電子顕微鏡用急速凍結試料作成装置 EM CPC

電子顕微鏡用急速凍結試料作成装置 EM CPC (Leica 社製)
社製)
設置場所 W718(研究西棟)
担当者 安永卓生
内線 飯塚
7826
分析できること
当装置は、電子顕微鏡のための急速凍結試料を作成するための装置である。ソフトマテリ
アルや液体の中に存在するタンパク質等の生物試料、組織等の急速凍結が可能である。液体
エタンやプロパンなどの冷媒を用いて、液浸、金属圧着等により急速凍結される。電子顕微
鏡装置と組み合わせることにより、薄片内部の組織観察が可能となる。
分析原理
液体窒素により作成される液体エタン、プロパン、それらの混合物などを用いて、急速に
凍結することができる。冷媒として、液体エタン、プロパン、それらの混合物が利用される
のは、その比熱が大きく、急速に凍結できるためである。
液浸、金属圧着等の手法により凍結できる。
分析試料
−185度程度で凍結可能な試料。
典型的には溶液中に溶けているタンパク質のような生物
試料やソフトマテリアルが対
象である。
これ以外に、
細胞、
生物組織等の急速凍結も可能
である。
分析の注意点
冷媒を多用するため、凍傷
等の危険を伴う。また、エタ
ン、プロパン等の燃焼性の高
いガスを冷媒として用いるた
め、危険度が高い。高圧ガス
の取り扱いに注意が必要であ
る。
電子顕微鏡用急速凍結試料作成装置 EM CPC (Leica 社製)