水道工事仕様書 (四日市市上下水道局) (設計図書優先順位) 第1条 設計図書等相互に差異のある場合の優先順位は下記のとおりとする。 1. 質疑応答書 2. 特記仕様書 3. 図面 4. 金抜き設計書 5. 共通仕様書 (共通仕様書) 第2条 本工事の施工にあたっては、「三重県公共工事共通仕様書」(平成21年7月三重県)(四日 市市上下水道局水道建設課にて縦覧)を準用する。 1. 官公庁への手続き等 (1) 道路交通障害を生じる場合は、請負者において所轄警察署で道路交通法による「道路の使 用の許可」の手続きを行い。また、緊急車輌等の通行に支障を来す場合は、関係各機関(消 防署等)に連絡し必要な手続きを行ないそれぞれの書類の写しを監督職員に提出しなければ ならない。 2. 提出書類 (1) 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)(平成12年法律第 104 号)の対象となる工事については、契約書の別添文書の記載事項について工事担当課で 確認を受けたうえで、契約書に綴り込むものとする。 (2) 請負金額が 500 万円以上の工事については、建設業退職共済制度の掛金収納書(入札日以 降の日付の収納書)を監督職員に提出しなければならない。 (3) 環境マネジメントシステムの対象となる工事については、環境配慮依頼事項書、環境管理 に係る配慮事項確認書を監督職員に提出しなければならない。 3. 産業廃棄物について 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第 137 号)に基づく処分場及び資 (1) 源の有効な利用の促進に関する法律(平成3年法律第 48 号)に基づく再生資源化施設に搬 入しなければならない。 (2) 産業廃棄物処理業者名簿は、四日市農林商工環境事務所(三重県四日市庁舎)にて縦覧 する。(三重県のホ−ムペ−ジでも縦覧可能) (3) 産業廃棄物管理表(マニフェスト)確認票(指定様式)を提出し、監督職員にマニフェス ト(A票及びD票もしくはE票)の確認を得なければならない。 (4) 建設副産物の処理を委託した場合は、委託契約書の写しを提出しなければならない。 4. 工事の下請負 (1) 工事の一部を下請け業者にて施工する場合は、業者の選定に際しては、できる限り市内業 者を優先させること。 5. 付近居住者等への周知 (1) 請負者は、工事のため迷惑を及ぼす恐れのある付近の住民及び関係者に対し、工事施工に ついて説明を行い、十分な協力が得られるよう努めなければならない。特に夜間工事、大規 模工事等に伴い長期にわたり、付近の生活環境に多大な影響を与えると予想される場合は、 広報紙等による広報により周知させなければならない。 6. 随時検査 (1) 請負者は、四日市市検査規程第8条第6項の規定により発注者が随時検査を求めた場合は、 監督職員の指示に従い受検すること。 (暴力団等不当介入に関する事項) 1. 契約の解除、不当介入に係る通報等の義務及び義務を怠った場合の措置は、次のとおりと する。 (1) 四日市市の締結する契約等からの暴力団等排除措置要綱第3条又は第4条の規定により、 四日市市建設工事等入札参加資格停止基準に基づく入札参加資格停止措置を受けた場合は、 契約を解除することがある。 (2) 暴力団等による不当介入を受けた場合、次の義務を負うものとする。 1) 断固として拒否するとともに、速やかに警察へ通報並びに発注所属へ報告し、捜査上必要 な協力をすること。 2) 契約の履行において、不当介入を受けたことにより工程、納期等に遅れが生じる等の被害 が生じるおそれがある場合は、発注所属と協議を行うこと。 (3) 上記の義務を怠ったときは、四日市市建設工事等入札参加資格停止基準に基づく入札参加 資格停止の措置を講ずる。 特記仕様書 本工事は、鹿化川水管橋の必要な個所に橋軸方向及び橋軸直角方向の落橋防止装置などを設置 し、上部工耐震化補強を行うものである。主な工事概要は以下の通りである。 橋軸方向落橋防止装置 4組 橋軸直角方向落橋防止装置 4組 本工事を施工するにあたっては、河川管理者 及び地元自治会 ・ 所轄警察署等の関係機関と 十分なる協議を行ってから着手するものとし、この協議で指示等があった場合、請負者 (以下 「乙」という。) は、発注者 (以下「甲」という。 ) の指示等より、これを優先することがあ る。 (1)工場製作工 ①落橋防止装置設置工 本工事は、本水管橋における必要な個所に橋軸方向及び橋軸直角方向の落橋防止装置を設置 するものである。 乙は製作に先立ち、予め綿密なる調査・測量等を行い、全施工が容易かつ円滑にできるよう 施工計画を立てなければならない。 また、落橋防止装置の設置に使用するアンカーボルトを鉄筋コンクリートに打ち込む場合は、 その鉄筋を切断しないように予め鉄筋探査を行わなければならない。製作図の作成は監督員の 承諾を得るものとする。 工場製作にあたっての仕様は以下のとおりである。 材質 :SS400 工場塗装 :前処理 第1種ケレン及びジンクリッチプライマー1回塗 仕上り総塗装膜厚 265μ以上 塗装仕様 長期防せい塗装系(L−2) 変性エポキシ樹脂塗料 下塗り1回 150μm/回 エポキシ樹脂MIO塗料 下塗り1回 60μm/回 (2)現場施工 1.本工事を施工するにあたっては、予め綿密なる調査・測量等を行い、全施工が容易かつ円 滑にできるよう施工計画を立てなければならない。また、落橋防止装置の設置に使用するア ンカーボルトを鉄筋コンクリートに打ち込む場合は、鉄筋探査結果に基づき既設鉄筋を切断 しないように行わなければならない。 2.落橋防止装置工における現場塗装、溶接の仕様は以下のとおりである。 現場塗装 現場溶接 :ポリウレタン樹脂塗料 中塗り1回 30μm/回 C72-80D(グレー) ポリウレタン樹脂塗料 上塗り1回 25μm/回 (ブルー) :現場溶接は設計図書に基づいて行うこと。 ※既設管部を現場溶接する際には、現場の塗装状態などを把握して、適切 なケレンを行うこと。 3.本工事にあたっては、既設水管橋に損傷を与えないように留意し、万一既設物に損害を与 えた場合は甲に遅滞なく報告し、原則として請負人の負担と責任において復旧補償するもの とする。 4.橋台部廻りにおいては単管足場などを仮設し十分安全に配慮し作業を行うこと。 5.河川の増水等による工事関係機材の流出、及び堤防の決壊、並びに湧水・地山崩壊その他 住民・田畑及び工事に支障を与える恐れのある場合、乙は昼夜の別にかかわらず応急措置を なし得るよう労務者・資材等を準備し、万全の対策を講じなければならない。 6.使用材料の搬入及び機械の搬入・搬出にあたっては、利用する道路の状況を十分に把握し、 必要な既設構造物に養生を行ってから現場に搬入すること。 7.搬入された機材の保管には細心の注意を払い、盗難・事故等が発生せぬよう、置き場所に は完全なる保安設備を行って管理を行うこと。 8.交通安全には細心の注意を払うとともに、所轄警察・消防署・地元自治会等と十分なる協 議を行い、乙は昼夜を問わず完全なる保安設備を行うこと。 9.資材は、できる限り市内業者から購入すること。なお水道用資材は、四日市市上下水道局承 認材料製造業者製品のものを使用すること。 以上 特記事項 この契約による工事の施工者は、工事を施工するに当たり個人情報の提供を受けた場合においては、別紙 「個人情報取扱注意事項」を遵守しなければならない。 [別紙] 制定 平成19年12月10日 改正 平成20年 4月 1日 改正 平成21年 4月 1日 個人情報取扱注意事項 (基本事項) 第1 この契約による工事の施工者(以下「乙」という。)は、工事を施工するに当たり、四日市市から提供 された個人情報(工事の施工のために乙が収集する個人情報を含む。以下「当該個人情報」という。)の 保護の重要性を認識し、個人の権利利益を侵害することのないようにしなければならない。 (施工者の義務) 第2 乙及びこの契約による工事に従事している者又は従事していた者(以下「乙の従事者」という。)は、 当該工事を施工するに当たり、個人情報を取り扱うときは、四日市市個人情報保護条例(平成11年四日 市市条例第25号。以下「条例」という。)第11条に規定する義務を負う。 2 乙は、この契約による工事において個人情報が適正に取り扱われるよう乙の従事者を指揮監督しなけれ ばならない。 (秘密の保持) 第3 乙及び乙の従事者は、当該個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならない。 2 乙は、その使用する者が在職中及び退職後においても、当該個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不 当な目的に使用しないように必要な措置を講じなければならない。 3 前2項の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。 (適正な管理) 第4 乙は、当該個人情報の漏えい、滅失又は改ざんの防止その他の個人情報の適正な管理のために必要な措 置を講じなければならない。 (収集の制限) 第5 乙及び乙の従事者は、この契約による工事を施工するために個人情報を収集するときは、当該工事を施 工するために必要な範囲内で、適法かつ公平な手段により収集しなければならない。 (再提供の禁止) 第6 乙は、あらかじめ四日市市上下水道局(以下「甲」という。)の承諾があった場合を除き、当該個人情 報を第三者に再提供してはならない。 2 乙は、前項の承諾により再提供する場合は、再提供先における当該個人情報の適正な取扱いのために必 要な措置を講じなければならない。 3 前項の場合において、乙は、再提供先と本注意事項に準じた個人情報の取扱いに関する契約を交わすも のとする。 (複写、複製の禁止) 第7 乙及び乙の従事者は、あらかじめ甲の指示又は承諾があった場合を除き、当該個人情報が記録された資 料等を複写し、又は複製してはならない。 (持ち出しの禁止) 第8 乙及び乙の従事者は、あらかじめ甲の指示又は承諾があった場合を除き、資料等(複写又は複製したも のを含む。第9において同じ。)を契約書に指定された作業場所から持ち出してはならない。 2 甲及び乙は、乙が前項の指示又は承諾により資料等を持ち出す場合、その内容、期間、持ち出し先、輸 送方法等を書面により確認するものとする。 3 前項の場合において、乙は、資料等に施錠又は暗号化等を施して関係者以外の者がアクセスできないよ うにするとともに、資料等を善良なる管理者の注意をもって保管及び管理し、漏えい、滅失及びき損の防 止その他適切な管理を行わなければならない。 (資料等の返還) 第9 乙は、資料等を当該工事終了後速やかに甲に返還し、又は引き渡さなければならない。ただし、甲の指 示により廃棄し、又は消去する場合を除く。 2 前項の廃棄又は消去は、次の各号に定めるほか、他に漏えいしないよう適切な方法により行うものとす る。 (1) 紙媒体 シュレッダーによる裁断 (2) 電子媒体 データ完全消去ツールによる無意味なデータの上書き、もしくは媒体の破砕 (研修・教育の実施) 第10 乙は、乙の従事者に対し、個人情報の重要性についての認識を深めるとともに、この契約による工事 における個人情報の適正な取扱いに資するための研修・教育を行うものとする。 (罰則等の周知) 第11 乙は、条例第44条、第45条、第47条及び第48条に規定する罰則適用について、乙の従事者に 周知するものとする。 (苦情の処理) 第12 乙は、この契約による工事の施工にあたって、個人情報の取り扱いに関して苦情があったときは、適 切かつ迅速な処理に努めるものとする。 (事故発生時における報告) 第13 乙は、この個人情報取扱注意事項に違反する事故が生じ、又は生じるおそれがあることを知ったとき は、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。 (契約解除及び損害賠償) 第14 甲は、乙又は乙の従事者が個人情報取扱注意事項に違反していると認めたときは、契約の解除及び損 害賠償の請求をすることができる。
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