お取引先各位 文書番号 FFDEN-QA-02 発行日:H26.5.19 富士フイルム株式会社 光学・電子映像事業部 品質保証グループ マネージャー 三宅 路裕 生産調達管理グループ マネージャー 松尾 淳一 光学・電子映像事業部として新規に追加する含有禁止化学物質について 拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は弊社の環境品質保証に多大なご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 このたび、電子・電気製品に係る各国法規制を鑑み当事業部独自の含有禁止化学物質を下記の通り設定 いたしますので、ご理解の上遵守戴きます様お願い申し上げます。 敬具 ―― 記 ―― 1.対象となる製品 「富士フイルム グリーン調達基準書」Ver.1.4 が適用される旧電子映像事業部製品 (デジタルカメラ関連製品) なお「富士フイルム 光学・電子映像事業部 グリーン調達基準 付属書2」「同 付属書3」を適用する製品/ 部品に付きましては、本文書の対象ではありません。 2.当事業部独自の含有禁止化学物質および閾値 物質名:ジブチルスズ(DBT)化合物 金属スズ、スズ合金、スズめっき、スズの無機化合物は該当しません。 アーティクル(部品、部材、製品、包材、および副資材)については既に「富士フイルム グリーン調達基準書」 (Ver. 1.4)で禁止されております。 含有 禁止 対象 基準/閾値レベル 納入禁止時 ・ 材 料 に 対 し 1000ppm 即時 ・ 一液型室温硬化型(RTV-1)シーラントおよび (0.1wt%)以上のスズ元素 二液型室温硬化型(RTV-2)シーラント の含有 ・ 一液型室温硬化型接着剤および二液型室温硬化型 (材料に対しスズ換算で 接着剤 1000ppm 以上の含有) ・ 塗料およびコーティング剤の触媒 ・ 屋外用途を意図した布地をコーティングする PVC の安定剤 ・ 軟質 PVC 異型材(profile)への添加剤、および 硬質 PVC と同時押出成形された軟質 PVC 異型材 (profile)への添加剤 物質名:リン酸トリス(2-クロロエチル)(TCEP)、リン酸トリス(1-メチル-2-クロロエチル)(TCPP)、 リン酸トリス(1,3-ジクロロ-2-プロピル)(TDCPP) CAS No. 115-96-8、13674-84-5、13674-87-8 の物質が対象 含有 禁止 対象 基準/閾値レベル 納入禁止時 ・プラスチック、樹脂、繊維、布材料への難燃剤用途 ・部品に対し 1000ppm 即時 (0.1wt%)を超える含有 物質名:パーフルオロオクタン酸(PFOA)、その塩及びそのエステル CAS No. 335-67-1、3825-26-1、335-95-5、2395-00-8、335-93-3、335-66-0、376-27-2、 3108-24-5 の物質が対象 対象 基準/閾値レベル 納入禁止時期 即時 ・繊維、布材料、皮革材料へのコーティング剤 ・コーティングされた 材料に対し1μg/㎡ 含有 を超える含有 禁止 ・上記、および下記以外の全ての用途 ・部品に対し 1000ppm (0.1wt%)を超える含有 ・フィルム・紙・印刷版への写真用コーティング剤 ・コーティングされた H27 年4月 材料に対し1μg/㎡ 含有 1日以降 を超える含有 禁止 予定 ・半導体中に用いられる接着剤・ホイル(箔) ・ ・部品に対し 1000ppm テープへの添加剤 (0.1wt%)を超える含有 物質名:多環芳香族炭化水素(PAH) CAS No. 50-32-8,192-97-2,56-55-3,218-01-9,205-99-2,205-82-3,207-08-9, 53-70-3 の物質が対象 含有 禁止 予定 対象 ・皮膚または口腔内に直接,長時間または,短期 間で繰り返し接触するゴムまたはプラスチッ ク部品 基準/閾値レベル ・材料に対し 1ppm(0.0001wt%) を超える含有 納入禁止時期 H27 年4月 1日以降 本内容に付きましては、弊社「グリーン調達基準書」次回改定への反映を検討中です。従いまして上記 内容は弊社「グリーン調達基準書」の次回改定の際に効力を失うものとします。その際はご案内致します。 なお必要に応じて、従来機種の不使用証明書や JAMP ご協力の程よろしくお願いいたします。 AIS の更新をお願いする場合がございますので、 問合せ先: 品質保証グループ(法規制・環境グループ)三宅/丸山/青田 アドレス:[email protected] なお、本書面は弊社 HP にも掲載しております。 以上
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