環境配慮型光ケーブル - 古河電気工業株式会社

光ファイバケーブル
環境配慮型光ケーブル
■環境配慮型光ケーブルの特長
環境問題がますます深刻化している現在、電線・ケーブルの被覆材として使用されているPVCは、
燃焼時に有害なダイオキシンや塩素ガスを発生するなどの問題が指摘されています。
また欧州のRoHS指令により鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェ
ニルエーテルの6物質は、電気・電子機器製品への含有を制限されています。
2009年、構成材料にRoHS指令6物質を含まずハロゲンフリーであることを特徴とした環境配慮型
光ファイバケーブルについて規定したJCS 5505が日本電線工業会において制定されました。
古河電工ではJCS 5505の基準に適合した環境配慮型光ファイバケーブルを商品化しています。
わたしたちは、これからもリサイクル性の向上、環境にやさしい素材や製品の開発などを通して、
環境保護に積極的に取り組んでいきます。
種類
JCS記号
環境配慮型光ファイバケーブル
ECO-OP
環境配慮型耐燃性光ファイバケーブル(エコエース) ECO-OP/F
環境配慮型難燃性光ファイバケーブル(エコエース) ECO-OP/SF
難燃特性
発煙濃度・発生ガスの酸性度
非適用
60度傾斜試験合格
垂直トレイ試験合格
非適用
2014
ダイジェスト
古河電工グループ
「サステナビリティレポート」
(ウェブサイト掲載)
光コネクタ・コード
■環境配慮型光ファイバケーブルの種類と特長(JCS 5505)
7/7 版
古河電工グループ
サステナビリティレポート
環境配慮型ケーブル
「エコエース」
総合カタログ
下記参照
光クロージャ・成端架・接続箱
※JCS規格では環境配慮“型”
ではなく、
“形”
の名称となっています。
弊社製の標準的な光ファイバケーブルは上記JCS 5505に規定されている3種類のいずれかに適合しています。
また、環境配慮型の名称で光ファイバケーブルをご提供することも可能です。詳細につきましてはお問い合わせください。
ハロゲンフリー材料で構成されているため、
焼却時にダイオキシンやハロゲン系ガスなど
の有害物質を発生しない。
ハロゲンガス発生量(mg/g)
250∼320
IEC規格において、塩素および臭素の最大許容濃度は下記に規
定される。
塩素および臭素の合算:0.5%(5000ppm)
(他のハロゲン元素であるフッ素、ヨウ素、アスタチンは対象外)
↓
酸性
エコエース
100
スペシャルティ光ファイバ
80∼120
6
エコエース
従来のケーブル
エコエース
従来のケーブル
0
エコエース
従来のケーブル
シース材料をポリオレフィン系に統一。リサイクルしやすい。
問い合わせ先 ファイバ・ケーブル事業部門〈技術〉
:03-3286-3653 〈その他〉
:03-3286-3434 http://www.furukawa.co.jp/jyotsutop/const.htm
光デバイス・光部品・
90
ファイバレーザ/可視光レーザ
銅鏡腐食試験
(ASTM D2671 カッパーミラーテスト)
光システム
燃焼時見通し距離(m)
腐 食 面 積︵%︶
↓
発煙
少
腐食性ガスを発生しない。
※IEC1034 3mキューブ煙濃度試験結果より算出
250∼300
従来のケーブル
(CATV・地域情報・監視管理)
発煙濃度(JIS C 60695-6-31)
エコエース
2006年7月からEU指令により規制された以下6物質をシース材料 から除外すること。
①鉛(Pb):0.1wt%(1000ppm以下) ②カドミウム(Cd):0.01wt%(100ppm以下) ③水銀(Hg):0.1wt%(1000ppm以下) ④六価クロム(Cr6+):0.1wt%(1000ppm以下) ⑤ポリ臭化ビフェニル(PBB):0.1wt%(1000ppm以下) ⑥ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
:0.1wt%(1000ppm以下)
燃焼時の煙の発生が非常に少ない。
(ECO-OP/F、ECO-OP/SF相当のみ)
発煙
多
↑
従来のケーブル
●RoHS対応
(RoHS指令における使用禁止化学物質
を含有しておりません)
4.3∼5
2
0
環境への負荷が大きいといわれている
重金属類を含まない。
(JIS C 3666-2)
光通信工事機器
●ハロゲンフリーの定義
発生ガスの酸性度(pH)
中性
↑
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