札幌市グループホーム等早期安全安心プロジェクト設置要綱 (平成22年

資料1
札幌市グループホーム等早期安全安心プロジェクト設置要綱
(平成22年3月19日 保健福祉局長、都市局長、消防局長決裁)
(目的)
第1条
札幌市内に存する認知症高齢者グループホームその他自力避難が困
難 な 方 が 入 所 す る 社 会 福 祉 施 設 ( 以 下 「 グ ル ー プ ホ ー ム 等 」 と い う 。) に つ
い て 、保 健 福 祉 局 、都 市 局 及 び 消 防 局 が 相 互 に 連 携 を 図 り 、こ れ ら の 施 設 に
お け る 安 全 安 心 を 早 期 に 確 保 す る こ と を 目 的 と し て 、グ ル ー プ ホ ー ム 等 早 期
安 全 安 心 プ ロ ジ ェ ク ト ( 以 下 「 プ ロ ジ ェ ク ト 」 と い う 。) を 設 置 す る 。
(業務)
第2条
プロジェクトは、次の業務を行うものとする。
(1)
グループホーム等に係る情報交換及び協力体制の構築に関すること。
(2)
グループホーム等に係る合同立ち入りの実施に関すること。
(3)
グループホーム等に係る安全安心対策の検討及び実施に関すること。
(4)
その他グループホーム等の安全・安心対策に関すること。
(委員会)
第3条
プ ロ ジ ェ ク ト に プ ロ ジ ェ ク ト 運 営 委 員 会 ( 以 下 「 委 員 会 」 と い う 。)
を置き、次により組織する。
(1)
プ ロ ジ ェ ク ト 運 営 委 員 長( 以 下「 委 員 長 」と い う 。)
(2)
プ ロ ジ ェ ク ト 運 営 委 員 ( 以 下 「 委 員 」 と い う 。)
ア
保健福祉局監査指導室長
イ
保健福祉局保健福祉部長
ウ
保健福祉局障がい福祉担当部長
エ
都市局建築調整担当部長
オ
消防局警防部長
消防局予防部長
(職務)
第4条
委員長は、プロジェクトを代表し、委員会を総理する。
(運営会議)
第5条
プ ロ ジ ェ ク ト 運 営 会 議 ( 以 下 「 運 営 会 議 」 と い う 。) は 、 プ ロ ジ ェ ク
トの運営に必要な事項について審議するため、委員長が必要と認めるとき、
又 は 委 員 か ら 会 議 の 開 催 が 提 起 さ れ た と き に 、委 員 長 が 委 員 を 招 集 し て 開 催
するものとする。
2
委 員 は 、や む を 得 な い 理 由 に よ り 運 営 会 議 に 出 席 す る こ と が で き な い 場 合
は、その代理者を会議に出席させることができる。
3
委 員 会 は 、必 要 に 応 じ て 委 員 以 外 の 者 に 運 営 会 議 へ の 出 席 を 求 め る こ と が
できる。
(推進本部)
第6条
プ ロ ジ ェ ク ト に プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 本 部 ( 以 下 「 推 進 本 部 」 と い う 。)
を置き、次により組織する。
(1)
プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 本 部 長( 以 下「 本 部 長 」と い う 。)
消防局予防部指
導課長
(2)
プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 本 部 員 ( 以 下 「 本 部 員 」 と い う 。)
ア
保健福祉局監査指導室監査指導課長
イ
保健福祉局保健福祉部事業指導担当課長
ウ
保健福祉局保健福祉部自立支援担当課長
エ
都市局建築指導部建築安全推進課長
オ
消防局予防部予防課長
カ
消防局警防部消防救助課長
(推進会議)
第7条
プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 会 議 ( 以 下 「 推 進 会 議 」 と い う 。) は 、 プ ロ ジ ェ ク
ト に お け る 課 題 検 討 及 び 業 務 推 進 に 必 要 な 事 項 に つ い て 協 議 す る た め 、本 部
長が必要と認めるときに、本部長が本部 員を招 集し て開 催する ものと する 。
2
本 部 員 は 、や む を 得 な い 理 由 に よ り 推 進 会 議 に 出 席 す る こ と が で き な い 場
合は、その代理者を推進会議に出席させることができる。
3
推 進 本 部 は 、必 要 に 応 じ て 本 部 員 以 外 の 者 に 推 進 会 議 へ の 出 席 を 求 め る こ
とができる。
4
推 進 本 部 は 、必 要 に 応 じ て 推 進 会 議 に お け る 協 議 事 項 そ の 他 プ ロ ジ ェ ク ト
の推進に必要な事項について委員会へ報告するものとする。
(推進チーム)
プ ロ ジ ェ ク ト に プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 チ ー ム( 以 下「 推 進 チ ー ム 」と い う 。)
第8条
を置き、次により組織する。
2
(1)
リーダー
(2)
メンバー
消防局予防部指導課指導係長
ア
保健福祉局監査指導室監査指導課施設指導担当係長
イ
保健福祉局保健福祉部介護保険課事業指導係長
ウ
保健福祉局保健福祉部介護保険課事業者指定担当係長
エ
保健福祉局保健福祉部介護保険課グループホーム指導担当係長
オ
保健福祉局保健福祉部介護保険課施設指導係長
カ
保健福祉局保健福祉部障がい福祉課給付管理係長
キ
保健福祉局保健福祉部障がい福祉課運営指導係長
ク
保健福祉局保健福祉部障がい福祉課監査担当係長
ケ
都市局建築指導部建築安全推進課安全推進係長
コ
都市局建築指導部建築安全推進課ビル安全調査担当係長
サ
消防局予防部予防課防火安全係長
シ
消防局予防部指導課機動査察係長
ス
消防局予防部指導課設備係長
セ
各消防署予防課防火推進係長
推進チームは推進本部の指揮の下、安全安心対策の現場での連携を図り、
プロジェクトの業務を推進するものとする。
(事務局)
第9条
プロジェクトの事務局は、消防局予防部指導課に置く。
(補足)
第10条
こ の 要 綱 に 定 め る も の の ほ か 、プ ロ ジ ェ ク ト の 運 営 に つ い て 必 要 な
事項は、運営会議において定める。
附
則
この要綱は、平成22年3月19日から施行する。
資料2
保健福祉局認知症高齢者グループホーム緊急実態調査結果
1 現地調査期間 平成22年4月19日∼5月31日
2 調査結果
(1) 入居者の状況
事業所数
要介護3以上の入居
者数が施設定員の半
数以上
要介護3以上の入居
者数が施設定員の半
数未満
計
割合
156
67.5%
75
32.5%
231
100.0%
(2) 夜間の勤務体制の状況
1人勤務
2人勤務
3人勤務
計
1ユニット 2ユニット 3ユニット
1事業所
60事業所
98.4%
0.7%
1事業所 140事業所
1.6%
97.2%
3事業所 26事業所
2.1%
100%
61事業所 144事業所 26事業所
(3) 運営推進会議の開催回数の状況
0回
1回
2回
3回
4回
5回
6回
計
事業所数
4
4
9
31
53
31
99
231
割合
1.7% 0回 ⇒全て、対象期間(※)以降に開催済み。
1.7%
3.9%
13.4%
22.9%
13.4%
42.9%
100.0%
* 運営推進会議の開催は「概ね2カ月に一回以上」であり、年5回までは概ね2カ月。
0∼4回
5∼6回
事業所数
101
130
割合
43.7%
56.3%
(4) 運営推進会議開催頻度不足(年6回未満)理由
理由区分
事業者の都合
参加者の都合
地域の協力
その他
合計
回答件数
59
61
9
18
147
* 一部事業所で複数回答あり。
* 個別理由ごとの内訳は別添参照のこと。
割合
40%
42%
6%
12%
100%
(5) 避難訓練の実施状況
0回
1回
2回
3回以上
計
事業所数
5
33
181
12
231
割合
2.2% 0回 ⇒全て、対象期間(※)以降に実施済み。
14.3%
78.4%
5.2%
100.0%
(6) 夜間想定の避難訓練の実施状況
実施
未実施
計
事業所数
153
78
231
割合
66.2%
33.8%
100.0%
(7) 地域住民の避難訓練への参加の有無
あり
なし
計
事業所数
84
147
231
割合
36.4%
63.6%
100.0%
(8) 町内会への加入の有無
加入
未加入
計
事業所数
215
16
231
割合
93.1%
6.9%
100.0%
(9) 町内会の総会への参加の有無
あり
なし
計
事業所数
144
87
231
割合
62.3%
37.7%
100.0%
※ 対象期間:平成21年1月1日∼平成21年12月31日
別添
運営推進会議開催頻度不足(年6回未満)の個別理由ごとの内訳
理由区分
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
事業者
開催頻度不足の個別理由
管理者の業務多忙等のため
特になし
3ケ月に1回のペースで開催していた
職員、利用者の入れ替わりがあったため
議題設定に悩んだため
延期したため
運営推進会議の会議形態になっていない
外部者が来ると利用者が不穏となるため
冬期間は開催していないため
行事にあわせて開催していたため
2ケ月に1回だと内容が充実しない
小 計
参加者
参加者の日程調整がつかないため
参加者
家族・町内会長等から回数多いとの苦情
参加者
委員への遠慮のため
参加者
内容のマンネリ化で参加者が欠席したため
小 計
地域の協力 地域からの協力が得られないため
その他
インフルエンザのため中止
その他
年度でみると6回開催
計
事業所実数
* 一部事業所で複数回答あり。
0回
1回
2回
1
2
3回
1
1
4回
7
3
2
2
1
小計
6
4
6
5
2
4
4
1
1
7
1
1
1
1
1
6
13
1
1
23
4
2
1
43
5
3
2
2
1
4
11
9
35
31
2
3
1
61
53
9
4
1
115
101
1
1
4
4
4
4
5回
15
10
8
7
3
0
1
1
1
1
1
3
4
9
32
31
総 計
19
14
8
7
3
3
1
1
1
1
1
59
50
6
3
2
61
9
8
10
147
132
割合
12.9%
9.5%
5.4%
4.8%
2.0%
2.0%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
34.0%
4%
2%
1%
6.1%
5.4%
6.8%
100%
資料3
都市局認知症高齢者グループホーム緊急実態調査結果
1 実施期間
(1) 緊急調査 平成22年3月18日∼4月2日
(2) 現地調査 平成22年4月19日∼6月3日
2 調査結果
(1) 建築基準法令(手続関係)の状況
6月3日現在
建 物 用 途
施設数
当初から
GH
(件)
木 造
115
78
24
非木造
116
85
計
231
163
区分
手続きを確認できたもの
住宅から 住宅以外
GH
からGH
(件)
(件)
建築確認
(件)
用途変更
(件)
13
112
4
1
30
116
10
25
43
228
14
(2) 建築基準法令(防火避難関係)の状況
不備内容
件 数
非常用照明
未設置
不点灯
22
3
防火区画
その他
1
2
資料4
消防局認知症高齢者グループホーム緊急実態調査結果
1 調査期間 平成22年3月15日∼3月26日(フォローアップ調査∼4月30日)
2 調査結果
(1) 消防用設備等(単位:施設)
ア スプリンクラー設備
延べ面積275㎡未満(※)
設置済み
なし
延べ面積275㎡以上、1,000㎡未満(※)
設置済み
代替・免除等
なし 経過措置中
違反
延べ面積1,000㎡以上(※)
設置済み
代替・免除等
なし
違反
(イ) 自動火災報知設備
設置済み
代替・免除等
なし 経過措置中
違反
(ウ) 消防機関へ通報する火災報知設備
設置済み
代替・免除等
なし 経過措置中
違反
(エ) 消火器具
設置済み
代替・免除等
なし
違反
(オ) 誘導灯
設置済み
代替・免除等
なし
違反
(カ) 避難器具
設置済み
代替・免除等
なし
違反
(キ) 消防用設備等に係るその他の違反がある施設
自動火災報知設備の発信機未設置
※ 消防用設備等の設置単位(区画等)ごとに施設面積を算定した。
平成22年4月30日現在
39
0
39
183
39
1
143
0
9
8
1
0
0.0%
100.0%
21.3%
0.5%
78.1%
0.0%
88.9%
11.1%
0.0%
207
0
24
0
89.6%
0.0%
10.4%
0.0%
169
2
60
0
73.2%
0.9%
26.0%
0.0%
231
0
0
100.0%
0.0%
0.0%
198
31
2
85.7%
13.4%
0.9%
51
180
0
22.1%
77.9%
0.0%
1
0.4%
(2) 防火管理関係(単位:施設)
(ア) 防火管理者
選任済み
選任義務なし
未選任(違反)
(イ) 消防計画
届出済み
届出義務なし
未届(違反)
(ウ) 消防計画に基づく消防訓練
実施済み
実施義務なし
未実施(違反)
(エ) 防炎規制
防炎処理済み
防炎未処理(違反)
(オ) 消防用設備等点検報告
届出済み
未届(違反)
(カ) 避難施設の維持管理
違反なし
違反あり
(キ) 火気設備の維持管理
違反なし
違反あり
(3) 改善状況
平成22年6月7日時点ですべての違反事項は改善済み。
227
4
0
98.3%
1.7%
0.0%
227
4
0
98.3%
1.7%
0.0%
227
4
0
98.3%
1.7%
0.0%
230
1
99.6%
0.4%
231
0
100.0%
0.0%
230
1
99.6%
0.4%
231
0
100.0%
0.0%
資料5
認知症高齢者グループホームに係る関係法令参考条文等
【老人福祉法】
第5条の2第6項
この法律において、
「認知症対応型老人共同生活援
助事業」とは、第10条の4第1項第5号の措置に係る者又は介
護保険法の規定による認知症対応型共同生活介護に係る地域密着
型介護サービス費若しくは介護予防認知症対応型共同生活介護に
係る地域密着型介護予防サービス費の支給に係る者その他の政令
で定める者につき、これらの者が共同生活を営むべき住居におい
て入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の援助を行う
事業をいう。
第10条の4第1項
市町村は、必要に応じて、次の措置を採ること
ができる。
65歳以上の者であつて、認知症(介護保険法第8条第16
五
項に規定する認知症をいう。以下同じ。)であるために日常生
活を営むのに支障があるもの(その者の認知症の原因となる疾
患が急性の状態にある者を除く。)が、やむを得ない事由によ
り同法に規定する認知症対応型共同生活介護又は介護予防認知
症対応型共同生活介護を利用することが著しく困難であると認
めるときは、その者につき、政令で定める基準に従い、第5条
の2第6項に規定する住居において入浴、排せつ、食事等の介
護その他の日常生活上の援助を行い、又は当該市町村以外の者
に当該住居において入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常
生活上の援助を行うことを委託すること。
【老人福祉法施行令】
第4条
法第5条の2第6項の政令で定める者は、次のとおりとす
る。
一
法第10条の4第1項第5号の措置に係る者
介護保険法の規定による認知症対応型共同生活介護に係る地
二
域密着型介護サービス費若しくは特例地域密着型介護サービス
費又は介護予防認知症対応型共同生活介護に係る地域密着型介
護予防サービス費若しくは特例地域密着型介護予防サービス費
の支給に係る者
三
生活保護法の規定による居宅介護(介護保険法第8条第18
項に規定する認知症対応型共同生活介護に限る。)又は介護予
防(同法第8条の2第17項に規定する介護予防認知症対応型
共同生活介護に限る。)に係る介護扶助に係る者
【介護保険法】
第7条
この法律において「要介護状態」とは、身体上又は精神上
の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における
基本的な動作の全部又は一部について、厚生労働省令で定める期
間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態であっ
て 、そ の 介 護 の 必 要 の 程 度 に 応 じ て 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 区 分( 以
下「要介護状態区分」という。)のいずれかに該当するもの(要
支援状態に該当するものを除く。)をいう。
第8条第16項
この法律において「認知症対応型通所介護」とは、
居宅要介護者であって、脳血管疾患、アルツハイマー病その他の
要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程
度 に ま で 記 憶 機 能 及 び そ の 他 の 認 知 機 能 が 低 下 し た 状 態( 以 下「 認
知症」という。)であるものについて、老人福祉法第5条の2第
3項の厚生労働省令で定める施設又は同法第20条の2の2に規
定する老人デイサービスセンターに通わせ、当該施設において入
浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚
生労働省令で定めるもの及び機能訓練を行うことをいう。
第8条第18項
この法律において「認知症対応型共同生活介護」
とは、要介護者であって認知症であるもの(その者の認知症の原
因となる疾患が急性の状態にある者を除く。)について、その共
同生活を営むべき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護そ
の他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことをいう。
【指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準】
第90条
指 定 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 の 事 業 を 行 う 者( 以 下「 指
定認知症対応型共同生活介護事業者」という。)が当該事業を行
う 事 業 所( 以 下「 指 定 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 事 業 所 」と い う 。)
ごとに置くべき指定認知症対応型共同生活介護の提供に当たる従
業者(以下「介護従業者」という。)の員数は、当該事業所を構
成する共同生活住居ごとに、夜間及び深夜の時間帯以外の時間帯
に指定認知症対応型共同生活介護の提供に当たる介護従業者を、
常勤換算方法で、当該共同生活住居の利用者(当該指定認知症対
応型共同生活介護事業者が指定介護予防認知症対応型共同生活介
護事業者(指定地域密着型介護予防サービス基準第70条第1項
に規定する指定介護予防認知症対応型共同生活介護事業者をいう。
以下同じ。)の指定を併せて受け、かつ、指定認知症対応型共同
生活介護の事業と指定介護予防認知症対応型共同生活介護(指定
地域密着型介護予防サービス基準第69条に規定する指定介護予
防認知症対応型共同生活介護をいう。以下同じ。)の事業とが同
一の事業所において一体的に運営されている場合にあっては、当
該事業所における指定認知症対応型共同生活介護又は指定介護予
防認知症対応型共同生活介護の利用者。以下この条及び第93条
において同じ。)の数が3又はその端数を増すごとに1以上とす
るほか、夜間及び深夜の時間帯を通じて1以上の介護従業者に夜
間及び深夜の勤務(夜間及び深夜の時間帯に行われる勤務(宿直
勤務を除く。)をいう。第4項において同じ。)を行わせるため
に必要な数以上とする。
【 消 防 法 施 行 令 ( 現 行 : 平 成 2 1 年 4 月 1 日 施 行 )】
第12条
スプリンクラー設備は、次に掲げる防火対象物又はその
部分に設置するものとする。
一
別 表 第 一 (6 )項 ロ に 掲 げ る 防 火 対 象 物 ( 第 3 号 及 び 第 4 号 に
掲げるものを除く。)で延べ面積が275平方メートル以上の
もののうち、火災発生時の延焼を抑制する機能を備える構造と
して総務省令で定める構造を有するもの以外のもの
(附則)
第2条第2項
この政令の施行の際、現に存する防火対象物又は現
に新築、増築、改築、移転、修繕若しくは模様替えの工事中の防
火対象物における屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火
災報知設備及び消防機関へ通報する火災報知設備に係る技術上の
基準については、改正後の第11条、第12条、第21条及び第
23条の規定にかかわらず、平成24年3月31日までの間は、
なお従前の例による。
別表第一(6)項ロ
老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護
老人ホーム、有料老人ホーム(主として要介護状態にある者を入
居 さ せ る も の に 限 る 。)、 介 護 老 人 保 健 施 設 、 救 護 施 設 、 乳 児 院 、
知 的 障 害 児 施 設 、 盲 ろ う あ 児 施 設 ( 通 所 施 設 を 除 く 。)、 肢 体 不 自
由 児 施 設 ( 通 所 施 設 を 除 く 。)、 重 症 心 身 障 害 児 施 設 、 障 害 者 支 援
施 設 ( 主 と し て 障 害 の 程 度 が 重 い 者 を 入 所 さ せ る も の に 限 る 。)、
老 人 福 祉 法( 昭 和 3 8 年 法 律 第 1 3 3 号 ) 第 5 条 の 2 第 4 項 若 し く
は第6項に規定する老人短期入所事業若しくは認知症対応型老人
共同生活援助事業を行う施設又は障害者自立支援法(平成17年
法律第123号)第5条第8項若しくは第10項に規定する短期
入所若しくは共同生活介護を行う施設(主として障害の程度が重
い者を入所させるものに限る。ハにおいて「短期入所等施設」と
い う 。)
【 消 防 法 施 行 令 ( 改 正 前 )】
第12条
ス プ リ ン ク ラ ー 設 備 は 、次 に 掲 げ る 防 火 対 象 物 又 は そ の 部 分 に 設 置
するものと する。
三
別 表 第 一 ( 1 )項 か ら( 4 )項 ま で 、( 5 )項 イ 、( 6 )項 及 び ( 9 )項
イ に 掲 げ る 防 火 対 象 物 ( 前 号 に 掲 げ る も の を 除 く 。) の う ち 、 平 屋 建 以 外
の 防 火 対 象 物 で 、総 務 省 令 で 定 め る 部 分 以 外 の 部 分 の 床 面 積 の 合 計 が 、同
表( 6 )項 ロ に 掲 げ る 防 火 対 象 物 の う ち 身 体 上 又 は 精 神 上 の 理 由 に よ り 自
ら避難することが困難な者が入所するものとして総務省令で定めるもの
に あ つ て は 千 平 方 メ ー ト ル 以 上 、同 表( 4 )項 に 掲 げ る 防 火 対 象 物 及 び 同
表( 6 )項 イ に 掲 げ る 防 火 対 象 物 の う ち 病 院 に あ つ て は 三 千 平 方 メ ー ト ル
以上、その他の防火対象物にあつては六千平方メートル以上のもの
【要介 護状態区 分の 目安】
要介護度
要介護1
認定の 目安
身の回りの世話に見守りや手助けが必要。立ち上がり・歩行等
で支え が必 要
要介護2
身の回りの世話全般に見守りや手助けが必要。立ち上がり・歩
行等で支えが必要。排泄や食事で見守りや手助けが必要
要介護3
身の回りの世話や立ち上がりが一人ではできない。排泄等で全
般的な介助が必要
要介護4
要介護5
日常生活を営む機能がかなり低下しており、全面的な介助が必
要な場合が多い。問題行動や理解低下も
日常生活を営む機能が著しく低下しており、全面的な介助が必
要。多くの問題行動や全般的な理解低下も
(独立行政法人福祉医療機構 WAM NETホームページより)
資料6
プロジェクト検討・取組対象整理表
【表の記載について】
1 入居者・通所者の要件から、自力避難が困難な方が多く利用すると思われる施設については、①の列に「あり」を、そうでない施設については「なし」を記載。
2 ①の列が「あり」の施設について、夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)を②の列に記載。(①の列が「なし」の施設については「-」を記載。)
3 ②の内容から利用者数と比較して施設職員数が少ないと思われる施設について、市内に延べ面積1,000㎡未満の施設が存在する場合(平成22年4月30日現在)は③の列に「あり」を、
存在しない場合は「なし」を記載。(施設職員数が少ないと思われる施設以外のものについては、③の列に「-」を記載。)
4 ③の列に「あり」を記載した施設をプロジェクト検討・取組対象とする。
プロジェクト検討・取組対象整理表
No.
PJ検討・
取組対象
施設区分(通称)
市内
施設数
入居・通所
の別
入居者・通所者
1
-
老人短期入所施設
4
入居のみ
65歳以上の者であって、養護者の
疾病その他の理由により、居宅に
おいて介護を受けることが一時的
に困難となったもの
2
-
養護老人ホーム
4
入居のみ
65歳以上の者であって、環境上の
理由及び経済的理由により居宅に
おいて養護を受けることが困難な
もの
3
-
特別養護老人ホーム
53
入居のみ
65歳以上の者であって、身体上又
は精神上著しい障害があるために
常時の介護を必要とし、かつ、居宅
においてこれを受けることが困難な
もの
4
○
有料老人ホーム
82
入居のみ
食事の提供その他日常生活上必
要な便宜の供与を受ける高齢者
①自力避
難困難者
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
あり
入居者25名以下の場合は施設職員1名以上
入居者26名以上60名以下の場合は施設職員2名以上
入居者61名以上80名以下の場合は施設職員3名以上
入居者81名以上100名以下の場合は施設職員4名以上
なし
あり
施設職員1名以上
なし
あり
(1)ユニット型
2ユニットごとに1名以上
(2)ユニット型以外(従来型)
入居者25名以下の場合は施設職員1名以上
入居者26名以上60名以下の場合は施設職員2名以上
入居者61名以上80名以下の場合は施設職員3名以上
入居者81名以上100名以下の場合は施設職員4名以上
なし
あり(※1) 施設職員1名以上
あり(※1)
12施設(0)
No.
PJ検討・
取組対象
5
-
介護老人保健施設
6
-
7
8
9
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
市内
施設数
入居・通所
の別
入居者・通所者
①自力避
難困難者
43
入居のみ
要介護状態にある65歳以上の者
あり
施設職員2名以上
なし
救護施設
4
入居のみ
身体上又は精神上著しい障害があ
るために日常生活を営むことが困
難な要保護者
あり
【市内4施設の状況】
入居者100名の施設:施設職員3名
入居者160名の施設:施設職員7名
なし
-
知的障害児施設
2
入居のみ
知的障害のある児童
あり
【児童指導員及び保育士】
入居者4.3名につき1名以上
なし
-
盲ろうあ児施設
0
-
-
施設区分(通称)
肢体不自由児施設
10
-
重症心身障害児施設
11
○
障害者支援施設
1
入居のみ
-
上肢、下肢又は体幹の機能の障害
のある児童
-
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
-
-
あり
【児童指導員及び保育士】
乳児又は幼児10名につき1名以上
少年20名につき1名以上
【看護師】
療養病床入院患者4名につき1名以上
一般病床入院患者3名につき1名以上
-
あり
【児童指導員及び保育士】
児童指導員1名以上
保育士1名以上
【看護師】
療養病床入院患者4名につき1名以上
一般病床入院患者3名につき1名以上
-
2
入居のみ
重度の知的障害及び重度の肢体
不自由が重複している児童
13
入居のみ
主として夜間において、入浴、排せ
平均障害程度区分4未満:入所者6名につき施設職員1名以上
つ、食事の介護等の便宜の供与を あり(※2) 平均障害程度区分4∼5:入所者5名につき施設職員1名以上
受ける障がい者
平均障害程度区分6以上:入所者3名につき施設職員1名以上
あり(※2)
1施設(1)
No.
12
13
14
15
PJ検討・
取組対象
施設区分(通称)
市内
施設数
入居・通所
の別
入居者・通所者
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
あり
(1)特別養護老人ホーム併設型
高齢者ショートステイの入居者及び特別養護老人ホームの入居者
の合計が
25名以下の場合は施設職員1名以上
26名以上60名以下の場合は施設職員2名以上
61名以上80名以下の場合は施設職員3名以上
81名以上100名以下の場合は施設職員4名以上
(2)特別養護老人ホーム併設型以外
高齢者ショートステイの入居者数に応じて(1)に同じ。
あり
1施設(0)
あり(※2)
2施設(1)
○
老人福祉法第5条の2第4項
に規定する老人短期入所事業
を行う施設(高齢者ショートス
テイ)
60
入居のみ
65歳以上の者であって、養護者の
疾病その他の理由により、居宅に
おいて介護を受けることが一時的
に困難になったもの
○
障害者自立支援法第5条第8
項に規定する短期入所を行う
施設(障がい者ショートステ
イ)
46
入居のみ
居宅においてその介護を行う者の
利用者数が6名未満の場合は施設職員1名以上
疾病その他の理由により、短期間 あり(※2) 利用者数が6名以上の場合は利用者数が6名増えるごとに施設職
の入所を必要とする障がい者等
員を1名以上追加
○
障害者自立支援法第5条第1
0項に規定する共同生活介護
を行う施設(障がい者ケア
ホーム)
入居のみ
入居者6名につき1名以上の世話人
障害程度区分3の入居者9名につき1名以上の生活支援員
共同生活を営むべき住居に入居し
あり(※2) 障害程度区分4の入居者6名につき1名以上の生活支援員
ている障がい者
障害程度区分5の入居者4名につき1名以上の生活支援員
障害程度区分6の入居者2.5名につき1名以上の生活支援員
-
老人デイサービスセンター
167
264
通所のみ
65歳以上の者であって、身体上又
は精神上の障害があるために日常
生活を営むのに支障があるもの
あり
管理者1名
生活相談員1名以上
看護職員1名以上
利用者15人以下の場合は介護職員1名以上。利用者が5名増す
ごとに介護職員を1人追加
機能訓練指導員1名以上
あり
施設職員1名以上
なし
16
-
軽費老人ホーム
24
入居のみ
60歳以上の者であって、身体機能
の低下等により居宅において自立
した日常生活を営むことについて
不安があり、家族による援助を受
けることが困難なもの
17
-
老人福祉センター
10
通所のみ
各種相談、健康の増進、教養の向
上及びレクリエーションのための便
宜の提供を受ける老人
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
①自力避
難困難者
あり(※2)
20施設(19)
-
なし
-
-
No.
PJ検討・
取組対象
18
-
老人介護支援センター
19
-
20
21
入居者・通所者
①自力避
難困難者
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
0
-
-
-
-
-
更生施設
0
-
-
-
-
-
-
知的障害児通園施設
4
通所のみ
なし
-
-
-
情緒障害児短期治療施設
0
-
-
-
-
-
1
通所のみ
各種相談、機能訓練、教養の向
上、社会との交流の促進及びレク
リエーションのための便宜を受ける
障がい者
なし
-
-
67
通所のみ
創作的活動又は生産活動の機会
の提供等を受ける障がい者
なし
-
-
3
入居のみ
住居を求めている障がい者
なし
-
-
22
-
身体障害者福祉センター
23
-
地域活動支援センター
24
-
福祉ホーム
25
26
-
老人福祉法第5条の2第3項
に規定する老人デイサービス
事業を行う施設
-
老人福祉法第5条の2第5項
に規定する小規模多機能型居
宅介護事業を行う施設(小規
模多機能型居宅介護施設)
市内
施設数
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
入居・通所
の別
施設区分(通称)
269
通所のみ
独立自活に必要な知識技能の供
与を受ける知的障害のある児童
65歳以上の者であって、身体上又
は精神上の障害があるために日常
生活を営むのに支障があるもの
33 通所(宿泊可) 要介護、要支援状態にある者
あり
管理者1名
生活相談員1名以上
看護職員1名以上
利用者15人以下の場合は介護職員1名以上。利用者が5名増す
ごとに介護職員を1人追加
機能訓練指導員1名以上
-
あり
施設職員2名以上(内1名は宿直)
※最大宿泊可能者数9名
-
No.
27
28
29
30
31
PJ検討・
取組対象
施設区分(通称)
-
障害者自立支援法第5条の2
第6項に規定する生活介護を
行う施設(生活介護)
-
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
入居・通所
の別
入居者・通所者
①自力避
難困難者
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
51
通所のみ
入浴、排せつ及び食事等の介護、
創作的活動又は生産活動の機会
の提供その他必要な援助を要する
障がい者
あり
利用者3名につき施設職員1名以上
(平均障害程度区分が4未満の場合は利用者6名に対し施設職員
1名以上)
-
障害者自立支援法第5条第7
項に規定する児童デイサービ
スを行う施設(児童デイサービ
ス施設)
81
通所のみ
療育の観点から個別療育、集団療
育を行う必要が認められる児童
なし
-
-
-
障害者自立支援法第5条第1
3項に規定する自立訓練を行
う施設(自立訓練施設)
①地域生活を営む上で、身体機
能・生活機能の維持・向上等のた
め、一定の支援が必要な身体障が
い者
13 通所(宿泊可)
②地域生活を営む上で、生活能力
の維持・向上等のため、一定期間
の訓練が必要な知的障がい者・精
神障がい者
なし
-
-
-
障害者自立支援法第5条第1
4項に規定する就労移行支援
を行う施設(就労移行支援施
設)
通所のみ
就労を希望する者であって、単独
で就労することが困難であるため、
就労に必要な知識及び技術の習
得若しくは就労先の紹介その他の
支援が必要な65歳未満の障がい
者
なし
-
-
通所のみ
①企業等に就労することが困難で
あって、雇用契約に基づき、継続的
に就労することが可能な65歳未満
の障がい者
②一般企業等の雇用に結びつか
ない障がい者や、一定年齢に達し
ている者などであって、就労の機会
を通じ、生産活動に係る知識及び
能力の向上や維持が期待される障
がい者
なし
-
-
-
障害者自立支援法第5条第1
5項に規定する就労継続支援
を行う施設(就労継続支援施
設)
市内
施設数
28
100
PJ検討・
取組対象
施設区分(通称)
32
-
障害者自立支援法第5条第1
6項に規定する共同生活援助
を行う施設(障がい者グルー
プホーム)
33
-
視聴覚障害者情報提供施設
-
老人福祉法第5条の2第3項
に規定する老人デイサービス
事業を行う施設(認知ディ)
No.
34
③延面積
1,000㎡未満
施設(※3)
市内
施設数
入居・通所
の別
入居者・通所者
①自力避
難困難者
②夜間の勤務体制(通所施設の場合は最小人員の勤務体制)
210
入居のみ
地域において共同生活を営むのに
支障のない障がい者
なし
-
-
1
通所のみ
視聴覚障がい者
なし
-
-
通所のみ
65歳以上の者であって、認知症で
あるために日常生活を営むのに支
障があるもの
50
※1 主として要介護状態にある方が入居するものに限る。
※2 主として障害の程度が重い方が入居するものに限る。
※3 ( )内は、延べ面積275㎡未満の施設数。
あり
管理者1名
生活相談員1名以上
介護職員2名以上
機能訓練指導員1名以上
-
資料 7
認知症高齢者グループホーム
夜間避難訓練等指導マニュアル
平成22年6月1日
札幌市消防局
認知症高齢者グループホームの夜間避難訓練イメージ
1 事前準備
出火点の設定
職員・入居者の配置
出火
バルコニー
寝室
避難目標時間の設定
寝室
廊
下
寝室
居室
階段
室内の状況+施設全体の状況
(2分∼10分)+(1分∼6分)
目標時間=(3分∼16分)
避難場所・方法の確認
近隣協力者の参加の有無
2 訓練の実施
(避難目標時間)
自
火
報
発
報
︵
自
火
報
あ
り
警戒区域
確認
出
火
場
所
へ
の
移
動
火
災
発
見
「火事だー」
と2回叫ぶ
消
火
・
通
報
・
避
難
初期消火
放出姿勢15秒維持
通報(消防機関119)
通報装置又は電話
避難誘導
出火室から避難
出火室の区画形成
建物外等への避難
︶
消
火
器
携
行
(計測)
避
難
完
了
消
防
隊
到
着
・
情
報
提
供
避
難
完
了
消
防
隊
到
着
・
情
報
提
供
近隣者への連絡
火災発生
(避難目標時間)
︶
消
火
器
携
行
3 訓練結果の検証
火
災
発
見
火
事
だ
ー ﹂
出火場所
確認
{(√施設面積)/30}分
(計測)
﹁
1分30秒待機
火
災
覚
知
︵
自
火
報
な
し
出
火
場
所
へ
の
移
動
と
2
回
叫
ぶ
消
火
・
通
報
・
避
難
初期消火
通報(消防機関119)
避難誘導
※ 各対応行動に
ついては、上記
「自火報あり」に
同じ。
4 防火安全対策の充実・強化
どうやったら早く避難
させられる?
対応行動は適
切だったか?
☆繰り返し訓練による職員個々の能力
アップ、連携強化
☆近隣住民との連絡・協力体制の構築
☆消防用設備などの強化 など
(消防計画へ反映させる。)
施設で改善すべき
ところは?
1
目的
本 マ ニ ュ ア ル は 、認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム に お け る 夜 間 の 避 難 誘 導 体
制 そ の 他 の 防 火 安 全 対 策 の 充 実・強 化 を 図 る た め 、避 難 訓 練 の 実 施 及 び 訓 練
結果の検証について具体的な指導方法を示すことを目的とする。
2
用語の意義
本マニュアルにおける用語の意義は、次のとおりとする。
(1)
認知症高齢者グループホーム
老人福祉法第5条の2第6項に規定す
る認知 症対応型 老人共同生 活援助事 業を 行う施設を いう。
(2)
一時避難場所
火災時の火煙から一時的に身を守るために避難する場
所で、 次に 掲げるも のをいう。
ア
外 気 に 開 放 さ れ た 廊 下( 位 置 及 び 構 造 が 外 部 か ら の 救 出 を 妨 げ る も の
でないもの又は当該場所から直接地上に至ることができるものに限る。
イ 及 び ウ に お い て 同 じ 。)
イ
バルコニー
ウ
屋外階段
エ
出 火 階 の 下 階( 建 築 基 準 法 施 行 令 第 1 1 2 条 第 9 項 の 規 定 に よ る 竪 穴
区 画 が 形 成 さ れ て い る 準 耐 火 構 造 の 防 火 対 象 物 に 限 る 。)
オ
その他防火対象物の構造又は設備の状況から火災時の火煙による危
険が著しく少ないと認められる場所
(3)
職員等
認知症高齢者グループホームの職員その他の避難介助者(近
隣 事 業 所 等 の 応 援 者 を 含 む 。) を い う 。
(4)
避難目標時間
訓練開始から避難行動が完了するまでの目標時間をい
う。
3
訓練範囲
本マニュアルに基づく避難訓練は、次の区分に応じて実施するものと
(1)
する。
ア
防火対象物全体を認知症高齢者グループホームとして使用している
場合
イ
当該防火対象物内から地上又は一時避難場所までの避難訓練
防火対象物の一部を認知症高齢者グループホームとして使用してい
る場合
当該認知症高齢者グループホーム内から地上又は一時避難場
所までの避難訓練
(2)
前 (1)に か か わ ら ず 、防 火 対 象 物 の 区 画 等 の 状 況 か ら 、火 災 時 に 認 知 症
高齢者グループホームと一体となった避難誘導が必要となる施設が併設
されているときは、原則として当該併設施設も含めて避難訓練を実施す
るものとする。
4
訓練及び検証の基本的な考え方
本 マ ニ ュ ア ル で は 、火 災 時 に 初 期 対 応 を 行 う 職 員 等 が と る べ き 基 本 的 な 対
応 行 動 を 示 す と と も に 、認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム の 状 況 か ら 算 定 さ れ る
避難目標時間の設定方法を示している。
当 該 対 応 行 動 を 、設 定 し た 避 難 目 標 時 間 内 に 完 了 さ せ る こ と を 目 指 し て 訓
練 を 実 施 し 、そ の 結 果 を 検 証 す る こ と で 認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム の 避 難
誘 導 体 制 そ の 他 の 防 火 安 全 対 策 の 充 実・強 化 を 図 る こ と を 基 本 的 な 考 え 方 と
してい る。
5
訓練の事前準備
(1)
事前相談等の実施
消防署は、認知症高齢者グループホームの職員等が当該施設の実態や
入居者の状況を踏まえた避難介助の方法、避難経路の選択、避難目標時
間の設定その他避難訓練の実施に必要な事項を適切に設定できるように、
事前相談の機会等をとらえ必要な助言を行うものとする。
(2)
職員等及び入 居者の 配置
入居者の数に比して最も職員等が少なく、また、入居者が就寝してい
る夜間を想定して、職員等及び入居者を配置し訓練を実施する。
なお、認知症高齢者グループホームにおいて、訓練に参加できない自
力避難困難者がいる場合については、職員等が代役となるかダミー人形
等を使用することとし、自力避難困難者以外の入居者は可能な範囲で参
加するものとする。
(3)
出火点の想定
出火点は、認知症高齢者グループホームの関係者と相談して決定する
こと。
なお、自力避難困難者の配置等の状況を勘案し、火災が発生した場合
に避難に最も時間を要すると想定される認知症高齢者グループホームの
居室の中か ら選択す るものとす る。
(4)
避難目標時間の設定
本 マ ニ ュ ア ル に 基 づ き 避 難 訓 練 を 実 施 す る 部 分( 前 3 (2)に よ り 避 難 訓
練 を 実 施 す る 併 設 施 設 部 分 を 含 む 。)に つ い て 、避 難 目 標 時 間 を 設 定 す る 。
避 難 目 標 時 間 ( Tf) は 、 出 火 室 の 状 況 に 応 じ て 算 定 さ れ る 「 基 準 時 間
( T f1 )」及 び 施 設 の 状 況 に 応 じ て 算 定 さ れ る「 延 長 時 間( T f 2 )」の 和 と し 、
基 準 時 間 ( T f 1 ) 及 び 延 長 時 間 ( T f 2) は 、 当 該 施 設 の 条 件 に よ り 、 別 表 1
のとおりと する。
(5)
安全管理
訓練における事故を未然に防止するため、認知症高齢者グループホー
ムの職員等に訓練時の安全管理に関して次のことを指導するものとする。
ア
訓 練 に お け る 安 全 管 理 の 主 体 は 、認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム の 関 係
者であり、訓練責任者を明確にしておくこと。
イ
訓 練 責 任 者 は 、事 故 に つ な が る よ う な 危 険 要 因 が な い か 事 前 確 認 を 行
うこと。
ウ
訓 練 責 任 者 は 、訓 練 前 に 安 全 管 理 に つ い て 訓 練 参 加 者 全 員 に 周 知 す る
こと。
エ
訓 練 責 任 者 は 、訓 練 前 に 訓 練 の 計 画 変 更 の 有 無 を 確 認 し 、変 更 が あ っ
た場合には、参加者に相違点を周知すること。
オ
訓練責任者その他の職員等は、訓練中、参加者個々の行動を注視し、
危険が予測される場合又は事故が発生した場合は直ちに訓練を中止す
ること。
カ
訓 練 責 任 者 は 、訓 練 後 に 消 防 用 設 備 等 そ の 他 の 使 用 資 器 材 の 収 納 を 適
切 に 行 う と と も に 、受 信 機 な ど の ス イ ッ チ 類 を 確 実 に 元 の 状 態 に 復 旧 す
ること。
キ
訓 練 責 任 者 は 、訓 練 後 に 安 全 管 理 面 か ら 気 付 い た 点 を 記 録 し て 、そ の
後の訓 練に 反映させ ること。
6
対応行動(訓練内容及びその実施方法)
訓練において職員等がとるべき対応行動は、概ね別表2のとおりとする。
な お 、避 難 目 標 時 間 の 算 定 結 果 、対 応 行 動 ご と の 所 要 時 間 そ の 他 訓 練 結 果
の 検 証 に 必 要 な 事 項 に つ い て 、「 認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム 実 態 記 録 票 」
( 様 式 1 )及 び「 対 応 行 動 測 定・審 査 表 」
( 様 式 2 )に 記 録 す る も の と す る 。
7
訓練結果の検証と避難誘導体制等の充実・強化に係る指導等の方法
(1)
訓練結果の検証
前6に従って実施した訓練において職員等がとるべき対応行動のうち、
別表2「1
火災の覚知」から「6
時 避 難 場 所 へ の 避 難 」ま で 及 び「 7
出火室以外にいる者の地上又は一
近 隣 協 力 者 等 へ の 連 絡 」( 近 隣 協 力
者 等 が い る 場 合 に 限 る 。)に 要 し た 時 間( R t )と 、5 (4)に よ り 設 定 し た 避
難 目 標 時 間 ( T f) に つ い て 「 R t≦ Tf」 で あ る こ と を 検 証 す る 。
な お 、訓 練 に 参 加 し て い な い 入 居 者( 代 役 が い る 場 合 を 除 く 。)が い る
場 合 は 、 当 該 入 居 者 の 避 難 に 必 要 な 時 間 を 予 測 し て 、 測 定 し た Rt に 反 映
するものとする。同様に、入居者の安全管理上の理由等により避難行動
の一部を省略した場合についても、省略した避難行動の部分に必要な時
間 を 予 測 し て、 測 定 し た Rt に 反 映 す る も の と す る 。
これらの場合について、必要な時間の予測は、避難行動(代役、ダミ
ー人形等の使用可)を実測し、それに基づいて予測する方法又は人数、
距離及び自力避難の困難の状況に応じて「小規模社会福祉施設に対する
消防用設備等の技術上の基準の特例の適用について」
(平成19年6月1
3 日 付 け 消 防 予 第 2 3 1 号 )記 4 (1)イ の 移 動 時 間 の 算 定 方 法 に よ り 行 う
ものとする。
(2)
避難誘導体制等の充実・強化に係る指導等の方法
職 員 等 が と る べ き 対 応 行 動 に 不 適 切 な 事 項 が あ っ た 場 合 又 は 「 Rt> T f」
であった場合は、別紙の内容を参考として、認知症高齢者グループホー
ムの避難誘導体制その他の防火安全対策の充実・強化に係る指導、助言
等を行うものとする。
な お 、指 導 、助 言 等 を 行 っ た 事 項 に つ い て は「 避 難 誘 導 体 制 等 の 充 実 ・
強 化 に 係 る 指 導 ・ 助 言 表 」( 様 式 3 )に 記 録 し 、次 回 以 降 の 本 マ ニ ュ ア ル
に基づく避難訓練の指導の際に活用すること。
別表1
避難目標時間の設定
条件
出
火
室
の
状
況
施
設
の
状
況
内装制限の
状況 (注1)
基準時間
(Tf1)
時間
不燃材料
5分
準不燃材料
4分
難燃材料
3分
なし
2分
寝具・布張り家具の防炎性能の確保(注2)
+1分
特定施設水道連結型スプリンクラー設備等の設置(注3)
+2分
スプリンクラー設備の設置
+4分
出火室からの
区画形成
延長時間
(Tf2)
防火区画(注4)
3分
不燃化区画(注5)
2分
その他の区画(注6)
1分
施設床面積合計×(天井高さ-1.8m)≧200
+1分
特定施設水道連結型スプリンクラー設備等の設置(注3)
+1分
スプリンクラー設備の設置
+2分
避難目標時間 Tf=Tf1+Tf2
(注1) 内装制限の状況については、出火室の壁(床面からの高さが1.2m以下の部分を除く。)
及び天井の室内に面する部分(回り縁、窓台その他これらに類する部分を除く。)の仕上げ
とする。
(注2) 寝具・布張り家具の防炎性能の確保については、出火室において使用する寝具・布張り家
具のすべてが防炎性能を確保している場合とする。
(注3) 特定施設水道連結型スプリンクラー設備等が設置されている場合とは、消防法施行令第
12条第2項第4号に定める特定施設水道連結型スプリンクラー設備、「住宅用スプリンクラー
設備に係る技術ガイドライン」(平成3年消防予第53号)により設置される住宅用スプリン
クラー設備のヘッドが設置されている場合とする。
(注4) 防火区画とは、建築基準法施行令第112条に定める基準により設けた区画のほか、準耐火
構造の床若しくは壁又は防火戸により区画を形成するものも含むものとする。
なお、耐火建築物又は準耐火建築物以外の建築物については、建築基準法施行令第113条
に定める基準により設けた防火壁を防火区画とみなすことができるものとする。
(注5) 不燃化区画とは、仕上げを準不燃材料でした壁及び天井(天井の無い場合においては屋
根)並びに防火戸又は準不燃材料(ガラスは網入りのものに限る。)で造った戸により区画
を形成する(外気に面する開口部を除く。)ものをいう。
(注6) その他の区画とは、壁及び天井並びに戸(襖、障子又はこれらに類するものを除く。)に
より区画を形成するものをいう。
別表2
対応行動の基準
1
火災の覚知
次のいずれかの方法により職員等が火災を覚知することとす
(1) 自 動 火 災 報 知 設
備が設置されてい
る。
る場合
ア
出火点に最も近い場所に設置されている感知器を発報させ
て自動火災報知設備を作動させる。
イ
自動火災報知設備の作動を想定して受信機に感知器が作動
した旨の模擬の表示等を行う。
(2) 自 動 火 災 報 知 設
火 災 を 発 見 し た 入 居 者 等 か ら 連 絡 を 受 け る 等 に よ り 、職 員 等 が
備が設置されてい
火 災 を 覚 知 す る こ と を 想 定 し 、こ れ に 要 す る 時 間 と し て 、訓 練 開
ない場合
始 か ら 1 分 3 0 秒 間 、職 員 等 は 初 期 の 配 置 場 所 で 待 機 す る( 又 は
計 測 時 間 を 1 分 3 0 秒 間 進 め る 。) こ と と す る 。
2
現場の確認
(1) 自 動 火 災 報 知
ア
受信機で火災表示灯が点灯した場所を警戒区域一覧図と照合
設備が設置されて
し、自動火災報知設備の発報場所を確認(発報場所の指差し呼
いる場合
称)する。
イ
出火場所を確認し、自ら又は他の職員等に指示(内線電話等
がある場合は活用可)して、出火点に消火器その他必要な資器
材を携行し、駆けつける。
(2) 自 動 火 災 報 知
ウ
火災を確認した 者は、その場で「火 事だー!」と2回叫ぶ。
ア
出 火 場 所 の 確 認 と 到 着 に 要 す る 時 間 と し て 、{( √ 施 設 床 面 積
設備が設置されて
合 計( ㎡ ))/30}分 間 、職 員 等 は 初 期 の 配 置 場 所 で 待 機 す る( 又
いない場合
は 計 測 時 間 を {( √ 施 設 床 面 積 合 計 ( ㎡ )) /30}分 間 進 め る 。)。
イ
アの後、自ら又は他の職員等に指示(内線電話等がある場合
は活用可)して、想定した出火点に消火器を携行し、駆けつけ
る。
ウ
3
火災を確認した 者は、その場で「火 事だー!」と2回叫ぶ。
出火室からの避難
(1) 出 火 室 の 入 居
ア
職員等は大声で付近の入居者及び職員等に火災である旨、避
者が自力避難困難
難すべき旨を伝達・指示するとともに、最初の段階の避難とし
な場合
て、まず出火室から入居者を廊下等へ一時的に退避させる。
イ
「4
初期消火及び出入口の閉鎖」の後、アにより出火室か
ら一時的に退避させた自力避難困難な入居者を地上又は一時避
難場所まで介助を行って避難させる。
※
具体的な避難介助の方法は、職員等が腕で支える、車椅子や
ストレッチャーを使用する、背負って避難させる等のほか、自
力避難困難な入居者 の状況に応じた実効 性のある方法とする。
(2) 出 火 室 の 入 居
職員等は大声で付近の入居者及び職員等に火災である旨、避難
者が自力避難可能
すべき旨を伝達・指示するとともに、最初の段階の避難として、
な場合
ま ず 出 火 室 の 入 居 者 に 「 火 事 で す 。 ○ ○ ○ へ 避 難 し て く だ さ い 。」
と大声で叫ぶ等の指示をし、自力で地上又は一時避難場所まで避
難させる。
(3)共 通 事 項
エレベータ等は原則として使用できないものとするが、階段昇
降 機 (停 電 時 に 使 用 可 能 で あ り 、 落 下 防 止 機 能 付 き の も の 等 ) は 、
認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム の 状 況( 出 火 点 か ら 階 段 ま で の 距 離 、
区画等)により使用することができるものとする。
初期消火及び出 入口の閉鎖
4
(1)
現場の確認を行った者が携行した消火器で、仮想の初期消火活動(放出のための
動 作 を 行 っ た 上 で 放 出 姿 勢 を と り 、 1 5 秒 間 維 持 す る 。) を 行 う 。
※
(2)
本訓練においては初期消火失敗の想定とする。
出火室からの退避若しくは避難及び初期消火が終了した時点で、出火室の出入口
を閉鎖する。
5
消防機関への通報
(1)消 防 機 関 へ 通 報
する火災報知設備
自動的に通報が 行われること を想定 することとし 、特段の動 作
を要しないこととする。
が設置されていて、
自動火災報知設備
と連動している場
合
(2)消 防 機 関 へ 通 報
現場の確認(2 における「火 事だー !」の声の確 認)の後に 、
する火災報知設備
消防機関へ通報 する火災報知 設備を 作動させる動 作を模擬的 に行
が設置されている
う。
が 、自 動 火 災 報 知 設
※
職員等が1 人しかいない 場合、 出火室と消防 機関へ通報 する
備と連動していな
火災報知設備の 位置関係、出 火室の 入居者(逃げ 遅れ者)の 状
い場合
況等により、3及び4の行動よりも先に行うか、合間に行うこ
ととする。
(3)消 防 機 関 へ 通 報
現 場 の 確 認(「 2
現 場 の 確 認 」に お け る「 火 事 だ ー ! 」の 声 の
する火災報知設備
確認)の後に、電話により模擬通報を行う。
が設定されていな
※
職員等が1 人しかいない 場合の 消防機関への 通報のタイ ミン
グ は (2)※ に 同 じ 。
い場合
※
(検証の際には概
模 擬 通 報 の 内 容 は 、概 ね 次 の と お り と す る 。
ね必要事項が通報されていることを確認すればよいものとす
る 。)。
通報者
119 番 を す る 。
消
「 は い 、 消 防 で す 。 火 事 で す か 、 救 急 で す か 。」
防
通報者
「 火 事 で す 。」
消
「 場 所 は ど こ で す か 。」
防
通報者
「 札 幌 市 ○ ○ 区 ○ 条 ○ 丁 目 ○ 番 ○ 号 の ○ ○( 事 業 所 名 )
で 、 認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム で す 。」
消
防
「その施設は何階建てですか、燃えているところは何
階 で す か 。」
通報者
「 ○ 階 建 て の ○ 階 が 燃 え て い ま す 。」
消
「 入 居 者 は 何 名 で す か 。 逃 げ 遅 れ た 人 は い ま す か 。」
防
通報者
「入 居者は○名で す。逃 げ遅れは今の ところわか りま
せ ん 。」
消
6
防
「 近 所 に 目 標 と な る 建 物 は あ り ま す か 。」
通報者
「 ○ ○ ○ ○ ○ が 近 く に あ り ま す 。」
消
「 わ か り ま し た 。」
防
出火室以外にいる者の地上又は一時避難場所への避難
(1) 出 火 室 以 外 の
自力避難困難者
出 火 室 の 入 居 者 の 避 難 誘 導 、初 期 消 火 、消 防 機 関 へ の 通 報 の 後 、
地上又は一時避難場所に介助を行って避難させる。
※
具 体 的 な 避 難 介 助 の 方 法 に つ い て は 3 (1)に 同 じ 。
(2) 出 火 室 以 外 の
職員等が居室の戸を開け、内部に向って「火事です。○○○へ
自力避難が可能な
避 難 し て 下 さ い 。」と 大 声 で 叫 ぶ 等 、施 設 及 び 入 居 者 の 実 態 に 応 じ
者
た 方 法( 確 実 に 伝 達 で き る 方 法 と す る 。)に よ り 避 難 を 促 し 、自 力
で地上又は一時避難場所へ避難させる。
※
「3
出火室からの退避」から「5
消防機関への通報」ま
での行動と可能な限り並行して行う。
(3)共 通 事 項
ア
(1)又 は (2)の い ず れ の 入 居 者 も 、 そ れ ぞ れ の 居 室 か ら 地 上 又
は一時避難場所に避難する際に出火室を通過してはならないこ
ととする。
イ
避難の際に、出火室以外の居室等の戸や防火戸(設置されて
い る 場 合 に 限 る 。) は 可 能 な 限 り 閉 鎖 す る 。
ウ
最後に入居者と職員等の全員の地上又は一時避難場所への避
難を確認し、避難の完了とする。
エ
必要に応じて地上又は一時避難場所へ避難した入居者が建物
内に再進入しないような工夫を講じさせるとともに、避難行動
後、入居者を引き続き部屋に戻すなど実際の火災時において建
物へ再進入する誤解を与えるような訓練の実施方法は避けるこ
と。
※
エ レ ベ ー タ 等 の 使 用 に つ い て は 、 3 (3)に 同 じ 。
近隣協力者等へ の連絡
7
(1)
近隣協力者等がいる場合は、上記対応事項について応援を受けることができるこ
と と す る 。こ の 場 合 、職 員 等 は 可 能 な タ イ ミ ン グ に お い て 近 隣 協 力 者 等 に 電 話 等 に よ
り連絡するものとす る。
※
自動火災報知設備と連動して近隣協力者等に連絡する装置を有している場合は、
自動火災報知設備の作動により自動的に連絡が行われることとする。
(2)
連絡を受けた近隣協力者等は、自宅等から認知症高齢者グループホームに駆けつ
け( 又 は 、自 宅 等 か ら 認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム ま で の 移 動 に 要 す る 時 間 待 機 し )、
他の職員等と協力して、避難誘導等の活動を行うこととする。
8
消防隊への情報 提供
消 防 活 動 が 効 率 的 に 行 わ れ る よ う 、消 防 隊 に 対 し 概 ね 次 の 内 容 に つ い て 情 報 の 提 供 を
行う。この場合、入居者の名簿があれば持参するものとする。
(1)
出火場所「○階 の○○○」
(2)
避難の状況「入居者○名のうち、○名は屋外に避難済みで、このほか○階の入居
者 は ○ 階 の ○ ○ ○ ( 避 難 し た 一 時 避 難 場 所 ) へ 一 時 避 難 し て い ま す 。」
様式1
認知症高齢者グループホーム実態記録票
作成年月日
台帳番号
施設名称
防火対象物名称
所在地
防火対象物概要
施設概要(訓練部分)
建築面積(㎡)
階
延べ面積(㎡)
1階
階数(地上)
2階
階数(地下)
3階
構造
4階
床面積(㎡)
入居者数(人)
内)自力避難
困難者数(人)
5階
施設形態(単独・併設)
合計
夜間の勤務人員(人)
訓練形態(単独・一体型)
近隣協力者等
の人数(人)
0
0
0
駆けつけ時間
(分)
消防用設備等の状況
内装・区画等の状況
消火器
内装制限の状況(注1)
屋内消火栓設備
寝具等の防炎性能(注2)
特定施設水道直結型SP設備等(注3)
出火室からの区画形成
SP設備
床面積(㎡)×(天井高さ−1.8
m)( )
自動火災報知設備
基準時間(Tf1)(分)
0
非常放送設備
延長時間(Tf2)(分)
0
消防機関へ通報する火災報知設備
避難目標時間(Tf)(分)
0
★火災発生想定時刻
1 火災発生から現場確認(「火事だー!」)まで
完了時刻
所要時間(秒)
検証結果
OK
2 1から出火室の入居者の一時退避まで
3 2から初期消火終了後、出火室の出入口の閉鎖まで 4 3から入居者の建物外等への避難完了まで
☆ 火災発生から消防機関への通報完了まで
☆ 火災発生から近隣協力者等への連絡完了まで
5 火災発生から避難訓練終了まで(実際の訓練上の完了時刻・所要時間)
訓練省略部分の所要時間予測値(秒)※1
避難行動完了までの所要時間(Rt)(秒)
0 超過時間(秒)
0
※1 訓練に不参加の入居者がいる場合又は対応行動の一部を省略した場合は、当該入居者の避難に
必要な時間(予測値)又は一部を省略した行動に必要な時間(予測値)を入力すること。
※2 注1∼6については、別表1に同じ。
様式2
対応行動測定・審査表
台帳番号・施設名称
想定出火室
階 室
階 自力避難困難者
避難介助方法
実施日
訓練参加の別
その他の避難介助方法
その他の避難場所
備考
火災発生から 測定項目ごと
の経過時間
の所要時間
審査内容
避難場所
1階
2階
3階
4階
5階
事前打ち合せ事項
★火災発生想定時刻
No
1
測定項目
測定項目
出火場所
の確認
自火報
あり
受信機の火災表示灯を確認し、警戒区
域一覧図と照合し、発報場所を確認する 分 秒
まで
自火報
なし
※出火場所の確認と到着に要する時間と
して、{(√施設床面積合計(㎡))/30}
分 秒
分間、職員等は初期の配置場所で待機
2
他の職員等に現場確認の指示をするまで
現場確認指示 ※夜間の勤務人員が1人の場合は不要。
3
現場確認
出火点に消火器を携行し駆けつけ、「火事
だー!」と叫ぶまで
受信機の火災表示灯を確認し、警戒区域
一覧図と照合し、発報場所を指差し呼称し
たか
分 秒
他の職員等に出火場所を伝え、現場確認
を指示(口頭・電話など)をしたか
※夜間の勤務人員が1人の場合は不要。
分 秒
消火器その他必要な資器材を携行し駆け
つけ、「火事だー!」と2回叫んだか
評価
出火室に到着してから、大声で付近の
火災である旨、避難すべき旨の伝達・指
示及び出火室からの避難介助方法は適切か
自力避難 入居者及び職員等に火災である旨、避難
分 秒 分 秒
困難者 すべき旨を伝達・指示し、出火室から入
居者を廊下等へ一時的に退避させるまで
出火室に到着してから、大声で付近の
火災である旨、避難すべき旨の伝達・指
入居者及び職員等に火災である旨、避難
示等は適切か
自力避難 すべき旨を伝達・指示し、出火室の入居
分 秒 分 秒
可能者 者に「火事です。○○○へ避難してくだ
さい。」と大声で叫ぶ等の指示し、当該
入居者が出火室から出るまで
4
出火室からの
避難
5
初期消火
6
出火室の出入 出火室の出入口を閉鎖した時点まで
口の閉鎖
出火室の入居者が退避してから、消火体勢を15
分 秒
秒間維持した時点まで
消火器を操作手順どおり取り扱ったか
出火室の扉を閉鎖して区画を形成したか
分 秒
火通あり
(連動)
-
火通あり 消防機関へ通報する火災報知設備を作
分 秒
(非連動) 動(模擬)させるまで
7
119番通報
(開始)電話により通報(模擬)を開始
分 秒
するまで
火通なし
8
近隣協力者等
への連絡
出火室以外に
いる者の避難
分 秒
分 秒
事前に定めた通報内容を確実に通報した
か
連動通報
装置あり
事前に定めた連絡内容を確実に連絡した
連動通報 電話により連絡(模擬)を開始してか
分 秒 分 秒 か
ら、連絡内容を伝え終わるまで
装置なし
(開始)
9
(終了)受話器を置いた時点まで
現場確認をした者が通報者に出火場所を
連絡したか
出火室以外にいる者の避難誘導等を開
始するまで
自力避難困難者の介助方法は適切か
分 秒
自力避難可能者について、火災である
旨、避難すべき旨の伝達・指示等は適切か
出火室以外にいる者の避難誘導等を終
分 秒 それぞれの居室から避難する際に、出火
了し、入居者と職員等の全員の避難完了
室を通過していないか
を確認するまで
(終了)
分 秒
避難の際に、出火室以外の居室等の戸や
防火戸(設置されている場合に限る。)を
可能な限り閉鎖したか
様式3
避難誘導体制等の充実・強化に係る指導・助言表
台帳番号
施設名称
実施日
不適切な対応行動
対応行動区分 check
出火場所の
確認・現場確
認指示
避難誘導体制等の充実・強化に係る対策
受信機での出火場所の確認が不適切又は時間がかかる
他の職員等への指示が不適切又は時間がかかる
その他:
消火器等を携行していない又は時間がかかる
現場確認
火災確認時後の連絡が不適切又は時間がかかる
その他:
出火室から
の避難
避難(退避)の指示が不適切又は時間がかかる
避難介助が不適切又は時間がかかる
その他:
初期消火
出火室の出
入口の閉鎖
119番通報
近隣協力者
等への連絡
操作が不適切又は時間がかかる
その他:
閉鎖していない又は時間がかかる
その他:
通報内容が不適切又は時間がかかる
その他:
連絡内容が不適切又は時間がかかる
その他:
避難(退避)の指示が不適切又は時間がかかる
出火室以外
にいる者の避
難
避難介助が不適切又は時間がかかる
戸や防火戸を閉鎖していない又は閉鎖に時間がかかる
その他:
全般
その他)
全般的に時間がかかる
その他:
※ 避難誘導体制等の充実・強化に係る対策が講じられたことを確認したときは、備考欄に確認年月日を記録すること。
備考
別紙
認知症高齢者グループホームの避難誘導体制その他の防火安全対策の
充実・強化に係る指導・助言要領
訓 練 の 検 証 の 結 果 、職 員 等 が と る べ き 対 応 行 動 に 不 適 切 な 事 項 が あ っ た 場 合 又
は 避 難 目 標 時 間 内 に 所 要 の 対 応 行 動 が 完 了 で き な か っ た 場 合 に は 、次 の 要 領 を 参
考に必要な指導、助言等を行うものとする。
1
問題 点の 指導
訓 練 時 の 対 応 行 動 で 不 適 切 な 事 項 が あ っ た も の に つ い て 、改 善 を 指 導 す る と
と も に 、特 に 時 間 を 要 し た 対 応 行 動 に 関 し 、そ の 要 因 と な る 防 火 安 全 対 策 上 の
弱点(設備、構造、勤務体制等)についての説明を行うものとする。
2
避難誘導体制等の充実・強化に係る対策の検討
前 1 で挙げた問題点の改善及び所要の対応行動の完了までに要する時間の
短 縮 を 目 的 と し て 、次 の 項 目 の 中 か ら 関 連 す る 対 策 を 提 案 し 、認 知 症 高 齢 者 グ
ループホームにおいて実現可能な対策を検討し、講じるよう助言する。
特 に 、ス プ リ ン ク ラ ー 設 備 、自 動 火 災 報 知 設 備 又 は 消 防 機 関 へ 通 報 す る 火 災
報 知 設 備 が 経 過 措 置 に よ り 未 設 置 で あ る 認 知 症 高 齢 者 グ ル ー プ ホ ー ム で 、避 難
目 標 時 間 の 超 過 等 が 著 し い も の に つ い て は 、こ れ ら の 消 防 用 設 備 等 の 早 期 設 置
を指導すること。
(1)
活動の迅速化(対応行動に係る時間の短縮)
ア
訓練等により職員等の個々の行動の迅速化を図る。
イ
職員等相互の連携を図る。
ウ
消防用設備等や防災設備等の操作・取扱い要領の習熟を図る。
エ
自力避難困難者の搬送方法、技術の習熟を図る。
オ
車イス等避難介助に使用する設備・機器等を増強する。
(2)
ア
防火管理体制の変更(対応行動に係る時間の短縮)
職員等の資質を考慮し、災害対応能力がいずれの日も平均化するよう、
シフト体制を見直す。
イ
自力避難困難者や受信機に近接した所に、職員等の事務所を設定する。
ウ
目的地までの遠回りや職員等が互いに重複する行動をとらないように
するため、施設内の構造を良く理解し、役割分担を周知徹底する。
エ
自力避難困難者の居室を避難容易な場所に変更する。
オ
近 隣 住 民 と の 火 災 時 の 応 援 体 制 を 整 備 す る と と も に 、夜 間 の 勤 務 人 員 を
適正配置するなど職員等の体制強化を図る。
カ
消 防 用 設 備 等 そ の 他 の 設 備 等 の 状 況 を 踏 ま え 、避 難 経 路・避 難 方 法 の 見
直しを行う。
(3)
消防用設備等その他の設備等の強化(避難目標時間の延長・対応行動に
係る時間の短縮)
ア
自動火災報知設備を設置する。
イ
消防機関へ通報する火災報知設備を設置する。
ウ
自 動 火 災 報 知 設 備 と 消 防 機 関 へ 通 報 す る 火 災 報 知 設 備 を 連 動 さ せ る( 又
は 、自 動 火 災 報 知 設 備 の 非 火 災 報 対 策 の 進 捗 状 況 を 踏 ま え 、自 火 報 等 の 作
動時点で消防機関へ通報する火災報知設備の起動又は電話による通報を
行 う こ と と す る 。)。
エ
施設の中で通報連絡するための装置等(携帯電話、館内インターホン、
コードレス電話子機等)を設置する。
オ
近隣協力者等の応援要請装置を設置する。
カ
119 番 通 報 を 複 数 の 場 所 で 行 う こ と が で き る よ う に す る 。
キ
スプリンクラー設備を設置する。
ク
自力避難困難者搬送用器具の導入や改良を行う。
ケ
近隣の協力者への火災通報を自動火災報知設備と連動させる。
コ
外部と直接出入りできる扉等で施錠しているものを自動火災報知設備
と連動して解錠する仕組みとする。
(4)
ア
建 物 構 造 等 の 強 化 等( 避 難 目 標 時 間 の 延 長・対 応 行 動 に 係 る 時 間 の 短 縮 )
す べ て の 寝 具・布 張 り 家 具( ソ フ ァ ー 等 )に 防 炎 性 能( こ れ に 相 当 す る
着 火 防 止 性 能 を 含 む 。) を 有 す る 製 品 を 使 用 す る 。
イ
建物の内装の不燃化を図る。
ウ
建 物 内 を 防 火 区 画( 準 耐 火 構 造 の 壁 及 び 防 火 戸 に よ る 区 画 )に よ り 細 分
化する。
エ
出火室の区画を形成するよう出入口及び開口部を変更する。
オ
出火室を区画するドアを自動閉鎖式にする。
カ
一時避難場所や避難経路のスペースを広げる等見直しを行う。
キ
避 難 経 路 を 増 や す 。例 え ば 、屋 外 階 段 や 避 難 上 効 果 が 期 待 さ れ る バ ル コ
ニー等を確保する。
ク
3
搬送・歩行の障害となる段差をなくす。
避難誘導体制等の充実・強化に係る対策の実施
前2で検討した対策を認知症高齢者グループホームの関係者が講じる際は、
当 該 対 策 が 火 災 発 生 時 に 効 果 の あ る も の と な る よ う 適 宜 、必 要 な 助 言 等 を 行 う 。
な お 、講 じ た 対 策 に つ い て は 、そ の 内 容 を 消 防 計 画 等 に 盛 り 込 む よ う 指 導 す
る。
4
その他の防火安全対策
前3の対策に係る助言等と合わせて、次の事項について助言等を行う。
(1)
火気管理の強化を図る。
(2)
火気使用設備器具等の管理と点検の強化を図る。
(3)
コンセントの定期的な清掃等電気器具の管理と点検の強化を図る。
(4)
放火防止対策の強化を図る。
(5)
暖房用の灯油等は、屋外の物置等に保管する。
(6)
入居者等による火気器具(マッチ、ライター等)の持ち込み・使用状況
に留意する。
(7)
消火器の使用方法を全職員等に周知する。
(8)
避難施設、避難経路の定期的な点検による維持管理を行う。
(9)
居室の位置、入居者の状況等に応じた個々の避難経路や避難方法等を全
職員等に周知する。
資料 8
別添1
火災通報装置と自動火災報知設備の連動による
有人直接通報に関するガイドライン
平成 22 年 7 月 1 日
局
長
決 裁
趣旨
1
このガイドラインは、有人の社会福祉施設において消防機関への迅速、確
実な通報と避難誘導を行うため、火災通報装置と自動火災報知設備を連動し
消防局に直接通報(以下「有人直接通報」という。)できるよう、必要な事項
を定めるものとする。
2
有人直接通報とすることができる防火対象物の範囲
有人の防火対象物で自力避難困難者が入所し、火災が発生した場合、夜間
における勤務人員が少なく迅速な消防機関への通報が困難な施設とし、次に
掲げる防火対象物とする。なお、自動火災報知設備(以下「自火報」という。)
との連動による非火災報の状況など今後の実態を踏まえ、当面の間、小規模
な1,000㎡未満の消防法施行令(昭和36年政令第37号。以下「令」
という。)別表第一(6)項ロ及び(16)項イに掲げる防火対象物のうち、
1,000㎡未満の(6)項ロの用途が存するものについて推進していくこ
ととする。
(1) 令別表第一(6)項ロ
(2) 令別表第一(6)項ハの防火対象物のうち、就寝を伴う施設
(3) 令別表第一(16)項イに掲げる防火対象物のうち、
(6)項ロ又は(6)
項ハの就寝を伴う施設が存するもの
3
有人直接通報とすることができる要件
(1) 自火報については、非火災報防止対策が講じられていること。
(2) 自火報及び火災通報装置は、消防法施行規則の規定に適合するものとし、
設置及び維持管理が適正になされていること。
(3)
火災通報装置と自火報の連動を停止するスイッチ(以下「連動停止スイ
ッチ」という。)が設けられていること。
(4) 火災通報装置は、登録認定機関の認定試験に合格したものであること。
4
有人直接通報とすることができる接続方法等
(1)
火災通報装置と自火報の接続方法
自火報との接続は、自火報受信機の移報端子に接続するものとする。
(2)
連動停止スイッチの設置
ア
自火報受信機の連動停止スイッチを用いる場合は、次によること。
a
連動停止スイッチは、専用とすること。
b
連動を停止した場合は、連動が停止している旨の表示が点灯又は点
滅すること。
イ
自火報受信機の連動停止スイッチが設けられていない場合や既に他の
設備等に使用され専用のものとできない場合は、前アによるほか、次に
よること。
a
連動停止スイッチは、自火報又は火災通報装置の直近で容易に点検
できる位置に設けること。
b
連動停止スイッチの電源は、自火報受信機の停電時出力できる端子
から供給し、自火報及び連動停止スイッチの作動に支障のない電源容
量を有していること。
(3)
連動通報スイッチには、「火災通報装置と連動」している旨の表示を行
うこと。また、自火報の移報端子についても同様の表示を行うこと。
(4)
蓄積音声情報は、「「建築確認同意消防用設備等設置規制事務審査基準」
の運用開始日と送付について」(平成 18 年 9 月 25 日付け札消指導第43
0号)第 4 章消防用設備等の技術上の審査基準第 16 消防機関へ通報する
火災報知設備(以下「審査基準」という。)によるほか自火報連動時は、
次によること。
ア
イ
5
通報信号音は、「ピン、ポーン」の2回繰り返し
通報メッセージは、「自動火災報知設備が作動しました。」
有人直接通報に係る申請及び検査等
(1)
有人直接通報に係る申請は、別紙1の「有人直接通報認定申請書」を用
いて申請させること。
(2) 申請書の事務処理は、次により行うこと。
ア
申請書には、必要な図書等を添えて 2 部提出するよう指導すること。
イ
申請内容を審査するとともに、必要に応じて現地調査を行った後、別
紙2の「有人直接通報審査書」を作成すること。
ウ
審査の結果、支障がないと認める場合は、提出された申請書の一部に
承認済の印(札幌市火災予防規則様式29をいう。)を押印し交付するこ
と。
なお、支障があると認める場合は理由を備考欄に記載のうえ、申請者
に返付すること。
(3)
審査及び検査については、消防法施行規則第25条及び審査基準による
ほか、次の事項について確認すること。
ア
非火災報防止対策が次のいずれかにより行われていること。
(ア) 蓄積式の中継器又は受信機
(イ) 二信号式の受信機
(ウ) 蓄積付加装置
(エ) 感知器の適材適所
イ
連動停止スイッチは、4,(2)「連動停止スイッチの設置」に基づき設
置されていること。
ウ
検査は、自火報連動による通報、通報装置の手動起動操作により通報
及び連動通報中の蓄積音声から手動起動装置を押下した場合の蓄積音声
への切替え状況を、それぞれ実施すること。
6
関係者への指導及び周知
(1)
有人直接通報を廃止する場合又は住所等が変更となる場合は、別紙3に
より速やかに所轄消防署へ報告すること。
(2)
防火対象物の関係者に対し火災通報装置の取扱いについて別紙4を手渡
すとともに次の事項について留意し、指導すること。
ア
火災通報装置による通報後、消防局から直ちに当該防火対象物に呼び
返しが行われるので、火災に伴う活動に支障のない範囲で出来るだけ応
答すること。
イ 有人直接通報による通報後、非火災報であることが判明した場合は、
速やかにその旨を119番に通報すること。
7
その他
(1)
自火報と連動している火災通報装置の点検は、消防法 17 条の3の3に基
づき行うとともに、連動停止スイッチの状況も併せて実施し、消防用設備
等点検結果報告書の記載については、火災通報装置の備考欄に点検状況を
記載すること。
(2)
火災通報装置と自火報の連動については、甲種第 4 類消防設備士の免状
の交付を受けている者が行っていることを確認すること。
(3)
既に連動通報承認がなされている防火対象物については、引き続き認め
て差支えないこと。
(4)
今回の基準が適用されるのは、前2の防火対象物であり、他の防火対象
物については、「遠隔移報システムによる火災通報に関する要綱」(平成元
年3月14日)によること。
(5)
夜間及び延長保育所については、次の要件を満たす場合は本通知で認め
て差支えないこと。
ア
無人となる場合は、施設関係者により連動停止スイッチを切り替え、
自火報と連動させないこと。
イ
(6)
非常通報装置の第2通報先は、施設直近の関係者とする。
「社会福祉施設からの連動通報システムの採用について」(昭和63年
3月23日付け、札消指導第153号「連動通報の承認等に関する基準」)
及び「夜間及び延長保育所を連動通報システムの対象範囲として拡大運用
することについて」(昭和63年11月19日付け、札消指導第153号)
は、廃止する。
資料 9
社会福祉施設の情報連絡及び情報共有に係る連携要領
(平成22年7月20日)
1
目的
こ の 要 領 は 、札 幌 市 内 の 社 会 福 祉 施 設 に つ い て 安 全 対 策 の 徹 底 を 図 る た め 、
社 会 福 祉 施 設 の 情 報 連 絡 及 び 情 報 共 有 に 係 る 札 幌 市 保 健 福 祉 局 、都 市 局 及 び
消防局の連携要領を示すことを目的とする。
2
対象施設及び関係課
この要領により情報連絡及び情報共有を図る社会福祉施設及び関係課は、
別紙のとおりとする。
3
情報の連絡及び共有方法
別 紙 に 掲 げ る 社 会 福 祉 施 設 の 開 設 ( 移 転 等 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) 又 は 法 令
違 反 に 係 る 情 報 の 連 絡 及 び 共 有 の 方 法 は 次 の と お り と す る 。な お 、当 該 情 報
連絡及び情報共有の体系は別図のとおり。
(1)
ア
保健福祉局関係課において情報を入手した場合
保 健 福 祉 局 関 係 課 は 、申 請 等 に よ り 社 会 福 祉 施 設 の 開 設 に 係 る 情 報 を
入 手 し た と き は 、都 市 局 関 係 課 及 び 消 防 局 関 係 課 に 、当 該 社 会 福 祉 施 設
の情報提供並びに建築関係法令及び消防関係法令の適合状況について
の 照 会 を 様 式 1 に よ り 行 う も の と す る 。た だ し 、施 設 関 係 者 か ら 提 出 さ
れ た 書 面 に よ り 、建 築 関 係 法 令 及 び 消 防 関 係 法 令 の 適 合 状 況 が 確 認 で き
るときは、当該照会を省略することができるものとする。
イ
ア の 照 会 を 受 け た 都 市 局 関 係 課 及 び 消 防 局 関 係 課 は 、様 式 2 に よ り 回
答するものとする。
ウ
ア 及 び イ に よ る ほ か 、保 健 福 祉 局 関 係 課 は 、指 導 監 査 、運 営 指 導 等 に
おいて確認された社会福祉施設の建築関係法令違反又は消防関係法令
違 反 に つ い て 、様 式 3 に よ り そ れ ぞ れ 都 市 局 関 係 課 又 は 消 防 局 関 係 課 に
情報提供するものとする。
(2)
ア
都市局関係課において情報を入手した場合
都 市 局 関 係 課 は 、確 認 申 請 、用 途 変 更 の 手 続 等 に よ り 、社 会 福 祉 施 設
の 開 設 に 係 る 情 報 を 入 手 し た と き は 、保 健 福 祉 局 関 係 課 に 、当 該 社 会 福
祉 施 設 の 情 報 ( 建 築 関 係 法 令 の 適 合 状 況 を 含 む 。) 提 供 を 様 式 4 に よ り
行うものとする。
イ
ア の 情 報 提 供 を 受 け た 保 健 福 祉 局 関 係 課 は 、消 防 局 関 係 課 に 、当 該 社
会福祉施設の情報提供及び消防関係法令の適合状況についての照会を
様 式 1 に よ り 行 う も の と す る 。た だ し 、施 設 関 係 者 か ら 提 出 さ れ た 書 面
に よ り 、消 防 関 係 法 令 の 適 合 状 況 が 確 認 で き る と き は 、当 該 照 会 を 省 略
することができるものとする。
ウ
イ の 照 会 を 受 け た 消 防 局 関 係 課 は 、様 式 2 に よ り 回 答 す る も の と す る 。
エ
ア か ら ウ ま で に よ る ほ か 、都 市 局 関 係 課 は 立 入 検 査 等 に お い て 社 会 福
祉 施 設 の 建 築 関 係 法 令 違 反 を 確 認 し た と き は 、保 健 福 祉 局 関 係 課 に 、当
該法令違反に係る情報提供を様式4により行うものとする。
(3)
ア
消防局関係課において情報を入手した場合
消 防 局 関 係 課 は 、消 防 用 設 備 等 設 置 届 出 書 の 受 理 等 に よ り 、社 会 福 祉
施 設 の 開 設 に 係 る 情 報 を 入 手 し た と き は 、保 健 福 祉 局 関 係 課 に 、当 該 社
会 福 祉 施 設 の 情 報 ( 消 防 関 係 法 令 の 適 合 状 況 を 含 む 。) 提 供 を 様 式 4 に
より行うものとする。
イ
ア の 情 報 提 供 を 受 け た 保 健 福 祉 局 関 係 課 は 、都 市 局 関 係 課 に 、当 該 社
会福祉施設の情報提供及び建築関係法令の適合状況についての照会を
様 式 1 に よ り 行 う も の と す る 。た だ し 、施 設 関 係 者 か ら 提 出 さ れ た 書 面
に よ り 、建 築 関 係 法 令 の 適 合 状 況 が 確 認 で き る と き は 、当 該 照 会 を 省 略
することができるものとする。
ウ
イ の 照 会 を 受 け た 都 市 局 関 係 課 は 、様 式 2 に よ り 回 答 す る も の と す る 。
エ
ア か ら ウ ま で に よ る ほ か 、消 防 局 関 係 課 は 立 入 検 査 等 に よ り 社 会 福 祉
施 設 の 消 防 関 係 法 令 違 反 を 確 認 し た と き は 、保 健 福 祉 局 関 係 課 に 当 該 法
令違反に係る情報提供を様式4により行うものとする。
4
合同立入の実施
別 紙 に 掲 げ る 社 会 福 祉 施 設 の 実 態 把 握 、関 係 法 令 適 合 状 況 の 確 認 等 に つ い
て 、関 係 課 合 同 の 立 入 が 効 果 的 で あ る 場 合 は 、関 係 課 間 で 連 絡 調 整 の 上 、実
施するものとする。
5
その他
(1)
施設の実態が別紙に掲げる社会福祉施設に類似している施設について、
当 該 施 設 の 安 全 対 策 上 の 必 要 が あ る と き は 、保 健 福 祉 局 、都 市 局 及 び 消 防
局は、この要領に準じて情報連絡及び情報共有を図るものとする。
(2)
この要領で示すもののほか、社会福祉施設の情報連絡及び情報共有に
つ い て 必 要 な 事 項 は 、保 健 福 祉 局 、都 市 局 及 び 消 防 局 で 協 議 し 、定 め る も
のとする。
別紙
対象施設及び関係課
No.
施設区分(通称)
保健福祉局関係課
許認
可等
1
老人短期入所施設
保)保健福祉部高齢福祉課(高齢福祉係)
※指定:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
指定・
届出
2
養護老人ホーム
認可:保)保健福祉部高齢福祉課(企画調整係)
運営指導:保)保健福祉部介護保険課(施設指導係)
認可
特別養護老人ホーム
(1)特別養護老人ホーム
保)保健福祉部介護保険課(施設指導係)
(2)地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護事業所
指定・運営指導:保)保健福祉部介護保険課(事業指導係)
※特別養護老人ホーム(指定介護老人福祉施設)の指定・運営指導
:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
認可
・指定
3
都市局関係課 消防局関係課
4
有料老人ホーム
保)保健福祉部高齢福祉課(企画調整係)
※届出:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
5
介護老人保健施設
運営指導:保)保健福祉部介護保険課(施設指導係)
※許可:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
6
救護施設
保)総務部保護指導課
確認申請・用
途変更:都)建
届出 築指導部建築
確認課
(各区)消防署
予防課
その他:都)建
許可
築指導部建築
安全推進課
許可
7
知的障害児施設
保)保健福祉部障がい福祉課(運営指導係)
指定
8
肢体不自由児施設
保)保健福祉部障がい福祉課(運営指導係)
指定
9
重症心身障害児施設
保)保健福祉部障がい福祉課(運営指導係)
指定
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
指定
10 障害者支援施設
No.
施設区分(通称)
保健福祉局関係課
許認
可等
老人福祉法第5条の2第4項に規定する老
保)保健福祉部高齢福祉課(高齢福祉係)
11 人短期入所事業を行う施設(高齢者ショー
※指定:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
トステイ)
指定・
届出
老人福祉法第5条の2第6項に規定する認
12 知症対応型老人共同生活援助事業を行う 保)保健福祉部介護保険課(事業指導係)
施設(認知症高齢者グループホーム)
指定
障害者自立支援法第5条第8項に規定す
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
13 る短期入所を行う施設(障がい者ショートス
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
テイ)
指定
障害者自立支援法第5条第10項に規定す
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
14 る共同生活介護を行う施設(障がい者ケア
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
ホーム)
指定
確認申請・用
途変更:都)建
指定・ 築指導部建築
(各区)消防署
届出 確認課
予防課
その他:都)建
届出 築指導部建築
(一部 安全推進課
許可)
15 老人デイサービスセンター
保)保健福祉部高齢福祉課(高齢福祉係)
※指定:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
16 軽費老人ホーム
許可:保)保健福祉部高齢福祉課(企画調整係)
運営指導:保)保健福祉部介護保険課(施設指導係)
※指定(介護予防)特定施設入居者生活介護の指定・運営指導
:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
17 老人福祉センター
保)保健福祉部高齢福祉課(高齢福祉係)
届出
18 知的障害児通園施設
保)保健福祉部障がい福祉課(運営指導係)
指定
19 身体障害者福祉センター
保)保健福祉部身体障害者更生相談所
無し
20 地域活動支援センター
保)保健福祉部障がい福祉課(就労・相談支援担当係)
届出
21 福祉ホーム
保)保健福祉部障がい福祉課(運営指導係)
指定
老人福祉法第5条の2第3項に規定する老
保)保健福祉部高齢福祉課(高齢福祉係)
22 人デイサービス事業を行う施設(一般デイ:
※指定:北海道保健福祉部福祉局高齢者保健福祉課
通所介護事業所)
都市局関係課 消防局関係課
指定・
届出
No.
施設区分(通称)
保健福祉局関係課
老人福祉法第5条の2第5項に規定する小
23 規模多機能型居宅介護事業を行う施設
保)保健福祉部介護保険課(事業指導係)
(小規模多機能型居宅介護事業所)
24
障害者自立支援法第5条の2第6項に規定 保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
する生活介護を行う施設(生活介護施設) ※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
障害者自立支援法第5条第7項に規定す
25 る児童デイサービスを行う施設(児童デイ
サービス施設)
26
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
障害者自立支援法第5条第13項に規定す 保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
る自立訓練を行う施設(自立訓練施設)
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
障害者自立支援法第5条第14項に規定す
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
27 る就労移行支援を行う施設(就労移行支援
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
施設)
許認
可等
指定
指定
指定
確認申請・用
指定 途変更:都)建
築指導部建築
確認課
(各区)消防署
予防課
指定 その他:都)建
築指導部建築
安全推進課
障害者自立支援法第5条第15項に規定す
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
28 る就労継続支援を行う施設(就労継続支援
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
施設)
指定
障害者自立支援法第5条第16項に規定す
保)保健福祉部障がい福祉課(給付管理係)
29 る共同生活援助を行う施設(障がい者グ
※指定:北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課
ループホーム)
指定
30 視聴覚障害者情報提供施設
無し
保)保健福祉部身体障害者更生相談所(視聴覚障がい者情報センター)
老人福祉法第5条の2第3項に規定する老
31 人デイサービス事業を行う施設(認知ディ: 保)保健福祉部介護保険課(事業指導係)
認知症対応型通所介護事業所)
都市局関係課 消防局関係課
指定
備考 表中の施設区分のうち、指導監査の対象となるものについて、当該指導監査に係る保健福祉局関係課には監査指導室監査指導課を含むものとする。
別図
(1) 保健福祉局関係課において情報を入手した場合
①施設情報の提供、建築関係法令
適合状況に係る照会等(様式1、3)
保健福祉局(施設情報の入手)
②照会に対する回答
(様式2)
◎許可、認可、指定の
申請又は届出
◎その他の相談等
都
市
局
◎許可、認可又は指定
◎運営指導、指導監査
社会福祉施設
立入検査等
①施設情報
の提供、消
防関係法令
適合状況に
係る照会等
(様式1、3)
②照会に対
する回答
(様式2)
立入検査等
照会に対する回答
所轄消防署
建築関係法令違反に
係る情報提供・照会
連絡調整
消防局
(2) 都市局関係課において情報を入手した場合
①施設情報(建築関係法令適合状
況を含む。)の提供(様式4)
保健福祉局
︵
都
市
局
②施設情報
の提供、消
防関係法令
適合状況に
係る照会
(様式1)
実態の把握
社会福祉施設
◎建築確認検査等
立入検査等
照会に対する回答
︶
施
設
情
報
の
入
手
◎確認申請
◎用途変更の手続
◎その他の相談等
所轄消防署
建築関係法令違反に
係る情報提供・照会
連絡調整
確認申請書等の送付
消防局
消防同意
③照会に対
する回答
(様式2)
(3) 消防局関係課において情報を入手した場合
②施設情報の提供、建築関係法
令適合状況に係る照会(様式1)
保健福祉局
③照会に対する回答
(様式2)
実態の把握
立入検査等
都
市
局
社会福祉施設
◎消防用設備等設置届出書
の提出
◎その他の相談等
◎立入検査等
照会に対する回答
所轄消防署(施設情報の入手)
建築法令違反に係る
情報提供・照会
連絡調整
消防局
備考 破線部分は、建築関係法令又は消防関係法令による連携事項。
①施設情報
(消防関係
法令適合状
況を含む。)
の提供
(様式4)
様式1
札
平成
都)建築指導部
課長
様
消防署予防課長
様
年(
保)
第
年)
部
号
月
日
課長
社会福祉施設の開設に係る情報提供及び関係法令適合状況の照会
について
標記について、下記のとおり情報提供いたします。
また、下記の 社会福祉施 設におけ る建築関係 法令・消 防関係法令 の適合状 況
について回答願います。
記
1
申請者名
2
施設所在地
3
施設名称
4
施設区分
5
連絡者 名・ 連絡先
6
施設概要
(根拠法令:
開設予定年月日
8
備
条
項
号 に よ る 。)
構造
造
入居者の定員
人
建物延面積
㎡
施設使用面積
㎡
階
施設使用階
階
地上
7
法第
階
地下
年
月
日
考
担当:保健福祉局
電話
部
課
係
様式2(都市局関係課用)
札
平成
保)
部
課長
第
年)
年(
号
月
日
様
都)建築指導部
課長
社会福祉施設に係る建築関係法令適合状況の照会に対する回答
について
先の平成
年
月
日付け札
号に よる標記 の照会につ いて、下 記
第
のとおり回 答いたし ます。
記
1
施設所在地
2
施設名称
3
用途地域
確認申請
4
関係手続
(新 築・増 築・用 途 変 更・改 築 )
完了検査
有
・
無
有
・
無
建物用途
木造・S造・RC造
構造
5
6
建物概要
階数
階地下
階
建築面積
㎡
延べ面積
㎡
その他
担当:都市局建築指導部
電話
課
係
様式2(消防局関係課用)
札
平成
保)
部
課長
年(
第
年)
号
月
日
様
消防署予防課長
社会福祉施設に係る消防関係法令適合状況の照会に対する回答
について
先の平成
年
月
日付け札
第
号に よる標記 の照会につ いて、下 記
のとおり回 答いたし ます。
記
1
施設所在地
2
施設名称
3
用途
4
消防用設備等
消防法施行令別表第一
消火器
義務有・無
適合・不適合
屋内消火栓設備
義務有・無
適合・不適合
スプリンクラー設備
義務有・無
適合・不適合
自動火災報知設備
義務有・無
適合・不適合
義務有・無
適合・不適合
非常警報設備
義務有・無
適合・不適合
避難器具
義務有・無
適合・不適合
誘導灯
義務有・無
適合・不適合
その他の消防用設備等
義務有・無
適合・不適合
防火管理者の選任
義務有・無
選任済・未選任
消防計画の作成
義務有・無
届出済・未 届
消防機関へ通報する
火災報知設備
5
防火管理等
防炎処理の状況
6
その他
7
立入検査等
未使用・処理済・未処理
年月日
担当:
消防署予防課
電話
係
様式3
札
平成
都)建築指導部
課長
様
消防署予防課長
様
年(
第
年)
号
月
日
保)監査指導室監査指導課長
保)
部
課長
社会福祉施設の建築関係法令・消防関係法令適合状況について
下記の社 会福祉施 設は、建築関係 法令・消防 関係法令 に違反して いると思 料
されますので通知します。
記
1
施設所在地
2
施設名称
3
施設区分
4
連絡者 名・ 連絡先
5
違反と思料される
(根拠法令:
法第
条
項
号 に よ る 。)
事実
6
事実確認年月日
7
備
年
月
日
考
担当:保健福祉局
電話
課
係
様式4(都市局関係課用)
札
平成
保)
部
課長
第
年)
年(
号
月
日
様
都)建築指導部
課長
社会福祉施 設の開設 ・建築関係 法令適合 状況に 係る情報 提供につい て
標記について、下記のとおり情報提供いたします。
記
1
施設所在地
2
施設名称
3
用途地域
4 連 絡 者 名・連 絡 先
確認申請
5
関係手続
有・無
( 新 築・増 築・用 途 変 更・改 築 )
有・無
完了検査
建物用途
構造
6
7
構造、設備
木造・S造・RC造
階数
階・地下
階
建築面積
㎡
延べ面積
㎡
その他
担当:都市局建築指導部
電話
課
係
様式4(消防局関係課用)
札
平成
保)
部
課長
年(
第
年)
号
月
日
様
消防署予防課長
社会福祉施 設の開設 ・消防関係 法令適合 状況に 係る情報 提供につい て
標記について、下記のとおり情報提供いたします。
記
1
施設所在地
2
施設名称
3
施設区分
(用途)
)
(消防法施行令別表第一
4 連絡者名・連絡先
5
消防用設備等
消火器
義務有・無
適合・不適合
屋内消火栓設備
義務有・無
適合・不適合
スプリンクラー設備
義務有・無
適合・不適合
自動火災報知設備
義務有・無
適合・不適合
義務有・無
適合・不適合
非常警報設備
義務有・無
適合・不適合
避難器具
義務有・無
適合・不適合
誘導灯
義務有・無
適合・不適合
その他の消防用設備等
義務有・無
適合・不適合
防火管理者の選任
義務有・無
選任済・未選任
消防計画の作成
義務有・無
届出済・未 届
消防機関へ通報する
火災報知設備
6
防火管理等
未使用・処理済・未処理
防炎処理の状況
7
その他
8
立入検査等
年月日
消防署予防課
担当:
電話
係
写
厚生労働大臣
長妻
昭
資料10
様
要 望 書
去る3月13日未明に発生した火災で、札幌市の認知症高齢者グループホ
ーム入居者7名の尊い命が失われました。
国では、地域介護・福祉空間整備等施設交付金事業により、事業所面積
275㎡以上の小規模福祉施設へのスプリンクラー整備事業を推進されてお
りますが、今回の罹災事業所は、面積要件により整備対象から除外となっ
ております。
火災時にあっては、グループホーム入居者である認知症高齢者は緊急時
の自力避難が難しく、誘導する職員においても対応が困難な事態が想定さ
れるところであり、スプリンクラー設備により延焼等をできるだけ防ぎ、
避難時間等を確保することが極めて有効であると考えます。
札幌市内には、275㎡未満の事業所が41箇所あり、300名を超える認知
症高齢者が日々生活をしております。
つきましては、入居者が安心して生活でき、再び惨事が繰り返されるこ
とのないよう、既存小規模施設におけるスプリンクラー等整備事業から面
積要件を撤廃され、全ての認知症高齢者グループホームにスプリンクラー
が速やかに設置できるよう特段の御配慮をお願いいたします。
平成22年3月16日
札幌市長
上田
文雄
資料 11
275
資料 12
資料 13
札幌市グループホーム等安全安心連絡協議会設置要綱
(平成22年11月16日 保健福祉局長、都市局長、消防局長決裁)
(目的)
第1条
札幌市内に存する認知症高齢者グループホームその他自力避難が困
難 な 方 が 入 居 す る 社 会 福 祉 施 設 ( 以 下 「 グ ル ー プ ホ ー ム 等 」 と い う 。) に つ
い て 、保 健 福 祉 局 、都 市 局 及 び 消 防 局 に お い て 情 報 交 換 そ の 他 の 連 絡 協 議 を
行 い 、グ ル ー プ ホ ー ム 等 に 係 る 安 全 安 心 対 策 の 徹 底 を 図 る こ と を 目 的 と し て 、
札 幌 市 グ ル ー プ ホ ー ム 等 安 全 安 心 連 絡 協 議 会 ( 以 下 「 協 議 会 」 と い う 。) を
設置する。
(連絡協議事項)
第2条
協議会は、次に掲げる事項について連絡協議を行うものとする。
(1)
グループホーム等に係る情報交換に関すること。
(2)
グループホーム等の安全安心に係る現地調査、指導等に関すること。
(3)
その他グループホーム等の安全安心に関すること。
(組織)
第3条
2
協議会は、次に掲げる委員により組織する。
(1)
保健福祉局監査指導室監査指導課長
(2)
保健福祉局保健福祉部事業指導担当課長
(3)
保健福祉局保健福祉部自立支援担当課長
(4)
都市局建築指導部建築安全推進課長
(5)
消防局予防部予防課長
(6)
消防局予防部指導課長
協議会に座長を置き、消防局予防部指導課長をもって充てる。
(会議)
第4条
会 議 は 、必 要 の 都 度 、座 長 が 委 員 の 全 部 又 は 一 部 を 招 集 し て 開 催 す る
ものとする。
2
委 員 は 、会 議 に 出 席 す る こ と が で き な い 場 合 は 、そ の 代 理 者 を 会 議 に 出 席
させることができる。
3
座 長 は 、必 要 に 応 じ て 委 員 以 外 の 者 に 会 議 へ の 出 席 を 求 め る こ と が で き る 。
(事務局)
協議会の事務局は、消防局予防部指導課に置く。
第5条
(その他)
第6条
この要綱に定めるもののほか、協議会の運営について必要な事項は、
会議において定める。
附
則
(施行期日)
1
この要綱は、平成22年11月16日から施行する。
(札幌市グループホーム等早期安全安心プロジェクト設置要綱の廃止)
2
札 幌 市 グ ル ー プ ホ ー ム 等 早 期 安 全 安 心 プ ロ ジ ェ ク ト 設 置 要 綱( 平 成 2 2 年
3月19日 保健福祉局長、都市局長、消防局長決裁)は、廃止する。