民間伝承としてのアリ 擬黒多刺蟻 擬黒多刺蟻の巣

民間伝承としてのアリ
中国古代の文献によると、明代の「本草綱目」と清代の「本草綱目拾遺」にはアリとアリ卵を詳
しく記しております。この様に中国では民間使用として、長い歴史を持ち、又薬膳料理の素材
としても今日まで引き継がれています。中国では蟻を使い素晴らしい実績を残しています。世
界的に見ると蟻は南米、フィリピン、イギリス、ドイツなど世界の各地で民間使用、栄養食とし
て使われています。
擬黒多刺蟻
この蟻は中国広西の原産で学名(Polyrhachisvina Roger)といい中国衛生部(厚生省)が食
用として唯一認可している蟻です。体長はメスが7~9mm、オス6~7mm、身体の表面は
真っ黒で光沢があります。蟻の多くは地表に穴をあけて巣を作りますがこの蟻は木の上2~5
mに巣を作り暮らすという特徴があります。
擬黒多刺蟻の巣
1
アリパワーに使われている擬黒多刺蟻
2
アリ末の成分
アリ末の有効成分は特定されていません、以下の成分が解明されています
〇8種類の必須アミノ酸を含む28種類のアミノ酸 (タンパク質として約50%を占めます)
〇ビタミン類はB1,B2、B12、E など 〇微量元素・・・ミネラル、カルシウム、リン、鉄、セレン、
亜鉛(特に豊富にふくまれます) 〇多種類の酵素 〇ステロイド化合物
〇テルペノイド化合物(サポニンなど) 〇シトロメラール ○エクジソン 〇 蟻酸
アミノ酸含有量(g/100g)
アスパラギン酸
セリン
グリシン
シスチン
メチオニン
ロイシン
フェニールアラニン
ヒスチジン
プロリン
3.194
1.899
3.862
0.247
0.098
3.486
1.662
0.984
3.322
スレオニン
1.804
グルタミン
5.053
アラニン
4.212
バリン
2.530
イソロイシン 2.660
チロシン
1.384
リジン
2.176
アルギニン 2.127
トリプトファン 0.671
3
アリパワー7の最大のパワーは7つの自然素材から生まれる。
キャッツクロー
南米ペルーの熱帯原始林に自生するツル性の潅木。
葉の付け根に生える爪が猫の爪に似ていることから
キャッツクローの名前が付きました。
1ヘクタールに2,3本しか生育できないほど土壌の
栄養分を必要とし、古くからインディオの間で民間伝
承として使われ、大変な貴重品でした。
1969にオスカー・エッグにより試験結果が報告され
ヨーロッパを中心に本格的な研究が開始された。
オキシドールアルカロイドというアルカロイド類が主成
分であると判明、更にこの成分がいろいろの作用を
促進することもわかって来ました。
多くの研究が成され「自然力を高める夢の健康食品」として海外で急速に普及しました。
日本でも多くの試験で素晴らしい結果が出ております。
5
デビルスクロー
アフリカ原産の砂漠に生えるゴマ科の多年
草で美しい紫か赤のラッパ型の花を付ける。
カラハリ砂漠やナミビアの大草原に育ち原
住民が民間伝承としてその根をに使ってい
た事でヨーロッパに紹介された。その実は
硬い2本の爪状のトゲを持つことでデビル
スクロー(悪魔の爪)と呼ばれるようになっ
た。この爪が大型動物を苦しめることから
「ライオン殺し」の名称でも知られる。
ヨーロッパでは古くから利用され、数多くの研究が成されて来
ましたが、1950に最初ドイツのイエナ大学が抽出物の研究
を実施し、安全であることが紹介されて以来広く利用されるよ
うになりました。
成分としてイリドイド類、イリドイド配糖体が特定されています。
さまざまな働きが確認されています。特に試験ではその働き
が認められ現在では多くの国において使われています。
6
グルコサミン
グルコサミンはグルコースの一部の水酸基がアミノ基に置換されたアミノ糖の一つで
す。ムコ多糖類にも変換され軟骨を形成する成分です。関節やじん帯に多く含まれ
ています。
自然界では蟹やエビなどのキチン質の主成分として多量に存在している。食品素材
としては蟹の甲殻から抽出したキチンを分解して作られます。
7
サメ軟骨(コンドロイチン硫酸含有)
コンドロイチンはサメの軟骨に含まれるムコ多糖類で軟骨の
構成をしています。グルコサミンと併用する事で立ったり座っ
たりがしやすい事が分かっています。
ハトムギ
ハトムギは民間伝承として用いられてきました。同じ植物でも
名称を「ヨクイニン湯」として現在でもて使用されています。
ニワトコ
別名は「接骨木」といいハトムギと同様に外用や入浴剤として
使用されてきました。