第663号【06.11】 - 山形県医師会 - 日本医師会

平成18年11月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第663号
表 紙 写 真
「帆船模型 カティサーク号」
第21回山形県医家美術展出展 山形市 篠 田 敏 男
○ 19世紀、
大英帝国華やかなりし頃、
遠く中国の茶を英本土に運んだ、
東インド会社の高速帆船である。
○ カティサークの名の由来は、スコットランド伝説の魔女の着ていた丈の短い下着の名による。この
魔女は男を誘惑し、終いにその身を破滅に導くと言われた。その足は風の如く速く、一度魅入られ
たら、決して逃れられないという。カティサーク号の船首にはこの魔女の像がつけられている。
○ また、カティサークの名はスコッチウイスキーの銘酒としても知られる。
○ 船舶模型の製作は欧米ではロイヤルホビーと言われ愛好者が多い。何ヶ月もかけて少しずつ作りな
がらそのめんどうな製作過程を楽しむものである。
(この模型のキットは山形駅前通りシバタモデルで販売しています。)
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
12月4日(月)
18:45~
主な演題及び講師
取得単位
「脳卒中の病診連携」
「OSCAR studyへの期待」
済生会熊本病院脳卒中センター神経内科部長 米原 敏郎
日医生涯教育
「地域医療連携とリハビリテーション」
12月6日(水)
初台リハビリテーション病院理事長 石川 誠
18:30~20:00
日医生涯教育
寒河江市
寒河江市西村山郡医師会館
会の名称及び主催者又は連絡先
寒河江市西村山郡医師会学術講演会
5単位
寒河江市西村山郡医師会
☎0237864291 加藤
診ます会講演会
3単位
山形市立病院済生館
☎0236255555 地域医療連携室
山形市
山形市立病院済生館
「基礎知識」
篠原医院院長 篠原 守信
12月7日(木)
18:00~21:00 「診断編・治療とケア 」二本松会山形病院院長 横川 弘明
日医生涯教育
かかりつけ医認知症対応力向上研修会
5単位
「連携編」
竹内医院院長 竹内 輝博
酒田市
ガーデンパレスみずほ
山形県医師会
☎0236314350 伊藤
「患者から見た医療への期待」
12月7日(木)
NPO法人ささえあい医療人権センター 18:00~19:30
第14回生涯教育セミナー講演会
山形市
山形大学医学部大講義室
理事長 辻本 好子
「糞便中のCOXを標的にした
12月9日(土)
2、MMP7、Snai
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15:00~17:45
による大腸がん診断の有用性:
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山形市
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山形
~大腸がん検診を目指して~」
浜松大学健康プロデュース学部健康栄養学科 教授 金岡 繁
「消化器がん検診の戦略 ―検診マネジメントを中心に」
国立がんセンターがん予防・検診研究センター 検診技術開発部部長 斎藤 博
山形大学医学部学務課
☎0236285046 宮島
日医生涯教育
消化器検診研修会
5単位
山形県医師会
☎0236314350 川口
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
「肺塞栓症の診断と治療」
12月9日(土)
17:30~20:00
女川町立病院副院長 佐久間聖仁
日医生涯教育
アステラス製薬叙
☎0236152522 稲田
「卒煙外来の子どもたち
12月10日(日)
13:30~16:00
−子どもたちをタバコから守るために−」
日医生涯教育
3単位
平成18年度山形県喫煙問題研究会
公開講演会
静岡市保健福祉局保健衛生部参与 加治 正行
山形県喫煙問題研究会
東北中央病院放射線科
☎0236235111 大竹
「日常診療での骨軟部腫瘍
12月13日(水)
18:45~20:00
~正しい診療治療のための基礎知識」
山形市
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山形
第24回庄内循環器研究会
3単位
鶴岡市
東京第一ホテル鶴岡
【参加費 1千円】
山形市
霞城セントラル22階
山形市市民活動支援センター
会の名称及び主催者又は連絡先
日医生涯教育
第26回山形整形外科セミナー
3単位
帝人ファーマ叙
☎0236265450 大内
三重大学医学部整形外科教授 内田 淳正
がんネットTVカンファレンス
開催日時及びテーマ(担当)
会 場
取得単位
会の名称及び申込先
12月7日(木) 16:30~18:00
リンパ浮腫ケアの現状(四国)
12月14日(木) 16:30~18:00
EBMに基づいた泌尿器科がんの経過観察法と
経過観察期間(群馬)
12月21日(木) 16:30~18:00
子宮頸がんⅡb期の取扱いについて(新潟)
山形県立中央病院
日医生涯教育
第4会議室
(3階)
3単位
多地点合同
メディカルカンファレンス
県立がん・生活習慣病センター
☎0236852752 高橋
産業医研修会一覧表
開催日時及び場所
研修会名及び内容
実施主体者
申込先(TEL)
基礎研修単位数
生涯研修単位数
新庄市最上郡
新庄市最上郡医師会
基礎後期3単位
生涯更新1単位
医師会
(
0233221151)
(予定)
生涯専門2単位
12月5日(火)
18:00~
「ビデオ上映」
「改正労働法の解説」
山形労働局 労働基準部 新庄市
安全衛生課長 戸田 剛
最上検診センター
「メタボリックシンドロームについて」
きねぶち医院院長 杵渕 篤
12月9日(土)
14:00~
天童市
日新製薬㈱
12月15日(金)
14:00~
山形市
山形産業保健
推進センター
「職場巡視上の留意事項」
宮脇医院院長 宮脇 法親
山形産業保健推進センター 産業保健相談員 河合 直樹
「事業場説明・職場巡視」
日新製薬㈱ 取締役工場長 永見 五郎
「過重労働とメンタルヘルス」
山形産業保健推進センター 産業保健相談員 東谷 慶昭
「質疑及び討論」
山形産業保健推進センター 副所長 三浦 敏幸
(予定)
産業保健推進
センター
産業保健推進
センター
産業保健推進
センター (
0236245188)
山形市医師会
(0236413650)
基礎実地2単位
生涯実地2単位
(予定)
(予定)
基礎後期2単位
生涯専門2単位
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
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目 次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
産業医研修会一覧表
お知らせ
YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中
ご協力のお願い
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて
表 彰
厚生労働大臣表彰 片桐 忠先生
厚生労働大臣表彰 鈴木静雄先生
勤務医のページ
勤務医も捨てたもんじゃない
みゆき会病院 副院長 加藤 修一
郡市地区医師会コーナー
医師会旅行
天童市東村山郡医師会 斎藤 博文
寄 稿
値段・味・それで
山形市 武田 和夫
一病理医の閑談・雑話 2.路面電車
山形市 笠島 武
山形県理学療法士会の法人化設立記念祝賀会に出席して
上山市 渡辺 好博
長井市初演のオペラに感動す
白鷹町 新野 晃敏
筆 硯
新庄・最上地域における救急医療体制と厳しい医療環境
山形県医師会理事 山科 昭雄
県医師会だより
第6回常任理事会
第8回全理事会
知事と県医師会との懇談会
診療情報提供推進委員会
第2回会費賦課検討委員会
県医日誌
会員異動
医師国保だより
医師信用組合だより
厚生年金基金だより
編集後記
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山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
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番組
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山形県医師会では、月曜日から金曜日まで
毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC
ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時
半錘」放送中です。
健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ
んに聴取をお勧め下さい。
12月の放送予定は下記のとおりです。
【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
国立病院機構山形病院
て ん か ん セ ン タ ー
12月4日~12月8日
お年寄りにも多いてんかん
宇留野勝久
12月11日~15日
12月18日~22日
12月25日~29日
アトピー性皮膚炎について
門馬 節子
もんま内科皮ふ科医院
脳卒中について
齋藤伸二郎
市 立 病 院 済 生 館
甲状腺の病気
相澤吉比古
市 立 病 院 済 生 館
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協
ご協力のお願
協力のお願い
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山形県臨床H.
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i研究会では、ピロリ菌と
除菌療法についての情報提供、問題点の解決、
そして除菌による胃癌予防効果を検討するた
め、県内83の医療機関から同意を頂いた4203
例の患者様データを登録して追跡調査をして
おります。ご協力のお陰で、これまでピロリ菌
の除菌に関する多くの課題を解決し情報を提
供することが出来ました。
この度、胃癌予防効果の中間解析を行ったと
ころ、期待通り除菌に失敗して持続感染してい
る群は除菌に成功した群に比べて胃癌の発生
が約3倍多いことが明らかになりました。一方、
除菌による安心感や症状の消失によって除菌
後の内視鏡受診率が明らかに低下しているこ
とも判明しました。除菌後にもかかわらず胃癌
が発生しており、除菌後の内視鏡検査を受けな
かったために手術できない進行胃癌で発見さ
れた症例もありました。
内視鏡受診率が低いことは、研究精度が下が
り除菌による胃癌予防効果が十分に示せない
こと、手遅れの胃癌として発見されることが大
きな問題です。
そこで研究会では、登録頂いた患者様に事務
局より簡単なアンケートと調査結果を示して
内視鏡検査をお勧めする書面を郵送すること
にいたしました。
つきましては患者様が貴院を受診し、ご依頼
(略)のような書面を持参されました場合には
当研究会に同意し登録された患者様ですので、
必要事項を記入の上、研究会事務局まで返信頂
きますようお願い申し上げます。
なお、個人情報保護のため氏名等は記入して
おりません。研究会事務局のみ把握可能してい
る登録番号が予め記入されています。内視鏡検
査日、結果など必要な項目のみご記入頂き、専
用の封筒で事務局までお送り頂きますよう重
ねてお願い申し上げます。
郵送期間:平成18年12月~19年3月を予定
事 務 局:山形県臨床H.
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代表世話人 間部克裕
(山形県立中央病院内)
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山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
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山形県医師会では、会員専用ホームページ
を開設しております。このホームページでは
会員および医療機関の情報、県医師会および
各地区医師会の行事などを公開しております。
会員の先生方の専用ページとなっており、ア
クセスするためにはアカウントが必要となり
ます。
会員専用ホームページのアカウント
◆ユーザ名:
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
◆パスワード:
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
(例):1950年1月2日の方:500102
※準会員の方は、本会までお申し込みくだ
さい。
周知文書の自動配信
周知文書あるいは県医師会からのお知らせ
をメールを利用して行っております。希望さ
れた会員には、県医師会会員用ホームページ
の「医師会ニュース」をメールにて配信いた
します。ご希望の会員は、是非お申し込みく
ださい。
花笠メーリングリスト
会員専用のメーリングリスト「花笠ML」
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上げております。
花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意見
交換を行う場を提供します。また、この趣旨
を通じて地域医療の発展、更には医療全体の
向上に寄与することを願うものです。
未加入の会員は、これを機会に是非ご参加
ください。
申し込み先
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花
笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛
メール(ke
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お申し込みください。
山形県医師会ホームページ:
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花笠MLアドレス:
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◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇
斬領収書の保存 斬保険者のデータ管理にORCAで対抗 斬胃がん検診読影トレーニング
斬EHR 斬でべその治療 斬診療報酬改定関連通知の一部改定 斬がんネット 斬日本の
これから 医療 安心出来ますか? 斬MRワクチンを2種混合と呼ぶのはやめて!
斬日医のTV-CM 斬10.18(水) クローズアップ現代で日本海外傷チームの放映
斬働きやすい病院評価 斬勤務医の過重労働について 斬療養病床の再編・削減:二木立の
ニューズレター 斬臨床研修マッチング 斬周産期医療センター 斬ムンプス難聴にご注意
ください 斬レセプトオンライン請求 斬10.28 朝日新聞
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山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
表 彰
片桐 忠 先生
厚生労働大臣表彰に輝く
片桐 忠先生(
山形市)
は、永年にわたり医療保険制
度の発展に貢献された功績が認められ、去る10月17日、
厚生労働大臣より表彰されました。
まことにおめでとうございます。
鈴木 静雄 先生
厚生労働大臣表彰に輝く
鈴木静雄先生(
山辺町)
は、多年にわたり国民健康保
険運営委員として貢献された功績が認められ、去る10
月26日、厚生労働大臣より表彰されました。
まことにおめでとうございます。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
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勤務医も捨てたもんじゃない
みゆき会病院 副院長 加 藤 修 一
この病院へ赴任して2年半になりますが、一内
のが医療相談員やケアマネージャー、訪問看護師、
科医としてやっと研修医時代に夢見た勤務医環境
老健施設スタッフです。この病院に赴任した時驚
を手に入れ元気に励んでおります。その一端を紹
いたのですが、彼らが極めてスムーズにしかるべ
介します。みゆき会という組織、その理念は「専
き動きをしてくれます。私は彼らを「高齢者のた
門的医療サービス」と「地域ニーズに密着した高
めの包括的医療チーム」と呼んでいます。近年と
齢者のためのトータルシステム」を提供する、と
くに独居や2人暮らしの高齢者が増えていますの
いう地域密着型の中小病院としてはあたりさわり
で、上記のようなケースは珍しくなく、このチー
のない理念ですが、これが実に私の医師像にぴっ
ムの需要は急増していますので、いかに継続して
たりなのです。
「専門的医療」はもっぱら整形外科
いくかが重要なテーマです。また別の例を述べま
の先生方にお願いしています。山形大学医学部整
す。当院は山形大学医学部附属病院や市立病院済
形外科医局と連携して研修医も派遣していただき、
生館、県立中央病院などの後方病院として機能し
脊椎や関節、手など小児からお年寄りまで高度で
ています。急性期治療を終えたけれども、麻痺が
安全な治療を提供しています。もう一つの理念で
残ったり廃用症候群のため継続したリハビリが必
あります、
「高齢者の包括的医療を提供する」こと
要であったり、あるいは介護者が居ないなどの理
が私の夢見た医師スタイルでした。例えば2人暮
由で在宅療養不可能な患者さんを受け入れていま
らしの老年夫婦が居て、おばあさんが誤嚥して肺
す。前者の場合は回復期リハビリテーション病棟
炎になり入院治療が必要になった場合です。肺炎
で県内一を誇るリハビリスタッフにより全人的に
が軽症なら遠くに住んでいる子供さんへの連絡は
訓練され帰宅される患者さんが多くいらっしゃい
電話ですみますが、重症なら大変です。最悪人工
ます。しかし後者の場合、特にその中でも介護力
呼吸器管理をして来院を待ちますが、お仕事の関
不足による寝たきり患者さんのケアが重要な社会
係ですぐには来られないという状況もあります。
的課題です。在宅療養環境が無いため退院できま
どんな状況でも私の仕事は患者さんの治療をやれ
せんから、今後の療養介護場所を決めるため、家
る範囲でこなす事です。しかし重要なのはこのお
庭背景を調査し年金など個人情報を取得しなけれ
ばあさんの入院期間中、おじいさんの身の回りの
ばなりません。私1人では到底適わぬ仕事ですが、
お世話をどうするかです。認知症がひどいと1人
この辺のフォローも前述の包括的医療チームがこ
にしておけないので、それなりの施設を準備しな
なしてくれます。しかし福祉資源の限界もありま
ければなりません。折角おばあさんを治療して治
だ充分機能しているとは言えません。みゆき会と
しても、おじいさんが具合悪くなっては意味があ
して組織的に設備投資(老健施設やグループホー
りません。このときに医療チームとして関与する
ム造設など)を行っていますがまだまだ不足して
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山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
ます。たった1人の高齢者を治療・介護するのに
りますし、私のように生き甲斐を持って勤務でき
計り知れない多くの人的及び社会福祉的資源が必
る場所があるはずです。開業に走るまえに考え直
要です。今後さらに需要が増す高齢者ケアをいか
して欲しい…日本の医療を支えてきたのは勿論か
に総合的に地域一体的に推進するか、20年後まで
かりつけ医だけではなく入院機能を持った病院で
見通さなければならない、私の興味と意欲をそそ
す。医師不足により病院機能が麻痺しては将来の
るテーマです。以前まで勤務した大病院での仕事
日本医療制度が崩壊しかねません。地域によって
であった電子カルテシステムや病院機能評価ある
は医療崩壊が現実化しています。おそらく「立ち
いは研修医指導などとはかなり畑が違います。
去り」型の勤務医は病診連携や医療安全対策、院
勤務が激務で疲労困憊し辞められる先生が多い
内感染対策、救急医療に精通しておられる中堅医
と聞きます。臨床研修病院のような大きな病院で
師でしょう。彼らは病院を充分に知り尽くした貴
は医師としての基本的なモチベーションを保ちな
重な財産です。名誉と医療を守る重責を背負って
がら仕事を継続するのは大変です。私が医者に
勤務し続けられる環境整備が急務と痛感していま
なった20年前の大学病院医局ではもっと自分の
す。
時間があったような気がします。この20年の間に
最後にこの場をお借りして申し添えます。病院
兎に角医療が進歩し専門が細分化され、中でも内
診療を守るためには医師だけでなくチームを形成
視鏡・カテーテル診断検査が治療にまで及ぶよう
する重要な医療スタッフの確保が必要不可欠です。
に至ったものだから、学ぶべき医療技術・手技が
しかしながら、このたびの保健医療制度改革の1
格段に多くなりました。おまけにインフォームド
つであります7:1看護の在り方と、その政策を
コンセントなどの社会的要求やそれに伴う雑用、
無思慮に反映させた大病院の大量看護師募集には
さらには新臨床研修制度による負担などが増えた
賛成できません。大病院と中小病院は地域での役
ので、同規模病院の場合20年前に比較して医師の
割が異なるため、その地域と病院機能に即した内
数は2倍必要だと推察します。過重労働でバーン
容にすべきですし、大病院に看護師を大量に集め
アウトして立ち去っていく医師の姿は本当に深刻
られると中小病院で働く看護師は居なくなります。
に受け止めなければなりません。私が言いたいの
病病連携は患者さんの情報交換だけではないはず
は「立ち去る」前にもう一度自分が何のために医
です。新内閣には是非日本の病院機能を維持でき
師を目指したのか、原点に返って見つめ直す機会
るような医療保険環境を整備改革してほしいと切
を持っていただきたいのです。勤務医の勤務形態
に願います。
は病院規模や機能あるいは専門分野によって変わ
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
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医 師 会 旅 行
天童市東村山郡医師会 斎 藤 博 文
(天童市立天童病院)
天童市東村山郡医師会には毎年の恒例行事のひ
ここからは私見ですが、当医師会の旅行が、好
とつに医師会旅行があります。ゴルフコンペは昔
評を博して長く継続されてきた背景には、以下の
から各医師会でも盛んに行われていますが、旅行
ような理由があるのではないかと拝察しておりま
を恒例行事としているところはないように思われ
す。まず、会員の家族も参加できて、子どもたち
ます。私は、この夏初めて医師会の旅行に参加さ
からの評判が良いことです。毎年家族同伴で参加
せていただき、とても楽しいひとときを過ごすこ
される先生が多いのは、そのためかと思います。
とができました。報告を兼ねながら、天童市東村
今年の気仙沼・大島の旅にも5歳から15歳まで、
山郡医師会の福利厚生活動の一環として行われて
5人の子どもの参加があり、出発早々とても賑や
きた医師会旅行についてご紹介したいと思います。
かな旅となりました。子どもたちは、家庭の躾け
当医師会事務局によると、昭和54年頃から医師
よろしく、大人たちにせっせと冷たいビールを
会のリクリエーション行事として、バレーボール
持ってきてくれたり、おつまみを配ってくれたり
やソフトボール大会が行われていたとのことです。
と、甲斐甲斐しくお手伝いをしてくれました。こ
会員数がまだ42〜43名だった頃の話です。これに
のような子どもたちを見つめる先生方のまなざし
飽き足らなくなった会員の中から、山歩きにでも
には温かいものがあり、何とも言えない微笑まし
行こうではないかという声が上がり、平成2年の
さを感じました。
夏、天童市内にある「ジャガラモガラ」へハイキ
次に、幹事団の当旅行に対する思い入れには
ングに行ったのが医師会旅行の始まりのようです。
並々ならぬものがあることです。旅行の数ヶ月前
その後しばらくは山への旅行が続き、月山、蔵王、
から準備に入り、企画から実施に至るまで周到に
吾妻、面白山、羽黒山、鳥海山などへ日帰りで出
プランが練られ、旅行会社まかせにせず、下見も
かけていたようです。5〜6年前からは、会員の
行われます。今年に至っては、海への旅行という
高齢化などを考慮し、あまり無理をしないで、だ
こともあり、特に食事の内容については事細かに
れでも参加できるようにということで、近県の観
吟味されました。納得がいかず、下見をやり直し、
光地へのバス旅行が多くなりました。一昨年は鳴
昼食の場所を変更したというほどの念の入れよう
子・鬼首、昨年は福島県の大内宿で、
今年は気仙沼・
でした。この情報が漏れ伝わったのか、今年の参
大島でした。
加者は例年になく多くなりました。幹事団のご苦
8
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
労の甲斐があり、アワビの踊り焼き、獲れたての
かと思っています。
ウニ、フカヒレのスープ、海鮮釜飯など“海の幸”
この夏の旅行の帰り、バスの中で出た感想です。
を心ゆくまで堪能することができました。
「家族そろって旅行に行く機会はなかなかないの
最後に、当医師会の居心地の良さがあると思っ
で、医師会の旅行はありがたい」
、「子どもたちが
ています。当医師会では近年若い先生方の開業が
一緒というのが良い」
、「車の運転をしないで連れ
相次ぎ、会員数も増え続けていますが、私は、こ
て行ってもらえるのはありがたい」
、「今度は泊ま
の医師会にはとてもアットホームで和やかな雰囲
りでゆっくりしたい」
、「幹事さんのご苦労に感謝
気を感じています。何か集まりがあると行ってみ
したい」
。近い将来、
泊まりがけの医師会旅行が実
たくなる気安さみたいなものがあります。この和
現しそうです。私もできる限り、これからも家族
気あいあいとした居心地の良さが、気軽に家族同
とともに参加させていただきたいと思っています。
士でも参加したくなる旅行にしているのではない
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
9
値 段 ・ 味 ・ そ れ で 山形市 武 田 和 夫
どこの街に行っても飲食店が集まっている場所
なんだろう。大病院も田舎の診療所も初診料は保
がある、旅先でお昼はお蕎麦、うどん、ラ−メン、
険で同じである、建物をホテル並にすれば数で稼
それとも米の飯で天丼にしようか、チャ−ハンに
ぐか、入院の手厚い看護と個室の部屋代差額きり
しようかと迷うのも楽しいものである。一方札幌
儲けの基はない。保険外のドックで一生懸命病気
のラ−メン横丁、仙台駅の牛タン通りのように、
を見つけ、保険診療に回す。50年前のかかりつけ
同じものを出すお店が横一列にひしめいている所
医のやり方なら、子供の頃から家の中まで熟知し
もある。
た病人の話を聞き、血圧を測りピンとハンマーと
ラ−メン横丁などでは、お客が店の前に行列し
聴診器で見当をつける、検査料は0である。今は
て席の空きを待っているところもあり、殆ど閑古
不定愁訴的な訴えにしっかり採血、色々な検査を
鳥の店もある。行列の最後尾に並ぶか、空いた店
する、ついでにCT,MRIも念のため検査をし
に入ってさっさと食事を済ませるか時計を見て考
て、懸命に病気を探すと患者も疲れるが一安心、
えてしまう。渋谷や新宿の駅と同居のビルなどで
病院の経営にも寄与する。もっとも最近は天寿を
は、店の前の行列で込み具合から、今日はお寿司
否定する老人も現れ、卒寿を過ぎても大手術にチ
ではなくスパゲッテイにしようかなど、方針転換
ャレンジし、自分の身体が良くならないのは医者
をすることもある。
の技術のせいにする人もいる。それにテレビがカ
大きなビルのレストラン街のように、色々なお
リスマドクターを宣伝するから、田舎の医者にも
店が並んでいる所はテナントなので、クラブのよ
カリスマ医を求める。しかし俺はカリスマ医じゃ
うな極端な高級内装の店はないが、夜二次会で回
ない、彼らの所へ行き大金を出しなさいともいえ
った飲み屋のように、昼間はとてもお見せできま
ない。
せんというような所もない。これが駅裏の飲み屋
食べ物ならこの値段なら仕方がないとか、この
街では店の造りもさまざま、若い女の子がいてカ
味なら納得となるが、教育と医療は費用と期待効
ラオケが出来る店、赤ちょうちんに爺さん婆さん
果の基準が違うようだ。予備校は授業料が安いか
で常連客だけらしい店もある。それぞれそれなり
ら、目標は三流大学合格ですでは生徒は集まらな
に商売をしているのだろう、もっとも半年御無沙
い。医療も安い保険医療だから安い薬で治療しま
汰したら看板が変わっていたなどは良く有ること
すとか、時間短縮に始めから大きく開腹しますと
である。
はいかない。安い支払いで綺麗な病院で一流の治
飲食店はお客の好みで、蕎麦やも麺の細いの太
療をと要求される。天丼500円の学食で一流専門
いの、硬いの、二八だ十割だ、汁が甘いのしょっ
店の味を出せと文句をいわれたら、メニュ−から
ぱいのと群雄割拠の状態である。それぞれ経営が
天丼を外してしまえばよい。医者も病院も一人医
成り立っているようだし、牛丼チェ−ンもBSE
長でようやくやっているのに、とやかく言われれ
問題で苦労したが、アメリカ産にこだわる店やニ
ば、医者も看護師も都会の大病院に行く。産科や
ュ−ジランド肉を使う店など、必ずしも価格競争
外科は廃止し夜間の当直不要の診療所になるか、
だけでは無く好みの味もあるようだ。
病院は合併を選択するより生きる道は無いだろう。
飲食店は価格競争が出来るが、医療関係はどう
10
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
一病理医の閑談・雑話
2.路面電車
山形市 笠 島 武
旅をすると訪れた街に路面電車が走っていると
路面電車があるのは生活の上で当然と人々が愛用
何故か郷愁を覚える。それも、街の中心を縦横に
し大切にしている姿を見ると、繰り返された戦乱
ネットワークを作り,やがて郊外に足を伸ばす分
や危機をかいくぐって、その度に復興・保全して、
岐線をみると尚更である。近頃日本では路面電車
その英姿を示していることに敬意を表さざるにい
のある都市は少なくなって、それらの分布も偏り
られない。ヨーロッパの国々の大半は陸続きの国
があり、関東以北では稀で、知る限り札幌と函館
境を有していることで、島国の日本では考えられ
だけである。東北地方では、
過っては仙台、
秋田、
福
ないこともある。路面電車というからには、市内
島にあった記憶がある。自動車の戦後の急速な普
を走る訳であるが、スイスやドイツでは国境を越
及で、
道路では電車が邪魔になったのである。
次々
えてフランスに入り、またそしらぬ顔で自国に戻
と軌道が外された。そして、地下に潜った。しか
る路線がある。今は統合ユーロであるが、それ以
し、昨今復活・延長の兆しを知ると、早く見たい
前からパスポートがここではほぼ必要無かったよ
という気になるし、高速道路や地下鉄よりこちら
うだ。また、電車の多くは運転席が進行方向一箇
を優先してくれないかと思ったりする。地下鉄を
所にだけあり、終点では線路が円弧のループを作
作る10分の1の建設費で出来るようだから。
り、ぐるりと回って来るという大らかさとのんび
思えば、幼少期から学童期の戦前・戦後、築地
りした風情も楽しい。ウィーン・グリンツィング
界隈にいて、都電を見るのが普通で、電車の番号
のホイリゲでワインを楽しんだ後で、ハイリゲン
で始発と終点を諳んじていて、今でも36番は水天
シュタットの森を抜けた先にループの停留所を見
宮から渋谷まで、15番は月島から新宿までなどと
つけて、ほっとする。考え事をした悩み深い顔つ
懐かしく思い出す。ひとは幼いと嗤う。その東京
きのベートーヴェンがゆっくり乗り込んで来ても
では40路線もあったのが今では、都営荒川線と東
不自然でない変らないぐらい、時を経ても変わら
急世田谷線だけで、これらは通常の路面を走る割
ない街でもある。日本では今では味わえない街の
合は低く、路面電車として最低の要件を備えてい
景色だ。最近では、老人や体の不自由な人たちに
るに過ぎない。自動車に遠慮した顔で専用軌道を
理解と配慮が深まり、路面と電車の床の高さの違
行くことが多く、私の勝手な規格から外れる。中
いを出来るだけ少なくした低床車が出来たり、専
国、四国や九州でのそれらは概ね要件を満たして
用座席を設けたりした工夫がみられる。それに呼
いるようだ。日本の路面電車は京都が最初で田辺
応して車両のデザインも為されている。まさしく、
朔郎という工部大学校の卒業生が作ったもので、
路面電車は都市の動く美観ともなってきている。
琵琶湖から水を引いて水力発電を用いて始めたも
日本では足並みを揃えるように街の路面から軌
のである。
道が外されていったが、交通事情・渋滞が著しく改
ヨーロッパの路面電車は各国で健在であるので、
善に向かったかというと疑問が残る。今では交通事
訪れるのが楽しみの一つである。これらの国では、
情より自動車から排出される排気ガスが工場の出
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
11
す有害ガスと共に大きな社会環境問題となって久
らの古典的形式や作法の喪失はすべてのことでい
しい。今度は自動車が肩身を狭くする番になってき
えるのかもしれない。創造とその保全に構える歴史
ている。欧州と日本の路面電車の存亡の違いがこの
的思想の違いによるとすれば、医学の世界でも心し
ことによるとは言えない様にも思われる。
なければいけないかと、わが身を正し自省する。
人間の英知が齎しした文明の尊さをどれだけ大
切にするかという考え方の違いによるかもしれな
い。先に記したように動く美観としての価値評価
参考図書(主なもの)
;
でも、これを大切に残して居るのかもしれない。
秋山芳弘ほか;世界ゆっくりトラム=旅日記、
文化に対するひとつの自然な態度かもしれない。
東京図書、2002,
今も、ウィーン、アムステルダム、チューリッヒ
宇 都 宮 浄 人;路面電車ルネッサンス、新潮社、
やミラノ等をまた訪れて電車と調和した街並みを
2003.
確かめたいなどと思って過ごしている。
池 内 ノーベル賞作家クロード・シモンの“路面電車”
クロード・シモン;路面電車(平岡篤頼訳)
、白水社、
を読み直し、消えてしまったペルピニアンの路面
2003.
紀;街角ものがたり、白水社、2004.
電車に纏わるやや難解な回想録を懐かしんだ。
過去から現在に至る心の豊かさへの決別は無為
な置換散逸への思考力の欠如と文化の重みの軽視
写真;ウィーン北駅付近の路面電車(左;プラター
の現われなのかもしれない。これは路面電車に
遊園地大観覧車から撮影)とリングの路面電車
限ったことではないに思える。こういった先人か
(右)
。
12
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
山形県理学療法士会の法人化設立記念祝賀会に出席して
上山市 渡 辺 好 博
去る9月23日に、上記祝賀会が山形市のホテル
災病院を山形県に誘致しようかという誘いがあっ
で盛大に挙行された。理学療法士会の念願がか
た。リハビリテーション医療の遅れを知るものな
なって、法人として認可され、晴れて正式に認め
ら当然賛成したであろうが、残念ながら当時の多
られた医療団体としての一歩を歩みだしたことに
くの医療関係者にはまだそれが理解されておらず、
心からお祝いしたい。これまでの会の歩みを知る
誘致に反対される方もいて、実現されなかった。
者たちにとって、会の発展は誠に感慨深いものが
誘致運動を積極的に推進したのは、整形外科医と
ある。
理学療法士会だけで、誘致に向けての周囲に対す
私が山形県に着任した当時の理学療法士会の状
るアプローチが拙劣であったことを今でも慚愧に
態を振り返り、その後30年の推移をはたからみて、
思っている。
またリハビリテーション医療を協力して推進して
それ以降、幸いにも山形県において理学療法は
きた者として、誠に喜ばしく感じている。
労災病院以外の病院で着実に充実して、今ではな
30年前に山形大学に医学部が設置されること
んら周囲の県に遜色するものはなくなったと思っ
になって、遅ればせながら、周囲の県の医療レベ
ている。山形県内で活躍する理学療法士の会員数
ルに並ばんと、県をはじめ関係者はさぞ大変だっ
は350名に達したという。本県で処理できないリ
たことであろう。その当時私が山形に着任して、
ハビリテーション医療は何もないと思っている。
県の医療について痛切に感じたことの一つは、リ
祝賀会に先立って行われた記念講演で日本理学
ハビリテーションに対する周囲の無理解であった。
療法士協会長の中屋久長氏は、今後の問題点を列
その頃ある事件が起こった。山形大学医学部学生
挙して、その対応をどうすべきか検討していると
が、医学部グランドでラグビー試合中頚部外傷を
のことであったが、既に全国で5万人近くに会員
受けて四肢麻痺を生じた。直ちに山形大学病院で
が増えて、毎年約一万人の割合で増え続けるであ
手術を施行し、幸い一命はとりとめたが、四肢麻
ろうとのことで、厳しい環境の到来が予測される。
痺に対する満足なリハビリテーションを行う病院
今年の日本リハビリテーション学会においても、
がなく、宮城県にある東北労災病院に移ることに
保険点数の改定で、リハビリ医療を行うに当たっ
なった。当時労災病院は全国的に見ても、もっと
ての問題点が多々発生しており、これをどう打開
もリハビリテーション医療が十分行える設備と人
したらよいかと討議された。今後は医師会と看護
材を備えていた。その労災病院が山形県にはな
師会と理学療法士会の三者の協力なしでは、解決
かったのである。東日本で労災病院がない県は山
はできないというのが、医学会幹部の結論であっ
形県だけであった。その少し前に、山形県出身の
た。日本医師会の対応を注目して行きたいと思っ
代議士の近藤鉄雄氏が労働大臣に就任した折、労
ている。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
13
長井市初演のオペラに感動す
白鷹町 新 野 晃 敏
平成18年10月8日掌午後6時、長井市で初演さ
井市への表敬とオペラ紹介のため特使(写真1)
れたオペラ「ゼッキンゲンのトランペット吹き」
として来訪、そのうちの2名は3日間の滞在期間
の幕が下りた。その瞬間、会場の長井市民文化会
中、私どもがお世話することになっていた。
館を埋め尽くした約800人の観衆から万雷の拍手
今回我が家に泊まってもらった2名は副市長の
が沸き起こった。ある者は立ち上がり、またある
ウォルフガング・リュッカー氏と外科医のユルゲ
者は涙を流しながら手が痛くなるほど拍手を送り
ン・シュタッドラー氏で、年齢は二人とも66歳と
続けた。私自身も感動のあまり目頭が熱くなるの
私の年齢に近い所為もあって、あまり気を使うこ
を覚えながらいつまでも拍手を送り続けた。
となく親しく交流できたが、ドイツ人との体力の
私どもの医師会事務局がある長井市は今から
違いを痛感させられた3日間でもあった。初日の
23年前に、スイスとの国境に位置するライン河沿
10月7日松は長井市主催の歓迎会の後、彼らの強
いのまち、独バード・ゼッキンゲン市(以下ゼ市)
い要望によりカラオケスナックへ。2年前にゼ市
と姉妹都市の盟約を結び、それ以来様々な交流を
の市長が来訪された時に大変気に入り、
「是非ドイ
続けてきたが、今回長井市で初めて上演されたオ
ツにもカラオケスナックをつくりたい(!)
」
、と
ペラ「ゼッキンゲンのトランペット吹き」には実
言っていたのだが残念ながらまだ出来ていないと
在のモデルがいて、公演監督を務められた東京芸
かで、日本に来てやっと歌えるとばかりに夫々が
大の滝井敬子先生のお話によれば、何でも30年戦
マイクを握り締めて何曲も熱唱、明日もあるのだ
争が終わった17世紀半ばに、実際にあったゼッキ
からと夜11時頃にようやく納得させて自宅に連
ンゲン(現在はゼ市)領主の娘マリアとトランペッ
れ帰った(写真2)のだが、極上の日本酒を飲ま
ト吹きヴェルナーとの身分違いの恋物語をテーマ
せたのが運の尽き(?)
、結局、午前1時過ぎまで
にしているとのことであった。
付き合わされる羽目になった。
この度のオペラが大成功裡に終了出来たのは、
翌日10月8日掌は、午後3時からのオペラ鑑賞
実力のあるプロの二期会会員が主要キャストを努
までは自由行動になっていたので、ホストファミ
めてくれたことに加えて、地元から多数の市民が
リーの特権で町内の地区対抗駅伝大会のスタート
合唱団やスタッフとしてオペラに参加してくれた
を見学、ついで私が理事長をしている知的障害者
からだと思われる。合唱団の中には私の友人や知
更生施設で開催された秋祭りの開会行事にも同席
人、さらには当郡医師会会員の奥様なども参加し
してもらう。リュッカー氏はゼ市の副市長だが、
ておられたので、普段はあまりオペラなど観る機
かつては高校の校長兼体育教師だったし、また
会のない私も、流石に今回だけは無関心ではいら
シュタッドラー氏はドクターなので日本の福祉施
れなかった。そして今回のオペラ公演は、その舞
設にも関心があるはずだ、と考え上記の様な計画
台となったゼ市民の関心も大いに集めるところと
を立てたのだが、後に両氏から感謝の言葉が述べ
なったのである。オペラ公演前日の10月7日松に
られた時には流石にほっとした。
は、副市長と市議会議員等合計4名の訪問団が長
オペラ鑑賞後は自宅近くにある割烹で正真正銘
14
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
の日本料理をご馳走する。当日は生憎の雨模様で
天候には恵まれなかったが、丁度その日は地元の
呼 び 方 はSi
e(ズ ィ ー・あ な た)で は な くDu
(ドゥー・きみとかおまえの意)になるのだ。従っ
夜祭りの日で、獅子舞や神輿も彼らに見せること
て二人から言われたduz
enしようと言うことは、
が出来たのは幸いだった。前日は夜遅くに就寝し
その日から「さんづけ」をやめて、お互いにファー
その日も終日精力的に動き回ったので、早めに自
スト・ネームで呼び合おうと言う意味なのである。
宅に戻り休憩しようと思っていたら、最後の夜な
私には現在なおドイツにduz
enしている友人が他
のでまた長井に戻り皆と交流したいと言われる。
にも数人いるが、今回新たにウォルフガングとユ
そこで再び長井市に戻り、某レストランで11時過
ルゲンがその仲間に加わることになった。
ぎまで痛飲したが、私も要介護認定こそ受けてい
10月9日捷は昼前早目に帰京することになっ
ないものの、今春から介護保険証を頂戴したれっ
ていたので、我が家で食べる最後の朝食は所謂ご
きとした高齢者(!)、帰宅した時はまさにへとへ
馳走ではなく、敢えてささやかな和食を提供する
との状態であったが、そこは国際性豊かでサービ
ことにした。結局、ごはんに豆腐の味噌汁、おか
ス精神旺盛な(?)私のこと、酒があまり飲めな
ずは野菜の煮物やおひたし、焼き魚などと言った
い体質(?)と言うこともあって、殆どべそをか
庶民的なものが中心になったが、日本人が日常的
きながら(?)恐る恐る再度極上の日本酒を勧め
に野菜類を多く摂ることに感心しているようで
たところ、何と親の心子知らず(?)、二人ともに
あった。ただ納豆は不思議な食物だったらしく、
んまりしながら「戴きます(!)
」
。結局、二日目
「何故こんなに糸を引くのか」と質問されたが、家
も午前1時過ぎまで、酒を飲みながら付き合うこ
内がとっさに「チーズと同じです」と答えたら、
とになるのだが、そのお陰で二人とはすっかり意
直ぐ菌の発酵作用によるものと理解してくれたよ
気投合してしまった。
うであった。その他、海苔や辛子明太子なども試
しばらく杯を酌み交わすうちに、両氏は今日か
食してもらったが、嗜好は別にして、帰国してか
らお互いにduz
en(ドゥッツェン)しようと言わ
らのみやげ話にはなったかもしれない。以上中身
れる。ドイツでは普通の付き合いの場合は、He
r
r
の濃い3日間ではあったが、二人とも喜んで帰国
をつけて、ヘア Ni
i
noの様に、苗字の前にHer
r
の途に着いてくれたので、日独交流の面では、さ
ニイノ(にいのさん)と呼ぶが、家族、親子、兄
さやかなお手伝いをさせて戴いたのかなと思って
はつけず
弟、友人等親しい間柄の場合には、He
r
r
いる次第である。
に名前のみを呼ぶ。そしてその場合は、2人称の
写真1 オペラ出演者と訪問団のメンバー達
写真1 ゆかたでくつろぐドイツの友人達
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
15
新庄・最上地域における
救急医療体制と厳しい医療環境
山形県医師会理事 山 科 昭 雄
現在、新庄・最上地区では、夜間休日診療所の定点化にむけて準備を進めているところです。
救急医療は、S38年に消防法の改正で、消防署が患者の搬送を業務の中に取り入れました。S39
年には、救急医療機関に関する省令が制定されたことに伴い、S42年に山形県立中央病院と篠
田病院が県内初の救急指定医療機関病院として告示されました。新庄・最上では、S40年代か
ら休日診療が行われていましたが、50年代になって、救急医療を含めた広域医療体制について、
度々行政、住民、病院、開業医との間で討議されるようになってきました。そして、S57年6
月に県立新庄病院が救急指定医療機関病院として告示されました。一方、医師会は、S59年3
月から輪番制在宅当番医制による平日夜間診療実施に踏みきり、病診が一体となり救急体制を
24時間敷くという、県内でも画期的な方策を実施し、今日に至っております。
しかし、現状では、住民のニーズの多様化もあり、年々病院志向が強くなってきました。当
地区の住民アンケート調査でも、当番医を確認し場所を調べるのが面倒だ、場所がわからない、
毎日担当医院、専門診療所が変わる等の理由から漸次在宅当番医利用が減少してきました。最
近の平日夜間および休日の利用比率は、在宅当番医が7〜8%に対して、県立新庄病院が約65%
と大きな比率を占め、勤務医の負担増につながっております。
H16年に新庄市で実施しました市民認識度調査では、「保健・医療の充実」が重要視され、特
に「夜間の内科・小児科体制」の充実を求める声が多く、さらに夜間休日救急診療所の定点化
設置を望む声が多く寄せられました。以上の状況を踏まえ、最上地域医療対策協議会で検討さ
れ、H15年12月救急医療部会ワーキングチーム委員会が発足し、夜間休日の救急医療体制につ
いて討議されてきました。また、医師会会員へのアンケート調査でも、夜間休日診療所定点化
「夜
への賛同がえられ、こうした経緯の中で新庄市では「H18年度主要事業」に予算を計上し、
間休日診療所設置事業」を取り上げました。新庄市ではH19年4月の開設を予定し、現在新庄市・
最上保健所・公約病院・医師会の四者で構成する検討会議において、診療所の具体的内容につ
いて検討を進めています。医師会として、地域住民のニーズに少しでも応えられるように協力
16
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
していきたいと考えています。
先日、連合山形が主催した最上地域の医療を考えるシンポジウムが新庄市で開かれ、パネラー
として参加し、最上地域の医療の現状と課題について意見を交わしました。
県がこのほどまとめた医療提供体制の基本方向によりますと、県立新庄病院は財政的な問題
等から三次医療は難しく、二次医療機関として、高次医療を必要とする場合は、日本海病院、
県立中央病院や山大病院への搬送を勧めていますが、それなら、医療機能を集約する代わりに、
高速道路網をもっと速やかに整備する必要があると考えます。医療は、国民すべて平等でなけ
ればならないし、決して地域格差があってはならないと思います。
また、県立5病院の経営改革のため、県が委託した外部監査法人からの報告では、県立新庄
病院の機能は、地域に密着した病院としての医療機能であり、県の行政的医療というよりは、
むしろ地域市町村が中心として担うべき医療機能で、経営形態は一般地方独立行政法人化が望
ましいと指摘しています。しかし、新庄・最上地域は財政難で、独立行政法人化になった場合、
経営上、医療は縮小され、そのため医師はますます集まらなくなり、医師不足が危惧されます。
厚生労働省の統計によりますと、最上地域の医師数(2004年)は人口10万人当り131.
2人で、
全国平均211.
7人、県平均198.
8人を大きく下回ります。現在県立新庄病院が泌尿器科医の転出
のため、人工透析の受け入れを縮小するなど、医師不足による診療科の空白も起きています。
以上、新庄・最上地域の厳しい医療環境について述べさせていただきました。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
17
県医師会だより
第
6
回
常
任
理
事
会
日 時、平成18年10月11日(水) 午後3時30分~
会 場、山形県医師会館、酒田地区医師会館
鶴岡地区医師会館(テレビ会議)
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫
板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
4.東北ブロック選出日医代議員打合せ会について
10月6日(金) 東京・ホテルグランドパレス
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長、
佐藤常任理事出席
須藤副会長より、翌日の日本医師会臨時代議員
会の議事運営委員会報告があり、打合わせを行っ
た旨報告。
〔Ⅰ〕報告事項
1.山形県産業保健セミナーについて
9月28日(木) ビッグウイング
有海会長、須藤副会長出席
5.第115回日本医師会臨時代議員会について
10月7日(土) 日本医師会館
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長、
佐藤常任理事出席
須藤副会長より、最近の労働衛生の動向とメタ
ボリック症候群の2題の講演があり、産業医117
名、事業所から171名、合計288名の出席者があっ
た旨報告。
須藤副会長より、平成17年度の決算関係につい
て審議され、全て原案どおり可決決定した。唐澤
会長の挨拶はじめブロック代表質問6件、個人質
問17件であった旨報告。
2.東北各県医師会長会議について
9月30日(土) 仙台ホテル
有海会長出席
6.会議・行事等について
敢 第2回日医健康スポーツ医学委員会
9月28日(木) 日本医師会館
中條常任理事出席報告。
有海会長より、主に日本医師会臨時代議員会に
ついて話し合われ、秋田県医師会と岩手県医師会
から個人質問が出されることになった旨報告。
3.厚生労働省・山形社会保険事務局・山形県に
よる社会保険医療担当者の共同指導について
10月5日(木) 病院
立会 三原常任理事、中里監事
10月6日(金) 病院
立会 板坂常任理事、藤山理事
立会い役員よりそれぞれ報告。
柑 第2回日医IT化推進検討委員会
9月28日(木) 日本医師会館
三原常任理事出席報告。
桓 山形県介護学習センター運営委員会及び介
護機器普及事業運営協議会
9月28日(木) 同学習センター
佐藤常任理事出席報告。
18
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
棺 第51回山形県国保地域医療学会
9月29日(金) オーヌマホテル
有海会長出席報告。
款 平成18年度文部科学大臣感謝状伝達式並
びに第31回山形大学医学部慰霊祭
9月29日(金) 山大医学部
松下副会長出席報告。
歓 県健康福祉部との打合せ
9月29日(金) 県庁
松下副会長、佐藤・鈴木常任理事出席
松下副会長より報告。
汗 山形産業保健推進センター運営協議会
10月4日(水) 山形グランドホテル
有海会長、須藤副会長出席
須藤副会長より報告。
漢 かかりつけ医認知症対応力向上研修打合せ
10月4日(水) 県医師会館
佐藤常任理事出席報告。
澗 労災診療費算定実務研修会
10月10日(火) 山形テルサ
有海会長出席報告。
7.その他
敢 保険医療機関及び保険医の指導日時に関す
るアンケート調査結果について
板坂常任理事より、社保指導の希望日時につ
いて、各郡市地区医師会の協力を得てアンケー
ト調査を実施した結果、集団的個別指導は平日
の午後と夜間が同数、個別指導は平日の午後が
多かった旨報告があり、従来どおりの時間帯に
行うこととし、この結果を各郡市地区医師会に
通知することと決定。
〔Ⅱ〕通知事項
1.山形県市町村うつ病予防対策事業の実施につ
いて
須藤副会長より、県障害福祉課長から、県市町
村うつ病予防対策事業を県内4ヶ所で実施すると
の通知がある旨説明。
2.知的障害児施設等の措置児童に対する医療の
給付に係る公費負担の取扱いについて
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、知的障
害児施設等の措置児童に対する医療の給付に係る
公費負担の取扱いについて通知がある旨説明があ
り、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
3.KUC-7483の過活動膀胱患者を対象とした第I
I
相用量反応試験被験者募集広告実施に関するご
連絡
板坂常任理事より、キッセイ薬品工業叙から、
KUC-7483の過活動膀胱患者を対象として、本県
内において広告による被験者募集を実施するとの
通知がある旨説明。
4.インフルエンザワクチン需要予測のための調
査について
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、平成19年度の需要検討に向けて、
インフルエンザワクチンの平成18年度使用状況
の調査に係る協力依頼がある旨説明があり、協力
了承。
5.山形県障害児就学指導委員会の委員の委嘱に
ついて
佐藤常任理事より、県教育委員会教育長から、
県障害児就学指導委員会委員を委嘱したので、そ
の承認依頼がある旨説明があり、承知することと
した。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
6.出産育児一時金の受取代理について
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、出産育
児一時金の受取代理について通知がある旨説明が
あり、各郡市地区医師会長並びに婦人科部会へ通
知することと決定。
(本会会員用ホームページ「医
師会ニュース」に掲載)
7.山形県版「包括的指示下での除細動に係るプ
ロトコール」の改正について
中條常任理事より、県救急業務高度化推進協議
会会長から、県版「包括的指示下での除細動に係
るプロトコール」の改正について通知がある旨説
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
19
須藤副会長より、県健康福祉部長から、平成18
年度麻薬・覚せい剤乱用防止運動山形大会への出
席案内がある旨説明があり、有海会長出席と決定。
5.病院の施設整備動向調査のお願いについて
須藤副会長より、日本医師会長から、福祉医療
機構が行う病院の施設整備動向調査への協力依頼
がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通
知することと決定。
6.後援依頼について
11月30日(木) ホテルメトロポリタン山形
有海会長より、山形最先端医学研究会代表世話
人から、講演会への後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
〔Ⅲ〕協議事項
1.本会と山形大学医学部との懇談会開催について
12月15日(金) パレスグランデール
7.名義後援のお願いについて
11月14日(火) ホテルキャッスル
伊藤事務局長より、本会と山形大学医学部との
懇談会開催について説明があり、上記日程で開催
し、正副会長、常任理事出席と決定。
有海会長より、日本衛生検査所協会東北支部長
から、東北臨床検査月間大会への名義後援並びに
祝辞依頼がある旨説明があり、名義後援を了承、
当日は欠席し祝電を打電することと決定。
2.平成18年度医療政策シンポジウム開催案内お
よび参加者派遣依頼について
12月1日(金) 日本医師会館
8.第9回日本医師会主催「指導医のための教育
ワークショップ」の開催についてのご案内
12月2日(土)~3日(日) 晴海グランドホテル
須藤副会長より、日本医師会長から、平成18年
度医療政策シンポジウムの開催案内および参加者
派遣依頼がある旨説明があり、有海会長、医療政
策担当理事出席と決定。
有海会長より、日本医師会常任理事から、第9
回日本医師会主催「指導医のための教育ワーク
ショップ」の開催案内がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。
3.平成18年度公益法人概況調査について
9.山形県臨床内科医会学術講演会並びに診療報酬
審査に関する懇談会への後援のお願いについて
11月30日(木) ホテルリッチ&ガーデン酒田
須藤副会長より、県健康福祉部長から、平成18
年度公益法人概況の調査依頼がある旨説明があり、
事務的に回答することと決定。
4.平成18年度麻薬・覚せい剤乱用防止運動山形
大会への出席について
10月27日(金) 山形テルサ
有海会長より、県臨床内科医会会長から、学術
講演会並びに診療報酬審査に関する懇談会への後
援依頼がある旨説明があり、後援了承。
20
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
10.第50回日本手の外科学会学術集会助成方お願
いについて
平成19年4月19日(木)・20日(金)
15.市民公開講座『C型肝炎~最新治療を学ぶ』
ご後援(名義)依頼について
11月25日(土) 山形国際交流プラザ
松下副会長より、第50回日本手の外科学会学術
集会会長から、学術集会への助成依頼がある旨説
明があり、助成することと決定。
中條常任理事より、山形新聞社代表取締役社長
から、市民公開講座『C型肝炎~最新治療を学ぶ』
への後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
11.交通事故傷害保険・傷害総合保険ご継続のご
16.厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研
案内について
松下副会長より、県医師会協同組合から、交通
事故傷害保険・傷害総合保険ご継続案内がある旨
説明があり、交通事故障害保険に役員5口、職員
3口継続加入することと決定。
12.平成18年度家族計画・母体保護法指導者講習
会の開催について
12月2日(土) 日本医師会館
究事業「こころの健康についての疫学調査に関す
る研究」調査結果活用状況等の調査について
三原常任理事より、東京大学大学院医学系研究
科精神保健・看護学分野教授から、
「こころの健康
についての疫学調査に関する研究」調査結果活用
状況等の調査についての承認依頼がある旨説明が
あり、了承することと決定。
17.本会地域医療連携体制検討委員会の設置につ
いて
佐藤常任理事より、日本医師会長から、平成18
年度家族計画・母体保護法指導者講習会の開催案
内がある旨説明があり、出席者については婦人科
部会に一任と決定。
有海会長より、勤務医との懇談会にて出された
意見等について検討していただくため、標記委員
会の設置について説明があり、設置することとし
委員を次のとおり委嘱することと決定。
13.平成18年度山形県性に関する健康教育研究会
総会及び研修会の開催について
11月2日(木) ホテルキャッスル
佐藤常任理事より、県性に関する健康教育研究
会会長から、平成18年度総会及び研修会の開催案
内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて
通知することと決定。
14.山形県糖尿病対策会議の設置について
鈴木常任理事より、日本糖尿病学会、日本糖尿
病協会、県医師会の三者で山形県糖尿病対策会議
を設置したい旨説明があり、設置することとし、
次のとおり委嘱することと決定。
富永眞琴、間中英夫、山口 宏、佐野隆一、
松橋昭夫、木村 守、菊地正邦、有海躬行、
鈴木明朗、神村 匡、長島早苗
須藤俊亮、松下鈆三郎、栗谷義樹、佐藤泰司、
武田憲夫、中條明夫、平川秀紀、窓橋 介、
本間清和、三科 武、清水 博
追 加 要 項
〔Ⅰ〕通知事項
1.厚生労働省が実施する「医療安全推進週間」
について
11月19日(日) ~25日(土)
須藤副会長より、日本医師会長から、厚生労働
省が実施する「医療安全推進週間」について通知
がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通
知することと決定。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
21
2.病院等の開設等に関する取扱要綱の一部改正
について
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
須藤副会長より、県健康福祉部長から、病院等
の開設等に関する取扱要綱の一部改正について通
知があるが、平成19年1月1日以降に設置される
診療所の一般病床についても基準病床制度の対象
とされ、その設置等に当たっては都道府県知事の
認可を受けなければならないとの通知である旨説
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
7.生体臓器移植における臓器の売買等について
3.健康保険及び船員保険における一部負担金等
の徴収猶予及び減免の取扱いについて
板坂常任理事より、日本医師会長から、健康保
険及び船員保険における一部負担金等の徴収猶予
及び減免の取扱いについて通知がある旨説明。
(詳
細については、本誌前月号に掲載済)
(本会会員用
ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
4.平成18年度「児童虐待防止推進月間」の実施
について
11月1日(水) ~30日(木)
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、平成
18年度「児童虐待防止推進月間」の実施について
通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あ
て通知することと決定。
須藤副会長より、県健康福祉部長から、生体臓
器移植における臓器の売買等について通知がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
ことと決定。
〔Ⅱ〕協議事項
1.生涯教育セミナーの開催について
12月7日(木) 山形大学医学部
武田常任理事より、山形大学医学部長から、生
涯教育セミナーの開催に係る周知依頼がある旨説
明。
(詳細については、本誌別掲)
2.後援ご依頼について
11月25日(土) 山形イン
武田常任理事より、県消化器治療内視鏡研究会
から、第27回研究会への後援依頼がある旨説明が
あり、後援了承。
3.福島マンモグラフィ講習会開催のご案内につ
いて
12月2日(土)、3日(日)
福島県立医科大学附属病院
5.日本医師会テレビCMの放送開始について
三原常任理事より、日本医師会広報担当常任理
事から、日本医師会の認知度を上げること、
イメー
ジを大きく転換するため、10月7日からテレビC
Mが放送されるとの通知がある旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
鈴木常任理事より、福島マンモグラフィ講習会
読影部門事務局から、同講習会の開催案内がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
ことと決定。
(本会会員用ホームページ「医師会
ニュース」に掲載)
6.臓器等のあっせんに伴うヒト胎盤エキス(プ
ラセンタ)注射剤に係る問診の強化について
4.
「きれいな空気でおもてなし~受動喫煙防止対
策推進キャンペーン~」に係るステッカーの送
付及びキャンペーンの普及依頼について
須藤副会長より、県健康福祉部長から、臓器等
のあっせんに伴うヒト胎盤エキス(プラセンタ)
注射剤に係る問診の強化について通知がある旨説
中條常任理事より、県健康福祉部長から、
「きれ
いな空気でおもてなし~受動喫煙防止対策推進
キャンペーン~」に係るステッカーの送付及び
22
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
キャンペーンの普及依頼がある旨説明があり、各
郡市地区医師会あて通知することと決定。
7.第9回山形県歯科保健大会の開催について
11月5日(日) 県歯科医師会館 5.平成18年度山形県医師職業紹介事業(山形県
ドクターバンク事業)委託契約の締結について
須藤副会長より、県歯科医師会長から、第9回
山形県歯科保健大会への出席案内がある旨説明が
あり、欠席し祝電を打電することと決定。
栗谷副会長より、県健康福祉部長から、平成18
年度山形県医師職業紹介事業(山形県ドクターバ
ンク事業)委託契約の締結依頼がある旨説明があ
り、締結了承。
6.医師連盟関係について
敢 武見敬三参議院議員の厚生労働副大臣就任
並びに西島英利参議院議員の自民党国会対策
副委員長就任祝賀会の開催について
10月24日(火) 日本医師会館
須藤副会長より、日本医師連盟委員長から、
武見敬三参議院議員の厚生労働副大臣就任並び
に西島英利参議院議員の自民党国会対策副委員
長就任祝賀会への出席案内がある旨説明があり、
日医連執行委員出席と決定。
8.山形地方社会保険医療協議会委員の委嘱につ
いて
板坂常任理事より、山形社会保険事務局長から、
山形地方社会保険医療協議会委員の推薦依頼があ
る旨説明があり、有海会長、武田・板坂常任理事
を再推薦することと決定。
9.衆議院議員遠藤利明氏文部科学副大臣就任祝
賀広告協賛のお願いについて
三原常任理事より、山形新聞社から、衆議院議
員遠藤利明氏文部科学副大臣就任祝賀広告の協賛
依頼がある旨説明があり、協賛することと決定。
10.その他
柑 民主党山形県連「躍進の集い2006」について
12月1日(金) 山形国際ホテル
須藤副会長より、民主党から、民主党山形県連
「躍進の集い2006」への出席案内がある旨説明が
あり、パーティ券を購入することと決定。
桓 遠藤利明政経セミナー開催について
11月20日(月) 山形グランドホテル
須藤副会長より、遠藤利明政経セミナー事務
局から、セミナーへの出席案内がある旨説明が
あり、有海委員長出席と決定。
敢 外田陽先生厚生労働大臣表彰受賞祝賀会に
ついて
11月5日(日) 長井市・タスパークホテル
伊藤事務局長より、外田陽先生厚生労働大臣
表彰受賞祝賀会への出席案内がある旨説明があ
り、有海会長出席と決定。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
第
8
回
全
理
事
23
会
日 時、平成18年10月25日(水) 午後3時30分~
会 場、山形県医師会館
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良
鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄
齋藤 忠明、原田 順二
監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史
議 長 本間 清和
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
1.会員訃報について
会員氏名 姉崎 克夫 先生(83歳)
【新庄市最上郡医師会】
死亡年月日 10月14日(土)
告 別 式 10月17日(火) 午後1時
場 所 「セレモニーホールひかり」
(鮭川村)
喪 主 姉崎 進 様(長男)
須藤副会長参列
須藤副会長より、姉崎克夫先生の告別式に参列
し、弔慰と香典を差し上げてきた旨報告。
3.診療に関する相談申込状況(9月分)について
板坂常任理事より、9月分の診療に関する相談
は、県医師会での受付6件の診療・病気に対する
苦情・相談であった旨報告。
4.本会産業医研修会について
10月12日(木) 新庄市最上郡医師会館
須藤副会長、山科理事出席
須藤副会長より、
「改正労働安全衛生法の概要」
、
「長時間労働者への面接指導とその手順」
について
の講演が行なわれた旨報告。
5.日医生涯教育講座について
10月16日(月) 鶴岡地区医師会館
三原・武田常任理事出席
武田常任理事より、
「生体肝移植」
、
「肝再生にお
ける増殖因子と幹細胞の役割」についての講演が
行なわれ、27名の参加者があった旨報告。
6.本会診療情報提供推進委員会について
10月20日(金) ホテルメトロポリタン山形
有海会長ほか役員出席
板坂常任理事報告。
(詳細については、
本誌別掲)
2.第6回常任理事会について
10月11日(水) 県医師会館ほか(テレビ会議)
須藤副会長より、第6回常任理事会報告は既に
メールで報告しているとおり、報告事項7件、通
知事項14件、協議事項27件であった旨説明があり、
それぞれ了承された。
7.東北医師会連合会事務職員研修会について
10月20日(金) 岩手県医師会館
川口主事、栗原・長岡主事補出席
伊藤事務局長より、職員3名が出席し、資料作
成方法他6件の議題について研修してきた旨報告。
24
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
8.会議・行事等について
敢 公益法人制度改革に関する説明会
10月12日(木) 県庁
松本次長出席報告。
役社長から、
「FK199B:睡眠薬」に関し、10月
中旬から下旬にかけて新聞及びインターネット等
を用いて、治験に係る被験者募集の情報提供を実
施するとの通知がある旨説明。
9.医師連盟関係について
敢 武見敬三参議院議員の厚生労働副大臣就任
並びに西島英利参議院議員の自民党国会対策
副委員長就任祝賀会
10月24日(火) 日本医師会館
有海委員長、松下会計責任者出席
4.院内滅菌消毒業務に係る医療関連サービス
マーク制度発足及び募集について
松下会計責任者より報告。
伊藤事務局長より、日本医師会長から、院内滅
菌消毒業務に係る医療関連サービスマーク制度が
発足されるとの通知がある旨説明。
5.山形県医師職業紹介事業(山形県ドクターバ
ンク事業)の運用開始について
〔Ⅱ〕通知事項
1.計量法上の水銀柱メートル及び水柱メートル
の取扱いについて
須藤副会長より、日本医師会長から、計量法上
の水銀柱メートル及び水柱メートルの取扱いにつ
いて通知があるが、生体内の圧力の計量単位につ
いては、法定計量単位として使用できる猶予期間
がさらに平成25年9月30日まで延長されるとの
通知がある旨説明。
(本会会員用ホームページ「医
師会ニュース」に掲載)
2.公害健康被害の補償等に関する法律施行規則
の一部改正等について
板坂常任理事より、日本医師会長から、公害健
康被害の補償等に関する法律施行規則の一部改正
等について通知があるが、公健法において療養病
床に入院する者の入院中の食事の提供に関しては、
健康保険法等に規定する生活療養の対象者であっ
ても健保の食事療養の例により算定するので、文
言の変更のみで内容の変更はなく従前どおりであ
るとの通知である旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
3.
「治験に係る被験者募集の情報提供」に関する
ご連絡について
板坂常任理事より、アステラス製薬叙代表取締
栗谷副会長より、県健康福祉部長から、県医師
職業紹介事業(山形県ドクターバンク事業)が11
月1日から運用開始されるとの通知がある旨説明。
〔Ⅲ〕協議事項
1.美しい山形・最上川フォーラム地域組織の設
立準備会の開催について
10月24日(火) 村山総合支庁
10月26日(木) ゆめりあ
須藤副会長より、美しい山形・最上川フォーラ
ム会長から、地域組織の設立準備会への出席案内
がある旨説明があり、欠席と決定。
2.今後の道路政策のあり方に関する意見について
須藤副会長より、山形河川国道事務所長から、今
後の道路政策のあり方に関する意見の聴取依頼が
ある旨説明があり、事務的に回答することと決定。
3.山形県社会福祉審議会臨時委員の推薦について
須藤副会長より、県健康福祉部長から、県社会
福祉審議会臨時委員の推薦依頼がある旨説明があ
り、人選については佐藤常任理事に一任と決定。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
25
4.山形県農作物有害動植物防除協議会の開催に
ついて
11月13日(月) あこや会館
員長から、平成18年度山形県学校保健研究大会へ
の出席案内がある旨説明があり、有海会長出席と
決定。
須藤副会長より、県農林水産部長から、県農作
物有害動植物防除協議会への出席案内がある旨説
明があり、事務局職員出席と決定。
10.第2回日本糖尿病対策推進会議総会の開催に
5.
「医師・看護師ふやせ10.27中央集会」への
メッセージのお願いについて
10月27日(金) 東京・日比谷野外音楽堂
鈴木常任理事より、日本医師会長から、第2回
日本糖尿病対策推進会議総会への出席案内がある
旨説明があり、鈴木常任理事出席と決定。
須藤副会長より、県民主医療機関連合会会長か
ら、
「医師・看護師ふやせ10.27中央集会」への
メッセージ依頼がある旨説明。
追 加 要 項
6.日本医師会認定産業医制度 産業医学研修会
申請書提出について
12月9日(土) 日新製薬叙
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、日本医師会認定産業医制度 産業医学研
修会の指定申請依頼がある旨説明があり、日本医
師会へ申請することと決定。
7.平成18年度都道府県医療推進協議会運営助成
費について
松下副会長より、日本医師会長から、平成18年
度都道府県医療推進協議会運営助成費について通
知がある旨説明があり、申請することと決定。
ついて
11月22日(水) 日本医師会館
〔Ⅰ〕通知事項
1.会員訃報について
会員氏名 河越 龍方 先生(78歳)
【北村山地区医師会】
死亡年月日 10月21日(土)
ご遺族の意思により密葬 〔10月25日(水)〕
大沼理事より、河越先生が逝去され、密葬で執
り行われた旨報告。
2.社会保険医療担当者の個別指導について
10月24日(火) 県勤労者福祉センター
立会 板坂常任理事
板坂常任理事より報告。
〔Ⅱ〕通知事項
8.戴帽式のご案内について
11月14日(火) 鶴岡准看護学院
松下副会長より、鶴岡准看護学院長から、戴帽
式への出席案内がある旨説明があり、三原常任理
事出席と決定。
9.平成18年度山形県学校保健研究大会の開催に
ついて
11月15日(水) 飯豊町町民総合センター
伊藤事務局長より、県学校保健研究大会実行委
1.東北地区での日医総研地域セミナー開催に関
するご連絡の件
平成19年5月~7月 仙台市
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、東
北地区での日医総研地域セミナー開催に関する通
知がある旨説明があり、具体的な開催案内を待っ
て対応することと決定。
26
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
2.地域産業保健センター事業の平成18年度成果
目標に係るアンケートの実施について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、地
域産業保健センター事業の平成18年度成果目標
に係るアンケートの実施について通知がある旨説
明があり、地域産業保健センターのある6郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
〔Ⅲ〕協議事項
1.「犯罪被害者支援県民研修会2006」の開催に
ついて
11月19日(日) 山形ビッグウイング
須藤副会長より、県警察本部長から、
「犯罪被害
者支援県民研修会2006」への出席案内がある旨説
明があり、有海会長出席と決定。
2.日本医師会認定産業医制度研修会指定申請書
について
敢 新庄市最上郡医師会
12月5日(火) 新庄市・最上検診センター
柑 北村山地区医師会
1月13日(土) 村山市民会館
須藤副会長より、新庄市最上郡医師会長並びに
北村山地区医師会長から、日本医師会認定産業医
制度研修会の指定申請依頼がある旨説明があり、
日本医師会へ申請することと決定。
3.全国各医師会の新公益法人会計基準への移行
に関するモデル研究事業の実施について
社会保険医療担当者の個別指導の実施について連
絡がある旨説明があり、立会い役員について協議
の結果、次のとおり決定。
12月7日(木) 13:30~ 酒田市・市民会館
須藤副会長
12月12日(火) 13:30~ 新庄市・ゆめりあ
本間議長
12月14日(木) 13:00~ 米沢市・置賜文化センター
中條常任理事
12月19日(火) 13:30~ 南陽市・南陽市民会館
齋藤理事
12月21日(木) 13:30~ 南陽市・南陽市民会館
齋藤理事
5.周産期・小児医療懇談会の設置について
伊藤事務局長より、県健康福祉部から、周産期・
小児医療懇談会の設置並びに委員の推進依頼があ
る旨説明があり、須藤副会長を推薦することと決定。
6.子育て応援団すこやか2007の実行委員会への
参加依頼について
伊藤事務局長より、山形新聞社から、子育て応
援団すこやか2007の実行委員会への参加依頼が
ある旨説明があり、対応については佐藤常任理事
に一任と決定。
7.平成18年度在宅におけるがん終末期医療推進
のための実地研修事業の委託について
伊藤事務局長より、県健康福祉部長から、平成
18年度在宅におけるがん終末期医療推進のため
松下副会長より、日本医師会長から、全国各医
師会の新公益法人会計基準への移行に関するモデ
ル研究事業の実施について通知がある旨説明があ
り、本会では応募しないが、日本医師会で一括導
入する会計ソフトのライセンス契約を利用するこ
ととした。
の実地研修事業の委託契約依頼がある旨説明があ
り、委託契約することと決定。
なお、具体的な事業内容については今後検討す
ることとした。
4.社会保険医療担当者の個別指導について
8.全国メディカルコントロール協議会連絡会
(準
備会)について
11月1日(水) 福岡国際会議場
板坂常任理事より、山形社会保険事務局から、
中條常任理事より、日本医師会常任理事から、
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
全国メディカルコントロール協議会連絡会(準備
会)について通知がある旨説明。
9.医師連盟関係について
敢 自民党県連選対会議開催の件について
10月28日(土) 自民党県連会館
27
14.認定健康スポーツ医の申請(更新)について
中條常任理事より、17名の会員から認定健康ス
ポーツ医の更新申請がある旨説明があり、日本医
師会へ申請することと決定。
15.日本医師会認定産業医申請(更新)について
須藤副会長より、自民党山形県支部連合会会
長から、選対会議への出席案内がある旨説明が
あり、事務局職員出席と決定。
10.東北各県医師会長会議の開催について
12月2日(土) ホテルメトロポリタン仙台
須藤副会長より、東北医師会連合会長から、東
北各県医師会長会議の開催について通知があるが、
今回は参議院議員選挙についても打合せを行うた
め、県医師連盟委員長・副委員長の出席要請があ
る旨説明があり、有海会長、県医師連盟副委員長
出席と決定。
須藤副会長より、23名の会員から日本医師会認
定産業医の更新申請がある旨説明があり、日本医
師会へ申請することと決定。
16.平成18年度日本医師会医療情報システム協議
会の開催について
平成19年2月17日(土)、18日(日)
日本医師会館
三原常任理事より、日本医師会長から、平成18
年度日本医師会医療情報システム協議会への出席
案内がある旨説明があり、三原常任理事出席と決
定。
11.平成18年度かかりつけ医認知症対応力向上研
修事業の委託について
伊藤事務局長より、県健康福祉部長から、平成
18年度かかりつけ医認知症対応力向上研修事業
の委託契約依頼がある旨説明があり、委託契約す
ることと決定。
17.その他
敢 山形県介護支援専門員協会第35回定例理
事会報告
10月14日(土)
伊藤事務局長より、折居和夫先生から、第35
回定例理事会の報告が届いている旨説明。
12.各種検診委員会委員の委嘱について
敢 北村山地区医師会
消化器検診委員
(胃がん部会・大腸がん部会)
小野 和彦 、安達 和仁、半田 和広
柑 山形県生活習慣病検診等管理指導協議会消
化器(胃がん・大腸がん)部会委員の交代に
ついて
門馬 孝先生を推薦することと決定。
鈴木常任理事より、北村山地区医師会長から、
消化器検診委員会(胃がん部会・大腸がん部会)
委員の委嘱依頼がある旨説明があり、委嘱了承。
13.災害救護訓練の実施について
11月18日(土) 山形済生病院
中條常任理事より、山形済生病院院長から、災害救
護訓練への出席案内がある旨説明があり、欠席と決定。
桓 山形県医師会防災救護本部ML、山形県医
師会防災救護班MLの立ち上げについて
中條常任理事より、標記MLの立ち上げ並び
にメンバーについて説明があり、それぞれ了承。
28
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
知事と県医師会との懇談会
日 時、平成18年8月23日(水)
会 場、ホテルメトロポリタン山形
出 席 者 名 簿
【山形県医師会】
会
【山形県】
長 有海 躬行 知
副 会 長 須藤 俊亮 教
事 齋藤 弘
育
長 佐藤 敏彦
Ⅰ 挨 拶
○齋藤山形県知事
日頃から、県のいろいろな
〃
松下鈆三郎 病院事業管理者 野村 一芳
医療体制の整備充実において
〃
栗谷 義樹 危 機 管 理 監 高橋 邦芳
は、皆様から大変ご協力、ご
常 任 理 事 佐藤 泰司 健 康 福 祉 部 長 遠藤 克二
尽力いただきまして改めて御
礼申し上げます。
〃
三原 一郎 病 院 事 業 局 長 小松 幸勇
〃
武田 憲夫 健康福祉部次長 森 秀夫
〃
鈴木 明朗 健康福祉部次長 阿彦 忠之
かんずく県立病院事業をどう考えていけばいいの
〃
中條 明夫
病院事業局次長
(兼)
県立病院課長
かということを、目下かなり真剣に深く考えてお
理
会田 稔夫
事 藤山 忠信 総 合 防 災 課 長 三澤 俊昭
さて県としては、全体の医
療体制がどうあるべきか、な
ります。近々、この半年ないし1年弱かけまして、
監査法人より県立病院事業についてのご提言、ご
〃
山科 昭雄 健康福祉企画課長 仁科 義英
〃
齋藤 忠明 長 寿 社 会 課 長 小泉 康一
〃
原田 順二 児 童 家 庭 課 長 向出 耕次
えながら、県の医療サービス提供の体制はどうあ
事 務 局 長 伊藤 正明 障 害 福 祉 課 長 金内 良一
るべきなのかという全体像をお示ししながら、こ
保 健 薬 務 課 長 大泉 享子
れからの県の医療体制の在り方を、県民の皆様全
スポーツ保健課長 髙橋 健二
提案をいただく予定になっております。最後は私
どもが最終的に判断いたすわけですがそれを踏ま
体にご理解いただくようにして参りたいと思って
おります。
その中では当然、県立5病院だけが独立して存
在するわけではありませんので、各公立病院との
連携、提携、そして開業されている先生方からの
ご協力、連携、協定も当然視野に入れて行かなけ
ればならないと思っています。その中でも第一義
的に考えなければならないのは、その体制の在り
方ということではなくて、やはり県民に対してい
かに適切で高度な医療サービスを提供できるか、
ということを念頭に置いて行かなければならない
と思っております。医療制度改革もそういう意味
では日々動いている、これからも医療計画を近々
また策定して行かなければならない状況にありま
す。そういう意味では、官も民も県民の医療サー
ビス提供という観点からは、その区別は本来あっ
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
29
てはならないのではないのかなと思っております。
えて行きたいと思っているところです。本日はよ
そういう意味で今日こうした会合で、県医師会の
ろしくお願い申し上げます。
皆様方と私どもが率直な意見交換をさせていただ
くというのは大変意義のあることです。従いまし
Ⅱ 協 議
て、できるだけ形式にとらわれずに、自由闊達な
議論がなされるように私どもも心がけますので、
1.県提出議題
どうぞご協力のほどお願い申し上げます。今日は
短時間ではございますけれども、有意義な会議に
敢 医療制度改革について
なりますように頑張りたいと思います。どうぞよ
○仁科県健康福祉企画課長
ろしくお願い申し上げます。
このような機会ですので
医療制度改革に触れないわ
○有海山形県医師会長
けにはいけない時期と考え
県の皆様方、ご出席賜りま
ておりますが、時間もありま
してありがとうございます。
せんのでポイントを絞って
本日は知事さんとご一緒に
ご説明を申し上げたいと思
いろいろなことを懇談でき
います。お手元の資料1頁、
るということで、医師会の皆
医療制度改革の流れですが、真ん中辺りの平成17
さん張り切っております。ご
年12月1日の「医療制度改革大綱」
、この構成に
存じの通り、小泉内閣の方向
基づいてご説明をしたいと思います。
というのはなかなか大変なものでありまして、私
医療制度改革につきましては、二つの法律が6
どもの医療も相当変化を受けているところです。
月14日に成立をしております。都道府県という言
われわれの身の回りを見ましても、いろんな問題
葉が何回か出てまいりますので、そこをポイント
が山積しております。これは後ほど協議の中で掘
にして説明をさせてもらいます。全体では三つの
り起こされてくると思います。例えば産科・小児
構成になりますけれども、先ほど申し上げました
科の問題、あるいは療養病床がなくなるという問
大綱の1番目は総論が書いてあります。2頁のⅡ
題です。介護をどこでどうやるのか、誰が診てど
安心・信頼の医療の確保と予防の重視欄で、1
う看取るのかという問題です。患者さんたちが路
の①医師不足問題。ここにも「都道府県ごとの」
頭に迷わないようにするにはどうするかと、われ
という言葉が出てきます。②地域医療の連携体制
われも非常に懸念しているところです。また、救
の構築。これは医療計画を作るということですけ
急医療の問題やその救急で運び込まれる病院の先
れども、当然、都道府県という言葉が出てきます。
生方の過重労働等、全国的にも言われており、私
③の患者に対する情報提供の推進につきましては、
どもの県においてもまさにそういう傾向がありま
法律に基づいて医療機関が県の方に情報提供する
す。特に医療は地方自治体に委ねられております。
と。それを県の方で住民に対して情報提供してい
基本は、やっぱり住んで良かった山形県というこ
くということですが、現在、すでに山形県医療情
とで、人に優しい医療ができればと念願している
報ネットワークがありますので、それを変える形
わけです。そういう意味では、官民が同じ目線で、
で充実したものにしていこうと考えております。
胸襟を開いて話し合って、いい方向に進めて行け
2の予防の重視ですが、その②の中の健康増進
ればと思います。そういう点ではわれわれは少し
計画、これも県の方で作るということで、いわゆ
も協力を惜しまないつもりでおります。また、わ
るPDCAの目標設定、これも「都道府県単位で」
れわれも率直な意見を申し上げまして、いかにし
という言葉が出てきます。
て医療がいいものになるか、県民にとって相応し
Ⅲの医療費適正化の総合的な推進ですが、そも
いものということを絶えず念頭に置きながら、考
そも今回の医療制度改革は、医療費についてどん
30
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
どん膨らんでいるというところを背景にして出て
柑 後期高齢者医療制度について
来ており、医療費適正化計画を作らなくてはなり
○小泉県長寿社会課長
ません。2頁の下には国の方でいろいろなものを
ただいま健康福祉企画課
出しますということが書いてあります。3頁の①
長から説明がありましたが、
のところで計画の策定、
「国及び都道府県が協力し
先の通常国会におきまして、
て医療費適正化計画を策定し」と書いてあります。
医療制度改革関連法が成立
その他にいろんな計画を作っていかなくてはいけ
したわけでありますが、その
ませんが、②の計画の推進のための措置が3つあ
中の大きな柱の1つとしま
りますが、医療計画と先ほど出てきました健康増
して後期高齢者医療制度の
進計画、それからもう一つ介護保険支援事業計画、
創設があります。制度創設の背景を若干お話しし
こういうものと整合性を取って医療費適正化計画
ますと、ご案内の通り、わが国は世界に例を見な
を作っていくということになっております。
いほどのスピードで少子高齢化の道を歩んでいる
3頁の下の公的保険給付の内容・範囲の見直し
という状況ですが、急速な高齢化に伴いまして医
ですが、特徴的なところは、高齢者の方にも負担
療費、特に老人医療費が著しく増大しているとこ
をいただくという、さまざまな改正がなされてい
ろで今後も一層の増大が見込まれる状況です。一
るところです。4頁のⅣについては、超高齢社会
方で、なかなか歯止めが掛からない少子化により、
を展望した新たな医療保険制度体系の実現という
支え手たる現役世代の減少が今後見込まれるとい
ことで、次の説明事項になっております。後期高
う背景がありまして、高齢者に係る医療負担につ
齢者医療制度、75歳以上を対象にした全く新しい
いては、国民の納得と理解が得られるよう、高齢
医療制度を作るということが、この医療制度改革
世代と現役世代の負担を明確にして分かりやすい
の中でも大変大きな目玉になっています。後ほど
制度にする必要があり、新たな高齢者医療制度と
詳しく説明を申し上げます。
して平成20年度から後期高齢者医療制度が運用
次に保険者の再編統合です。日本の保険関係は、
されるところです。
1つは国民健康保険、それから②の中小企業を対
では、この制度の仕組みを簡単にご説明申し上
象としております政府管掌健康保険と③の大企業
げます。これまでの老人医療制度につきましては、
関係ですけれども健康保険組合、それから我々公
国民健康保険や各種の社会保険などの健康保険制
務員のような共済の保険とあります。例えば①の
度の中で、75歳以上の後期高齢者の医療に特化し
国民健康保険は市町村ですけれども、都道府県単
た給付を行っていたわけですが、新たな後期高齢
位での共同事業という言葉が出てきますし、②政
者医療制度については、これらの健康保険制度と
府管掌のところでも、これは国の方の社会保険庁
は切り離しまして独立した医療保険制度を創設す
でやっているわけですが、都道府県単位の財政運
るものです。これまでの老人医療制度の財政的な
営と、③大企業関係の健康保険につきましても同
負担については50%を公費税金で、残りの50%を
一都道府県内において設立を認めるということで、
各医療保険者からの拠出金ということで賄ってい
都道府県という言葉が出ています。全体を通じま
たわけですが、新たな制度では、75歳以上の高齢
して、いま言葉としては都道府県というところに
者の方からも保険料を徴収いたします。例えば息
目を向けていただきましたが、都道府県が実施主
子さんなりに扶養されていましても、ご本人から
体でいろいろな計画を作ることもありますし、あ
徴収するということです。従いまして、この保険
るいは実施主体ではなくても、都道府県のまとま
料をもちまして保険給付の10%相当を賄おうと
りで考えていくというものがたくさん出てきてお
いうのが新たな後期高齢者医療制度です。
ります。県としても、これを受けて制度改革にき
今までご説明したことが、資料の左側2番の高
ちっと取り組むつもりでおりますので、ご協力の
齢者医療制度の概要の②までに書かれています。
ほどよろしくお願いいたします。
続いて③ですが、高齢者からの保険料徴収自体は
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
31
市町村が行いますが、全般的な財政運営について
響がどのように出るのか、これから注意して見て
は都道府県単位で、全市町村が加盟する広域連合
行かなければいけないと考えているところです。
が行うということにされております。④がその日
程ですが、この広域連合を今年度中の19年3月末
○有海会長
までに設立しなければならないということで、そ
この紹介・逆紹介というのは、まさに地域医療
のための準備組織を8月1日に市長会、町村会及
の網目を小さくする非常にいい制度だと思ってお
び国保連において設置したところです。県では、
ります。それは機能の分化、それぞれに相応しい
これら3団体からの知事への要請に基づいて事務
機能を発揮するための方法でもあります。しかし
局長を派遣しているところです。なお、これまで
今回、政府は以前に立ち上げた紹介制度を梯子を
の老人医療制度では各医療機関が診療報酬を請求
外すような形で無くしてしまいました。つまり、
する際、国保分は国保連へ、社会保険分は支払基
紹介加算が全く無くなった。それから急性入院の
金へ請求をしていただいたところですが、新たな
加算と急性の特定加算も失われたということです。
制度については広域連合に保険者が一本化されま
紹介・逆紹介という、本来は非常に患者さんを流
すので、診療報酬の請求は国保連に一本化される
動的に扱える形が、国の方策によって一挙に崩壊
ということを申し添えたいと思います。よろしく
してしまうということです。従いまして、こうい
ご承知おき願いたいと思います。
うものによって病診連携が遅れると言いますか、
意欲をそがれることになっては非常に困ると私ど
○栗谷副会長
もは思っております。特に病院の先生方はがっか
保険料のことですが、これは各市町村すべて同
りなさっているかと思いますが、なにかいい方法
一の保険料になるのでしょうか。
があればまたご相談したいと思っております。
○小泉県長寿社会課長
○武田常任理事
保険料は県ごとに定められるものであり、県内
私、県立中央病院に勤務しておりますので、病
市町村を通じて同一の保険料にするということに
院の勤務医の立場から少しお話しさせていただき
なっております。
ます。先ほど会長さんも申しましたように、病診
連携というのは、病院も生きていくためにと言い
桓 県立病院の紹介・逆紹介の状況及び紹介率・
逆紹介率の推移等について
○会田県病院事業局次長
ますか、きちっとした医療をするために、先ほど
県知事さんもおっしゃったように、サービスの高
度化とか適切な医療をどうバランス良くやってい
以前にこの懇談会で医師
くという意味で大事なことで、われわれは決して
会さんの方からご照会があ
病診連携あるいは逆紹介、私どもの治療をさせて
りまして、その後毎回ご紹介
いただいた患者さんを、われわれの病院のレベル
を申し上げているデータで
から次の段階にお移しするという意味で大事なこ
す。16年度、17年度を見てい
とだと思っています。保険だけの問題ではなくて、
ただきますと、概ね紹介・逆
病院としても決して病診連携をおろそかにしては
紹介とも横ばいないしは増
いけないと皆つくづく感じておりますし、決して
という傾向になっております。それが18年度の各
これが保険で外されたから今後それが衰退すると
月の数字を見ますと、一部減少しているような傾
いうことはないと思っていますしそういう形で行
向が出ております。今年4月に診療報酬改定があ
きたいと思っています。
り、これまで政策的に病診連携を誘導するという
ことで紹介患者加算ということもありましたが、
今年の4月に廃止になっております。こういう影
32
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
2.山形県医師会提出議題
ういう悲鳴を上げている医師というのは、実は温
度差があります。ある医師は、いや俺はたいした
敢 勤務医の過重労働
ことないんだというふうに。先ほど知事さんが忌
○武田常任理事
憚のない意見とおっしゃいましたのでそのまま申
先ほど申しましたように、
し上げますと、結局、疲労困憊して大変な人とた
私自身は県立中央病院に勤
いしたことないという方とに分けられます。
務しており、いわゆる過重労
それはなぜかと言うと、医療というのはご存じ
働の真っただ中にいる一人
の通り、時間的それから場所的な制約がない、突
として発言させていただき
然いろんなことが起きてくる。夜中の2時3時で
ます。今の勤務医は10年前と
も起こされてしまうことが当然あるわけです。そ
比べてはるかに、比較になら
ういうことにきちっと対応している医師と、われ
ないぐらい仕事量が増えております。医療そのも
われとしては恥ずかしいことですが、対応しない、
のももちろん増えているのですが、医療以外の仕
しようとしない医師がおります。きちっと対応す
事量はおそらく数倍になっていると思っています。
る医師は当然のことながら周りからも信頼されま
もちろん私ども医療人は、時代の趨勢としてやら
すし、看護師からもあの先生はいつでも診てもら
なければいけないことがたくさんあり、そのこと
えるというので、その先生が担当してないことで
をきちっと捉えて先に進むことは重要なことだと
も電話が掛かってきたり、呼び出されたりします。
思っています。われわれはそのこと自体をやりた
日曜日に出勤した時、この患者さんがおかしいの
くないとか、やりたくないことをやっているとい
で先生診て下さいと言うと診てくれます。でも、
うことではありません。しかし、その中で限られ
それを電話に出なかったり、出ても何もないのに
た医療資源をもう少し有効に使うことによって、
なぜ呼ぶかと。そういう医師もおります。そうす
この過重労働を少しでも軽減できないか。この過
ると、一生懸命診る医師は患者さんからも、当然
重労働があることによって医師のモチベーション
看護師や技師からも慕われますので、当然夜中の
や患者さんに対する対応、例えば当直明けに同じ
2時でも3時でも電話が掛かってきますし、行け
ような仕事をやることによって、もしなんらかの
ば行ったで朝まで仕事をしないといけない。そう
齟齬があっては患者さんにとっても非常に申し訳
すると、結局一生懸命やる医師が大変な目に遭う。
ないことになりますのでなんとかならないだろう
医師はスーパーマンではありませんので、体力的
かと勤務医は考えております。
にいつでも大丈夫な人はかえって少ない。結局そ
医師会ではその部分を認識して、どうしたらい
ういう人たちは肉体的、精神的に疲れてしまい、
いかと去年から実際の行動に移しております。そ
実は私の周りでも辞めていっています。辞めてい
の1つとして、今の県内の勤務医の実態を把握す
くというのは、結局病院を辞めて逃避と言ってい
るために、昨年アンケート調査を行いました。県
いかどうか分かりませんが、開業してしまうとい
内の勤務医がその当時1,
298名を数えておりまし
うふうになります。そこを食い止めないと医療は
た。そこからアンケート調査で約464名、500名ぐ
荒廃し、医療レベルはどんどん下がります。なん
らいの36%から回答をいただき分析いたしまし
とか食い止めたいが、医師会だけでそれは解決で
た。その詳細は昨年の県医師会報12月号に出して
きません。やはり行政、それから一般国民の協力
あります。時間の関係で細かいことは申しません
もそうですが、なんとかしていただきたいと思っ
が、かなりの過重労働で皆さんが疲弊していると
ています。
いうことが私自身も含めてつくづく感じます。そ
そこで県医師会として有海会長がイニシアティ
の中の意見を見ますと、多くの医師がこの現状に
ブを取られまして、この4月から勤務医の実態に
疲労困憊していると。何とかしてくれないかと悲
ついて生の声を聞いてどうしたらいいのか、何が
鳴を上げていると言ってもいいかと思います。こ
まずできるのかということを判断するために、勤
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
33
務医との懇談会を開いております。そこの勤務医
診ないといけないのか。そうではなくて、もう少
の過重労働について資料に簡単に述べさせていた
し制度をきちんと整理して一次救急はここで診る、
だきました。これまで10病院に訪れました。訪れ
三次救急はその代わりお前たちが診ろというシス
る前に予め、どういうことを話したらいいのか、
テム作りをぜひ医師会と県、それからできれば患
どういうことを主題にしたらいいのかというのを
者さんの代表のような方を交えて、具体的なシス
アンケート取りました。主題アンケートトップ3
テム作りを今年や来年の春とか、できるだけ早く
と書いてありますが、大体20ぐらいの中から選ん
構築していただければと思います。私は一人で発
でもらっておりますが、驚くことにほぼすべての
言しておりますが、私の後ろにはたくさんの勤務
病院が決まった主題を挙げていました。すなわち
医がいると思っていただければありがたいと思い
救急医療の問題、時間外労働の問題、それから日
ます。
当直問題。一番何がキーかと言うと救急医療です。
救急医療をなんとかして欲しいという悲鳴です。
○仁科県健康福祉企画課長
とりあえずそこが今の勤務医が負担に思っている
勤務医の過重労働の問題を医師会で考えて下
ところだということが分かりました。その中でも
さったということで大変ありがたく思っておりま
話し合いは多岐に渡りますが、次の資料に、その
す。さまざまな要素があると思いますが、いま武
各病院の問題点を挙げさせていただきました。
田先生からありましたように、一次救急の部分を
救急医療の中でも、この訪れた病院はそこの地
どうやって充実していくかという問題になるかと
域の第一線の、三次救急を担っている病院です。
思っております。現在、具体的に取り組んでいる
その三次救急を担っている病院の先生方がほとん
ことについてご紹介申し上げます。一つは休日夜
ど異口同音におっしゃるのは、あまりにも一次救
間診療所の定点化ですが、従来、米沢、山形、酒
急の方が多すぎる。そのために大事な三次救急の
田、鶴岡。特に山形の夜間につきましては小児科
患者さんを診る暇がない、エネルギーを費やせな
医もいて、大変ありがたい効果が出ていると考え
いところが非常に辛いと言っております。これも
ております。来年、新庄市で予定しておりますの
現場の話ですが、私は脳外科でくも膜下出血とい
で、県としても応援していきたいと考えておりま
う患者さんは、すぐ診断をして緊急に必要な処置
す。2番目ですが、その中でも小児科がポイント
をするという流れがあります。その時に例えば、
になろうかと思いますので、小児科医師の配置が
これもたとえが不適切かもしれませんが、発熱で
できればいいのかなと。3番目はその流れで言い
軽い患者さん、特に子供さんがいらっしゃった時
ますと小児救急の電話相談事業をぜひ始めたいと
に、結局は看護師やレントゲン技師さん、救急病
考えておりまして、医師会の皆様方とも協議を進
院の医師がそちらに取られてしまう。そうすると、
めていただいているところです。
早くやらないといけない患者さんに対する医療が
医師会の皆様方あるいは開業医の皆様方にお願
スムーズに動かないということがあります。そう
いごとがございます。一つは、いま申し上げた初
いうところをなんとかして欲しい。救命救急医も
期救急医療体制、定点化あるいは当番医という形
三次救急をきちんと診たいということを医師会に
がありますが、ぜひ積極的な参加をお願いしたい。
対して求めている、と考えていただきたいと思い
もう一つは、いま県で予定しております山形県ド
ます。
クターバンク事業、これは県医師会に委託という
どうすればいいかというのはいろいろ議論があ
形で協力をいただきながら進めたいと考えており
ると思いますが、要するに一次救急をどういう形
ます。11月開業をめどに進めておりますので、こ
でこれから診ていくかというところだと思います。
のドクターバンクについて広くPR方をお願いし
サービスの高度化とか適正な医療の提供。同じと
ます。もう一つ踏み込んでお願いですが、開業医
ころで、例えば私は県立中央病院の救命救急セン
の先生方からもこのドクターバンクに登録してい
ターにおりますが、そこで一次の患者さんを全部
ただいて、例えば病院で週1回外来してみようか
34
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
とか、あるいは検査でも病院に行ってもいいよと
○座 長(遠藤県健康福祉部長)
か、開業医の先生ご自身からもドクターバンクへ
私自身、病院の現場経験も
登録いただくと大変ありがたいです。ドクターバ
しておりまして、松下先生が
ンク事業そのものを県医師会に委託という形で実
おっしゃることは十分に分
施してまいりたいと思います。
かっているつもりです。具体
的にはマスコミの力が非常
○有海会長
に大きいと思います。いろん
先ほどの理事会でこの問題についても検討した
な機会にマスコミの方々と
ところで、結果がもう少しで出ます。今後どうい
話をしたり、この前、読売新聞に医療全体につい
うふうに運べばいいか、どうするとうまくいくの
て9回の連載も組んでもらったというような具体
かということを、一旦県医師会でみんなに諮ろう
的な努力を私ども行政も当然やりますが、医師会
と思っております。あるいは委員会等を設け、具
の先生方はじめ、いろんな方々がいろんな場面で
体的にどうやればいいのか、皆さんに知恵を出し
粘り強く説明をしながらということも大事だと思
ていただこうという予定を確認していたところで
います。
す。地域によって違うということは個別に対応し
なくてはならないと思います。ただそういう要望
○齋藤理事
や形が求められた場合に、行政の方にお願いする
いろいろお聞きしました
ことも出てくるかもしれませんので、ご相談に
が、最初の知事さんの挨拶で
乗っていただきたいと思います。
おっしゃったように、県民は
高度の医療を要求している
○松下副会長
のです。救急にしましても、
救急医療に関して、実態を
簡単に一次が判定できるか
県民は知っているんでしょ
というと正直言いまして、私
うか。われわれの中で議論し
に自信がないのかもしれませんが判定できないの
ていても、県民が知らないと
です。夜間であっても普通の時の救急でも、例え
意識改革というのは起きて
ば頭痛で来た時、結局はCTを撮って欲しいとかい
来ないと思います。この実態
ろんなことが患者さんから出てきます。それを医
を県民にも十分理解してい
学的だけに本当に開業医がやれるかということに
ただくため、行政側からの啓蒙も必要であると思
なってきます。大変大きな問題が出てくると思い
います。住民の集まりがあった時に、救急の実態
ます。それは事故、あるいは誤診になります。い
について勤務医はこういう状態で働いていて、
ろんなことを考えた時に、そう簡単に行かないと
スーパーマンではないんだと。県民は救急病院だ
思っているところです。これは現実に自分が救急
からいつ行っても診てもらえるという感覚を持っ
をやっていて感じることです。それから、開業医
ている人がたくさんいると思いますので、住民へ
が夜間・休日に診療をしなくなった。また、電話
の啓蒙をしっかりやっていただいて、一次医療の
さえも取らなくなった。これも責任逃れのところ
人は救急病院にすぐ行くということでなくて、こ
が結構多いだろうと思います。それから、なんと
ういうシステムが出来たので協力願いますという、
か、救急医療をやらなくても開業医が生活できる。
行政側からの働きかけが絶対必要だと思いますの
ここがちょっと難しいところかなといつも考えて
で、よろしくお願いします。
いるところです。
ですから、
大変な救急医療をやっ
ている医師は、開業医でも数が限られて大変忙し
いようです。ですから、それをやらないでも済む、
あるいは、開業医でも開業場所と住んでいる場所
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
35
が全然違うという開業医が増えております。こう
医師会と小児科医会、病院協議会等の話し合いを
いうことが現実なので、地域医療と言いながらそ
してきて、昨年から常駐するようになった後、17
の地域に住んでいないことが多々ありますので、
年度、18年度はこういう問題に対しての懇談会が
地域医療・地域医師会の救急体制を考えていかな
なかった。18年度については先週18日、別の形の
いとなかなか上手く行かないかと思います。こう
医療懇談会で、もっと大きな問題を話す機会が
いう先生方も医師会の救急体制に組み込まれてい
あって非常に有意義だったと思っています。この
ると思います。
時点で、例えば小児医療懇談会とかを定期的に開
いて、当面するような問題についてお話し合いを
○座 長(遠藤県健康福祉部長)
する機会があれば、なおいいのではないかと思っ
いま救命センター等では、85%が一次患者。二
て提案させていただきました。
次、三次が残りの15%というのが大体の比率のよ
うです。それはあくまでも結果的にそうなるとい
○向出県児童家庭課長
うだけで、発熱の場合には当然、非常にいろんな
周産期医療についての本
要素を含んでいるというようなご発言でした。齋
県の現状を見ますと、切迫流
藤先生から実態の大変な話もありましたので、今
産や早産など緊急処置を要
後医師会さんとわれわれ行政が一緒になって協議
する妊婦及び高度医療を要
の場を数多く重ねていきたいと思います。
する未熟児の紹介先は、NI
CUを設置しております県
柑 小児医療を取り巻く諸問題
○須藤副会長
立中央病院及び山形済生病
院に集中しており、これら2病院に特定機能病院
いま救急医療云々とあり
である山形大学附属病院を加えた3病院が中核と
ましたが、全国的にも小児科
なっている状況にあります。一方、母子保健の水
医、産科医、麻酔科医が非常
準などから見ますと、高度周産期医療を専門に担
に不足していると言われて
う総合周産期母子医療センターの設置はないもの
います。厚生労働省では、特
の、3病院が役割分担してセンターの機能を十分
に小児救急医療体制の整備・
に果たしていることから、近年は乳児や新生児の
充実ということで6項目に
死亡率は共に全国に比較して低く良好な状態を
渡って推進事業を掲げているわけです。山形県で
保ってきております。
も地域医師研修事業が行われ、現在、電話相談事
具体的には、山形済生病院はNICU8床を備
業を具体化しようと活動されているようです。県
え、緊急性の高い妊娠後期の母体及び未熟児等に
当局と山形県医師会が話し合った結果、平成18年
対応し、県立中央病院はNICU6床を備え、緊
から小児予防接種の一部広域化、どこでも予防接
急性の高い妊娠中期の母体及び重篤なハイリスク
種ができるという制度が始まりました。それから
新生児等に対応しております。また、山形大学附
17年度から山形市の夜間急病診療所に小児科医
属病院は事前管理を要する重篤な疾患を合併した
が常駐するようになりました。県内全般的に見ま
母体や胎児異常などを扱っており、3病院の連携
すと、新生児集中治療室、いわゆるNICUが2
と役割分担は十分なされていると認識していると
カ所ということと、周産期医療センター、小児医
ころです。現在、産科及び小児科の勤務医が不足
療センターというものが現在まだなくて、この面
し、センターの運営に必要とされる医師確保が困
を充実していく必要があるのではないかと思われ
難な状況の中で、高度周産期医療については近距
ます。
離にある3病院の連携と役割分担のもとに適切に
それから、山形市に小児科医が夜間常駐するよ
対応いただいており、当面はこれらを中心とした
うになるという話を含めまして、平成15年から県
県内の医療機関の連携を図ることが重要であると
36
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
考えております。しかし、この体制を将来に渡り
救急医療の懇談会を15年、16年でやったわけです
維持できるかは勤務医の状況により不確定である
が、それをなくしたわけではありませんので、必要
ことから、将来展望のためにお産の実態把握等を
が出てきましたら検討したいと考えております。
目的として、県内の産科医療機関に対して8月中
旬を目処に調査を依頼したところで、その結果を
○須藤副会長
踏まえまして現状及び課題を把握し、県医師会の
その時々によって話題が違うと思いますが、継
ご協力をいただきながら、今後の対応を図ってい
続が一番だろうと思いますので、話し合う場をぜ
きたいと考えているところです。
ひ設定していただきたいと思います。それから、
○仁科県健康福祉企画課長
4)というのを全国に先駆けて、クレチン症の発
小児医療関係で近年やってきたことをいくつか
見・治療に効果を挙げているという点もあります。
ご紹介したいと思います。一つは、休日夜間診療
また子育てするなら山形県というキャッチフレー
所において小児科医が勤務する数です。休日につ
ズもありますので、小児医療が医療のすべてでは
きましては従来、米沢、山形でしたが、それに加
ありませんが、少子化対策の重要な1つの事業で
えて酒田、鶴岡、そして山形市の夜間という形で、
あると思いますので、ぜひご尽力いただきたいと
2カ所から5カ所に増えております。それから2
思います。
山形県では先天代謝異常にFree T4(FT
番目ですが、病院における小児救急医療への助成
ということで、公立置賜病院への助成を行ったと
桓 療養病床再編の本県への影響見通しと対策
ころです。それからもう一つ、小児救急の研修事
○栗谷副会長
業ですけれども、休日夜間の診療所へ、例えば内
冒頭の有海会長のご挨拶
科医さんが行ってくださるという時に、小児救急
でも、療養病床の削減、介護
の知識をつけていただければということで研修事
療養病床の全廃で介護難民、
業を進めています。それから現在取り組んでいる
医療難民が発生する可能性
ことは、先ほどから話が出ております小児救急の
が高く深刻な問題であると
電話相談事業。やっていない県がもう16県しかな
いうご挨拶がありました。療
いということで、新聞に書かれた16県に本県も
養病床比率の高い都道府県
入っていますので、これは2年、3年と議論を重
はどこでも懸念されている問題で、マスコミにも
ねて、概ねのところで関係者のご理解をいただい
すでに取り上げられております。今回の医療制度
ているところです。早期実現に向けて頑張りたい
改革関連法案成立の後に、都道府県への説明が
と思いますのでご協力をお願いしたいと思います。
あったように聞いておりますが、この療養病床の
最後に懇談会関係ですけれども、お話しの通り、
大幅な削減が、山形県の医療・介護に及ぼす影響
15年度あるいは16年度の段階で二次医療圏ごと
を県としてどのように考えておられるのかをお聞
の検討会あるいは県全体の懇談会を重ねたところ
かせ頂きたいと思います。今回、厚生労働省はこ
です。そうした検討の中から具体的な課題が出て
の療養病床の再編で医療費がおそらく4千億ぐら
きまして、現在で申し上げますと、一つは電話相
いは削減されるだろうと推測しております。一方
談の協議を重ねている。それに対して予防接種は
介護保険の需要が1千億ぐらいは伸びるだろうか
予防接種として協議を重ねている。それからいま
ら、差し引き3千億の歳出削減になるとの粗い試
児童家庭課の方からありました周産期医療につい
算をなさっておられます。しかしながら療養病床
ての議論を重ねている。それから小児科、産科医の
の経営は、この4月の診療報酬の改定からかなり
集約化・重点化という課題もあり、それぞれの項目
厳しくなっております。
特に医療区分1・2・3と
で実効性が上がるようなメンバーで協議を重ねる
いう制度ができて、医療的な需要の高い医療区分
のが当面いいのではないかと考えております。小児
2・3の人たちが8割以上占めないと改定前の診
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
37
療収入は上げられないという状態です。一方で、
ます。あるいは転換にはやはりお金も掛かるとい
病院団体が医療区分の1、これを厚生労働省は社
うことで、助成措置あるいは融資措置という言葉
会的入院と見なしているわけですが、その人たち
は出ておりますが、その中身はまだ示されていな
への家族アンケート調査で、8割が退院はできな
いということです。
いと回答しております。さらに直近の医療施設動
相当大きな削減ということで、その行き先は介
向調査では、療養病床から介護施設への転換では
護施設の計画もありまして、それは作ったばかり
なく、むしろ一般病床へ転換する逆戻り現象が起
ですので3年ぐらいは変わらないと。参酌標準の
きていると聞いております。厚生労働省の当初の
見直しということも必要であろうと考えておりま
もくろみとは少し違った流れが、少なくとも現段
す。そういった中で、先日国の説明会があって新
階では起きているのではないかと推測されます。
たになった部分としては、療養病床を現在持って
特に医療費の削減に関わる問題では、医療費適正
いる医療機関に対してアンケートを行えというの
化対策専門チームを例えば都道府県が設けること
が詳しく出てきたところです。そのアンケート内
などが今回の厚生労働省の説明の中で総合的な対
容は、1番目は療養病床の現況、2番目としては
策の一環としてご指示があったように聞いており
療養病床の転換意向、3番目が入院患者の状態で、
ますが、この話は療養病床の削減と裏腹な関係に
こういう様式でアンケートを取りなさいというこ
なっている側面を持っております。このことに対
とが出てきたところです。
する県のお考えを一度お聞かせいただければと思
ただ、さまざまな点で不明な点があります。例
います。特に、この医療と介護と福祉、それから
えば、転換意向がありますかと病院の方に訊いて、
医療と介護の中間に位置すると思われる療養病床
ありますとかありませんとかなかなか難しい。本
のネットワークはこの中のどこが破綻しても、全
来示すべきものが出ていない段階でのアンケート
体がうまく回らないという側面を持っているので
ということで難しい点もあろうかと思っています
はないかと思います。高齢化が進んだ地域ではか
が、アンケートを取りなさいというところは明ら
なり深刻な問題になり得ると考えておりますので、
かになって来ているところです。県の対応として
よろしくお願いいたします。
は、そういったさまざまな国の情報をきちっと取
るようにしまして、担当窓口も健康福祉企画課と
○仁科県健康福祉企画課長
長寿社会課で、連携してきちっと対応していく体
療養病床の再編につきましては大変大きな問題
制を取りたいと考えております。国の方の情報が
と捉えております。本県は、65歳以上人口の10万
不足しているということで、われわれもイライラ
人あたりの療養病床数679.
5という、全国で一番少
しているところですが、積極的に働きかけて情報
ない県です。全国的には、10万人あたり1,
530ぐ
提供をしてまいりたいと考えております。
らいが平均の数ですので、これに比べて半分以下
ということで全国最低。こういう地域事情をき
○座 長(遠藤県健康福祉部長)
ちっと国の方で勘案して、考慮していただきたい
確かにこの問題につきましては、栗谷先生が
ということを国の方に申し上げているところです。
おっしゃる通り皆さんも同じかと思います。特に
それから転換と言っておりますけれども、現在
先ほど救命センターの話、急性期の部分と一般医
の建物、病院という建物、それをそのまま活用で
療とこの療養病床、あと福祉の関係、老健施設が
きるような施設基準の緩和がなければならないと
ずっと連続性で、県民はそのどこかにいるという
思っておりますが、きちっとした形ではまだ出て
ふうに山形県全体を考えても、その中である部分
きておりません。数字で申し上げますと、療養病
が急激に減ると県の具体策をどうするかについて
床1人あたり6.
4㎡、老人保健施設ですと8㎡ と
しっかり問題意識を持って対応してまいりたいと
広くなるわけです。過渡期の措置もあるかと思い
改めて意を決した次第です。
ますが、そういう施設基準の緩和という点があり
38
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
棺 がん検診を中心とした精度管理のあり方
ルではなかなかそういう精度管理というのは困難
○鈴木常任理事
ではないかと、今でも思っています。
この議題を当初は出すつ
近年1割程度予算が減ってきて、回数も若干減
もりはなかったのですが、私
りました。
平成18年度には前年度比45%減という、
も検診の担当理事としまし
私たちが困惑するような数字が出て、言ってみれ
て、いささか困惑して不安に
ば毎年向こうの川岸に橋を架けていたけれども、
思うところがありますので、
材料費すら出なくなってしまったというような感
金額的にはわずかな変動か
想をもちました。検診方法もいくつか変化し、大
もしれませんが、
大きな哲学、
腸がんの二次検診は全大腸ファイバーをしなさい、
方針をこの場でお伺いしたくて、あえて議題に取
それから子宮がん検診も対象年齢が広がりました。
り上げていただきました。
いろんな啓蒙が必要です。そういう中で、これま
ご存じのように、山形県は検診受診率としては
での予算措置で行きますと困ったなと思うのが正
全国でもトップレベルにあります。その状況把握
直なところでありまして、がん基本法も今年成立
も比較的良くできておりまして、特に県立中央病
しましたけれども、県とわれわれ医師会のがん検
院で行っているがん登録システムが、全国的にも
診の担当者は、どういう形で対処すればいいのか
非常に高く評価されております。その反面、山形
ということです。単年度予算でしょうけども、わ
県は特に消化器がんでは発生頻度・死亡率共に全
れわれとしては2年後3年後、5年後にはどうい
国のトップクラスであるという現実です。以前よ
う形でやっていくのかということを一番知りたい
り県医師会と県の担当者が協力してがん検診に当
わけです。ですから、医師会と県が対立してもしょ
たろうということで、医師会の方では、循環器を
うがないことですし、いい環境を築いて行きたいと
含めますと943人という多くの医師会員のご協力
思いますので、ご意見をお伺いしたいと思います。
を得て、検診委員として各地区の現場での検診を
担当し、それからそれを読影、判読するというこ
○座 長(遠藤県健康福祉部長)
とを担当してまいりました。そして、一次検診だ
一般的に早期発見ということが言われておりま
けでもおそらく事業規模は大体28億円程度、二次
して、今まで県医師会様からご協力を賜りながら、
検診を含めますと50億近くになるかと想像され
多くのドクターあるいは放射線技師、検査技師等
ます。
の検診技術の向上を図ってきたというのを認識し
検診というのは多くの受診者の中から、悪性の
ております。当然、その中で積極的に取り組んで
ものが疑われる少数の該当者を探し出す。いわば
いただいて、その精度も上がっているということ
海岸の砂から水晶を探すようなことでもあります
です。いま予算的なお話をいただきましたが、ご
ので、普通の目ではなかなか見つけられない。そ
承知の通り県の財政は非常に厳しい状況にあると
の目を養うために日頃研鑽しています。われわれ
ご理解いただいていると思います。このような状
もプロですから、がん検診の担当として見逃さな
況のもと知事を先頭にしまして、将来に向けて健
い、プロ中のプロとしての目が必要とされるわけ
全な財政建て直しをしている状況です。決して趣
です。具体的には、胃がんと大腸がん検診の二次
旨的には検診についてどうこうということではあ
検診や呼吸器の検診の場合、そのフィルムを目の
りませんので、ぜひご理解を賜りたいと思います。
前で見て、症例毎に各地区で年間数例のがんの患
委託費の額が今年は少し減りましたが、今後と
者さんが出ますからそれを見て既往歴、去年と一
も検診の在り方をどのようにすべきかということ
昨年はどうだったと、そういうふうに具体的に症
もお聞きしながら、その時々の医療の要請の項目
例を提示して、みんなで研究するという方法で長
に重点を置くなど、今年は乳がんの関係では別建
年研鑽してきたわけです。ですから、 100人ぐら
てで準備しているという、メリハリをつけたこと
いの講習会で、さあ勉強しましょうというスタイ
で対応させていただいております。ただ、全体的
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
39
には減ったということはお叱りの通りでございま
す。当然、その医師不足に対しては医者を増やす
すが、ご理解を賜りまして、今後ともご協力をい
わけですので、例えば奨学金を設定してみたり、
ただければと思います。
先ほど説明のあったドクターバンク制度を設置し
てみたり、様々なことをやってみる。ちなみに、
○鈴木常任理事
今年自治医大に合格した3名が本県でした。大体
先ほど申しましたように、ベーシックな形の研
平均的には2名ですが、1名多かったというのは
修が必要であると思いますのでご理解の上、ぜひ
成績が良かったからです。たまたまですけれども、
地区医師会単位で開催できるような形でご配慮い
成績が良かったからプラス1ということになりま
ただきたいと思います。
した。そうしますとターゲットは高校レベルから、
医者、メディカルドクターになっていただけるよ
Ⅲ 総 括
うな優秀な学生に目星をつけて、医学部を受験し
ていただくなりをこちらの方で学校などに働きか
○齋藤県知事
ける、まさに教育レベルからのアプローチという
どうもありがとうございました。総括的という
のも必要なのではないのか。
ことではないのですが、私の思いを率直に述べさ
例えば首尾よく山大医学部に入り、今度は研修
せていただきます。
医制度というのがある。研修プログラムをいかに
自己批判のようなものが二つあります。一つは
魅力的にできるかというのは県としては、まさに
県立中央病院というのは看板倒れであります。そ
勝負どころだと思います。今回コロラド20周年と
れからもう一つは、一次医療、二次医療、三次医
いうことで、この間訪米してまいりました。これ
療というのは行政側の理論で、患者さんには全く
はかつてのような20周年おめでとうということ
関係ないということであります。はっきり申し上
でなくて、私の気持ちとしてはもうオンビジネス
げると、県立中央病院の例えば医者の名簿を見て
で行ったなという感じがします。その中の一つの
いただけると直ちに分かるんですが全部兼務体制
ミッションとして、コロラド大学との連携強化と
なんです。自分の担当科があり、救命救急やがん
いうのがありますが、実はその産業分野ではあり
も担当だと。一人の人が三つぐらい看板を背負っ
ましたけれども、メディカル分野でもぜひ連携強
てやっている。これはもう当然疲弊してしまうと
化ができないかということを先方に働きかけ、こ
いうのは当たり前であります。疲弊していますか
れから具体的に動き出そうというところですが、
ら、まさにリスクも高まると言っても過言ではな
例えばそういう受入体制をやる。私自身、ジョン
いかと思います。それから、その一次医療、二次
ズ・ホプキンスの社会科学系の大学院を出ていま
医療、三次医療というのは全く行政側の理論で患
すけれども、そこはメディカルスクールでは大変
者の声ではない。患者はまさに近くて適切な医療
有名な大学ですので、例えば石坂先生と一緒に
を受けられるところであるということが最大の眼
なってジョンズ・ホプキンスへの研修プログラム
目だと思います。
を2年間の中に組み込めるかどうかとかも知恵を
そこでどうするかということですが、二つあろ
出して考えて行きたいと思っています。
うかと思います。一つは、根本的な医師不足をな
もう一つは、医師不足の解消という他に、開業
んとか解消しなければいけない。医師不足を解消
医の先生方にもご協力いただくということだと思
するためには、体制も大きく見直さなければいけ
います。先ほど齋藤理事からも、地域医療と言っ
ない。先ほどの様々な県全体の病院医療サービス
ても実際に先生方で、その地域に住んでない人も
の提供の在り方ということですが、県立病院だけ
いるのではないかというお話がありましたが、全
ではなくて、例えば合併した酒田の八幡病院など
くそういう点もあり得ると思います。これはどう
をどうこれから位置づけて行けばいいのかという
だということではなくて、病診連携の中で具体的
ことも、一つのポイントになって来るかと思いま
にご協力いただいて、進めて行かなければいけな
40
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
い分野だと思います。
それからもう一つ、
システム。
これはデータベー
さて、県立中央病院は看板倒れだと言って、医
ス化して、どこの病院からもデータにアクセスし
師不足の解消ということを申し上げましたが、例
て、同じような例えばレントゲン写真を見ていく
えば体制面でも整備していく必要がある。鈴木理
と。従って、例えば山形から庄内に転勤した人で
事からはがんのことがありましたが、そのがんな
も、病歴やアレルギーなりというのはデータベー
どというのは高度医療そのものでありますので、
スとして引き継がれ、いちいち説明しなくとも分
やはり県立中央病院ないしは県立病院が、一手に
かるというような仕組みを作って行かなければい
とまでは言えるかどうか分かりませんが、ケアし
けない。いまキックオフとして日本海病院で始め
て行けるような体制が必要になって来ようかと思
ています。これをベースとして全県的に、県立病
います。事実、体制で不十分だと思っているのは、
院としてデータベース化で共通化を図っていくと
例えば外来の化学治療は各診療科別にやっていて
いうことも必要になってくると思います。あくま
はいかんと。これは外来の化学療法室をきちんと
でも繰り返しになりますが、患者さん、県民の近
設けて、それなりの対応をしなければならないと
くて適切な医療を受けたいというニーズに応える
私は思いましたので、いま検討して進めるつもり
ための体制を、いかに官民共に考えていくかとい
でおります。
うことが最大の眼目ではなかろうかと思います。
あとは先生方が忙しい。忙しいとそれだけ医療
リスクも高まる。従って、先ほど武田先生からも
○有海会長
あったように、多少アイドルが生じているところ
本当に長い間ご討議いただきまして、いろいろ
は逆に忙しいところに経営資源を移動するという
教えていただくことが多かったように思います。
のは、どこの経営組織でも行われることです。
従っ
具体的に何をやれるかということを、自らがやは
て、病院でも常時モニタリングしている部署、仕
り頑張って考えていくということを心がけて行き
組み、これはなんと言ったらいいのか分かりませ
たいと思っております。また、時々ご相談申し上
んが、横断的なモニタリングセクションというの
げまして、県内が本当に良き形に整って行ければ
は各病院で、特に県立中央病院のようなところで
と考えているところでございます。今後ともよろ
は近未来的な組織の持ち方として、どうしても必
しくお願い申し上げます。
要になってくるのではないのかと思います。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
41
診療情報提供推進委員会
日 時、18年10月20日(金)
会 場、ホテルメトロポリタン山形
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎
理 事 佐藤 泰司、板坂 勝良
委 員 武田 満、玉津 菊子
1 有海会長挨拶
医療安全、医師不足偏在、大野病院問題等色ん
な問題を抱えているが、その解決方法に協力をい
ただきたい。
2 診療に関する相談申込状況について
診療に関する相談は平成17年は49件、平成18年
1月から8月までは42件、昨年よりやや増加して
いる。
医療従事者の態度に対する不満はやや減少して
いる。
精神科、整形外科が多い傾向にある。
3 山形県医療安全相談窓口への相談内容等につ
いて
平成17年度山形県医療安全相談窓口への相談
総件数は206件、医師会の4倍寄せられ、その61%
は不信、苦情で、相談・質問は35%、要望、提言
が3%である。
4 意見交換
① 医療費負担増、入院期間の短縮に対する不満
② 診療をしないでの投薬、その場合の医療費
が不明
③ 診断書料への疑問
④ 整形外科で民間の医療機関から公立病院へ
紹介されたが手術失敗
⑤ 救急室での対応の悪さ、議員に話したらす
ぐ解決した
医療の公平性が保たれていない
⑥ 産科医、小児科医不足。特に郡部で
⑦ 説明不足が問題を起こしているのでは
⑧ 患者との信頼関係を作る努力を
⑨ 医療情報の発信を
⑩ 個人情報保護の考え方の再考を
以上について意見交換が行われた。
5 その他
敢 「診療に関する個人情報の取扱い指針 付.
診療に関する相談事業運営指針」について
柑 日医のTV-CMについて
桓 「医療に関する苦情相談センター事例集」に
ついて
(文責 板坂)
第2回会費賦課検討委員会
本会第2回会費賦課検討委員会は、去る10月27
日(金)午後3時30分より、県医師会館において開催
された。
初めに有海会長より、
「会費を簡単に上げればよ
いという問題ではない。国の税制調査会では消費
税を上げるべきであるという考え方、また抑える
べきという考え方があるようだが、これは財政を
膨らませないようにして消費税を引き上げようと
いう事からきているようである。
わが医師会においても会費を検討する時期に来
ていることを契機にして、この委員会が始まった
のであるが、会費を無駄なく使っていること等を
含めて検討されている訳である。本日の結果が、
後の代議員会・総会に提案されていく事になるが、
よろしくご審議いただきたい」との挨拶があり、
続いて本間委員長の司会で協議が進められた。
主な協議内容は次のとおりである。
42
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 松下鈆三郎
担当理事 佐藤 泰司、中條 明夫、山科 昭雄
委 員 長 本間 清和
委 員 清治 邦夫
らないといけない不確定な事項があり、大幅な改
正を行うには無理があり、又その必要もないと思
われる。とりあえずB3、B4敢会員の会費を年
額50,
000円から45,
000円とし、収入減となる約
200万円は医師会独自でできる見直しによって当
分の間、運営できるものと思われる。収入の面に
おいて安定した時点で、再度検討を行う機会を設
けることが堅実で妥当な選択と思われる。
』
という
結論に達したとの報告があり、各委員から意見が
出された。
○協 議
1 山形県医師会会費賦課について
松下副会長より、この委員会において、叩き台
となる資料作成のための担当理事会を2回開催し、
山形県からの補助金、東北各県医師会の状況、ま
た、現在の本会予算の収入・支出の各項目の見直
しなどを検討し、
『収入、支出の双方に問題となる
部分があり、医師会独自で改善できるものと、そ
うでないものとに分けられる。今後の推移を見守
2 答申(案)について
本委員会としての答申書作成について協議、委
員全員一致(欠席者については、持ち回りで承認
を得て)をもって下記のとおり答申することと決
定した。
(案)
平成18年10月27日
山形県医師会
会長 有 海 躬 行 殿
山形県医師会会費賦課検討委員会 委員長 本 間 清 和 答 申 書
今般、貴職より委嘱されました会費賦課検討委員会委員5名は、諮問された山形県医師会におけ
る会費賦課について、平成18年6月26日の第1回委員会に続いて10月27日に第2回委員会を開催し、
本会全体の予算・事業を考慮しながら鋭意協議の結果、委員全員一致をもって次のような結論を得
ましたので、答申致します。
記
本会の会費賦課検討に際して、東北各県医師会の会費並びにそれぞれの県からの助成金・委託費
などの調査を行うと共に、本県における県からの助成金・
委託費、今後3年間の会費収入の見通し、
特に収支予算については項目ごとに詳細に検討した結果、現時点では大幅な改正を行う必要性は見
当たりませんでした。
しかしながら、勤務医の加入促進を図るため、差しあたってB3、B4敢会員の会費を現行年額50,
000
円から45,
000円に引き下げ、収入減となる金額は勤務医の入会を積極的に勧めるなど本会独自の努
力によって当分の間運営し、収入の面で安定した時点で改めて検討を行う機会を設けることが堅実
で妥当な選択であると思われます。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
斬10月 2日
郡市地区医師会長宛通知。
自動体外除細動器(AED)の小
児への使用に係る「使用上の注意」の改訂指
斬〃
4日
山形産業保健推進センター運営協
各郡市地区医師会長宛通知。
推進週間」について、各郡市地区医師会長宛
修打合せが県医師会館で開催され、佐藤常任
理事出席。
斬〃
5日
6日
通知。
会報編集会議を県医師会館ほかで
て、各郡市地区医師会長宛通知。
東北ブロック選出日医代議員打合
れ、有海会長、須藤・松下・栗谷副会長、佐
間」の実施について、各郡市地区医師会長宛
通知。
の一部改正について、各郡市地区医師会長宛
第115回日本医師会臨時代議員会
が日本医師会館で開催され、有海会長、須藤・
通知。
10日
胎盤エキス(プラセンタ)注射剤に係る問診
労災診療費算定実務研修会が山形
テルサで開催され、有海会長出席。
斬〃
11日
斬〃
12日
の強化について、各郡市地区医師会長宛通知。
等について、各郡市地区医師会長宛通知。
産業医研修会を新庄市最上郡医師
康教育研究会総会及び研修会の開催について、
公益法人制度改革に関する説明会
各郡市地区医師会長宛通知。
13日
斬〃
する医療の給付に係る公費負担の取扱いにつ
日本医師会テレビCMの放送開始
について、各郡市地区医師会長宛通知。
いて、各郡市地区医師会長宛通知。
社会保険医療担当者の指導日時調
斬〃
山形県版「包括的指示下での除細
動に係るプロトコール」の改正について、各
知的障害児施設等の措置児童に対
斬〃
が県庁で開催され、松本次長出席。
斬〃
平成18年度山形県性に関する健
斬〃
会館で開催。
斬〃
生体臓器移植における臓器の売買
斬〃
第6回常任理事会を県医師会館ほ
かで開催。
臓器移植等のあっせんに伴うヒト
斬〃
松下・栗谷副会長、佐藤常任理事出席。
斬〃
病院等の開設等に関する取扱要綱
斬〃
藤常任理事出席。
7日
平成18年度「児童虐待防止推進月
斬〃
せ会が東京・ホテルグランドパレスで開催さ
斬〃
出産育児一時金の受取代理につい
斬〃
開催。
斬〃
厚生労働省が実施する「医療安全
斬〃
かかりつけ医認知症対応力向上研
斬〃
病院の施設整備動向調査について、
斬〃
議会が山形グラン
ドホテルで開催され、有海会長、
須藤副会長出席。
福島マンモグラフィ講習会の開催
について、各郡市地区医師会長宛通知。
示等について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
43
査結果について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
16日
日医生涯教育講座を鶴岡地区医師
44
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
対策副委員長就任祝賀会が日本医師会館で開
会館で開催。
斬〃
17日
防接種について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
20日
催され、有海委員長、松下会計責任者出席。
高齢者に対するインフルエンザ予
診療情報提供推進委員会をホ
テ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
ン
山形で開催。
のシンポジスト打合会を県医師会館で開催。
斬〃
東北医師会連合会事務職員研修会
斬〃
が岩手県医師会館で開催され、川口主事ほか
斬〃
成に関する会費基礎資料調査について、各郡
大臣並びに西島英利参議院議員の自民党国会
公害健康被害の補償等に関する法
区医師会長宛通知。
斬〃
27日
会費賦課検討委員会を県医師会館
で開催。
市地区医師会長宛通知。
武見敬三参議院議員の厚生労働副
26日
律施行規則の一部改正等について、各郡市地
平成19年度山形県医師会予算編
24日
産業医研修会をホテルメトロポリタ
ン
山形
斬〃
て、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
第8回全理事会を県医師会館で開
で開催。
平成19年度会費減免申請につい
斬〃
25日
催。
職員出席。
斬〃
医師会活動を考えるシンポジウム
斬〃
斬〃
31日
第663回幹事会が支払基金で開催
され、有海会長出席。
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
45
会 員 異 動
10月31日現在会員数 1,
694名 A会員 731名 B会員 885名 C会員 2名 準会員 76名
○ 会 員 訃 報
死亡年月日
平成18年10月14日
平成18年10月21日
郡市地区医師会
新庄市最上 郡
北 村 山 地 区
氏 名
姉 崎 克 夫
河 越 龍 方
享 年
83歳
78歳
○ 入 会
月 日
10.1
10.
11
10.
13
郡市地区医師会
新庄市最上郡
山 形 大 学
山
形
市
会員区分
B
B
B
氏 名
和 田 敏 弘
山 川 淳 一
伊 東 稔
旧勤務地
同 左
上山市
東置賜郡川西町
会員区分
B
A
B→A
B
C
A
準
A→B
B→A
B→A
A→B
B→A
B→A
B
B
A
氏 名
真 野 俊 治
石郷岡 学
藤 盛 成 裕
木 村 英 紀
松 尾 幸 城
笠 原 敬 良
佐々木 淳 也
岡 田 穆
岡 田 恒 人
須 田 克 幸
新 野 香 逸
加 藤 浩
新 野 隆 宏
見 澤 達 夫
杉 原 保
神 村 匡
備 考
施設移転
住居表示変更
新規開業
医師会異動
施設異動
法人化
施設異動
法人化・会員区分変更
〃 〃
新規開業
会員区分変更
新規開業
医師会異動・新規開業
医師会異動
現住所変更
法人化
会員区分
B
B
B
準
B
A
氏 名
小 谷 直 樹
矢尾板 孝 夫
川 口 清
森 田 義 宏
遠 藤 健 次
長 沼 堯 三
備 考(移転先)
○ 異 動
月 日
17.
7.
15
18.
10.
1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
10.2
10.8
10.
10
郡市地区医師会
新庄市最上郡
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
寒河江市西村山郡
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
米
沢
市
米
沢
市
米
沢
市
天童市東村山郡
山
形
市
天童市東村山郡
○ 退 会
月 日
8.8
9.
30
〃
10.
15
10.
19
10.
31
郡市地区医師会
山 形 大 学
山 形 大 学
山
形
市
寒河江市西村山郡
米
沢
市
山
形
市
東置賜郡川西町
東京都
宮城県
50
山形県医師会会報 平成18年11月 第663号
編 集 後 記
11月も半ばになりましたが、変に暖かい日が続
かった、ということでしょうか。上山市の渡辺好
きます。昨年の早い根雪に懲りて早々と雪囲いを
博先生からは、山形県理学療法士会の法人化につ
済まされた方もいらっしゃいますようで。勤務医
いて。これを契機に、
県内の地域リハビリテーショ
のページには、上山市みゆき会病院副院長の加藤
ンのますますの充実が図られていますことを祈念
修一先生より、現在の医療の抱える問題点も含め、
いたします。白鷹町の新野晃敏先生からは、長井
「高齢者のための包括的医療」
についてのご意見が
市で公演された市民参加のオペラの「舞台裏」の
述べられています。
お話です。多いに国際交流を図られた場面が目に
郡市地区医師会コーナーでは、天童市東村山郡
浮かぶようです。ご自愛ください。筆硯では、山
医師会の斎藤博文先生より、会員相互のまとまり
科昭雄先生が新庄・最上地域における救急医療体
の良さが目に見えるような一文が寄せられていま
制の整備と医療環境の厳しさについて述べられて
す。寄稿では、ご常連山形市の武田和夫先生より、
います。医師不足、看護師不足などなど、国際基
医療や教育に市場原理を持ち込もうとする「愚」
準と比較し日本の医療体制はまだまだ貧弱です。
について、笠島武先生からは路面電車のお話。私
医療関係者のボランティア精神に「おんぶにだっ
も仙台、福島にて路面電車の利用経験があります。
こ」の政策ではもう立ち行かなくなっていること
いずれの都市でも、増える交通量の対策として電
に、市民もマスコミも気づいているのやら、いな
車を廃止して、市街地の道路を明渡してしまいま
いのやら。
した。今考えると、為政者には「先見の明」が無
(中條明夫)
発
63号
山 形 県 医 師 会 会 報 第6
〃 ¥ 525
本会会誌の誌代525円は、山形県医師
行
者 有 海 躬 行
平成18年11月5日 印刷
平成18年11月10日 発行
編 集 委 員 栗 谷 義 樹
〃 〃 佐 藤 泰 司
三 原 一 郎
中 條 明 夫
発 行 所 社団法人
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
山形県医師会
2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所
㈱
誠
文
堂
山形市本町一丁目7番50号 印
刷