その他の諸性能
は殆ど変化が見られず摩擦係数が安定していたこ
ネットシェイプ化が進むなか、一液潤滑被膜には
とが推測されるのに対して、他の潤滑剤の成形荷
鍛造以外の諸性能も求められるようになってきた。例
重は顕著に増大し摩擦面の状態が変化しているこ
えば、精密な寸法精度を得るためには鍛造時に発生す
とが分かる。これらの加工面には肉眼で見られる
る被膜カスによる悪影響を抑制しなくてはならない。
ような明瞭なかじりは見られていないとのことで
ボンデ潤滑でも同様であるが、特に問題となるのが
あるが、摩擦面の状態悪化は焼付きへの進展や金
潤滑被膜中に含まれる石けん成分やワックス類など
型寿命などへの影響が懸念されるものである。
の有機系の潤滑成分である。これらは加工中の熱に
図 10 に金型表面粗さ(突出山部高さ Rpk)によ
より溶融し液状化することで金型の細部に流れてい
。わ
き、冷えて固まったものが蓄積していくことで被加
ずか 1/100 m レベルの金型表面変化でも加工度が
工材が充填されるための空間を埋めてしまうのであ
高い条件では薄く引き延ばされた被膜への負荷が
る。これらを回避し且つ潤滑性を維持するためには、
増大し摩擦が高まっていく。この例でもボンデ潤
鍛造中に溶融し難い潤滑材料の開発が求められるこ
滑よりも一液潤滑の方が影響を受けやすいことが
とになる。このような新たな潤滑材料を用いること
わかる。
で鍛造時の被膜カスの影響を極力抑えた被膜剤も開
今後、金型の長寿命化や精密な寸法精度への取
発されており(図 11)
、従来型一液潤滑剤では被膜カ
り組みが、複雑な形状と高まる加工度とともに求
スが顕著に付着しているのに対して、開発品でのカ
められてくることが予想され、さらに厳しい条件
ス付着は殆ど見られない 10)。
下でも安定した低摩擦維持が可能な潤滑材料の開
その他、冷間鍛造後の部品形状が最終製品に近く
発も必要である。
なるほど、鍛造後の防錆性も求められるケースがで
る鍛造試験時の潤滑被膜の摩擦変化を示す
12)
てくる。そもそもボンデ潤滑でベースとなるリン酸
5
金型に転着した被膜カス
試験片
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4
3
2
1
0
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図 11 鍛造カス対策品の効果
40
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10)
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特集 省エネ・省資源・環境対応を目指した鍛造技術
亜鉛結晶被膜は自動車ボディを始めとした鉄鋼材料
性の一液潤滑剤も開発されている 13)。これらは被膜
表面への塗装における防錆下地処理としても広く用
形成と同時に被加工材表面に不動態化層を生成する
いられているものであり、その防錆力により鍛造後
ように設計されたものであり、写真 3 のように実用
の薄膜状態でも防錆性に優れていた。一方、これま
レベルの暴露期間に対して明らかな防錆効果をしめ
での一液潤滑剤の防錆性には不足感が指摘されてき
し、実部品への採用も進んでいる。
た。そのような用途に対応すべく、最近では高耐食
ボンデ潤滑被膜
一液潤滑剤
写真 3 据込み加工後冬場 3 か月間工場屋内暴露発錆状況
開発品
13)
5.おわりに
環境保全や省力・省コスト化、グローバル展開へ
の適用性までもが求められる時流から、ボンデ潤滑
代替の様々な潤滑技術が登場してきている。一液潤
滑剤に代表されるこれらの代替技術の今後の発展は
冷間鍛造の可能性をさらに広げるひとつの鍵でもあ
る。本稿で紹介したように、自動車部品用途の冷間
鍛造を中心にボンデ潤滑から一液潤滑剤への置き換
え検討が急速に進んでいるなかでは、加工形態や加
工度、バッチプロセスやインラインプロセスなどの
被膜処理方法への適合性、被膜形成後の放置環境で
の性能維持や防錆なども含めて、被膜設計では様々
な条件への対応も必要となってきており技術開発は
活発化している。また、これらを使いこなす生産シ
ステムの検討
も重要である。一液潤滑剤に代表さ
14)
れる新たな潤滑技術を軸とした生産現場の省力化改
革は、今後、大いに進むものと思われる。
6 )樫村徳俊,竹内雅彦,小田太,河原文雄,尾嶋平次郎,
伴野満:塑性と加工,41-469(2000)109-114.
7 )吉田昌之,今井康夫,山口英宏,永田秀二:日本パー
カライジング技報,15(2003)3-9.
8 )上田孝行,河添健一,平田幸四郎,小見山忍:日本塑
性加工学会第 54 回伸線技術分科会資料(2002).
9 )M. Hirose,Z. Wang & S. Komiyama : Key Eng.
Mater., Vols. 535-536(2013)pp. 243-246.
10)清 水 秋 雄: 日 本 パ ー カ ラ イ ジ ン グ 技 報,20(2008)
33-39.
11)伊藤樹一,吉田広明,五十川幸宏,土井善久,堂田邦
明:塑性と加工,48-555(2007)303-307.
12)小見山忍,王志剛,徳永龍一,山岡祐一:塑性と加工,
51-591(2010)342-347.
13)藤脇健史:日本パーカライジング技報,23(2011)47-52.
14)高橋寛和,林直樹,慶島浩二,松井浩孝:第 15 回資源
循環型ものづくりシンポジウム資料(2010)140-147.
参考文献
1 )近藤一義:塑性と加工,38-438(1997)605-610.
2 )小見山忍:月刊トライボロジー,296(2012)48-50.
3 )王志剛,小見山忍,徳永龍一,山岡祐一:塑性と加工,
51-591(2010)336-341.
4 )盛屋喜夫:日本パーカライジング技報,16(2004)3-8.
5 )日比徹,辰巳和夫,池末冨三夫,八木勝春:第 186 回
塑性加工シンポジウム資料(1999)23-32.
日本パーカライジング株式会社 総合技術研究所 〒 254-0012 神奈川県平塚市大神 2784
TEL. 0463-55-4431 FAX. 0463-54-7328
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