無影灯仕様書 1.使用目的 処置、手術に際して、術野照明用の照明機器として使用。 2.納品場所 手術室:6番室 3.目的を満たすために必要な条件 (1)コンパクトな灯体であること (LED 素子が 60 個以下) (1 軸 2 灯式) 無影灯は操作性が良く、頭上の圧迫感が少ないサイズの灯体が望ましいため。 (2)自然光に近い光であること (演色指数 96 以上) (赤色演色指数 96 以上) (色温度 4,200K 以上) 組織が本来持っている色を忠実に再現し、また色変化を確実に判断するには自然光に近い光 が必要であるため。 (3)高い照度を得られること (照度 100,000~160,000Lux) 一般的に照度が高いほど視力が良好となるため、対象物が見えやすくなることにより、術者 の疲労度が軽減されるため。 (4)焦点深度が深いこと 患者の体をカバーするためには一定の深さが必要なため。また、深部まで安定した光を供給 することができるため。 (5)灯体を手術台の位置まで下げることが可能であること 手技および術式によっては、低い位置から術野を照らす必要がある。これに対応する際に、 灯体を手術台の位置まで下げ、側方から術野を照らす必要があるため。 (6)照度調整装置は無影灯本体から離れた場所に設置されていること。また、必要に応じて無影 灯本体でも照度を調整できること 照度調整および無影灯電源の ON/OFF 制御は、無影灯本体から離れた場所、あるいは無影 灯本体で操作が可能で、手術の妨げにならないようスムーズに進行させるため。 (7)発行体は単色 LED を採用していること 術者の頭など、光の下に遮蔽物が入っても供給される光が安定しており、色の再現性が良い ため。 (8)LED の寿命が長いこと (30,000 時間以上) 従来のランプ交換の手間やコストを削減するため。 (9)消費電力が少ないこと 無影灯から発せられる熱による組織への影響を低減するとともに、コストを削減するため。 4.その他 (1)機器の搬入、据付、廃棄等について ①機器の搬入、据付、配線等の調整については、当院の診療業務に支障を来さないよう職員の 支持に従うこと。 ②納品する機器に必要な電源施設は当院が用意する。なお、当院が準備した電源以外の設備等 が必要になった場合は納入業者が用意し、それに要した経費は業者が負担すること。 ③設置は、納期のスケジュールを事前に打ち合わせし、そのスケジュールに従い完了すること。 ④既設装置の撤去費、および廃棄については納入業者が行い、それに係る経費は業者が負担す ること。
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