遺伝・精神保健データに対する集積性手法の実践 冨田 誠 (医歯大) ∗ , 石岡 文生 (岡山大) † , 久保田 貴文 (多摩大) 西山 毅 (愛知医科大) § , 栗原 考次 (岡山大) ¶ ‡ , はじめに 1 ある領域が他の領域に比べ高い値を取る場合, なんらかの重要な情報を含むことが多い. その高い値を取 る領域のことをクラスター, 集積地域などと呼び, 集積性の研究は様々な研究分野にとって有効な手法と成 りうる. 著者らは遺伝データについて, 連鎖不平衡 (LD) のブロック領域の同定 (Tomita, et al., 2008; 冨田, 2012), 多変量 QTL との関連解析における分析領域抽出 (Tomita, et al., 2011a), ht-SNPs 選択 (Tomita, et al., 2011b), 遺伝パスウェイ情報からの集積性検出 (石岡・冨田, 2013) 等, 自殺者データについて, 時空間 集積性の検討 (冨田他, 2010a), 期間ごとの増減率を考慮した空間集積性の検討 (冨田他, 2013), 同集積性を 検討するための隣接情報の構築 (久保田他, 2013) 等の集積性の研究を行ってきた. 当日はその一部を紹介 する. 参考文献 [1] Tomita M., Hatsumichi M. & Kurihara K. (2008). Identify LD Blocks Based on Hierarchical Spatial Data, Computational Statistics & Data Analysis, 52(4):1806-1820. [2] Tomita M., Hashimoto N. & Tanaka Y. (2011a). Association Study for the Relationship Between a Haplotype or Haplotype Set and Multiple Quantitative Responses. Computational Statistics & Data Analysis, 55(6):2104-2113. [3] Tomita M., Moon SH. & Kurihara K. (2011b). An Application to Select Tag Loci by Using Hierarchical Structures of DNA Markers. Journal of the Korean Data Analysis Society, 13(6):2749-2762. [4] 石岡 文生, 冨田 誠 (2013). 空間集積性の手法を利用した遺伝データへの応用, 2013 年度統計関連学会 連合大会講演報告集, 142. [5] 久保田 貴文, 藤野 友和, 冨田 誠, 石岡 文生, 藤田 利治 (2013). 空間データベースを用いた隣接情報の 作成と自殺データの集積性, 統計数理, 61(1):167-176. [6] 冨田 誠, 石岡文生, 藤田 利治 (2010a). 日本の自殺データにおける時空間解析, 計算機統計学, 23(1):25-43. [7] 冨田 誠, 藤田 利治, 神出 計, 花田 裕典, 宮田 敏行, 河野 雄平 (2010b). 大規模なゲノムデータにおける 関連解析の手法とソフトウェア, 計算機統計学, 22(2):131-142. [8] 冨田 誠 (2012). ハプロタイプ解析における推定・ブロック同定および関連解析, 計算機統計学, 25(1):53-68. [9] 冨田 誠, 石岡 文生, 久保田 貴文, 藤田 利治 (2013). 日本人自殺者数とその増減による空間集積性の評 価, 厚生の指標, 60(6):1-8. ∗ 東京医科歯科大学医学部附属病院臨床試験管理センター † 岡山大学大学院法務研究科 助教 ‡ 多摩大学経営情報学部 准教授 § 愛知医科大学公衆衛生学講座 准教授 (特任) ¶ 岡山大学大学院環境生命科学研究科 教授 准教授 〒 113-8519 文京区湯島 1-5-45, E-mail: [email protected]
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