ISEE Linux版簡易インストールガイド (PDF:1.38MB)

HP Instant Support Enterprise Edition
ProLiant Linux 版
HP ISEE 簡易インストールガイド
A.03.95
2007年9月 (第八版)
はじめに
HP ISEE はオンサイト保証から無償でご利用いただける遠隔モニタリングサービスです。
ご利用にあたって HP への事前連絡や登録は一切不要です。本ガイドに従って ISEE クライアントをインストールして
いただくだけで、すぐに ISEE によるモニタリングが開始されます。
インストールに複雑な設定はありません。ぜひこの機会に ISEE をご利用ください。
本ガイドは、「HP インスタントサポート エンタープライズエディション クライアントインストール/アップグレード
ガイド(以下 ISEE インストール・アップグレード・ガイド)」と併せてご覧下さい。また、本ガイドの法的通知は ISEE
インストール・アップグレード・ガイドに準ずるものとします。
ISEE を利用するためには次のソフトウェアが必要です。いずれも弊社 Web サイトから無償でダウンロード可能です。
・ISEE クライアント
・OSEM(Open Service Event Manager)
・Insight マネジメント・エージェント
本ガイドでは ISEE クライアントと OSEM のインストール方法について説明します。
※OSEM は V1.4を前提として手順を記載しています。
お客様サーバ
HP ISEE
OSEM
3.自動通知
障害検知
2.イベントフィルタリング
※別立Windows
IMA
1.イベント検知
コールセンター
システム
ISEE 導入の大まかな流れ
開始
ステップ 1
ISEE の動作に必要な条件を確認する
ステップ 2
ISEE のインストールに必要なキットと情報を用意する
ステップ 3
OSEM をインストールする
ステップ 4
OSEM と SNMP サービスを設定する
ステップ 5
ISEE クライアントをインストールする
ステップ 6
ISEE クライアントを設定する
ステップ7
Insight マネジメント・エージェントをインストールする
ステップ8
Insight マネジメント・エージェントを設定する
ステップ9
動作を確認する
終了
1
ステップ 1
ISEE の動作に必要な条件を確認する
(1) サポート対象 ProLiant の確認
ISEE がサポートしている ProLiant は以下のとおりです。
BL シリーズ CL シリーズ DL シリーズ ML シリーズ TaskSmart シリーズ
※ただし 100 シリーズ(ML110, etc)など、Insight マネジメント・エージェントが稼働しないものを除きます。
(2) インストールと稼働の条件
ISEE を利用するためには次の条件を満たしている必要があります。
- モニタ対象の LINUX サーバの他に、Windows 2000 Server SP2以降、もしくは Windows Server 2003
が稼働していること(OSEM 稼動に必要)。
- 既に OSEM がインストールされている場合はそれをアンインストールすること (上書きインストールは不可)。
- Insight マネジメント・エージェント V4.9 以降が稼働していること。
- サーバに 128MB 以上のメモリが搭載されていること(推奨は 256MB)。
- ディスクに 300MB 以上の空き容量があること。
- ディスプレイの解像度が 800×600 以上であること(推奨は 1024×768)。
- Internet Explorer 5.0 以降、もしくは Netscape 4.51 以降が利用できること。
- Windows Server の SNMP サービスと SNMP Trap サービスが稼働していること。
- サーバの IP アドレスに、DHCP による割り当てではなく固定 IP アドレスが設定されていること。
- Microsoft JVM がインストールされており、そのバージョンが 5.00.3805 以降であること(9 ページを参照)。
- PRS(以前の遠隔モニタツール)がインストールされている場合はそれをアンインストールすること。
通信環境の確認
ISEE では HTTP プロトコルを使った通信を利用して HP に障害情報を送信しますので、そのための環境が整って
いることを確認します。
確認方法
ISEE クライアントをインストールするサーバでブラウザを起動して次の URL を入力します。
http://isee.asiapac.hp.com/mots/motserv
ブラウザの画面に次のような WEB ページが表示されれば OK です。
注:確認ページが表示された場合でも、ファイアーウォール等で http の通信制限をしている環境では、インスト
ールが途中で進まなくなることがあります。
上記の環境に該当し、インストールが進まなくなった場合は、isee.asiapac.hp.com に対して http の通信制
限を解除するようファイアーウォールを設定してください。
2
ステップ 2
ISEE のインストールに必要なキットと情報を用意する
(1) ISEE クライアントと OSEM の各キットを次の Web サイトからダウンロードします。
http://h50146.www5.hp.com/services/cs/availability/isee/download.html
Insight マネジメント・エージェントのインストレーションには以下の3つの方法があります。
•HP ProLiant Essentials Foundation Pack の SmartStart CD から PSP を起動しインストールする方法
(Insight マネジメント・エージェントは PSP(ProLiant Support Pack)に含まれています。)
•PSP をダウンロードしてインストールする方法
•Insight マネジメント・エージェントをダウンロードしてインストールする方法
最新の PSP や Insight マネジメント・エージェントのダウンロード及びインストール方法については
以下の URL を参照して下さい。
http://www.compaq.co.jp/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/general/mgmt/index.html
(2) ISEE クライアントの設定に必要な情報を収集します。
Contact Information
連絡先情報
*印は必須項目です
記入例
お客様設定内容(半角英数)
First Name*
連絡先氏名 (名)*
Middle Initial
―
Last Name*
連絡先氏名 (氏)*
YAMADA
Phone*
連絡先電話番号*
03-5304-1234
Fax
連絡先 FAX 番号
03-5304-5678
E-mail address*
連絡先 E-mail アドレス*
[email protected]
Job Title
役職
Hours of Availability
連絡可能時間帯
Weekday 8:30-18:00
Additional Contact info 1
連絡時の追加情報 1
Off-hours 03-5304-8888
Additional Contact info 2
連絡時の追加情報 2
Holiday 03-5304-9999
Additional Contact info 3
連絡時の追加情報 3
Company Information
TAROU
(空白)
設置先情報
記入例
お客様設定内容(半角英数)
Company Name*
会社名*
ISEE Corp.
Street*
サーバ設置先 番地*
Ogikubo 1-2-3
Street2
サーバ設置先 番地 2
City*
サーバ設置先 市区町村*
Suginami-ku
State or Province*
サーバ設置先 都道府県*
Tokyo
Country or Region*
サーバ設置先 国名*
Postal Code
サーバ設置先 郵便番号
Server Information
Server Name
System Information
Japan
167-8533
SPOP 情報
SPOP ホスト名
Japan
記入例
お客様設定内容(半角英数)
(空白)
その他システム情報
記入例
お客様設定内容(半角英数)
System Physical Location
設置場所(ラック No 等)
11F D1-7
Proxy Server and Proxy Port
プロキシサーバとポート
proxy.isee.co.jp:8080
Proxy Login
番
プロキシログイン名
Proxy Password
プロキシパスワード
Entitlement Information
契約情報
お客様設定内容(半角英数)
記入例
Serial Number
本体シリアルナンバ
0906CNH10167
Product Number
本体製品番号
327428-002
3
Contract Identifier
契約番号
101102494330
Contract Type
契約種別
SAID
契約情報はお手持ちの保証書もしくは保守契約書で確認して下さい。また、ISEE に設定する内容は契約種別によって
異なりますので、詳しくは次項を参照して下さい。
契約種別
Serial Number
Product Number
Contract Identifier
Contract Type
シリアルナンバ
製品番号
契約 ID
契約種別
本体シリアルナンバ
(空白)
(空白)
(空白)
本体シリアルナンバ
本体製品番号
お問い合わせ番号
・標準保証のお客様
・CarePack のお客様*
・12 桁のお問い合わせ番号
(サービス ID)をお持ちでな
いか、不明のお客様*
12 桁の
・12 桁のお問い合わせ番号
(サービス ID)をお持ちのお
(サービス ID)
客様
*標準保証と同様の設定となりますが、サービス内容は契約に準じます。
以上で ISEE のインストールに必要なキットと情報の用意は完了です。
4
SAID
ISEE 利用方式
概念図
ISEE を使用して LINUX サーバをモニタするには、Windows マシンに ISEE クライアントをインストールする必要が
あります。この ISEE クライアントによって、Insight マネジメント・エージェントが稼働している複数の LINUX サー
バを一括でモニタすることができます。
ISEE でモニタしたい ProLiant に ISEE クライアントをインストールできない場合や、RDP(Rapid Deployment
Pack)を使って構築された多数のサーバを、一箇所の ISEE クライアントと OSEM でモニタできるため便利です。
お客様サーバB
IMA
お客様サーバD
IMA
.
IMA
1 イベント検知
お客様サーバC
お客様サーバA
HP ISEE
3
障害検知
2
OSEM
IMA
コールセンター
システム
Windowsサーバ
モニタ対象(LINUX)サーバ
注:この方式は、一台に ISEE をインストールするだけで複数サーバをモニタできるというメリットがありますが、診
断スクリプトが実行できないというデメリットもありますのでご注意下さい。
診断スクリプトの実行が必要な場合は、該当する LINUX サーバに ISEE をインストールする必要があります。
5
ステップ 3
OSEM をインストールする(Windows での設定)
(1) ダウンロードした OSEM のキットをダブルクリックするとインス
トール用ウィザードが起動しますので[Next]ボタンをクリックし
ます。
(2) 利用規約に同意するならば
[I accept the terms in the license agreement]にチェックして
[Next]ボタンをクリックします。
(3) 内容を変更せず、このまま[Next]ボタンをクリックします。
(4) OSEM がインストールされるフォルダが表示されるので、[Next]
ボタンをクリックします。
6
(5) これらの項目は ISEE では使用しませんので、空白のまま[Next]
ボタンをクリックします。
(6) [Install]ボタンをクリックするとインストールが開始されます。
(7) 右の画面が表示されるとインストールは完了です。[Finish]ボタン
をクリックします。
(8) ブラウザが起動して OSEM の画面が表示されます。
OSEM Viewer の左ナビに [Local E-MAIL down] と表示されますが、
問題ありません。
※ (5)で各項目を設定すると、[Local E-MAIL down]
は表示されず、設定すると通知を OSEM からメールで
受け取ることができますが、HP ISEE では使用しません。
以上で OSEM のインストールは完了です。
7
障害時の連絡先を設定する 2 つの方法
付録―① すべての監視対象となるサーバを、一つの連絡先(担当者)で監視する場合(OSEM1.4.4 以上は不可)
※メリットとして、連絡先(担当者)が変更になった場合には、設定変更が ISEE の登録情報(1箇所)のみで容易。
お客様サーバB
IMA
お客様サーバA
お客様サーバC
HP ISEE
IMA
お客様サーバD
OSEM
IMA
IMA
・ISEE に連絡先(担当者)を登録
全お客様サーバ A∼D の連絡先となる
例:【サーバ】
【連絡先】
お客様サーバ A
O氏
障害検知
・OSEM に連絡先(担当者)を登録は
不要です。
・OSEM に監視対象サーバを登録
(図のお客様サーバ A∼D)
例:【サーバ名】
【連絡先】
お客様サーバ A
空白
お客様サーバ B
空白
お客様サーバ C
空白
お客様サーバ D
空白
コールセンター
システム
付録―② 監視対象サーバ毎に、別々の連絡先(担当者)で監視する場合
※メリットとして、サーバ毎に連絡先(担当者)を設定できる。
連絡先が変更になった場合は、該当するサーバ分(台数分)の設定変更が必要。
お客様サーバB
IMA
お客様サーバA
お客様サーバC
HP ISEE
IMA
お客様サーバD
OSEM
IMA
IMA
8
・ISEE に連絡先(担当者)を登録
(OSEM に連絡先(担当者)未登
録時のデフォルト連絡先となる)
例:【サーバ】
【連絡先】
お客様サーバ A
O氏
障害検知
・OSEM に監視対象サーバ毎に
連絡先(担当者)を登録
例:【サーバ】
【連絡先】
お客様サーバ A
O氏
お客様サーバ B
P氏
お客様サーバ C
Q氏
お客様サーバ D
R氏
コールセンター
システム
ステップ 4
OSEM を設定する
(Windows での設定)
(1) 左ナビの「Internal」をクリックすると右フレームが切り替わり
ます。
右フレーム内の下の方に「Outbound protocol」という項目が
ありますのでこの項目の設定メニューから"ISEE"を選択します。
その後、画面の最下部にある[Apply Changes]ボタンをクリック
して設定を反映させます。
(2) 左ナビに[Restart CRSM]ボタンが現れますので、これをクリック
して OSEM を再起動します。
以上でOSEMの設定は完了です。
(3) モニタするすべての ProLiant サーバの情報を OSEM に登録する
a. 左ナビの「Managed Systems」をクリックすると右フレームが
切り替わります。
右フレームの「New」をクリックすると 1 台分のサーバを登録
するための画面が表示されます。
9
※注意事項
設定が複雑になるため、
「Company Information」
には何も登録しない。
※手順b.は、連絡先の体制によって、付録―①・付録―②を選択してお進みください。
b. モニタの対象となるサーバの情報を登録します。
付録―①
すべての監視対象となるサーバを、一つの連絡先(担当者)で監視する場合(推奨)
項目名
設定内容
ホスト名
System Name
System Type
ProLiant
本体シリアルナンバ
System Serial Number
本体製品番号
System Product Number(Id)
契約種別
Entitlement Type
契約 ID
Entitlement ID
上記以外の項目は、既に ISEE に登録してあるので設定不要です。
*契約種別
標準保証→Warranty
サービス ID→SAID
入力が終わりましたら画面最下部の[Apply Changes]ボタンを
クリックして設定を反映させます。
10
付録―②
監視対象サーバ毎に、別々の連絡先(担当者)で監視する場合
項目名
System Name
System Type
System Serial Number
System Product Number(Id)
Entitlement Type
Entitlement ID
*契約種別
設定内容
ホスト名
ProLiant
本体シリアルナンバ
本体製品番号
契約種別
契約 ID
標準保証→Warranty
サービス ID→SAID
項目名
Contact Name
Contact Phone
Contact Email
Company Name
Contact Additional Info 1∼3
Company Street
Company City
Company State or province
Company Postal Code
Company Country
設定内容
連絡先氏名(氏名)
連絡先電話番号
連絡先 E-mail アドレス
会社名
連絡時の追加情報1∼3
(必要に応じて設定)
サーバ設置先 番地
サーバ設置先 市区町村
サーバ設置先 都道府県
サーバ設置先 郵便番号
[JAPAN]
※赤字は OSEM1.4.4 以上をご利用時の必須入力項目
未入力の場合は、障害通報がされません。
入力が終わりましたら画面最下部の[Apply Changes]ボタンを
クリックして設定を反映させます。
c.
モニタの対象となるサーバが複数台ある場合は、ステップ 7∼ステップ 9 を台数分繰り返します。
すべて設定・確認が終わったら OSEM のサーバ一覧の画面で、登録の漏れがないことを確認して下さい。
リスト
を確認
以上で OSEM の設定は完了です。
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ステップ 5
ISEE クライアントをインストールする(Windows での設定)
(1) ダウンロードした ISEE クライアントのキット
(ISEEPlatform.exe)をダブルクリックすると、解凍
プログラムのウィンドウが現れますので、[Unzip]
ボタンをクリックします。
(2) キットが置かれている階層に ISEEPlatform という
フォルダが作られて、解凍されたファイルが置かれ
ます。
(3) サーバにインストールされている JVM のバージョン
を調べます。
コマンドプロンプトで JVIEW コマンドを実行すると、
JVM のバージョンが表示されます。
・JVM のバージョンが 5.00.3805 以上の場合。
→ISEE が動作する条件を満たしています。
(4)に進んで下さい。
・JVM のバージョンが 5.00.3805 未満の場合。
→JVM のアップデートが必要です。
解凍されたファイルの中の、
MSJava_WindowsUpdate.exe を実行して
JVM をアップデートして下さい。
・JVIEW コマンドが認識されない場合。
→JVM がインストールされていません。
解凍されたファイルの中の、
msjavx86.exe を実行して JVM をインストール
して下さい。
※JVM をアップデートもしくはインストールした場合、サーバの再起動が必要になります。
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(4) ISEE クライアントをインストールします。
解凍されたファイルの setup.exe をダブルクリックすると、
ISEE クライアントのインストール用ウィザードが起動します
ので[Next]ボタンをクリックします。
(5) 利用規約に同意するならば[Yes]ボタンをクリックします。
(6) ISEE がインストールされるフォルダが表示されるので、[Next]
ボタンをクリックすると ISEE のインストールが開始されます。
(7) 左の画面が表示されるとインストールは完了です。
[Finish]ボタンをクリックしてください。
以上で ISEE のインストールは完了です。
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ステップ 6
ISEE クライアントを設定する(Windows での設定)
(1) デスクトップの「HP ISEE」のショートカット・アイコンをダブルクリックします。
または Web ブラウザで、
http://localhost:5060/start.html
にアクセスします。
(2) ブラウザが起動して認証を求めるウィンドウが表示
されますので、ログインします。
ユーザ名 admin
パスワード isee
(3) 設定用ウィンドウが表示されますので[OK]ボタンを
クリックし、ステップ2で準備した内容で各項目を
設定します。
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(4) 入力が終わったら画面の最下部にある[submit]ボタン
をクリックします。
確認用のウィンドウが現れますので、[OK]ボタンを
クリックします。
しばらくすると設定画面の内容の一部が変更されて
再表示されます。
(5) 設定画面の中ほどに「Entitlement Information」
というグループが増えていますのでそちらに移動して
下さい。
ここでご契約の確認に必要な情報を入力します。
入力が終わったら再び画面最下部の[submit]ボタン
をクリックします。
シリアルナンバを必ず入力してください。
(6) 入力された情報が弊社に送信されて、それに基づいて
お客様の契約を確認します。
しばらくすると次の画面が表示されますので[close]
ボタンをクリックします。
以上で ISEE クライアントの設定は完了です。
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ステップ 7
Insight マネジメント・エージェントをインストールする
(LINUX での設定)
(1) 最初に、既に Insight マネジメント・エージェントが
サーバにインストールされているかを確認します。
右のコマンドでパッケージが表示されます。
この場合はインストールする必要はありませんので、
設定のみを行ってください。
(2) インストールが必要な場合
SmartStart CD を用いたインストレーション方法を
例にして示します。
SmartStart CD をマウントし、
/mnt/cdrom/autorun
を実行します。(又は CD から自動起動します)
(3) 「Install PSP」タブを選択し、「Install PSP」
ボタンをクリックします。
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(4) PSP 同梱のパッケージ利用について、
"Y"と入力するし、Enter キーを押す。
※パッケージがサーバ内で見つかれば、
このウィンドウは表示されません。
(5) インストールするコンポーネントを選択します。
Insight マネジメント・エージェントが選択されて
いることを確認して下さい。
(青色の強調部分)
「Install」ボタンをクリックすると選択された
コンポーネントのインストールが始まります。
(6) インストールが完了したら「OK」ボタンを押す。
(7) チェックボックスが緑色になり、
インストールが成功している事を確認する。
以上で Insight マネジメント・エージェント
のインストールは完了です。
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ステップ 8
Insight マネジメント・エージェントを設定する(LINUX での設定)
(1) SNMP トラップを ISEE クライアントと OSEM が
インストールされたサーバへ送信するように設定する。
最初に HP サーバ管理エージェント デーモンを
停止する。
/etc/init.d/hpasm stop
なお、システム構成によっては表示されないエージェ
ントもあります。
(2) 次に、SNMP デーモンを停止させます。
/etc/init.d/snmpd stop
(3) snmpd.conf ファイルを編集します。
vi エディタでこのファイルを開きます
(Linux AS/ES の場合)。
vi /etc/snmp/snmpd.conf
ここで以下の行を追加致します。
●PSP 7.70 以上のバージョン
trapcommunity Communityname
trapsink IPaddress
rocommunity CommunityName IPaddress
●PSP 7.60 以前のバージョン
trapsink IPaddress
rocommunity CommunityName IPaddress
「IPaddress」は ISEE クライアントと OSEM が
インストールされているサーバの IP アドレス。
「CommunityName」は OSEM で用いられている
SNMP コミュニティ名で、デフォルトは"public"。
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(4) SNMP デーモンを起動します。
/etc/init.d/snmpd start
(5) HP サーバ管理エージェント デーモンを起動します。
/etc/init.d/hpasm start
以上で Insight マネジメント・エージェントの設定は完了です。
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ステップ 9
通信の確認をする(LINUX での設定)
(1) Insight マネジメント・エージェントでテスト用イベントを発生させて動作確認をします。
① ブラウザでSystem Management Homepage を開きます。http://<client_hostname>:2301
②
ログインして[設定]タブを選び「SNMP設定」をクリックします。
③
SNMP設定画面が開きます。画面下の[テストトラップの送信]ボタンをクリックします。
(2) ISEE クライアントにアクセスし、ログインする。
左ナビの「closed incidents」をクリックし、テストトラ
ップのインシデントをクリック。Status の CLOSED が
確認できれば、通信が正常に行われています。
Incident Key : xxxxxxxx@サーバ名
Status
: CLOSED
※参考 Resolution Comments
・Close incident with note: non-actionable events
・Close incident with note: Autoclose ProLiant
SNMP Test Incidents
インシデントが表示されていれば動作確認は完了です。
お疲れ様でした。
以上で ISEE の導入は完了し、ISEE はすでにモニタリングを開始しております。
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