性能実証試験 粗粒砂 には 某し尿処理施設様のご協力をいただき、 SR式細砂除去装置の除砂回収率等の性能を評価するデータ測定を行いました。 投入された生し尿中に含まれる粗粒砂を、 沈砂槽 日 時:平成18年7月18日∼20日 より連続的に除去。 ドラムセパレーターで直接、 固 装置能力:し尿処理施設規模…300k /日、 除砂装置能力…60k /hr×2系列 液分離を行うので、 面倒な撹拌、 洗浄による沈殿・ 分離作業の必要がありません。 測 定 結 果 し、 安全・無害化して焼却灰と共に搬出処分します。 ●サイクロン装置の除砂回収率 ●し尿中の砂の粒度分布 100.0% 0.3㎜以上 (25%) また、 分離した砂利・金属類の除去物は、 焼却処理 99.2% 98.9% 0.1㎜未満 (18%) 98.9% 97.7% 98.0% 96.0% 94.0% 0.1∼0.3㎜ (57%) し尿処理施設用 92.0% 90.0% TOTAL 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 0.1∼0.3㎜の砂分は99.2%、 トータルでも98.9%の砂分を取り除くことが 実証されました! し尿に含まれる砂の約3/4が約0.3㎜以下の細砂です。 砂除去システム 洗浄工程の省力化による、使用水量の減量。 工程の完全密閉構造による、清潔・安全性の向上。 ●砂粒度分布詳細データ ●除砂装置回収率測定データ 測定日:平成18年7月18日 測定日:平成18年7月18日 採集時間 熱灼減量 砂分 補集砂分 補集砂粒度分布 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 10:00 54% 7.8% 1.74g 32% 55% 13% 11:00 52% 8.0% 2.22g 13% 57% 30% 13:00 55% 8.6% 2.25g 15% 65% 20% 14:00 57% 7.1% 2.01g 15% 50% 35% 15:00 54% 8.7% 2.67g 12% 49% 39% 平均 54.4% 8.04% 2.18g 17.4% 55.2% 27.4% 補集砂粒度分布 採集時間 採集場所 補集砂分 砂 分 サイクロン入口 85.2g/m 4.26g 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 3 10:00 サイクロン出口 0.041g 回収率 0.82g/m 3 99.0% 0.554g 13% 2.726g 64% 0.980g 23% 0.0074g 0.0021g 0.0115g 18% 54% 28% 98.7% 99.2% ■基本的な仕様 採集時間 採集場所 補集砂分 DF-A型 DF-B型 処理量(一回当りの吸引量) 300 320 真 空 圧〔MAX〕 −650mmHg 98.8% 採集時間 熱灼減量 砂分 補集砂分 補集砂粒度分布 砂 分 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 補集砂粒度分布 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 9:00 51% 9.3% 3.21g 21% 56% 23% 10:00 46% 11% 3.20g 28% 56% 16% 11:00 51% 7.8% 2.16g 26% 60% 14% 12:00 50% 8.2% 1.81g 22% 58% 20% 13:00 51% 9.3% 2.82g 26% 59% 15% 14:00 49% 10% 1.49g 20% 64% 16% 15:00 42% 15% 2.99g 15% 58% 26% 平均 48.6% 10.1% 2.53g 22.6% 58.8% 18.6% サイクロン入口 7.52g 3 150.4g/m 10:00 サイクロン出口 0.068g 回収率 サイクロン入口 3 206g/m 13:00 サイクロン出口 0.043g 回収率 4.512g 60% 2.482g 33% 吸引圧送装置 圧送圧力〔MAX〕 0.5∼1.5㎏/㎝ 吸 引 風 力 10m /min 10m /min/㎝ 電 動 機 22∼30kw 22kw 3 3 20m /Hr 99.1% 99.6% 回 転 数 7.5∼30RPM 5.768g 56% 3.811g 37% 電 動 機 0.75kw (可変速型) スクリーンの洗浄方法 水(2.0㎏/㎝ 以上)及び空気 98.6% 99.7% レシーバータンク ドラムセパレーター 浄化槽汚泥 コンベア 0.01591g 37% 分離液 3 処 理 能 力 96.5% 0.00989g 0.0172g 0.86g/m 23% 40% 2 し尿 0.721g 7% 3 99.6% −650mmHg 2 ■ドラムセパレーター(DF-A・DF-B型 共通) 0.00952g 3 0.01836g 0.04012g 1.36g/m 27% 59% 14% 99.0% 10.3g 0.526g 7% 沈砂除去装置フローシート 設備内容 測定日:平成18年7月19日 測定日:平成18年7月19日 SR式細砂除去装置 SR式沈砂除去装置 除去物の焼却処理による無害化および最終処分場の簡易化。 2 焼却炉 CP 沈砂槽 CP 99.6% 営 業 内 容 測定日:平成18年7月20日 採集時間 熱灼減量 測定日:平成18年7月20日 砂分 補集砂分 補集砂粒度分布 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 9:00 49% 26% 4.60g 21% 59% 20% 10:00 49% 8.5% 1.68g 14% 56% 30% 11:00 55% 7.8% 1.24g 12% 47% 41% 12:00 56% 8.1% 1.48g 12% 54% 34% 13:00 49% 12% 2.00g 10% 60% 30% 14:00 50% 11% 2.65g 16% 59% 25% 15:00 46% 9.8% 1.80g 12% 64% 24% 平均 50.6% 11.9% 2.21g 13.9% 57.0% 29.1% ※熱灼減量は下水道試験法2編第4章第8節熱灼減量測定法による。 ふるい分け測定法:目開き0.106㎜、 0.297㎜を用いてふるい分けを行った。 採集時間 採集場所 補集砂分 サイクロン入口 5.93g 補集砂粒度分布 砂 分 0.1㎜以下 0.1∼0.3㎜ 0.3㎜以上 3 118.6g/m 10:00 サイクロン出口 0.050g 回収率 サイクロン入口 1.0g/m 3 99.2% 2.06g 41.2g/m 3 15:00 サイクロン出口 0.037g 回収率 98.2% 0.74g/m 3 0.475g 8% 3.439g 58% 2.016g 34% 0.0105g 21% 0.0335g 67% 0.006g 12% 97.8% 99.0% 99.7% 0.350g 17% 1.380g 67% 0.330g 16% http//www.seiryu-inc.com 本 社 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-5-9 TEL.06 (6389)7141 FAX.06 (6389)0668 ●し尿処理施設、上下水道施設、と畜場等、各種排水処理施 設及びごみ処理施設等の廃棄物処理に関する施設の維持 管理、並びに運転業務の請負。 ●各種処理施設の建設及び設計施工、並びに保守改良工事。 ●各種処理に附属する機器の設計施工、並びに販売。 ●工事薬品の販売。 セキスイグループ 0.00999g 0.01702g 0.00999g 27% 46% 27% 97.1% 98.8% 97.0% 2007. 12. 1TH TX/GS 初版 し尿処理施設なのに、 微細粒砂 には ①サイクロンセパレーター 特許 第4061327号 サイクロンセパレーターとドラムセパレーターの組み合わせで、 し尿に含まれる砂分を連続的に取り除く新システム。 困難だった微細粒砂の分離除去問題を一挙に解決します。 の処理? 受槽から送り込まれたし尿を、渦流作用によって分 離液と砂に分けます。 分離液は貯留槽へ、砂はドラムセパレーターに送ら れます。 サイクロンセパレーター内の分離イメージ 分離液 貯留槽へ SR細砂除去装置フローシート 連続的な砂処理により、貯留槽内へ の砂の堆積がほとんどありません。 貯留槽容量を100%活用します。 事実、し尿1k に含まれる砂の量は2㎏以上。 貯留槽へ 貯留槽へ ドラムセパレーター 貯留槽に溜まった砂の除去には大きな労力が必要です。 大掛かりな清掃が不要となり、酸欠 や槽内作業に伴う人身事故を解消し ます。また、清掃費用の大幅な節約が 可能です。 砂の堆積による貯留槽清掃は、し尿処理施設運営における大きな労力。 とはいえ、0.2㎜程度の細かな砂を効率良く取り除くシステムは、技術的 に困難だったのが実情です。 清流メンテナンスは、この砂問題に着目。独自の技術から生まれたのが SR式細砂除去装置です。 前処理後のし尿及び浄化槽汚泥中に含まれる微細砂を、サイクロンセパレ ーターの渦流作用で連続的に分離・除去。その後ドラムセパレーターで完 全に固液分離し、除去物はそのまま焼却処理して安全・無害化されます。 安全とコスト削減を同時に実現する清流メンテナンスのテクノロジーが、 安定した処理施設の運転・維持管理をサポートします。 コンベア ① 清掃時の運転停止による稼働率低下 を解消します。 受槽 P P 砂 ドラムセパレーターへ ホッパー サンドコレクター コンベア コンベア 除去物は直接焼却処理により安全・ 無害化されるため、悪臭防止・最終処 分の簡易化が図れます。 焼却炉 細砂除去装置 CF-60W 細砂除去装置実施例 2950 し尿処理量200k /日施設の場合 1650 3 0.8m (含水準92%程度) ②ドラムセパレーター IN 1800 1年運転後の貯留槽内 堆積砂量実測値 120g/k ② サイクロン内で 渦流が発生 サイクロン セパレーター 砂除去量 し尿 IN OUT OUT ■基本的な仕様 30m /Hr×1 3 CF-30W (30型サイクロン 2塔) 30m /Hr×2 CF-60S (60型サイクロン 1塔) 60m /Hr×1 CF-60W (60型サイクロン 2塔) 60m /Hr×2 3 ドレン 夾雑物除去装置 処 理 能 力 排風 3 3 18m /Hr 10m /Hr 回 転 数 3∼12RPM 3∼12RPM ス リ ッ ト 幅 0.25∼0.35㎜ 0.25∼0.35㎜ 貯留槽 電 動 機 毎年大掛かりな清掃 スクリーンの洗浄方法 排風 CF-B型 CF-A型 年間数10トンもの 砂除去が必要! 沈砂槽 ドラムセパレーター内の分離除去イメージ 3 ■ドラムセパレーター 2㎏程度 IN 3 通常、貯留槽内には 夾雑物除去装置を通過した後でも、 相当量な砂が堆積します。 貯留容量の 圧迫 1k CF-30S (30型サイクロン 1塔) 4100 各家庭から運ばれてくるし尿1k 当たり、 2㎏以上の砂が含まれます。 処理量(液量) 1080 砂も積もれば山となる。 365日、 安定した稼働が求められるし尿処理施設において、 日々発生する砂の蓄積が、処理能力を妨げる大きな要因になります。 OUT 機 能 サイクロンセパレーターから送られた細砂を、回転 するドラム内で完全に固液分離し、除去物は直接焼 却炉へ送られます。 ドラム内スクリーンはエア圧によって常時清掃され ているため、スリットが目詰まりする心配もありま せん。 0.2kw (可変速型) 0.2kw (可変速型) 2 水(2.0㎏/㎝ 以上)及び空気 分離液出口 砂出口 (コンベアー等)
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