ETAS がSimulink®用の新しいブロックセットを提供

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PROTOTYPING OF SIMULINK® MODELS
New Blocksets from
®
ETAS for Simulink
ETAS が Simulink®用の新しいブロックセットを提供
Dr. Ulrich Lauff、Michael Vogel、
INTECRIO-RLINK によるプロトタイピング
INCA-VLINK による PC ベース計測・適合
Johannes Wagner、ETAS
自動車の制御機能は MATLAB®/Simulink®で指定されることがよくあります。プロトタイピングメソッドを配備す
ることにより、制御機能の開発の効率、速度、信頼性が高まります。プロトタイピングを行うと誤りを早期に識別し
て訂正でき、ソフトウェア開発工程で時間と費用のかかる作業の繰り返しを回避できます。新しい ETAS INTECRIO-
RLINK プロトタイピングブロックセットを使用すると、Simulink®モデルを車載機器で容易にテストできます。
R E A LT I M E S
J 1/2013
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制御機能の開発、テスト、および適合を行
うエンジニアは、Simulink®モデルの検証
と適合を ETAS INCA で早期に行う必要が
ETAS INCA
あります。ETAS INCA-VLINK 計測・適合
INCA EIP
用ブロックセットを使用すると、Simulink
®
電子制御システムと
プロトタイプおよび
ECU制御機能の適合から
信号収集
モデルを標準の Windows PC 上で動作す
る実行可能なプログラムとして配備できま
す。INCA-VLINK を使用すると、タスクを
Simulink®
車両やテストベンチからデスクトップコン
す。
多彩なオプション:Simulink®モデルを
実車でプロトタイピング
ES910プロトタイピング
インターフェースモジュール
ETAS
INTECRIO-RLINK
ピュータに移して時間と費用を節約できま
Simulink®での
制御機能モデル
ES930マルチI/O
モジュール
強力なリアルタイム対応の ETAS プロトタ
イピングターゲットを使用することにより、
Simulink®モデルの挙動を実環境条件下で
徹底検証できます。実績ある ETAS バイパ
バイパス
インターフェース
ステクノロジーの採用により、新しいコン
ETK
セプトを ECU ソフトウェアの入手よりは
るかに早く車載で確認することができま
す 。 XCP 準 拠 ま た は 高 帯 域 の ETAS
ECUソフトウェア
センサおよび
アクチュエータ信号
ETK/XETK バイパスインターフェースを使
ECU
用して、プロトタイピングターゲット上の
制御機能の実行を ECU の動作に同期させ
。
ることができます(図 1)
CAN、LIN、FlexRay
ETAS は、広範囲にわたるすべてのアプリ
図1:ETASプロトタイピングシステムの例:Simulink®でモデリングされた制御機能を
ケーション要件に完全に対応できるように
さまざまな車載テスト用プロトタイピング
実行するES910モジュールが、電子制御ユニット(ECU)にはETKバイパスインター
ターゲットを提供していて、そのすべてを
フェース経由で、またセンサ信号やアクチュエータ信号にはES930モジュール経由で
INTECRIO-RLINK でサポートしています。
ETAS ES900 シリーズの小型ハードウェ
リアルタイムに接続されています。
アモジュールにより、狭い場所でもプロト
タイピングの標準機能を実現できます(図
1)。
ETAS ES1000 システムはモジュール式
で、その VME ボードにはシミュレーショ
ンターゲット、ECU インターフェース、リ
アルタイム I/O の機能が搭載され、それら
を自由に組み合わせて使用できます。ETAS
RTPRO-PC ソフトウェアを使用すると、1
プロトタイプコンフィギュレーションと
検
を ECU に近いリアルタイム挙動にして、
モデル統合
証の質を高めることができます。
INTECRIO-RLINK により、機能開発者は
プロトタイプコンフィギュレーションの
INCA と ETAS INCA-EIP 実験ターゲット
全ステップを Simulink®で直接行えます
統合パッケージアドオンを使用すると、車
。
(図 1)
両の電子制御システム全体の検証と適合を
このプロトタイピングブロックセットはさ
行えます。これにより、プロトタイピング
台のコンピュータをリアルタイムターゲッ
まざまな ETAS プロトタイピングターゲッ
ターゲット上で稼働する制御機能、ECU、
トとしてもモデリング環境としても使用で
トの設定、それらのターゲットと ECU バ
および車両環境からの信号の同期計測が可
きます。
RTPRO-PC は市販のクアッドコア
イパス、センサ信号およびアクチュエータ
。
能になります(図 1)
PC の 2 つのコアをリアルタイムプロトタ
イピングターゲットで専有させ、他の 2 つ
のコアでは Windows アプリケーション
信号との接続設定、およびプロトタイピン
ています。さらに、INTECRIO-RLINK は制
制御モデルの計測・適合が PC だけで可能
Windows PC を制御モデル検証・適合用
の実行を続けられるようにします。
御機能を OSEK オペレーティングシステ
の非リアルタイムターゲットとして直接使
ムと統合します。これにより、開発された
用する場合、INCA-VLINK ブロックセット
制御モデルを ECU と全く同じようにスケ
により、実行可能プログラムを Simulink®
ジューリングし、制御プロトタイプの挙動
モデルからワンクリックで生成できる環境
グターゲット用コードの生成をサポートし
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PROTOTYPING OF SIMULINK® MODELS
図2:INCA-VLINKを使用すると、Simulink®でモデリングされた制御機能の検証・適合をPC上のINCAにより
オフラインで行えます。
が実現します。この環境で生成されたプロ
接続できます。
コンポーネントおよび C コードモジュール
グラムは PC 上で実行でき、Simulink®の
INCA EIP 実験ターゲット統合パッケージ
により、すべての INCA ユーザーが計測や
適合のために直ちに Simulink®モデルの制
御機能にアクセスでき、INCA と同じ PC
で実行している Simulink®制御モデルを実
車の ECU と同じように使用できます。
と容易に統合できます。
インストールもライセンスも必要ありませ
ん。その結果、INCA-VLINK により、仮想
制御プロトタイプを、元のモデルの設計を
公開しないで INCA ユーザーと容易に共有
できます。
INCA-VLINK により、自動車用組込みソフ
トウェアの挙動を PC 上で実現できます
。内蔵の RTA-OSEK オペレーティ
(図 2)
ツールチェーンの統合
INTECRIO-RLINK と INCA-VLINK は
ETAS ツールチェーンに完全に統合されま
ングシステムではタスクスケジューリング
す。制御モデルのタスクスケジューリング
を量産 ECU と同様に行えるうえ、このシ
の可視化と分析は ETAS RTA-TRACE を
ミュレーション環境は適応性に富んでいる
使用して行えます。計測・適合データや実
のでユーザーが実行速度を調整できます。
験コンフィギュレーションの再利用・交換
仮想プロトタイプの入力には、車両テスト
は、制御開発のどのフェーズでも INCA で
中に収録されたデータなどを使用すること
容易に行えます。計測値はシミュレーショ
ができます。データ、および信号から制御
ン 実 行 中 に INCA で 表 示 で き 、 ETAS
Measure Data Analyzer(MDA)で評価
できます。ETAS INTECRIO 統合プラット
フォームでは、Simulink®モデルを ETAS
ASCET モデル、AUTOSAR ソフトウェア
機能入力へのマッピングもユーザーが容易
に変更できます。しかも、実行可能プログ
ラムには追加の XCP インターフェースも
装備されるので、サードパーティツールも