本丸御殿復元だより 2008年新年号(第5号) 平成20年1月発行 市民経済局 文化観光部 名古屋城整備室 内線2426 ∼フラッシュバック 2007∼ 名古屋開府400年となる2010年まであと2年。本丸御殿の復元に向 け、昨年もさまざまなイベントを実施し、市民の皆様に楽しんでいただきま した。 キラ 新妻聖子・能楽堂ライヴ「煌めきの未来へ」 7月29日、名古屋能楽堂 において、本丸御殿復元イメ ージソング「煌めきの未来へ 」を歌う新妻聖子さんのコン サートが開かれました。 コンサートは全8曲、最後 は観客も加わっての「煌めき の未来へ」の大合唱で幕を閉 じました。(来場者 600人) 秋のPRイベント 「みんなのゆめ!本丸御殿」 10月13日(土)・14日(日)には、秋の PRイベント「みんなのゆめ!本丸御殿」を開催 しました。(名古屋まつりと同時開催) オープニングでは、かの子会などによる「煌め きの未来へ」の合唱バージョンを初披露。また、 この曲を歌う新妻聖子さんのライブステージも2 日間で計4回開催し、大勢の人に楽しんでいただ きました。 合唱バージョン初披露 また、これまでの木と水の交流(木曽広域連 合・中津川市)に加え、新たに石の交流=愛知県 幡豆町の皆さんにも出展していただき、名古屋城 の石垣にも使われている幡豆石(重さ約2.2 t)の石曳きをちびっ子たちに体験してもらうな ど、大いににぎわいました。 (来場者 13日 120,000人、14日 79,600人) 石曳き 特別展 「本丸御殿の至宝 重要文化財名古屋城障壁画」 4月28日∼6月3日まで、市博物館において 「特別展 本丸御殿の至宝 重要文化財名古屋城障壁 画」が開催されました。 本丸御殿は、玄関や表書院、上洛殿を始めそれ ぞれの用途や格式に応じて、彩色花鳥画や水墨山 水画などが配置されていましたが、藩主の館とし て建設された慶長年間の勇壮華麗さ、将軍の宿舎 として改築された寛永年間の優美さが見事に調和 していました。 来場者の方々には、選りすぐられた襖・障子・ 天井板絵の優品168面をご鑑賞いただきまし た。 (来場者 38,591人) 好評!歴史文化講演会「名古屋城本丸御殿の魅力探訪」 本丸御殿の魅力や復元の意義など、市民の皆さんにより深く知っていただ こうと、今年度から歴史文化講演会「名古屋城本丸御殿の魅力探訪」を開催 しています。 この歴史文化講演会は、開府400年である2010年まで、各区と共催 で開催する予定です。 【開催実績】 第1回 (6/5 守山文化小劇場 323人) 講師:名古屋工業大学大学院教授・麓 和善氏 「名古屋城本丸御殿の魅力」 第2回 (8/8 中区役所ホール 211人) 講師:作家・荒俣 宏氏 「名古屋文化はおもしろい! −よみがえれ本丸御殿−」 第3回 (10/24 名東文化小劇場 330人) 講師:NHKエグゼクティブアナウンサー・松平定知氏 「私の取材ノート ∼『その時歴史が動いた』の現場から∼」 知れば、知るほど、城博士。「名古屋城まるはち検定」 8月8日のまるはちの日には、名古屋城におい て「名古屋城まるはち検定」を開催しました。 これは名古屋城内に設けられた8ヶ所のヒント ポイントを巡って、名古屋城に関するクイズに チャレンジしていただいたもので、たいへん暑い 日ではありましたが、老若男女を問わず、多くの 市民の方々にご参加いただきました。 (参加者 406人) 名古屋城本丸御殿跡発掘調査見学会 6月23∼24日の2日間、本丸御殿跡におい て発掘調査見学会を実施しました。 この時点では、昭和34年の天守閣再建頃に敷 かれた砂利を取り除いていましたので、多くの 方々に“初代”本丸御殿の礎石を間近でじっくり とご覧いただきました。(見学者 2,610人) ∼トピックス∼ ■特別史跡の現状変更許可を受けました 本丸御殿復元に必要な手続きとなる「特別史跡の現状変更許可」に ついて、昨年9月5日付にて文化庁に申請し、文化審議会の答申を 経て、11月16日付けにて許可を受けることができました。 ご協力を賜りました関係各局の皆様方に改めて御礼申し上げます。 ■本丸御殿復元イメージソング「煌めきの未来へ 合唱用楽譜」発売! 「煌めきの未来へ」の合唱用楽譜が完成しました。内容は 「メロディー譜/同声二部合唱/女声三部合唱/混声四部合唱」、 A4版・55ページ、販売価格500円(税込)で、市内の主な CDショップ・楽器店等で取扱っています。 ■各局区のイベントにおける本丸御殿復元PR 92回実施(19年4∼12月) ※さまざまな方にPRすることができました。ご協力ありがとうございました。 ∼Coming Soon∼ 地元職人が400年前の匠の技に挑戦! 「匠工房」 「名古屋城本丸御殿匠工房」とは、本丸御殿の 中で最も格式の高い上洛殿の上段の間の縮尺8分 の1の模型を、地元の職人の協力により制作して いただくものです。 その匠工房の結団式が、昨年9月28日開催の 「尾張名古屋の職人展」の開場式に引き続いて開 催され、名古屋市技能職団体連合会の石黒武司副 会長により、力強い決起宣言をいただきました。 匠工房、がんばるぞ! 模型の組み立て作業を公開します 礎石・木組みなど、職人さんが実際に組み立てる様子をご覧いただけます。 日時:1月27日(日) 午後2:00∼ 組み立て作業 午後3:00∼ もちまき 1月28日(月)∼2月3日(日) 午前9:00∼午後4:30 組み立てた模型の展示 場所:名古屋城西之丸展示館 観覧料:無料(名古屋城観覧料は必要) 本丸御殿積立基金募金状況 約18億6100万円 本丸御殿積立基金募金状況 (平成19年12月末現在) 約18億6100万円 (∼平成19年12月) 約1億3900万円 (平成19年4∼12月) ※速報値 ※ 昨年7月25日の名古屋商工会議所通常総会、9月3日の中部経済連合会 理事・評議員合同会議において、市長が両団体の会員企業に対し本丸御殿 復元へ向けての支援を要請しました。現在は両団体の会員企業に対して 個別の寄附要請活動を精力的に行っています。
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