「食」を創り九州を元気にする企業 (株式会社JR九州ファーム大分) <法人の概要> 所在地:大分県大分市 設 立:平成22年4月 資本金:900万円 売上高:1,048万円(平成22年) 構成員(議決権):農業従事者3名(51%) 、分鉄開発株式会社(49%) 役 員:3名(うち農作業従事2名) 従業員数:常時雇用者3名、臨時雇用者10名 経営面積:4.4ha(すべて借入)基幹農作業受託面積:0ha 作付作物:ニラ4.4ha ハウス内のニラの栽培状況 ハウス群 <営農を開始するまでの状況> 平成21年10月に大分市と分鉄開発(株)との間で農業参入協定を締結し、同月、 技術習得の準備事業として営農集団組織を立ち上げた。その後平成22年4月に農 業生産法人「JR九州ファーム大分」を設立し(営農集団は解散)、にら栽培を開 始した。 農地については(社)大分県農業農村振興公社を通して借り入れたところ。ま た、販路についてはJA大分を通じ、福岡・関西方面の市場へ出荷を行っている。 ハウス等の施設整備に当たっては、投資額抑制のため補助事業を活用した。 事業展開に際しては、耕作放棄地の引き受けや地元農業者の雇用、臨時雇用者 受け入れ等を行い、地域貢献に努めている。 <特徴的な取組> ニラ生産に当たっては、夏ニラ・冬ニラを栽培し、周年で出荷できる生産体制 を構築しており、最終的には収穫量200t、売上高100百万円を目指している。 ○ニラ栽培事業 22年度 23年度 24年度 25年度 収穫量(t) 24 64 162 195 売上高(百万円) 11 22 66 81 また、6次産業化の推進として、生産したニラの一部はJR九州グループ内の 旅館や外食店舗等での提供等を検討している。 <今後の農業経営の展開方向> ・天候不順や病虫害被害などリスク分散のため、他の農作物の栽培、栽培地域の 分散化等を進める。 ・付加価値向上に向けた取組として、加工品の開発・販売や、規格外品や廃棄し ているものの活用、新作料理などの提案等を行う。 ・農作業の機械化、効率化を進める。
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