教 育 目 標 明 る く 考 え る た く ま し い 助 け 合 う 大通小学校 子 ど や り ぬ く も ℡ 025-362-5735 http://www.odori.city-niigata.ed.jp/ E-mail [email protected] 学 校 だ よ り 平成25年3月5日 ★ 第10号 ★ 教頭 諸橋 智 「 ヘ イ ! 」「 ヘ イ ! 」,「 ズ ン ! ! 」「 ズ ン ! ! 」・ ・ ・ 全 校 児 童 の か け 声 と ジ ャ ン プ の 床音が大きく鳴り響きました。 ★ 3月1日「6年生を送る会」全校ダンスのはじまりです。在校生が心を込め て作ったプレゼント,学年ごとの歌や劇で感謝の心を伝えました。 会の終わりには,6年生の目に涙があふれました。充実感に満ちた小学校生 ★ 活を,全校児童が一つになって振り返りました。仕掛け人の5年生は,思いを 伝えきったことで,自分たちの力に確信をもつことができました。 参観にこられていたセーフティースタッフや学習ボランティア,保護者の皆 様も目に涙を浮かべ,惜しみない拍手を送ってくだ さいました。 当 校 の 教 育 活 動 の 柱 の 一 つ「 き ら き ら 活 動 づ く り 」 で進めてきたピア・サポート活動。その締めくくり の行事は,全校児童の心と体育館に集う大人の心を きらきらと輝かせました。 6年生のよさこい バッチリ決まり 「一点突破で全面展開」という言葉があります。孫子の兵法の言葉で,企業 戦略などでよく聞かれます。 「学校評価」も同じです。学校は学習をはじめ多くの教育活動が繰り広げら れます。すべてに全力を尽くしますが,教育効果を高めるには一点に目標を定 め,明確な方法で児童,職員が一丸となって取り組む重点が大切です。一点が 確実に高まれば,必ず他も高まります。 当校の突破口は「人間関係づくり」一点です。ピア・サポート活動とSEL を土台にした協同学習の方法で,子どもの学び合いを実現することです。 6送会での子どもの姿が物語るように,2年目を迎え着実に子どもたちが育 っていると感じています。今年度の学校評価の結果をお伝えします。 「授業が楽しい」と答えた子ども…80.7% 「友達の考えや思いを聞くことが好きだと答えた子ども…85.3% 今年度は,すべての学級が毎日協同学習 を取り入れ,学習のねらいを達成するよう にしてきました。そして,子どもの学力を 高め自己肯定感を育ててきました。 授業では,考える場面を「個人→班→全 体→個人」の流れで構成するようにしまし た。 特に今年度力を入れた点は,学習の課題 に 対 し て ,一 人 一 人 が「 や っ て み た い 。」 「解 決 し て み た い 。」 と 思 う よ う 工 夫 を し た こ とです。これが,仲間との交流を深めるこ と の 大 き な き っ か けになります。 また,協同学習を,あらゆる学習に取り入 れるようにしました。班の人数も学習の内容 によって2人,3人,4人など効果的に組み 合わせました。 仲 間 と 協 力 し て ,支 え 合 い ,考 え を 共 有 し , 高め合う姿がたくさん見られました。 今 後 は ,「 自 分 の 考 え を 話 す こ と が 好 き 」 と答える児童を多くすることが課題です。 「前よりもできる技が増えたり上達したりした」と答えた子ども…90.1% 「友達と体を動かすのが好きだ」と答えた子ども…93.3% 体育では,跳び箱やマットを使った運動に焦点を当てました。個人で取り 組 む 運 動 を , 友 達 と 一 緒 に 取 り 組 む こ と よ っ て ,「 で き た , 分 か っ た 」 実 感 を もたせ運動する楽しさにつなげる授業を行いました。 グ ル ー プ で 技 を き れ い に シ ン ク ロ さ せ る 中 で ,「 教 え て ? 」「 こ う し て み よ うか?」と積極的に声をかけ合いました。その結果,子ども同士でお互いに 技 を 見 せ 合 い , 技 が き れ い に な り 「 で き た 」「 わ か っ た 」 を よ り 実 感 す る こ と が で き ま し た 。「 ま た や り た い 」 と 運 動 の 楽 し さ を 感 じ る 子 ど も が 増 え て き ま した。 大空なかよしウォーキングの振り返りで肯定的評価をした子ども…92.0% 清掃活動の振り返りで肯定的評価をした子ども…98.0% 子どもが互いにプラスのかかわ りができる活動がピア・サポート 活動です。今年は1~6年生がか かわる縦割り班で「マイ ピア・ サポートプラン」を目玉に取り組 みました。 1つ目は,9月の「大空なかよ しウオーキング」です。学校から 鳥屋野潟公園までの約7.4km の道のりを,縦割り班で助け合い ながら歩きます。 最初はオリエンテーションを行 い,歩く道のりや周りにある物を 知らせ,チーム名と班のめあてを みんなで決めました。みんなの役に立つことを子ども一人一人が考え「マイ ピア・サポートプラン」を作りあげました。 ウオーキング当日は,休憩ポイント で4年生が考えたゲーム(ミッション) を楽しみ,助け合いながら,全員完歩 できました。お弁当の後,公園では5 年生が計画した縦割り遊びを楽しみま した。子どもたちが支え合って歩く姿 や楽しそうに遊ぶ姿に,地域ボランテ ィ ア や 保 護 者 の 皆 様 か ら ,「 し っ か り 下 の子どもたちのお世話をしていて感動 し ま し た 。」「 上 手 に 遊 ん で , と て も 楽 し そ う で す ね 。」 と ほ め て い た だ き ま し た。 2つ目は,11月の「なかよし縦割り清掃班をつくろう」です。縦割りの 交流を図るために,ランチタイムやなかよし集会を実施しました。その後, 自 分 が 「 ほ め ほ め タ イ プ 」「 一 緒 に が ん ば ろ う タ イ プ 」「 自 分 は が ん ば る タ イ プ 」 の ど れ か を 考 え ,「 マ イ ピ ア ・サポートプラン」を立てました。 毎日の清掃活動では,3~4人の チームで助け合う姿が見られました。 反省会では,チームリーダーによる メンバーのがんばり紹介を続けてい ます。 ピア・サポート活動を通して,上 学年児童の成長が見られると同時に, 友 達 に 「 声 を か け よ う 」「 励 ま そ う 」 とする子どもたちが増えています。 「気持ちのよいあいさつを自分からできた」と答えた子ども…79.2% 年間の重点目標は「思いの伝わるあ い さ つ を し よ う 」 で す 。 各 学 級 で ,「 あ い さ つ の 仕 方 」( S E L ) を 学 習 し , 毎 日実践しました。全校のあいさつの取 組は,年3回行いました。 1回目は,学年ごとのあいさつ運動 です。4月に学級の仲間と一緒に,玄 関で登校した友達に,目を見て大きな あいさつができました。 2回目は,9月に1・6年,2・5 年,3・4年の縦割りグループで,校舎内を回ってあいさつをしました。心 を込めてあいさつができるように異学 年で支え合って取り組みました。 3回目は,1月の「あいさつトレー ニング」です。縦割り班で「はっきり と 」「 み ん な に 聞 こ え る 声 で 」「 1 分 以 内に」を目指して呼びかけ形式で練習 しました。1月から,あいさつが向上 しています。 今後も,明るいあいさつが響く学校 を目指します。 健康週間で設定した個々の目標を達成できた子ども…82.9% 「早寝・早起き・朝ごはん」をめあてに「からだ元気アップ週間」を年間 3回実施しました。9月の「からだ元気カード」の集計結果が,7月に比べ て下回りました。そこで,10月には「早く寝ること」の学習をしました。 1月の集計結果では,早寝のほかに朝食の項目も 向上しました。1つの向上が他も向上させること がよく分かりました。 ま た ,「 朝 ご 飯 は ? 」 と 聞 く と 「 チ ョ コ パ ン ! 」 と答えが返ってきます。○○だけの「単品食い」 です。そこで,バランスの良い朝食についても授 業を行いました。今年度,朝食をきちんと食べる 子は平均的な数値にとどまりました。今後は,子 ども全員がバランスの良い朝食を食べられる学校 を目指します。
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