2 月1日(土)、2 月 2 日(日 - 富山市医師会看護専門学校

《学園だより》
年度末に数多くの式典・行事が行われました。
2 月1日(土)
、2 月 2 日(日)に平成 26 年度一般入学試験を実
施しました。尚、看護学科は、26 年度推薦入学試験合格者を含めて
も定員に満たなかったため、二次募集を行い 3 月 7 日(金)に試験
を行いました。
2 月 13 日(木)に、平成 26 年富山県准看護師試験がボルファー
トとやまで実施され、2 年生 80 名が受験し、150 問の問題に挑みま
した。3 月 10 日(月)の合格発表で全員合格しました。
2 月 16 日(日)に、第 103 回看護師国家試験が北陸大学で実施さ
れ、3 年生 55 名、過年度卒業生 8 名が受験し、240 問の問題に挑み
ました。合格発表は 3 月 25 日(火)14 時です。
3 月 4 日(火)に、准看護学科 1 年生 67 名は、来賓・保護者や2
年生に見守られ、戴帽式を行いました。厳かな雰囲気の中で、戴帽
生は、緊張した面持ちで、ナイチンゲールが手にした灯火を受け継
いで行きました。そして、入学時の目的・目標を再認識し、看護職
への思いを強くしていきました。また、マスコミ各社が取材に訪れ、
TV ニュースや Web 上で報道されました。以下に 2 年生代表からの
「お祝いの言葉」を掲載します。
左上,中央:戴帽の儀
右上:島田校長の式辞
左下:戴帽生誓いの言葉
右下:2 年生お祝いの言葉
お祝いの言葉
准看護学科2年
岩脇 加奈子
寒さも日毎に和らぎ、春の息吹が感じられる今日この日、戴帽式
を迎えられた一年生の皆さん、本当におめでとうございます。
一年間の基礎看護実習を終えられ、これからいよいよ臨地での実
習が始まりますね。今は実習への不安でいっぱいなのではないでし
ょうか。実習が始まる前は私も、スムーズにバイタルサインの測定
ができるのか、上手く援助できるのだろうかと、技術面のことで不
安が大きかったように思います。しかし、実際に実習が始まってみ
ると、技術よりも何よりも「患者さん」という、看護の対象である
人間の人生の一部分に関わるものとして、自分に今、なにができる
のかということを、すごく悩んだように思います。そして、患者さ
んと一対一で向き合い、患者さんのことを知る一方で、自分でも知
らなかった自分を知り、自身の在り方を考えさせられました。患者
さんが、心に抱えている不安を表出したとき、不安を押し殺して気
丈にふるまっているときなど、突然訪れる様々な場面で、自分は、
どんな顔で、どんな言葉をかけ、どんな風に接するのか。実際、患
者さんを目の前にすると、頭の中で考えていたようにはできず、上
手くできない自分にがっかりし、無力な自分が情けなく悔しさが募
りました。自分の弱さを、改めて思い知るということは、とても苦
しかったように思います。それでも私は、これから皆さんに、患者
さんとまっすぐに向き合い、その中で、傷付き、苦しみ、たくさん
悩んでほしいと思います。そして、自分の弱さをたくさん知ってほ
しいです。なぜなら、自分の弱さを知ることができる人は、人の痛
みを感じ取り、人の弱さを認めることのできる人だと思うからです。
そしてそれは、これから看護をしていく上で、きっと、強みになる
と思います。
皆さんには、苦しい時に助けてもらえる先生、指導者さん、そ
して気持ちを分かち合える仲間がいます。傷付くことを恐れず、目
標に向かって今、それぞれの心に燈した「看護の灯」を決して絶や
すことなく、一歩ずつ、歩んでいかれることを祈念してお祝いの言
葉と致します。
3 月 6 日(木)に、准看護学科第 53 回生、看護学科第 37 回生の
卒業証書授与式が、サンフォルテで挙行されました。本校の卒業生
として胸を張り、准看護師・看護師として活躍されることを願って
います。そして、さらに研鑽を積みステップアップしていくことを
期待しています。以下に島田校長から式辞で卒業生に贈られた内容
を紹介します。
卒業生へ贈る言葉
准看護学科卒業生および看護学科卒業生の皆さん、心からお祝い
を申し上げます。
そして、これまで卒業生の皆さんを長い間様々な面で支えてこら
れました御家族の皆様、本当におめでとうございます。
また、本日ご多忙にかかわらず御臨席を賜りました御来賓の皆様
には、卒業生の門出を祝して頂けますこと、心から御礼を申し上げ
ます。
准看護学科の卒業生 80 名の皆さんは 2 年間、看護学科の卒業生
55 名の皆さんは准看護学科卒業後さらに 3 年間、多くの方が医療機
関などで働きながら勉強し卒業されました。学内外での講義、臨地
実習とレポート提出、それに伴う試験勉強など、働きながら頑張る
のは大変であったと思います。
さて、日本は、世界に類を見ない本格的な超高齢化社会を迎えよ
うとしており、2035 年には国民の 3 人に 1 人が 65 歳以上の高齢者
になると発表されています。持続可能な社会保障制度を確立するた
め、国は「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療への転換
と、地域包括ケアシステムの構築等により今後地域の実情に合った
仕組みを築いていくとの方針を示しました。そのためには、病院と
診療所との連携が必要ですし、看護師、医師、ケアマネージャーな
ど他職種が連携して在宅において高齢の方々が生活できるようにす
ることが求められています。
このように、医療機関の中だけでなく、地域における医療と介護
との連携システムの中でも、看護師は中心的な役割をはたすことが
求められており、これからの皆さんの活躍が大いに期待されていま
す。
准看護学科を卒業し、看護学科に進む方はこれから更に勉強しな
ければなりませんが、医療機関などに進まれた方も日進月歩の医学
の進歩に対応するため、勉強する必要があります。日々努力してい
ても、勉強や患者さんの看護の仕方について悩んだり反省したり、
幾度も壁にぶつかると思います。人によって壁の壊し方は様々です
が、壊せない壁はありません。少し立ち止まって考えたり、看護学
校の先生に会いに来ることにより壁の壊し方のヒントが得られるか
もしれません
さて、皆さんに地域医療に貢献していただきたいと望む声はいっ
そう大きくなってきます。この学校で学ばれた知識を発揮され、皆
さんの一人一人が、幸運に恵まれ、悔いのない人生を送られること
を祈りまして、私の式辞とさせていただきます。
左上:卒業証書授与
右上:島田校長の式辞
左下:卒業生答辞
右下:在校生送辞
その後、ものがたり診療所所長である、佐藤伸彦氏を講師に迎え
“患者さんと向き合うということ”と題し記念講演がありました。
そこで、終末期医療を題材に、看護職者としての態度について、専
門を捨てる専門性、人が人として人を支えることの重要性を学びま
した。
佐藤伸彦氏
卒業生を送り出してホッとしたのも束の間、新入生を迎える準備
に、教務室内はネコの手も借りたいほどの忙しさの毎日です。進級
した学生は、準備万端の状態で臨地実習に臨めるよう事前学習に取
り組んでいます。
《学校行事》
4/2(水)看
准始業式
○□
4/3(木)准
□学内演習2年生Aグループ
4/4(金)准
□学内演習2年生Bグループ
4/7(月)准
□学内演習2年生Aグループ
4/8(火)准
□学内演習2年生Bグループ
4/9(火)看
○3年生実習開始
4/10(木)入学式(学校)
4/30(火)准
□2年生実習開始
5/20(火)~5/22(木)○
看2年生研修旅行(名古屋方面)