0イネもみ枯細菌病 - 埼玉県

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病害虫診断のポイントと防除対策NO17
形の|Tlさいたま
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イネもみ枯細菌病
0イネもみ枯細菌病
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態と生態
言
イネもみ枯細菌病は九リ'11|から東北地方までの各地lこ発生するイネの病害で、以前は九リ'111地方Iこ多
い病害でしたが近年は関東地方でも増加の傾向|こあります。細菌|こより発生する病害で、病原細菌
い
はPseUc/○m。/7039/umOeです。種子伝染するため、種もみが第一次伝染源となります。罹病も
み琶浸種すると、病原細菌か遊出して健全もみを侵し、’ず種後|こ苗腐敗を生じます。また、苗腐敗
を生じない苗も、体内lこ保菌し、出穂前後に穂|こ移行してもみが発病します。発病穂は周囲の穂へ
の二次伝染源となり、被害が拡大します。
被害のようす
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②
箱育苗と本田の穂に発生します。
苗では緑化時から硬化時|こ葉鞘部が淡褐色|乙変化し、し危い|こ濃褐色|こなり、腐敗枯死します。
葉令が進んでから感染した場合は、葉鞘が褐変・腐敗し、芯葉は基部が腐敗し抜けやすくなるか、
葉の基部が退色し白くなります。苗の腐敗は坪状に発生します。
穂では出穂・開花期以降のもみが急に枯死します。初期|こはもみの基部が黄白色となり、のちIこ
変色部は拡大してもみ全体が緑色を失い灰白色となります。やがて全体的仁淡紅色と帯びた黄褐色
となります。通常、発病はもみだけで穗軸や枝梗は緑色を保っており、重病穂では穂が直立したま
まとなります。
発病もみは罹病程度が高いと不稔になりますが、程度が低いと死米や不完全米となります。これ
らの玄米には、健全部と病斑部の境Iこ褐色帯状斑と0平ばれる褐色の帯が現れることがあります。こ
れは本病罹病玄米の特徴的な症状であり、診断する時の重要な指標となります。
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苗での発病(苗腐敗症)
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穂での発病(もみ枯症)
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4=罹病玄米(褐色帯状斑が特徴)
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←健全玄米
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発生条件
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種子伝染するので保菌種子を使用すると発病します。
催芽温度、出芽温度は30℃を越えると発病苗率が高くなります。
穂の発病は、出穂期から出穂10日後頃まで|こ降雨があり高温に経過すると助長されます。
発生消長
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⑭
<本県で発生の多い普通栽培の事例>
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苗腐敗症保菌株内における病原細菌の潜伏
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5月
⑤
6癌
7厘
11
もみ枯症
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8局
9陰
10戸
防除適期と
種子で伝染するため、健全種子を使用し、種子消毒を実施することが防除の重要なポイントですc
防除方麓
防隙方法
実施時期
播種前
種子は無病ほ湯から採種します。
塩水選(比重tl3)を行い罹病種子を除去します。
塩水選(比重1.13)を行い罹病種子を除去します。
次のいずれかの方法で種子消毒を実施します。
○温湯消毒
60℃で10~15分間浸漬し、浸潰後直ちに水で冷却します。使用する種子は乾燥もみを使
60℃で10~15分間浸漬し、浸潰後直ち|こ水で冷却します。使用する種子は乾燥もみを使
用し、保存年限の長い種子は避けましょう。
○薬剤による消毒
○薬剤|こよる消毒
スターナ水和剤、テクリードCフロアブル、ヘルシードTフロアプル、スポルタツクス
スターナ水和剤、テクリードCフロアブル、へルシードTフロアプルスポルタツクス
ターナ水和剤、へルヲードスターナフロアブルのいずれかで消毒します。
浸種
~育苗野
~育苗期
前期
穂穂
出出
出穂前
出穂期
30℃を超えないように管理します。
30℃を超えないよう|こ管理します。
次のいずれかの薬剤を散布します。
オリゼメート粒剤、コラトツプ粒剤5
オリゼメート粒剤、コラトップ粒剤5
スターナ水和剤、ブラヲソ粉剤DL、ブラシソフロアブル、カスラブサイド粉剤3DL
スターナ水和剤、プラシソ粉剤DL、ブラシソフロアブル、カスラブサイド粉剤3DL
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■病害虫診断のポイントと防除対策No.17平成16年2月発行
■発行埼玉県膿林部農産物安全課埼玉県さいた哉市浦和区高砂3丁目15番1号
社団法人埼玉県植物防疫協会埼玉県さいなぎ市大宮区北袋町1-340
TEL
048630-4053
TEL
048-645-2226
■原稿執筆埼玉県農林総合研究センターTELO48-521-5041・埼玉県病害虫防除所
TEL
048-525-0747
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