平成22年5月発行 JAみどりの小麦栽培ごよみ 時期 9月 10月 下 上 生 育 良質麦栽培のポイント 下 小麦品種 1.種子更新100% 2.土づくりと営農排水の徹底 3.適期播種と適正な播種量の確保 4.適期・適量な追肥 11月 中 上 12月 中 下 上 1月 中 目標収量 穂 数 千粒重 シラネコムギ 550 kg /10a 458 本/㎡ 42 ゆ き ち か ら 450 kg /10a 424 本/㎡ 40 下 上 中 2月 下 上 みどりの農業協同組合 (監修 宮城県美里農業改良普及センター) 3月 中 下 上 4月 中 下 ● ( 幼幼 穂 穂 長 形 1 成㎜ 期 ) 上 5月 中 下 上 ● ( 減幼 穂 数 長 分 3 裂㎝ 期 ) ● 茎 立 期 ● 穂 ば ら み 期 6月 中 ● 出 穂 期 下 ● 穂 揃 期 ● 開 花 始 期 ● 開 花 期 ● 穂 揃 期 追 肥 ● 赤 ● 赤 上 中 ● 乳 熟 期 下 ● 成 熟 期 5.赤かび病防除の徹底 6.適期刈取りの実施 7.適切な乾燥調製 主 安 全 ・ 安 心 な 小麦作りに向けて 作 業 内 容 1.栽培履歴記帳の徹底 2.農薬使用基準の遵守 3.農薬飛散防止の徹底 4.異品種混入防止対策の徹底 排水対策・土づくり ● 明渠及び 弾丸暗渠の施工 ● 堆肥 1~2t/10a ● 播 種 準 備 ● ● 播 除 種 草 剤 散 布 ● 麦 踏 み 施肥・播種 ● 麦 踏 み ● 時期 毎年、種子更新を基本とする。 播種時期 10月15~25日 ● 施肥量(kg/10a) 幼苗期(3~4葉期)から 茎立期まで 品種 ・粒状苦土石灰40~80kg/10a (タイニー) ベンレートT水和剤20を種子粉衣する。 越冬後・・・穂揃いの均一化 ( 乾燥種子10kgに対し50g ) 越冬前・後の最低2回は実施する。 ・粒状石灰窒素10kg/10a 硫安の場合 ● 幼穂長1㎜~ 幼穂長3㎝~ シラ ネコ ムギ 2.5 12 5 24 2.5 12 ゆ き ち から 2.5 12 5 24 2.5 ~5 12 ~24 播種時期が遅れた場合は播種量を増やす。 効果 窒素成分 現物量 シ ラ ネ コ ム キ ゙ 6.8~ 8.5 ゆ き ち か ら 8.5~10.2 小麦品種 40~50 乾燥・調製する際には異物混入防止のため、必ず機械の清掃を丁寧に行う。 穂数を高める 刈取時の水分が高い場合は、品質低下防止のため、始めは40℃以下の低温で送風 し、子実水分30%以下になったら通常の温度で送風する。 粒数と粒張りを高 粒張りとタンパク める 含量を高める ● 乾燥・調製の目安(検査規格) 追肥は茎数等の生育量、基肥、地力を判断し、必要に応じて行う。 ゆきちからは、子実タンパク含量を高めるため、穂揃期追肥はシラネコムギ より多く施用する。 50~60 ● 雑草防除 ● 赤かび病防除 品名 適用雑草 10a使用量 希釈水量 使用時期 ※目安時期 処理タイプ ガレース乳剤 畑地1年生雑草 200~250mℓ 100ℓ 播種後発芽前 播種後 土壌処理 ゴーゴーサン乳剤30 畑地1年生雑草 300~500mℓ 70~100ℓ 播種直後~小麦2葉期 播種後 土壌処理 ハーモニー75DF水和剤 1年生広葉雑草 スズメノテッポウ 5~10g 100ℓ 播種後~節間伸長前 3月末頃まで 茎葉処理 アクチノール乳剤 畑地1年生広葉雑草 100~200mℓ 70~100ℓ 穂ばらみ期まで 5月上旬頃まで 茎葉処理 バサグラン液剤 畑地1年生雑草 (イネ科を除く) 100~200mℓ 70~100ℓ 雑草の3~6葉期(収穫45日前まで) 5月上旬頃まで 茎葉処理 【農薬の適正使用基準を厳守し、隣接作物への飛散防止に努めましょう】 等級 整粒(%) 容積重(g) 1等 75 780 2等 60 730 水分 選別網目 12.5% 以下 2.4㎜ 以下 防除体系と主な薬剤 ① 無人ヘリ及びハイクリブーム散布による防除 1回目 : 開花始期~ シルバキュアフロアブル 2回目 : その7~10日後 トップジンMゾル 3回目 : その7~10日後 シルバキュアフロアブル 又は チルト乳剤 ② 粉剤散布による防除 1回目 : 開花始期~ 農薬登録は平成22年4月1日現在のものです。最新の登録情報を確認して使用してください。 茎葉、穂首部が黄化し、子実を押さえても乳汁が出ず ● 乾燥・調製の注意点(コンタミ防止) ● 基肥基準量 単位:kg/10a 成熟期の判定・・・ ※収穫後放置すると高水分な麦ほど短時間のうちに穀温が上昇し変化し やすいため、収穫後は速やかに乾燥する。 により増減を行う。 尿素燐加安777号の場合 ( 3 病回 病回 病回 防目 防目 防目 除 ) 除 ) 除 ) ● 収穫適期:コンバイン収穫は成熟期後3日頃から 80~90%出穂 ● 播種量 12kg/10a 定植田、ブロックローテーション ( 2 ● 収 穫 穂揃期追肥 成分量 現物量 成分量 現物量 成分量 現物量 越冬前・・・寒害、霜柱害防止 ( 1 ● 赤 ロウ程度の固さに達した日。 麦・大豆体系の場合 11月下旬まで ● 種子消毒 ● 減 数 分 裂 期 追 肥 収穫・乾燥・調製 幼穂形成期追肥 減数分裂期追肥 ● 効果 ● pH 6 程度に矯正 ● 除 ( 草広 剤葉 雑 散草 布 ) 追肥 踏圧(麦踏み) ● 適期播種 ● 幼 穂 形 成 期 追 肥 ワークアップ粉剤DL 2回目 : その7~10日後 トップジンM粉剤DL 3回目 : その7~10日後 ワークアップ粉剤DL
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