5.5 応急処置(防錆・防水処理) 5.5 応急処置(防錆・防水処理) 5.5.1 概要 (1)目的 応急的に鉄筋露出箇所に防錆材(防水材)。を噴き付け、次回補修、又は点 検時までの応急処置(劣化因子の侵入抑制)を目的とする (2)主に適用する部材 コンクリート構造物(走行路、橋面、壁高欄、RC 橋脚) (3)簡易補修材の例 防錆(防水)スプレー 【解 説】 (1)防錆(防水)処理とは 叩き落しの結果、コンクリートが落下した箇所に対して、補修までの応急処置とし て、鉄筋の防錆(防水)処理を行う。 軌道外に関しては、目立たないよう灰色のスプレーを用い、軌道内に関しては、次 回点検時に容易に発見できるよう、カラースプレー等を用いるものとする。 (2)実施手順 【作業手順例】 ①鉄筋に発生している錆を、ワイヤブラシ等を用いて除去する。 ②剥離・鉄筋露出部周辺を簡単に清掃する。 ③次回点検時(遠望目視等)に遊離石灰等と見間違えないよう、噴き付け 予定箇所の周辺をガムテープなどで目張りする。 ④防錆スプレーを噴き付ける。 注)過度の噴き付けによる桁下へのたれ落ちには十分に注意すること ⑤応急処置状況を写真等に記録する。 5-15
© Copyright 2024 ExpyDoc