Ｈ２３．１２．７袖ケ浦市立蔵波中学校ネバーギブアップ・チャレンジ’ １１学校便り生徒版文責：教頭小川幸男第６号「掃除を一生懸命やらない人は信用しません」１２月（師走）に入りました。学校も家も年末の大掃除の時期がやってきました。毎年、この時期がくると思い出すことがあります。掃除は単なる掃除。面倒なもの。反省したふりをしてやり直せば、むしろ、ほめられると思っていた私は胸の内を見透かされているようにさえ思えました。まるで、後から頭をおもいっきり叩かれたようなショックと恥ずかしさを昨日のように思い出します。Ｓ先生は、私に「掃除は自分の心磨き」という大切なことを教えてくれました。さて、みなさんの掃除はどうでしょうか？蔵波中は「清掃体力」といって、全校生徒」の半分は「清掃、半分は「体力」を行っています。体力班は、チャイムが鳴る前に走ってグラウンドにそれは中学２年生の冬、大掃除の時間でした。向かう姿や必死で取り組んでいる様子が見られます。私は、掃除は班の女子に任せて、サボっている生では、掃除は・・・・・・と言うと。徒でした。多くの先生方から、「掃除をやろうとしません。」「目を離すと遊んでいま班の女子はそんな男子にあきれ、自分たちでさっさとやってくれたのです。」とか「指示をしなければ、ぼーっと立っています。」という言葉がす。聞かれます。その日は寒く、バケツに手を突っ込んで雑巾をしぼる気にはなりません。先日も、トイレ掃除の３年生の取り組みについて指導をしました。いつものように、私は班の男子と追いかけっこをしたりしてふざけていもしかしたら、中学生時代の私と同じように、ました。掃除は単なる掃除。面倒なもの。「何をしてるんです。」突然、声がしました。と考えている人が多いのかもしれません。振り返るとと、担任のＳ先生でした。しかし、ものは考えもの。と言います。「私は、掃除を一生懸命しない人は信用しません。」面倒なものを仕方なくやるから、さぼりたくもなります。担任のＳ先生は生徒に向かって大声を出すような先生ではなく、むしろそこで、Ｓ先生の言葉のように考えてみてはどうでしょうか。優しい女の先生でした。が、顔は今までで一番恐く、同時に悲しそうな顔をしていました。私は、怒られたことよりちょっと前に「トイレの神様」という歌が流行り「掃除を一生懸命やらない人は信用しません」と言われた言葉の方が胸ました。にぐさりと突き刺さったような気持がしました。「トイレには神様がいて、トイレをきれいに掃除を放課後、私は友人と反省を態度で表そうと、サボった罰のつもりで掃除すれば、その神様がきれいな女の子にしてくれると、のやり直しを始めました。おばあちゃんから聞いたので一生懸命トイレ掃除を数分後、私たちに気づいたＳ先生がやって来ました。した」というような歌詞だったと思います。私は、心の中で、許されほめられると思いました。しかし先生の言葉は意外なものでした。誰もが嫌がるトイレ掃除を、一生懸命に掃除をする。「罰のつもりでやっているのなら、やめなさい。掃除は罰でやるもので掃除を一生懸命にすることできれいな人になれる。はありません。掃除は単に床を磨いているものではないんできっと、きれいな人とは外見を言うのではなく、す。自分の心を磨いているのです。だから、罰でやるのでは意内面（心）のことを言っているのではないでしょうか。味がないんです。」 -1-