02-1第2章 筆の知識 1筆の種類

柳棄筆
半切用
鶴
◎剛毛︵門銅針摘肇︶
けいさていと
︵中国製︶
○弼
︵全国書道用品生産連盟︶
洪筆
対筆・聯筆
大屏筆
大村筆・大聯筆
書翫
︵形の名称・細いも′のにはない︶
壷筆・筆主筆
京撞・捷斗筆
○柔毒享毛の例︶
毛筆の規格︵木軸︶
脚
︵頴・頸︶
︵中国製︶
長鋒
︵穎・頸︶
07号
ヽ・.
凡そ六倍以上
長鋒︵穂︶・柳菓
中俸
010号
、筆の種類
五∼六倍
中鋒︵聴︶
︵穎・野︶
−
現在、使用されている筆は、香華、画筆、化
鋒
三∼四倍
短 錬
短鋒
09号
禰禰冊
(同寸毛のみ)
筆は中国・白本製が主涯である。
粧筆などでそゐ種類はきわめて多彩であるが、
ここでは、善筆、画筆を対象に説明する。
H 筆管の太細による種類
軸の太さに合わせて毛の太さが決められるが太
こ
いものは、符号筆、二号、二号、三号、四号、
五号、六号、七号、八号、九号、十号、極細筆
︵版下善用︶と記号tて太細を表している。
長
鋒
二∼三倍
空旦旦∈■2鰍下
叩い︰⋮小
二‥
他の毛を混えない
⑲
れらは、俗に太筆、細筆、大筆、小筆というよ
うに表せられている。
口 穂の長短による種類
筆の鋒の長短によって、柳菓︵超長鋒︶、長銀、
中鋒、短鋒、雀頭筆︵超短鋒︶に分類される。
かけひも
半紙一字
毛‡の規格︵竹軸︶
一・五 ︵五分以上︶
半切用
半紙六∼八字
半紙二字
︵三分二度︶
半紙八字∼十二字
一・四五 ︵四分入庫︺
︵二分八厘︶
中辛∴用
半紙四字
八・五
︵二分五厘︶
中辛用
一・三 ︷四分二厘︶
七こハ
︵二分二厘︶
書簡用
六・七
書簡用
中
鋒
かぶら筆・どんぐり筆
雀頭・天平筆
短鋒・写経筆
短
︵日本製︶
︵全国草道用品生産連盟︶
細字
細字
半紙六字
長 鋒
︵二分︶
五・五 ︵一分七産︶
・〇
超長舗
六・〇
一︵三分六厘︶
毛の長さによる種類
0・八∼二倍
︵超︶長鋒
︵長き︶ ︵直径−長さの対比︶
長短︵鋒形︶によるもの
号 号号号号 号 号号 号 号
︵超︶塩鋒
号
号 号 号 号 号
十 九 八 七 六 五 四 三 二 一
㊦
五 四 三 二 大
その他面相筆、底紋筆、達筆をどがある。
﹃持し.︻
筆管の太 さ
中 鉢
毛の長さによる稀顆 水筆竃詔農
蜘き筆
■盲ノ
8 製法による種類
外形上の製筆方法によって、水筆、捌き筆、巻
筆などに分類することができる。
水‡
水筆は、穂全体を7ノリで囲めたものであり、
俗に﹁糊国華﹂ともいう。
かつて、中国においては、筆の製法が巻仕立
かったが、清の乾隆帝時代から水筆が造られ使
筆であったので、鋒全部をおろすことができな
用されるようにをった。
日本では、明治初期頃まで、巻筆が中心であ
ったが、中国から原料の輸入が可能になると同
時に、著書湖、市河米庵、貫名花翁など、中国
書風に憧憬した人々が水筆を使用推称したので
一般に普及した。
捌き‡
捌き葦は、フノリで固めないで散毛状態にし
ておくところから、俗に﹁散毛筆﹂ともいう。
日本では、明治初年まで捌き筆はなかったが、
明治十三年、楊守敬が公使何如埠の随員として、
古碑法帖を換え来朝し、日本書壇に六朝書風を
流行させた。特に、楊守敬の影響を受けた日下
なってから一般化し今日に至っている。
部鳴鶴が、羊毛の長鋒捌き筆を使用するように
巷筆
巻筆は、穎鋒の回りを覆毛せず、代りに薄書
院紋を巻くところから、﹁紙巻筆﹂ともいう。
日本では、古くから、この製法によって行わ
れ、正倉院御物の天平筆、延香華も、この製筆
筆
筆圧の弱い線とをるが、逆に、駆使すると豊潤
水
堅さによって、剛毛筆、 兼整筆、柔毛筆に分類
渾古を表現が自由にできる筆である。
この剛柔を、全剛、九剛、八剛、七剛、六剛、
原料による種類
人毛筆などがある。
この他に、竹筆、毒筆、草筆、蓮華、筆草、
Lどり︶などがある。
筆には、鶏毛、堆毛、鶴毛、孔雀毛、鴛鳶毛︵お
た人′や7
栗鼠毛、鹿毛、山馬毛などがあり、また、鳥毛
鼠毛、狸毛、宥毛、兎毛、狐毛、羊毛、猫毛、
筆の原料は動物の毛が主であり、獣毛筆には、
風
される。
五剛、六柔、七柔、八柔、九柔、全柔と分けて
おり、中国筆には、七紫三羊、囚紫六半などと
法にならったもめである。
中国においては、清時代まで、この巻筆が水
のであり、七紫三羊とは剛い紫毛七に対して、
銘している。これは柔剛混合の割合を示したも
乗らふい羊毛三を混ぜたことを意味するヶ
筆と併用されており、また、日本では明治初年
要普及から、今日ではその製法も使用もほとん
頃まで使用されていたが、水筆、捌き筆などの需
剛毛筆
ものである。原毛の性質から、筆鋒全部が純粋
毛の堅さば六剛、五剛、六柔、五柔あたりの
のであり、中国では、﹁加科葦﹂ともいっている。
兼牽筆は、剛毛と柔毛を混合させて造ったも
兼毒壷
七剛性を﹁剛毛筆﹂と称している。
差もあるが、毛質の中で、全剛、九剛、八剛、
鹿、山馬をど動物に生えている部分に柔別の
材が多く任用されていた。
舌栄一剛毛としては、狸、鹿、馬、をどの毛
ど行われていをい。
以上、三つの製法は中国からのものだが、わ
が国のものとしては他に、真書筆、龍巻筆、達
筆倭どがある。
真書‡
真書挙は、前述の筆とは異なり、少量の毛を
筆芯にして造り、衣毛も覆わせないで、軸を二
段、三段と重ねたものであり、細く長藤ではあ
るが、鋒先が強く版下書きによく使用されてい
る。
籠巷‡
兼毒筆は求めやすい。
を剛毛筆、柔毛撃というものは少なく、その点、
鋒首を金網で巻いたものである。
柔毛‡
鶴巻筆は、鋒の腰くだけや分裂を防ぐために、
達‡
柔毛筆は、純羊毛で、全柔、九柔、八柔、七
桑位までのものである。
達筆は、一本の筆を何本かまとめて造るとこ
ろから﹁合筆﹂ともいわれている。
である。
なために膜が固定せず、思うように運筆できず
一般に、長鋒柔毛筆を好む人も多いが、柔軟
原料には羊毛、鹿毛、措毛︵玉毛︶、猿毛をど
㈲ 毛の柔剛による種類
筆に用いている毛は多種多様であるが、毛の
感訝
童顔
寧謂た侃■ト
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馳 筆︵いたち︶ ︵兼彗
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腰
(財
厨
撃静
も
中枯葉奄
穣晶・写巻・小楷
双料・五紫五羊毛
汲料・写巷
特製︵大︶七紫三羊
勒人為楽
狼
極晶・双料・摺筆
紫
奄
精製・大長袋
意呈森