- 1 - 科 目 名 担 当 者 開講時期 履修形態 授業形態 - 昭和学院短期大学

人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
日本国憲法
棟久 敬
後期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
日本国憲法のなかで、教職において特に必要となると思われる分野の基本的な知識を理解してもらう
ために、条文の意味などについての解説を行います。そのうえで、理解をさらに深めてもらうために、
憲法に関する、身近な事例や問題を紹介したいと思います。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*憲法という視点から、新聞やニュースでとりあげられている問題を自分で考え、理解できる。
*社会にはどのようなルールがあり、またそれがどのように使われているかを理解できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
はじめに
2
個人の尊重1
3
個人の尊重2
4
法の下の平等1
5
法の下の平等2
6
生存権1
7
生存権2
8
教育と人権1
9
教育と人権2
10
刑事手続と人権1
11
刑事手続と人権2
12
国会と内閣1
13
国会と内閣2
14
地方自治1
15
地方自治2
〔準備学習の内容〕特に準備学習は必要ありません。ただ、高校の公民の教科書を見直してみたり、新聞やニュー
スを見る習慣をつけておいてください。
〔成績評価の方法〕
筆記試験 70%
定期試験を実施
出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:使用しません。レジュメを配布します。
参考書:使用しません。さらに学んでもらいたい問題についての参考書を、授業で紹介することがあります。
〔その他〕
教職課程のための必修科目
-1-
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
日本文化史
佐藤 智広
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
日本の歴史と文化を学びながら、日本に住む者の精神構造を考える。なぜブログやツイッターが流行
るのか、なぜデコレーションが好きなのか、といった身の回りのことが、どこに根ざしているのかを
考えていきたい。様々な風俗・慣習を知り、今なお伝えられる日本の文化の諸相を理解したい。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*日本の文化の諸相を理解することで、日本に住む者としての意識を高め、関連領域の様々な事象に
目を向け、考察を深められる。
*諸外国との比較を通して、日本の基本的な文化にありようや、文化史に関する基本的な項目を理解
できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
仮名文字の発明
2
日本神話を読み解く 言霊
3
日本神話を読み解く 土地との結びつき
4
外国文化の流入 中国との交流
5
自分を綴る 日記文学の隆盛
6
女性の地位
7
隠遁者の系譜
8
武家の台頭
9
文化の転換
10
外国文化の流入 西洋文化の流入
11
喫茶の流行
12
様々な芸能 謡う
13
様々な芸能 舞う
14
数寄を凝らす
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
学習内容に応じ、適宜、予習・復習を行うこと。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 70%
授業時の小課題 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:日本の文化(村井康彦、岩波書店)
参考書:授業時に適宜紹介する。
〔その他〕
-2-
出席状況・受講態度 10%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
文学
佐藤 智広
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
文学作品の講読を通じて、大学生としての文学に関する基本的な教養を身につける。文学史的な知識
ではなく、作品解釈の姿勢と感受性を高めることに重点をおく。教材としては、現代にまで受け継が
れる古典作品を中心とし、その書き換え(現代作品としての再構成)について考察する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*文学作品の講読を通して、様々な考え方や心情を知り、自らの行動や思考の幅を広げ、柔軟な姿勢
を持てる。
*作品を通して感じたこと・考えたことを的確に表現する。また他学生の意見に対して、自分の考え
を論理的に説明できる。
*基本的な文学作品の書名・作者を知り、現代に至る文学の流れを理解できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
「文学」とは
2
言葉の発生から文学に至るまで 1
3
言葉の発生から文学に至るまで 2
4
神話・伝説 1
5
神話・伝説 2
6
物語の発生
7
作り物語 1
8
作り物語 2
9
作り物語 3
10
叙事文学 1
11
叙事文学 2
12
自照文学 1
13
自照文学 2
14
自照文学 3
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
毎時紹介する作品を次回の授業までに必ず読むこと。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 60%
授業時の小課題 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:なし
参考書:ジャンル・作品ごとに紹介する。
〔その他〕
-3-
出席状況・受講態度 10%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
日本語表現
佐藤 智広
後期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
様々な日本語の表現方法を学び、大学生としてふさわしい日本語表現力を身につける。見落としがち
な誤った表現、しゃべりことば、誤字脱字といった基本的なことを習得し、その後、まとまった分量
の文章で、自分の考えを述べられるようにする。後半は手紙文も考察する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*効果的に表現することを会得し、さらなる望ましい表現を求める姿勢を持つ。
*自分の考えや報告を、的確でわかりやすい日本語を用いて表現できる。特に論理的な文章の獲得を
目指す。
*現代日本語における問題を理解し、変動する言葉の歴史を知ると同時に、大学生にふさわしい表現
方法を身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
短文で説明する 1
2
短文で説明する 2
3
書き言葉と話し言葉
4
不適切な表現
5
事実を伝える文章
6
論文の構成 1
7
つなぎ言葉
8
題材を考える
9
構成を考える
10
文章を整える
11
レポート作成の注意
12
手紙文の形式
13
手紙文の応用
14
自己アピール文
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
様々な課題を課すので、授業時間外にも積極的に取り組むこと。
〔成績評価の方法〕
平常試験 30%
レポート 30%
授業時の課題 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:なし
参考書:講義内容に応じて適宜紹介する。
〔その他〕
-4-
出席状況・受講態度 10%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
コンピュータ基礎演習
阿久津 毅
通年
選択
演習
2
〔授業のねらい〕
コンピュータ及び周辺機器の操作は社会人としての基礎スキルである。この演習では、コンピュータ
の扱いに慣れていない学生を対象に、アプリケーションの使用方法を中心に、演習を通じて、体験的
に習得していくことを目標とする。
〔学習成果項目(達成目標)〕
*大学生として、さらに社会人として求められるファイル管理やネットワーク利用など、情報を利用
する基礎となるスキルを身につける。
*文書作成ソフトを利用して、社内文書や社外文書を作成する能力を身につけ、社会常識に沿った文
書による提案ができる。
*表計算ソフトを利用して、数字データを処理し作表する事務的な能力を身につけ、自分の考えを正
しく表現できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス ~使用機器の説明~
16
2
日本語変換について(キーボード操作を含む) 17
3
電子メール
18
表計算ソフトの利用 (関数の利用)
4
ファイル操作
19
ビジネス表の作成 レベル1①
5
文書作成ソフト の利用1(社内文書Ⅰ)
20
ビジネス表の作成 レベル1②
6
文書作成ソフト の利用2(社内文書Ⅱ)
21
19 回 20 回のまとめ
7
文書作成ソフト の利用3(社外文書Ⅰ)
22
ビジネス表の作成 レベル2①
8
文書作成ソフト の利用4(社外文書Ⅱ)
23
ビジネス表の作成 レベル2②
9
5 回から 8 回までのまとめ
24
ビジネス表の作成 レベル2③
10
図形を利用しての文書作成(社内文書Ⅲ)
25
22 回 23 回 24 回のまとめ
11
図形を利用しての文書作成(社外文書Ⅲ)
26
ビジネス表の作成 レベル3①
12
10 回 11 回のまとめ
27
ビジネス表の作成 レベル3②
13
写真・図を利用しての文書作成(社内文書Ⅳ) 28
ビジネス表の作成 レベル3③
14
写真・図を利用しての文書作成(社外文書Ⅳ) 29
ビジネス表の作成 レベル3④
15
13 回 14 回のまとめ
26 回~29 回のまとめ
30
表計算ソフトの基礎
表計算ソフトの利用 (四則演算)
〔準備学習の内容〕
キーボード操作に慣れておくこと
〔成績評価の方法〕
筆記試験 30%
レポート・作品等の提出物 40%
〔教科書・参考書〕
教科書: 特になし 授業中にプリントを配布
参考書: 特になし
〔その他〕
教職課程のための選択必修科目
-5-
出席状況・受講態度 30%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
総合英語
大山 美子
通年
必修
演習
2
〔授業のねらい〕
英語で身近なことを言ったり、自己紹介する、そんな些細なことが、外国文化の理解や、世界中の人々
とのコミュニケーションにつながります。この授業では、英語の会話表現を学び、英語を使って簡単
な会話をすることが目標です。
〔学習成果項目(達成目標)〕
*グローバル社会において、必須である英語の基本的運用能力を高める。
*自分の思いや考えを他者に英語で伝え、コミュニケーションを図る能力を養う。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
It’s Good to See You
16
Welcome to the Company!
2
When Do You Sleep?
17
For All Your Needs!
3
A Baked Potato, Please
18
Trouble with a Machine
4
That’s Me
19
A Business Letter
5
There Look Really Fresh!
20
Customers’ Questions
6
Don’t Cut Your Finger!
21
Tips for Visiting Japan
7
What’s Everybody Doing?
22
We Are invited!
8
I’m Free on Saturday Afternoon
23
Where Are We?
9
Do They Have Any Smaller Ones?
24
Immigration
10
He Paid for Everything
25
Can I Ask You a Few Questions?
11
I Haven’t Been There for a long Time
26
A Large Order!
12
Thrilled by Universal Studios
27
Cheers!
13
I’ll Be Fine
28
It’s Quick and Easy!
14
Hopes and Dreams
29
The Path to Success
15
I’m Going to Miss You
30
Review
〔準備学習の内容〕
毎回テキストの次の Unit の英単語・英熟語の意味を調べておきましょう。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 60%
レポート・作品等の提出物 20%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:On Your Way!(Robert Hickling KINSEIDO)
参考書:授業内に指示
〔その他〕
-6-
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
人間学A
大原 あゆみ
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
私達はどのように生まれ、生き、そして最期を迎えるのだろうか。生老病死とは生きる上で避けられ
ない苦しみとされているが、他方でこれらの経験の中にこそ、私達は生の豊かさを見出すことができ
るだろう。この授業では生命に関わる様々な観点から、私達の生きるあり方について考えていきたい。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*現代社会において生じている、生命をめぐる様々な問題について理解し、それらの背景にある歴
史・社会的要因に対する認識を深めることができる。
*一見自分とは無関係のように思われる社会的な諸問題が、実際には現代に生きる自己と密接に関連
していることを理解し、自己と社会の関係についてより深く考察することができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス
2
医療化という視点
3
産む/生まれる① 出産の社会史①
4
産む/生まれる② 出産の社会史②
5
産む/生まれる③ 現代における家族と子ども
6
病いの経験① 現代人にとっての病いの意味
7
病いの経験② 現代における医療化の諸相
8
病いの経験③ 自助グループの活動と当事者意識の高まり
9
老いを考える① 高齢化社会の諸問題
10
老いを考える② 老老介護の現実
11
老いを考える③ 介護と家族
12
死と向き合う① 死のイメージの歴史的変遷
13
死と向き合う② 看取りの経験
14
死と向き合う③ 生命倫理の諸問題
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
各週の授業で学んだことは、次回の授業までに復習しておくこと。
〔成績評価の方法〕
平常試験 70%
出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:プリントを配布
参考書:授業中に適宜指示
〔その他〕
-7-
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
キャリアデザイン論
鈴木 洋
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
キャリアデザインとはこれから歩む道をデザインすることである。本講座では、自らのこれまでの生
き方を振り返りながら自己理解を深め、学ぶことと働くことの意義を考えるとともに、今後どう生き
ていくか自分自身に問いかけ続けるものである。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*変化する社会の中で、職業との関連において、個性を発揮しながら生き生きと生きるために、自分
の性格や特徴を理解することができる。
*恋愛、結婚、子育てを自分自身の問題と考えるとともに、少子高齢社会、長寿社会をより豊かに生
きる(自分自身を高めながら)ためのキャリアをデザインすることができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
現代社会とキャリアデザイン ~キャリアの定義とキャリアデザインの基礎理解
2
キャリアと自分史 ~他者との関わり・学校の諸活動・社会との関わり
3
他者を通して行う自己分析 ~相互分析の手法を用いて
4
これまでの学校生活とキャリア
5
キャリアデザインと人生設計 1 ~職業・生涯収入
6
キャリアデザインと人生設計 2 ~生きがい・生涯学習・生涯発達
7
女性と恋愛、結婚、仕事と子育てを考える
8
ワークライフバランスを考える-仕事と家庭
9
職業意識と職場理解について 1
10
職業意識と職場理解について 2
11
職業意識と職場理解について 3
12
自己PR ~自己 PR 文の作成を通じて
13
キャリアデザインとケーススタディ 2
14
キャリアデザインに向けて 1
15
キャリアデザインに向けて 2
〔履修上の留意点〕
授業時に指示した課題に取組むこととし、レポート提出を課す。グループワークを行うことがある
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
本試験 50%
レポート・作品等の提出物 35%
〔教科書・参考書〕
教科書:印刷物を用いる
参考書:その都度指示する
〔その他〕
-8-
出席状況・受講態度 15%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
現代社会の課題 消費生活
宮坂 順子
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
私たちは消費者として生活に必要なモノやサービスの多くを市場に依存しているが,それはしばしば
生活の安全や豊かさが脅かされることにつながる場合がある。消費者問題の基本的な知識を学び,自
立した消費者とは何かを考える。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*日々の消費生活に必要不可欠な基本的消費者問題の知識を身につける。
*身近な消費者トラブルから身を守り,自立した消費者として行動できるよう,基本的な解決の方策
を理解する。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
はじめに
2
消費者問題とは
(1)消費者が受ける不利益とは
3
(2)消費生活の変化と消費者被害の発生
4
(3)消費者問題の構造
5
(4)消費者の権利と責任
6
消費者問題解消の方策(1)消費者運動
7
(2)消費者行政
8
(3)消費者法
9
消費者問題の現状
(1)契約をめぐる消費者問題
10
(2)サービス化の進展と消費者問題
11
(3)高度情報通信化に伴う消費者問題
12
(4)カード社会と消費者問題
13
(5)食品・消費生活用品等の安全性
14
(6)消費生活と環境問題
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
授業時に提示した課題に取り組むこと。
〔成績評価の方法〕
平常試験 60%
レポート・作品等の提出物 20%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:未定
参考書:鈴木深雪著『消費者政策―消費生活論』尚学社
〔その他〕
消費生活センターの見学を行う場合もあり。
-9-
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
生活学(生活科を中心に)
髙橋 あき子
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
身の回りの自然、社会、人とのかかわりなどに注意をむける姿勢を養い、自分が関心を持ち興味を抱
いたことを探究する体験を通して、自立した大学生として必要な思考力や技能及び社会的態度を身に
つける。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*自分と社会及び自然との関わりに関心をもち、自分が抱いた疑問を解決しようとすることができ
る。
*物事を探究しようとする意欲をもち、その内容を文章で表現し発表することができる。
*自分自身や自分の生活について深く考えることができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
生活学と生活科
2
生活学で学ぶこと
3
研究計画(1)
4
研究計画(2)
5
研究と発表(1)
6
研究と発表(2)
7
研究と発表(3)
8
研究と発表(4)
9
研究と発表(5)
10
研究と発表(6)
11
研究と発表(7)
12
研究と発表(8)
13
研究と発表(9)
14
研究と発表(10)
15
研究のまとめ
〔準備学習の内容〕
身の回りのことに注意を向けて、自分とのかかわりについて感じたり考えてみたりする習慣をもつ。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 85 %
出席状況・受講態度 15%
〔教科書・参考書〕
教科書:小学校学習指導要領解説 生活編(文部科学省)
〔その他〕
- 10 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
食生活論
前田 文子
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
何故今食育が重要なのか、健康な食生活、豊かな食生活について考える。現在の日本の食生活の特徴
について、歴史的な背景や社会的な視点から捉えるとともに、世界の食糧事情とその中での日本のあ
り方、環境問題と食生活の関連を知り望ましい食生活について考える。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*食生活の意義を理解し、様々な視点から豊かな食生活とは何かを考え、自分の言葉で説明できる。
また、私たちの食生活を支える人、システムを知り、そこにある問題に気付く。
*健康な食生活とは何か、自分の食生活を振り返って問題点を見出し、これからの望ましい食生活の
方向を考え実践する。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
食生活の概念(食生活の機能)
2
食生活と健康(日本人の健康状態と栄養の関わり)
3
現代の食生活(食の欧米化・簡便化)
4
現代の食生活(食の外部化・孤食)
5
世界の食生活の変遷Ⅰ(世界の主食・風土と食生活)
6
世界の食生活の変遷Ⅱ(食の広がりとコロンブスの交換)
7
食のグローバリゼーションがもたらしたもの
8
21世紀の食生活Ⅰ(国際化と食糧自給)
9
21世紀の食生活Ⅱ(地産地消・食の安全性)
10
21世紀の食生活Ⅲ(世界の水争奪・環境問題)
11
ビデオ視聴(好きなものだけ食べる)
12
何故今食育なのか
13
食文化の伝承
14
これからの食生活の課題
15
豊かな食生活とは
〔準備学習の内容〕
授業時に提示した課題に取り組むこと。食に関する新聞記事などを読むこと。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 20 %
〔教科書・参考書〕
教科書:食生活論(福田靖子・小川宣子編、朝倉書店)
参考書:
〔その他〕
- 11 -
出席状況・受講態度 10%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育の心理学Ⅰ
稲見 憲子
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
保育実践に関わる心理学の知識を習得する。子どもの発達に関わる心理学の基礎を学び、子どもへの
理解を深める。子どもの心の健康障害や精神保健について理解する。発達のプロセスや初期経験の重
要性について理解し、保育との関連性を考察する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*心理学や発達理論を土台にした保育に関する知識を学び、子どもの行動への理論的理解力を高め
る。
*こどもと接するときに不可欠な保育者としての役割を持って保育を行なうことができる。
*様々な子どもの行動に対して、発達理論を基にした分析力を身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
人としての発達を考える
2
家族生活の中で育つ
3
4
②コミュニケーションの広がり
近隣社会への広がりの中で育つ
5
6
学校生活の中で育つⅠ
学校生活の中で育つⅡ
①人間関係を作ることとつまずくこと
②かかわりの中で自分を伸ばす
社会へ羽ばたく
11
12
①日常的概念から科学的概念へ
②学びをめぐるつまずき
9
10
①遊びから知的好奇心へ
②集団生活と自己
7
8
①人とものとの出会い
①アイデンティティと職業選択
②社会生活をめぐるつまずき
熟年・老年を生きる
13
①親としての発達
②中年・高齢者として生きる
14
発達を明らかにする:発達理論と保育実践研究
15
発達支援の実際
〔準備学習の内容〕
子どもを取り巻く社会環境に敏感であること。そのためには新聞を読み、保育上の社会的問題に関心を持つ。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 80 % レポート・作品等の提出物 10 % 出席状況・受講態度 10 %
〔教科書・参考書〕
教科書:保育の心理学Ⅰ(無藤隆、北大路書房)
参考書:授業中適宜指示する。
〔その他〕
- 12 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
幼児理解(カウンセリングを含む)
稲見憲子
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
保育者として子どもの前に立つとき、子どものさまざまな行動をどのように読み解くか、行動に表わ
れた子どもの内面の動きをどのように理解するか、子どもの発達に伴う子どもの変化への理解など、
多種多様な子どもの姿に対して、より深くより広い子ども理解の方法を学ぶ。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*心理学や発達理論を土台にした保育に関する知識を学び、子どもの行動への理論的理解力を高め
る。
*様々な子どもの行動に対して、発達理論を基にした分析力を身につける。
*保育体験を次の実践に活かすために振り返り、気付きの意味を分析評価する能力を養う。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
子どもを理解するためにⅠ
2
子どもを理解するためにⅡ
3
幼児理解の基礎となるもの
4
5
②子どもの視座に立つとは
発達の過程と理解の方法
6
7
子どもの内なる世界の理解
①内なる世界と外なる世界
②保育者の理解の枠組み
理解と保育の援助
10
11
①観察及び関わりを通して
②観察及びかかわりから見えたもの
8
9
①子ども観、発達観、保育観
①環境としての保育者
②保育者の役割
ウンセリングマインドと保育臨床
①カウンセリングマインドの理解
12
②子育てのゆがみの理解
13
③保育臨床という立場
14
家族援助・連携でのカウンセリングマインド
15
子ども理解の歴史
〔準備学習の内容〕
自分自身への気付きを重要な到達目標とするため、
人間理解という視点を持って授業に積極的に参加すること。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 80% レポート・作品等の提出物 10% 出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:幼児理解と保育援助(森上史郎編、ミネルヴァ書房)
参考書:授業中に指示する
〔その他〕
- 13 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育原理
柿沼 芳枝
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
保育の目的やねらい、歴史や法律について学びながら、
「保育とは何か」を考える。また、保育の現
状と課題を学び、保育者に求められる社会的役割について考察する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育者の仕事とやりがい、求められる役割について理解できる。
*実践事例の分析・考察を通して、保育の基本となる子どもの内面理解のしかたがわかる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育とは何か
2
保育の基盤としての子ども観
3
子ども理解から出発する保育
4
子どもの育つ環境
5
保育の内容・方法の原理
6
保育の計画と実践の原理
7
保育の実際
8
健康・安全と障がいのある子どもへの対応
9
保育の歴史から学ぶ①
10
保育の歴史から学ぶ②
11
保育者に求められるもの
12
家庭との協働
13
保育の評価と保育者の研修
14
保育の現状と課題①
15
保育の現状と課題②
〔準備学習の内容〕
乳幼児に触れる機会を積極的につくり、子どもの発達や内面理解について具体的に考えてほしい。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 10%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:最新保育講座1 保育原理(森上史郎編集、ミネルヴァ書房)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
- 14 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
幼児教育課程論
柿沼芳枝
實川慎子
後期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
保育者は子どもの発達する姿に合わせて、保育を計画し展開する。本授業では、計画作成の基盤とな
る子どもの姿や活動のとらえ方、保育者の援助の視点などから、保育の計画の基本を学ぶ。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育における計画の意味や考え方、長期の指導計画と短期の指導計画との関連について理解でき
る。
*子どもの発達に応じた指導計画や指導案の書き方を理解できる。
*指導計画における家庭や地域との連携について理解できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育の基本と計画
2
指導計画の種類と役割
3
保育における計画の考え方(0、1、2 歳児)
4
保育における計画の考え方(3、4、5 歳児)
5
小学校における計画との関係
6
保育における計画の変遷
7
日案から週案の作成(幼稚園 4 歳児の場合)
8
日案から週案の作成(保育所 3 歳児の場合)
9
教育課程の見直し
10
保育課程の見直し
11
0、1 歳児の指導計画の実際
12
2 歳児の指導計画の実際
13
3 歳児の指導計画の実際(幼稚園)
14
4 歳児の指導計画の実際(保育所)
15
5 歳児の指導計画の実際(幼稚園)
〔準備学習の内容〕
授業には積極的な態度で臨むこと。提出物は期日厳守。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 20%
出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:保育課程・教育課程総論(柴崎正行・戸田雅美・増田まゆみ編、ミネルヴァ書房)
参考書:授業時に指示する。
〔その他〕
保育士課程・教職課程ための必修科目
- 15 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
教育原理
佐藤 智広
前期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
「教育」ということばの意味を端緒として、教育に関する歴史を概観し、教える立場に立つことの意
義・あり方などを考察していく。何のために教育は必要なのか、という視点を常に考慮し、現代社会
における教育の必要性を考えたい。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*教育に関する用語・法令や教育史を身につけ、教育・保育や周辺領域に関わる仕事に携わる際の礎
とできる。
*教育の歴史を理解する中で、自分なりの教育観を持って、教育の意義を自覚できる。
*教育・保育に関する法令や告知を理解し、教育・保育現場での構想を展開することができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
成長と環境(1)
2
成長と環境(2)
3
こどもの発見(1)
4
こどもの発見(2)
5
教育の目的(1)
6
教育の目的(2)
7
教育の内容(1)
8
教育の内容(2)
9
カリキュラム(1)
10
カリキュラム(2)
11
教育の評価(1)
12
教育の評価(2)
13
教育の今日的な問題(1)
14
教育の今日的な問題(2)
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
学習内容に応じ、適宜、予習・復習を行うこと。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
定期試験 60%
授業時の課題 30%
出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:要説教育原理(佐藤智広、DTP出版)
参考書:講義内容に応じて適宜指示する。
〔その他〕
- 16 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
乳児保育
金允貞
通年
選択
演習
2
〔授業のねらい〕
この授業は主に乳児(0・1・2 歳)の心と体の育ちを保育事例と演習の形式で学び、乳児の生活を支
える保育者の心構えと役割について学ぶことを目指します。また、今の時代を生きる乳児と親を理解
しながら乳児保育に与えられている課題を学びます。
〔学習成果項目(達成目標)〕
*乳児(0・1・2 歳)の発達や成長に関わる専門的知識を身につけて保育の実際に活用することがで
きる。
*乳児(0・1・2 歳)の成長・発達に関する知識を基にするとともに乳児保育の実際において今子ど
もが何を必要としているかその心を理解することができる。
*子ども及び保護者と適切にかかわるために必要な知識・技術を修得し、それを実践することがで
きる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス
16
ガイダンス
2
乳児保育の意義
17
乳児を取り巻く保育の環境
3
乳児保育の歴史と現状
18
室内環境―手作りおもちゃ①制作
4
3 歳未満児の発達と保育①出生~3 か月
19
室内環境―手作りおもちゃ②制作
5
3 歳未満児の発達と保育②4 か月~8 か月
20
室内環境―手作りおもちゃ③発表
6
3 歳未満児の発達と保育③9 か月~1 歳 3 か月 21
乳児の生活と援助①安定・安心・安全
7
3 歳未満児の発達と保育④1 歳 3 か月~2 歳
22
乳児の生活と援助②食事・排泄・清潔・着脱
8
3 歳未満児の発達と保育⑤2 歳~3 歳へ
23
乳児の生活と援助③環境整備
9
乳児保育の内容
24
乳児の生活と援助④親への理解
10
乳児保育の方法
25
手作り絵本①計画
11
絵本の読み聞かせ①(演習)
26
手作り絵本②制作
12
絵本の読み聞かせ②(演習)
27
手作り絵本③制作
13
乳児の観察と記録
28
手作り絵本④発表
14
保育の計画と記録
29
乳児保育の今後の課題
15
まとめ
30
まとめ
〔準備学習の内容〕
授業時に提示した課題に取り組む。授業時間外に調査活動・グループワークがある。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 50%
レポート・作品等の提出物 40%
出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:乳児保育―一人一人を大切に(加藤敏子編、萌文書林)
参考書: 0・1・2 歳児の心の育ちと保育(今井和子編、小学館)
、乳児の保育新時代(乳児保育研究会編、ひ
となる書房)
〔その他〕保育士課程のための必修科目
- 17 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
障害児保育
髙橋 あき子
後期
選択
演習
2
〔授業のねらい〕
障害児の保育計画を作成することができ、子どもの発達や発達に応じた援助の方法、様々な障害及び
障害児保育にかかわる保健・医療・福祉・教育等の現状と課題、個別支援及び他の子どもとのかかわ
りのなかで育ち合う保育実践や保護者への支援、関係機関との連携について理解している
〔学習成果項目(到達目標)〕
*子どもの発達や発達に応じた援助の方法について理解している。
*様々な障害及び障害児保育にかかわる保健・医療・福祉・教育等の現状と課題について理解してい
る。
*障害児の保育計画を作成することができ、個別支援及び他の子どもとのかかわりのなかで育ち合う
保育実践や保護者への支援や関係機関との連携について理解している。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
障害児保育とは
2
子どもとはどういう存在か
3
障害とはなにか
4
障害児のいる保育(1)
5
障害児のいる保育(2)
6
保育者の対応の基本(1)
7
保育者の対応の基本(2)
8
ICIDH と ICF
9
発達障害の名称と症状(1)
10
発達障害の名称と症状(2)
11
障害のある子どもとその保護者
12
医療と保育との連携
13
障害児保育の歴史
14
障害児保育の制度
15
地域における連携
〔準備学習の内容〕
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 85 %
出席状況・受講態度 15 %
〔教科書・参考書〕
教科書:最新保育講座 障害児保育(ミネルヴァ書房)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
保育士のための必修科目
- 18 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
子どもの保健Ⅰ
竹内 治子
通年
選択
演習
2
〔授業のねらい〕
少子化の現在、家庭での子育ての多くが保育園にも期待されるようになっている。保育士には子育て
の専門家として、子供の日常生活の様々な場面で適切な対処ができることが求められる。小児の特徴
である成長と発達、健康を守るための健康維持を理解するために必要な、基礎的事項を学ぶ。
〔学習成項目(達成目標)〕
*正常の子どもの発達、成長、環境、栄養を理解する。
*保育の現場で病気の子どもを正しく見極め、ケアする能力を養い、事故や虐待についての理解も深
める。
*現在の保健システム、保健統計等を理解する。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
発育と成長
16
感染症
2
身体発育の正常と異常
17
感染症
3
発達
18
感染症
4
生理機能の発達
19
感染症
5
生活と環境
20
感染症
6
生活と環境
21
予防接種
7
乳児の栄養
22
免疫とアレルギー
8
人工栄養
23
慢性疾患を持つ子ども
9
幼児の栄養
24
慢性疾患を持つ子ども
10
母子保健システム
25
よく見かける症状
11
発達障害
26
子どもに多い感染症以外の疾患
12
心身症
27
精神保健
13
先天異常
28
精神保健
14
事故
29
応急手当
15
保健統計
30
虐待
〔準備学習の内容〕
各週の授業で学んだことは、必ずその週のうちに復習すること
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 80%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:子どもの保健I(佐藤益子編、ななみ書房)
参考書:
〔その他〕
保育士課程のための必修科目
- 19 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
子どもの保健Ⅱ
石倉 登喜代
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
未熟から成熟に向かっている子どもに関わる保育者は、子どもの安全を確保し健康の保持増進に努め
ながら保育することが求められる。そのために必要な知識や技術を身につけて日常保育の中でより適
切な保健活動が出来るようになることをねらいとする。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育中、急な病気や事故が発生したときに適切な観察と判断により的確に対処できる知識や技術を
身につける。
*子どもの未熟性を理解し日常保育の中で安全と健康が得られるように専門的知識を身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育における保健活動とは
2
健康観察
3
身体計測と評価 ①
4
身体計測と評価 ②
5
乳幼児の養護と教育
抱き方・寝かせ方
6
食事・清潔
7
排泄・衣服の着脱
8
感染症の予防と対策
9
保育における看護 ①
10
保育における看護 ②
11
事故防止と安全教育
12
事故や急な病気への対応
13
応急処置 ①
14
応急処置 ②
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
授業で学んだことは、必ずその週のうちに復習すること。
〔成績評価の方法〕
レポート等の提出物60%
出席状況・受講態度40%
〔教科書・参考書〕
教科書:子どもの保健Ⅱ(佐藤益子編著、ななみ書房)
〔その他〕
保育士課程のための必須科目
- 20 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
児童家庭福祉
髙橋 あき子
後期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
児童家庭福祉の現状と課題、今後の動向、歴史的変遷、制度や実施体系、保育との関連性及び児童の
人権擁護、相談援助について理解する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*児童家庭福祉の現状と課題、今後の動向、歴史的変遷、制度や実施体系、児童の人権擁護について
理解している。
*児童家庭福祉とはなにか及び児童家庭福祉と保育との関係について理解している。
*地域の子どもの保護者に対して保育に関する指導を行うことが保育士の役割であることを理解し
ている。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
子ども家庭福祉の理念と概念
2
子ども家庭福祉の歴史的変遷
3
現代社会と子ども家庭福祉
4
子どもの人権擁護と保育
5
子ども家庭福祉の法体系
6
子ども家庭福祉行政と実施機関
7
児童福祉施設と子ども家庭福祉の専門職
8
少子化と子育て支援サービス
9
母子保健と子どもの健全育成
10
虐待防止とDVへの対応
11
社会的養護
12
障害のある子どもへの対応
13
少年非行等への対応
14
次世代育成支援
15
関係機関とのネットワーク
〔準備学習の内容〕
日常的にニュース等を見聞きする等、社会の出来事に意識的に関心を向ける努力をする。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 85 %
出席状況・受講態度 15 %
〔教科書・参考書〕
教科書:保育士養成課程 子ども家庭福祉(光生館)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
- 21 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
社会福祉
髙橋 あき子
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
社会福祉の現状と課題、今後の動向、歴史的変遷、制度や実施体系、児童の人権擁護及び児童家庭福
祉や家庭支援との関連性、相談援助や利用者の保護にかかわる仕組みについて理解する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*社会福祉の現状と課題、歴史的変遷、今後の動向、制度や実施体系、児童の人権擁護について理解
している。
*社会福祉とはなにか及び社会福祉と児童の人権や家庭支援との関連性について理解している。
*社会福祉における相談援助や利用者の保護にかかわる仕組みについて理解している。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
社会福祉の基礎概念
2
社会福祉をとりまく状況
3
社会福祉の歴史と展開
4
社会福祉の仕組みと運営
5
社会福祉の機関と施設
6
社会福祉の援助と方法
7
社会保障
8
公的扶助
9
高齢者福祉(1)
10
高齢者福祉(2)
11
障害者福祉
12
地域福祉(1)
13
地域福祉(2)
14
これからの社会福祉の課題
15
社会福祉を支える人たち
〔準備学習の内容〕
日常的にニュース等を見聞きする等、社会の出来事に意識的に関心を向ける努力をする。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 85%
出席状況・受講態度 15%
〔教科書・参考書〕
教科書:よくわかる社会福祉(ミネルヴァ書房)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
保育士課程のための必修科目
- 22 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
保育の表現技術 A
担当者
関根 美絵子
森田 聡子・千輝奈央子
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
通年
選択
演習
2
〔授業のねらい〕
音楽の基礎的な理論を理解し、ピアノを中心とした器楽の技能の向上を目指す。乳幼児の心身の発達
をふまえて、様々な音楽表現方法を総合的に学習する。
〔学習成果項目(達成目標)〕
*乳幼児の心身の発達をふまえて、様々な音楽表現方法を修得できる。
*「生活の一部」
「あそび」
「コミュニケーション手段」としての表現活動につながるような、さらに
は子ども一人ひとりの発達や特性に応じた対応ができるような、実践力を身につけることができる。
*それぞれのレベルに応じた器楽(ピアノ)の技能を身につけることができる。童謡のピアノ伴奏、
更には弾き歌いができるようになる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ピアノ基礎練習・音楽理論①
16
夏期課題の演奏チェック
2
ピアノ基礎練習・音楽理論②
17
ピアノ基礎練習・音階練習①
3
ピアノ基礎練習・音楽理論③
18
ピアノ基礎練習・音階練習②
4
ピアノ基礎練習・音楽理論④
19
ピアノ基礎練習・音階練習③
5
ピアノ基礎練習・音楽理論⑤
20
ピアノ応用練習①
6
ピアノ基礎練習・読譜練習①
21
ピアノ応用練習②
7
ピアノ基礎練習・読譜練習②
22
ピアノ応用練習③
8
ピアノ基礎練習・読譜練習③
23
ピアノ応用練習④
9
ピアノ基礎練習・読譜練習④
24
ピアノ応用練習⑤
10
ピアノ基礎練習・読譜練習⑤
25
ピアノ応用練習⑥
11
ピアノ基礎練習・リズム・コード進行法①
26
ピアノ応用練習⑦
12
ピアノ基礎練習・リズム・コード進行法②
27
ピアノ応用練習⑧
13
ピアノ基礎練習・リズム・コード進行法③
28
ピアノ応用練習⑨
14
ピアノ基礎練習・リズム・コード進行法④
29
ピアノ応用練習⑩
15
中間到達度チェック
30
まとめ
〔準備学習の内容〕
ピアノは個人指導のため、毎日の自主練習を必要とします。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
本試験 50%
出席状況・受講態度 50%
〔教科書・参考書〕
教科書:バスティンピアノライブラリー(東音企画)
、全訳バイエルピアノ教則本(全音楽譜出版社)
こどもの歌200(チャイルド本社)
参考書:補助プリント
〔その他〕
保育士課程のための必修科目
- 23 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育の表現技術 B
浮田 咲子
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
幼児は大人よりイメージする力が大きい。この時期の表現に対しての適切ななげかけを言葉、模範を
示すことで表現を巧みにつなぎとめる事が出来る。子どもたちの持ち前の能力を引き出し、楽しさを
伝える為に、指導方法を探求し、保育者となるための創造力を高める事を学習する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*表現する事を楽しみ、自ら積極的に取り組む姿勢を身につける。
*将来の子ども達に,自ら手本となり得るように、きちんと動くことを身につける。
*子ども達の表現の仕方を理解し、発達に応じた作品を作ることが出来る。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
授業の目的と授業展開説明等 実技の出来る服装を準備して集合
2
領域「表現」に関わる変遷や内容
3
保育者としての感性を磨く演習 (1)子どもの表現に応える「保育者自身の感性や援助スキル」を磨く
4
保育者としての感性を磨く演習 (2)身体表現の基礎知識・指導方法
5
保育者としての感性を磨く演習 (3)まねっこ動き
6
保育者としての感性を磨く演習 (4)物語で遊ぼう
7
保育者としての感性を磨く演習 (5)空間と動き
8
保育者としての感性を磨く演習 (6)音と動きの関係
9
グループ演習 (1)創作を行うときの注意・発表会についてのマナー等について説明
10
グループ演習 (2)各グループ創作を行う
11
グループ演習 (3)各グループ創作を行う
12
グループ演習 (4)各グループ創作を行う
13
グループ演習 (5)発表会
14
課題発表
15
まとめ 発表会で踊ったビデオを鑑賞 ノート提出
〔準備学習の内容〕
各週の授業で学んだことは必ずその週のうちに復習すること。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物
40% 出席状況・受講態度
60%
〔教科書・参考書〕
教科書:幼児の楽しい運動遊びと身体表現(穐丸武臣、圭文社)随時配布
参考書:保育者養成のためのテキスト 身体表現(古市久子、北大路書房)
:
〔その他〕
保育士課程のための必修科目
- 24 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育の表現技術C
東郷 彩
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
さまざまな実技制作を行うことにより、道具の扱い、素材についての知識、基本的な造形技法を身に
つけ、表現することの楽しさを感じること。また、子どもの造形表現を広げ、深められるような保育
者の意識について考える。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*造形に関する基本的な知識と技能を修得する。
*作ることの楽しさや喜びを感じ、表現力を高める。
*実践的な制作例を知り、指導、援助の方法を理解する。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス
2
粘土①小麦粉粘土
3
粘土②さまざまな粘土
4
粘土③土粘土
5
子どもの造形について
6
デカルコマニー
7
フロッタージュ、コラージュ
8
季節の制作①
9
季節の制作②
10
大切な人へのプレゼント①
11
大切な人へのプレゼント②
12
絵本制作①
13
絵本制作②
14
絵本制作③
15
鑑賞、まとめ
〔準備学習の内容〕
普段から自分が美しいと思う色や形をよく観察すること。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 40%
出席状況・受講態度 60%
〔教科書・参考書〕
教科書:保育をひらく造形表現(槇英子、萌文書林)
参考書:随時紹介する
〔その他〕
保育士課程のための必修科目
- 25 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
幼児体育
浮田 咲子
前期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
近年子どもの運動量の減少が問われている。ここでは幼児期における運動あそびの経験の重要性と、
発達段階に応じた運動あそびの指導法や安全管理を学び、運動表現の技能を高め、子どもの年齢にあ
わせた動きの連動を考案するとともに、学生自身の身体の向上について実技を通して学習する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*将来の子ども達に,自ら手本となり得るように、きちんと動くことを身につける。
*身体を動かしあそぶ事を楽しみ、自ら積極的に取り組む姿勢を身につける。
*子ども達の発達を理解し、発達に応じた運動の提供が出来る。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
授業の目的と授業展開説明等 実技の出来る服装を準備して集合
2
幼児の体操
3
からだを動かす伝承遊び (1)鬼ごっこ
4
からだを動かす伝承遊び (2)四季の遊び
5
からだを動かす伝承遊び (3)長縄・まりつき
6
ボール遊び (1)大きいボール
7
ボール遊び (2)小さいボール
8
年齢に応じた指導の仕方について
9
マット遊び (1)マット遊び・補助の仕方
10
マット遊び (2)物語を使ってのマット遊び
11
幼児の体操づくり (1)創作を行うときの注意
12
幼児の体操づくり (2)グループで作品を創作する
13
幼児の体操づくり (3)グループで作品を創作する
14
幼児の体操づくり (4)発表
15
まとめ 発表会で踊ったビデオを鑑賞 ノート提出
〔準備学習の内容〕
各週の授業で学んだことは必ずその週のうちに復習すること。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物
40% 出席状況・受講態度
60%
〔教科書・参考書〕
教科書:幼児の楽しい運動遊びと身体表現(穐丸武臣、圭文社)随時配布
参考書:子どもが熱中する運動あそび(年少編・年中編・年長編)
(瀬戸口清文、明治図書)
〔その他〕
保育士課程のための必修科目、教職課程のための選択必修科目
- 26 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
生活基礎
柿沼 芳枝
後期
必修
講義
2
〔授業のねらい〕
幼児期の教育は環境を通して行うことを基本とし、保育者自身がその環境の一部となる。授業では、
日本の生活における伝統や文化に触れながら、子どもに大きな影響を及ぼす存在である保育者自身の
生活力を高める。さらに、幼児期の教育が義務教育以降の教育の基礎を培うことについて理解する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*日本の生活文化や習慣などについて理解し、実践力を身につける。
*幼児期に育むことについて理解し、幼児のモデルとして生活を営むための基礎力を身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス
2
身の回りの自然への視線
3
生活の基礎① 衣生活
4
生活の基礎② 食生活
5
生活の基礎③ 住生活
6
季節の変化や年中行事と人々の暮らし①
7
季節の変化や年中行事と人々の暮らし②
8
身近な自然とのかかわり
9
基本的な生活習慣とは
10
幼児期に身につけたい力
11
「接続期」の考え方と課題
12
幼児期の教育とアプローチカリキュラム
13
小学校教育とスタートカリキュラム
14
保・幼・小連携の重要性
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
日々の暮らしに関心をもち、自分自身の生活力を高める努力をしてほしい。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 10%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:幼児期から児童期への教育(国立教育政策研究所教育課程研究センター)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
- 27 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容総論
實川 慎子
前期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
保育内容の全体構造を理解し、各領域の保育内容を総合的にとらえる視点から、子どもへの理解を深
める。子どもの活動、保育環境、指導計画、具体的な援助、保育の評価と反省など、保育の流れを概
観しながら各々の事項を保育実践と結びつけて学ぶ。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育における子ども理解の大切さについて理解し、子どもを理解しようとする態度を身につける。
*幼稚園教育要領や保育所保育指針における保育内容を総合的にとらえ、実践と結びつけて具体的に
理解できる。
*子どもの発達・遊び・生活と保育内容のかかわりについて理解できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育内容とは何か
2
「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」
3
乳幼児保育の基本的視点
4
発達の捉え方
5
保育内容とカリキュラムの展開
6
遊びと保育内容
7
保育の課題と未来
8
幼稚園の保育内容(3 歳児の園生活)
9
幼稚園の保育内容(4 歳児の園生活)
10
幼稚園の保育内容(5 歳児の園生活)
11
保育所の保育内容
12
保育内容と行事
13
保育内容の歴史的変遷
14
保育者の具体的援助
15
園と家庭・地域等との連携
〔準備学習の内容〕
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 20%
出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:おもしろく簡潔に学ぶ保育内容総論 (岸井勇雄、保育出版社)
参考書:
〔その他〕
保育士課程・教職課程のための必修科目
- 28 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容:健康
浮田 咲子
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
子どもは、子どもらしい健康な生活をおくり、心身共に健康な子どもに育って欲しいものである。こ
こでは乳幼児における健康の基礎知識を学ぶとともに、保育者はどの様に子どもの健康をとらえ、援
助していく事が出来るのかを学び、保育の現場で実践出来るように知識と考え方と技術とを学ぶ。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*子どもの成長・発達を理解し、現場で生かせるよう身につける。
*人の生活の中で起こりうる、怪我・感染症について予防・手当の観点を身につける。
*子ども達が苦なく運動を楽しめるように、健康の維持の手助けが出来るように身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
子どもの心と体の健康について
2
子どもの身体の発達と運動能力について (1)子どもの身体の発育
3
子どもの身体の発達と運動能力について (2)子どもの運動能力と動きの獲得
4
子どもの身体の発達と運動能力について (3)子どもの安全指導
5
保育内容「健康」とは
6
保育内容五領域と領域「健康」の考え方について
7
0〜2歳児の生活と動きについて (1)生活と動き
8
0〜2歳児の生活と動きについて (2)自立・生活習慣の獲得
9
0〜2歳児の生活と動きについて (3)遊び
10
3〜5歳児の生活と動きについて (1)生活習慣の獲得
11
3〜5歳児の生活と動きについて (2)運動遊び ①
12
3〜5歳児の生活と動きについて (2)運動遊び ②
13
安全への配慮 (1)
14
安全への配慮 (2)
15
保育者の役割
〔準備学習の内容〕
学習内容に応じ、適宜、予習・復習を行うこと。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
本試験 60% レポート・作品等の提出物 10% 出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:演習 保育内容 健康(河邉貴子、建帛社)
参考書:子どものこころとからだを育てる保育内容 健康(高内正子、保育出版社)
〔その他〕
保育士課程・教職課程のための必修科目
- 29 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容:言葉
佐藤 智広
柿沼 芳枝
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
人間が言葉を発し、コミュニケーションをとれるようになるために、こどもたちはどのような過程を
辿っていくのか。こどもの言葉の獲得・発達と、その過程における様々な特徴を理解し、保育者とし
て、こどもの言語活動に必要な指導の理論と指導方法を身につける。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*言葉の発達やそれを促す技術・方法を習得し、幼稚園・保育所において、言葉の面で援助ができる。
*子どもの発達を言語活動の面から学び、その場その場での言葉のやりとりから子どもの内面を汲み
取ることができる。
*領域「言葉」に関するねらいと内容を理解し、話すこと・聞くことを中心とした言語活動を計画し
たり、児童文化財を利用した保育構想ができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育参加観察 1/保育所保育指針・幼稚園教育要領における保育内容(言葉)のねらい・内容
2
保育参加観察 1/保育所保育指針・幼稚園教育要領における保育内容(言葉)のねらい・内容
3
言語の獲得
4
言葉の発達 1
5
保育参加観察 2/言葉の発達 2
6
保育参加観察 2/言葉の発達 2
7
言葉と環境
8
伝える気持ち・聴く気持ち
9
保育参加観察 3/文化財を利用した指導法
10
保育参加観察 3/文化財を利用した指導法
11
指導計画の立て方 1
12
指導計画の立て方 2
13
保育参加観察 4/小学校教育への保育内容・言葉
14
保育参加観察 4/小学校教育への保育内容・言葉
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
学習内容に応じ、適宜、予習・復習を行うこと。外部での実習を含むので報告書が必修。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
授業時の課題 20%
出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:シードブック保育内容・言葉(榎沢義彦・入江礼子、建帛社)
参考書:授業時に適宜紹介する。
〔その他〕
保育士課程・教職課程のための必修科目
- 30 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容:人間関係
稲見 憲子
柿沼 芳枝
前期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
子どもたちが人間関係を築くための精神的土台として重要な人間環境について学習する。様々な人間
関係が作られていく中で葛藤や達成感が生まれていくが、その中で子どもたちが獲得する自己主張・
自己抑制・自己発揮について理解し、
「生きる力」を育てるための保育のあり方について考察を深める。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*心理学や発達理論を土台にした保育に関する知識を学び、子どもの行動への理論的理解力を高め
る。
*様々な子どもの行動に対して、発達理論を基にした分析力を身につける。
*子どもに関わる知識や理解力を基にして、保育現場で適切な子ども対応を考えることができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
幼児教育の基本
①幼児教育の目的と領域「人間関係」
2
幼児教育の基本
②幼児教育の基本
3
幼児の発達と領域「人間関係」 ①保育者との出会い
4
幼児の発達と領域「人間関係」 ②子ども仲間との出会い
5
子どもと保育者のかかわり
①子どもとの信頼関係をつなぐ
6
子どもと保育者のかかわり
②自己主張を支える
7
遊びの中の人とのかかわり
①遊びと子どもの育ち
8
遊びの中の人とのかかわり
②遊びの中で共有すること
9
生活を通して育つ人とのかかわり
10
個と集団の育ち
①一人ひとりを理解する
11
個と集団の育ち
②集団の楽しさ
12
人とのかかわりを見る視点
①他者との信頼関係とかかわりの基礎
13
人とのかかわりを見る視点
②自我の発達と自己主張・自己抑制
14
幼児教育の現代的課題と領域「人間関係」
15
観察研究
〔準備学習の内容〕
幼稚園や保育園における観察実習を含むため、感じたことへの言語化・意識化を習慣化し、記録を提出する。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 80% レポート・作品等の提出物 10% 出席状況・受講態度 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:事例で学ぶ保育内容 人間関係(無藤隆、萌文書林)
参考書:必要に応じて授業中に指示する
〔その他〕
保育士課程・教職課程のための必修科目
- 31 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容:環境
實川 慎子
後期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
乳幼児の発達の観点から、環境のもつ意味や子どもとのかかわりについて理解を深める。実践をもと
に「環境」における子ども理解、保育者の援助を考えるとともに、子どもの環境をめぐる現代の課題
について考える。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*領域「環境」のねらいと内容、子どもと環境のかかわりについて理解できる。
*保育の教材と環境を具体的に構想できる。
*子どもの発達に応じた教材を制作し、それを実践する技能を身につける。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
ガイダンス・幼児教育の基本・子どもの育ちと領域「環境」
2
ものや道具にかかわって遊ぶ① グループで教材制作
3
ものや道具にかかわって遊ぶ② グループで教材制作
4
ものや道具にかかわって遊ぶ③ グループで教材制作
5
ものや道具にかかわって遊ぶ④ 保育発表準備
6
自然に親しみ、植物や生き物に触れる① フィールド活動
7
自然に親しみ、植物や生き物に触れる② 教材制作
8
自然に親しみ、植物や生き物に触れる③ 教材製作
9
文字や標識、数量や図形に関心をもつ①
10
文字や標識、数量や図形に関心をもつ② 教材製作
11
遊びや生活の情報に興味をもち、地域に親しむ
12
子どもと環境のかかわりをとらえる視点①
13
子どもと環境のかかわりをとらえる視点②
14
子どもと環境のかかわりをとらえる視点③ 模擬保育
15
幼児教育の現代的課題と領域「環境」(DVD)
〔準備学習の内容〕
必要となる材料や用具は、自分で揃えておくこと。提出物は期日厳守。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 40%
レポート・作品等の提出物 40%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:事例で学ぶ保育内容 領域「環境」
(福元真由美、萌文書林)
参考書:授業時に指示
〔その他〕
保育士課程・教職課程のための必修科目
- 32 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育内容:表現
関根 美絵子
前期
選択
演習
1
〔授業のねらい〕
保育における「表現」を知り、感性や感受性の豊かさについて考える。また、乳幼児における模倣・
連想・想像・創造に関する発達のプロセスを理解する。歌や手遊びなどの実践を通して、適切な教材
選び・言葉がけ・学習保育活動の展開を分析したり構想したりする能力を身につける。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*歌あそびや手あそび、音楽ゲームなどの表現活動の実践通して、自己の表現力を培うと同時に、指
導法の獲得ができる。
*領域「表現」のねらいと内容について理解し、表現は「生活」や「あそび」の一部であることを認
識できる。
*乳幼児の発達や特性にあった表現活動の可能性を理解した上で、適切な教材選び・言葉がけ・保育
活動の組み立て等ができるようにする。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
オリエンテーション
2
表現について
感性・感受性と心身の発達
3
音楽表現①
おと・音楽の特性について ~サウンドスケープ~
4
音楽表現②
模倣から創造へ
5
音楽表現③
手あそび・指あそび
6
音楽表現④
歌あそび・音楽ゲーム
7
音楽表現⑤
劇あそび(1)
8
音楽表現⑥
劇あそび(2)
9
音楽表現⑦
劇あそび(3)
10
領域「表現」について
11
模擬授業①
12
模擬授業②
13
模擬授業③
14
模擬授業④
15
模擬授業⑤・まとめ
~リズムあそび~
幼稚園教育要領と保育所保育指針
〔準備学習の内容〕
学習内容に応じ、適宜予習・復習を行うこと。
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
本試験 40%
レポート等の提出物・発表 40%
出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
教科書:演習 保育内容 表現(建帛社)
、手あそび百科(ひかりのくに)
参考書:随時紹介
〔その他〕
保育士課程、教職課程のための必修科目
- 33 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育実習指導Ⅰ
實川 慎子
後期
選択
演習
(2)
〔授業のねらい〕
保育所における実習の意義と目的、具体的な実習内容、日誌の書き方など、実習に関する基本的なこ
とがらについて学ぶ。実習に臨むにあたり、実習目的を明確にするほか、心構えやマナーについても
理解する。実習後にまとめを行う。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*実習の意義と内容、方法を理解し、自ら明確な課題をもつと共に、実習準備と実習の振り返りを主
体的に行うことができる。
*実習生としての心構えを理解し、マナーを身につける。
*実習日誌や指導案の書き方を身につけ、実習に必要な手遊び・パネルシアターなどを実践できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
保育所(園)実習の意義と目的
2
保育所保育の特性(DVD)
3
保育所のデイリープログラムと子どもたちの活動の流れについて
4
実習日誌の書き方と読み取り、省察の仕方について
5
同上
6
部分実習のための教材作成
7
同上
8
部分実習のための指導案作成
9
同上
10
部分実習模擬実践
11
実習の心構えと自己課題
12
実習手続き・実習直前指導
13
同上
14
オリエンテーション後に行う実習日誌の記入について
15
実習レポートのまとめ方と報告会について
〔準備学習の内容〕
教材作成に必要なものは各自準備すること、レポート・作品等は期日厳守、実技はしっかり練習しておくこと
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 70%
出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:授業時に指示する。
参考書:授業時に指示する。
〔その他〕
保育士課程のための必修科目(2 年次前期の保育実習指導Ⅰとあわせて 2 単位取得)
- 34 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育実習Ⅰ(保育所)
實川 慎子
集中
選択
実習
(4)
〔授業のねらい〕
保育の現場において、保育士としての心構えや役割について実体験を通して学び、職務の実際とその
意義について学ぶ。また、子どもとのかかわりや観察を通して、乳幼児の発達について理解する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育所の生活や遊び、活動を通して、保育所の一日の流れを理解できる。
*保育日誌の記入や実習指導案の立案などをとおして、保育の構想・実践・省察について具体的に理
解できる。
*保育士の仕事内容や援助のあり方を理解するとともに、保育において部分的な指導を実践できる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
対象児・対象クラスについて
0 歳児から年長時までの全クラスを見学し、
希望するクラスを実習園との調整のうえ、決定する。
2
実習の進め方について
①事前実習(実習園でのオリエンテーション)
・実習園の保育目標、施設の概要、環境、職員組織やクラス編成について把握する。
・オリエンテーションを受け、実習計画を確認する。
②本実習(10 日間)
・観察実習
・参加実習
・部分実習
③実習終了後
・実習日誌の提出
・実習終了レポートの提出
・実習報告会
〔準備学習の内容〕
実習内容は全て日誌に記録し、必ず提出すること
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 70%
出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:保育所保育指針
参考書:授業時に指示
〔その他〕
保育士課程のための必修科目(2 年次前期の保育実習Ⅰとあわせて 4 単位取得)
- 35 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
保育指導法
伊藤能之
前期
選択
講義
2
〔授業のねらい〕
幼児を相手にするという業務の独自性を学び取り、その専門的知識および技術をもって保育を指導す
ることができるように、その指導法の基本を学び、さらに現実の問題に対応できるようにする。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*保育者として子どもの前に立ったときに適切な援助活動が行われるように指導方法を理解する。
*保育者として、遊びを通した保育、環境を通した保育等の保育指導法のキーワードを理解し、実践
につなげる力を養う。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
オリエンテーション
2
幼児を理解するとは
3
職業としての資質
4
職業としての専門性
5
子どもの発達に基づく指導とは
6
子どもにとっての遊びの意義
7
指導計画の意味
。
記録を取ることの意味
9
望ましい援助のあり方
10
環境にかかわりながら成長するとは
11
保育者のもつ子ども観と保育観
12
子どもの主体性、自発性について
13
モデリングの意味
14
直接的な援助、間接的な援助
15
15
子どもとともに成長する
〔準備学習の内容〕
〔成績評価の方法〕 定期試験を実施
筆記試験 70%
レポート・作品等の提出物 10%
〔教科書・参考書〕
教科書:幼児教育の方法(小田豊・青木倫子、北大路書房)
参考書:幼稚園教育要領、保育所保育指針
〔その他〕
教職課程のための必修科目
- 36 -
出席状況・受講態度 20%
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
幼稚園実習
柿沼 芳枝
實川 慎子
前期
選択
実習
(4)
〔授業のねらい〕
昭和学院幼稚園における見学・観察・参加実習を行い、幼稚園教育の実際を学ぶとともに、教師の職
務や役割等について実践活動をとおして理解する。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*担当学級の保育の流れを理解し、実習内容を保育日誌に記録する過程で、教師の援助や意図につい
て考察することができる。
*幼児に親しみ、その行動を細やかに観察することをとおして内面理解に努めるとともに、簡単なピ
アノの弾き歌いや手遊び、絵本の読み聞かせなどを実践できる。
*積極的に保育にかかわり、自らの保育実践における課題を見出すことができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
実習オリエンテーション
実習の目的と心構え、観察の視点、補助の動き方、子どもとのかかわり方など
2
昭和学院幼稚園における部分実習
※昼食準備と片付け時の実習(2 時間×10 回)
・昼食補助を行うので、服装や髪型、爪等、衛生面の配慮を徹底する。
・エプロンは一括購入する物を毎回着用する。
・手遊びや紙芝居、歌のピアノ伴奏等の実習を行うので、しっかり準備しておく。
※その他、園行事への参加実習
3
学外幼稚園における教育実習(観察)
※9 月の夏季休業中に 1 週間実施
〔準備学習の内容〕
実習内容はすべて日誌に記録し、期日までに必ず提出すること
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 70%
出席状況・受講態度 30%
〔教科書・参考書〕
教科書:授業時に指示する。
参考書:授業時に指示する。
〔その他〕
教職課程のための必修科目(2 年次後期幼稚園実習と併せて4単位取得)
- 37 -
人間生活学科 こども発達専攻 1 年次
科 目 名
人間発達特別演習Ⅰ
担当者
開講時期
履修形態
授業形態
単位数
通年
必修
演習
1
こども発達専攻
全教員
〔授業のねらい〕
本講座は、学校行事への参加及び鑑賞・聴講により、学生の教養、人間発達への理解、コミュニケー
ション力、社会性を高めることを目的とする。さらに、保育者として必要な問題解決能力の習得、社
会に有益な人材育成を目指す。また、報告書の作成を通して、文章作成能力や表現力の向上を図る。
〔学習成果項目(到達目標)〕
*学校行事時などにおける企画の実行に対して、周りと協力して関わり活動できる能力が身に付く。
*今ここで何が起きているかを的確に判断して、よりよい状況に導くための方法を集団で工夫する。
*集団活動において自らに求められている役割を認識し、集団の要求に応えることができる。
〔授業の内容・スケジュール〕
1
フレッシュマンセミナーⅠ
2
フレッシュマンセミナーⅡ
3
発達を考えるⅠ
4
保育施設ボランティアⅠ
5
保育施設ボランティアⅡ
6
スポーツコミュニケーションⅠ
7
スポーツコミュニケーションⅡ
8
発達を考えるⅡ
9
真間祭における研究発表Ⅰ-①もこもこ・こどもセンターにおける遊びの実演
10
真間祭における研究発表Ⅰ-②もこもこ・こどもセンターにおける遊びの実演
11
真間祭における研究発表1-③もこもこ・こどもセンターにおける遊びの実演
12
真間祭における研究発表Ⅱ-2 年生の発表見学
13
図書館講演会
14
発達を考えるⅢ
15
まとめ
〔準備学習の内容〕
学びの意欲及び積極的な関心を持って参加すること。
〔成績評価の方法〕
レポート・作品等の提出物 80% 出席状況・受講態度 20%
〔教科書・参考書〕
参考書:プリント資料の配布
〔その他〕 15 時間相当分の内容で行事参加、実習、見学会等の課外活動を実施する。
行事計画によって内容・スケジュールが入れ替わることがある。
- 38 -