No.199 平成12年3月13日 データ ドル/円 (東京17:00現在) ユーロ/ドル (東京17:00現在) 無担保コール(翌日物,加重平均,%) CD (3ヵ月物,%) 円-TIBOR (3ヵ月物,%) 円金利先物 (中心限月,ポイント) 米国FFレート(%) 米国TB (3ヵ月物,%) ユーロドル (3ヵ月物,%) 円/円スワップ (5年物,%) 新発10年国債(利回り,%) 債券先物 (中心限月,円) 米国国債 (30年物,%) 日経平均株価(225種,円) NYダウ工業株(30種,ドル) WTI原油先物(ドル/バーレル) 金先物 (ドル/オンス) 米国商品先物(CRB指数) 3/3金 3/6月 3/7火 3/8水 3/9木 3/10金 107.64 0.9655 0.02 0.05 0.12786 99.715 5.7500 5.630 6.120 1.330 1.790 131.09 6.126 19927.54 10367.20 31.69 289.7 212.12 107.55 0.9585 0.02 0.05 0.12857 99.725 5.7500 5.660 6.120 1.320 1.765 131.37 6.139 19796.35 10170.50 32.18 289.4 214.49 107.45 0.9605 0.02 0.05 0.12786 99.715 5.6250 5.660 6.130 1.330 1.780 131.33 6.142 19944.24 9796.03 34.13 293.7 215.62 107.07 0.9598 0.02 0.05 0.12786 99.720 5.7500 5.560 6.130 1.310 1.745 131.74 6.158 19766.80 9856.53 31.26 290.4 213.61 106.65 0.9627 0.02 0.05 0.12786 99.695 5.8125 5.660 6.140 1.340 1.790 131.39 6.148 19662.33 10010.73 31.69 292.7 214.82 106.27 0.9667 0.02 0.05 0.12714 99.675 5.7500 5.690 6.150 1.370 1.815 131.00 6.173 19750.40 9928.82 31.76 290.0 214.08 今週の予想レンジ 無 担 保 コ ー ル 翌 日 物 0 .0 2 CD3カ月 物 0 .0 4 ユ ー ロ円 3カ月 物 0 .0 9 円 金 利 先 物 9月 限 9 9 .7 5 ~ 0 .0 3 % ~ 0 .1 0 % ~ 0 .1 4 % ~ 9 9 .6 2 円 円 債 新 円 円 券 発 ス ワ ップ 2年 物 0 .4 5 ス ワ ップ 5年 物 1 .2 5 先 物 3月 限 1 3 0 .0 0 10年 国 債 1 .7 5 ~ 0 .6 0 ~ 1 .4 0 ~ 1 3 1 .5 0 ~ 1 .8 8 カレンダー 【先週の動き】 【今週の予定】 3/6月 家計調査<全世帯> (1月、前年同月比▲3.2%) 3/7火 景気動向指数 (1月、一致DI87.5%、先行DI85.7%) 米労働生産性<改訂値> (第4Q、前期比+6.4%) 3/8水 国内卸売物価 (2月、前年同月比▲0.1%) 3/9木 法人企業統計 (10-12月期、前年同期比▲0.7%) 機械受注<船舶・電力を除く民需> (1月、前月比+0.8%) 3/13月 実質GDP (10-12月期分、7-9月期前期比年率▲3.9%) 金融政策決定会合議事要旨(2/10分) 3/14火 マネーサプライ<M2+CD> (2月分、1月前年同月比+2.6%) 米小売売上高<総合> (2月分、1月前月比+0.3%) 3/15水 米経常収支<第4Q分、第3Q▲899億ドル> 3/16木 米生産者物価<総合> (2月分、1月前月比+0.0%) 3/17金 米消費者物価<総合> (2月分、1月前月比+0.2%) Market Scope 2000.3.13 1 % % 円 % No.199 平成12年3月13日 マーケット 公定歩合と市場短期金利 (%) (ポイント) ユーロ円金利先物(中心限月) 99.85 0.6 0.5 99.75 公定歩合 ユーロ円TIBOR3M 0.4 99.65 0.3 99.55 0.2 99.45 0.1 99.35 無担O/N 0.0 8 9 10 11 12 1 2 3 99.25 11 12 1 2 3 【短期市場】 先週、日銀はゼロ金利政策継続を維持、積み上幅も2週間ぶりに1兆円となった。今週は、引続き年度末越え金利に注意を要するが、基本的に は安定推移が予想される。尚、13日発表の10-12月期GDPは、先週発表の法人企業統計(設備投資)が予想に反し強めの数字であった事もあ り、波乱要因として注目される 【コール市場】 先週は日銀が約2週間ぶりに積上幅を1兆円に戻したが、市場に混乱は無く足許取引は落着いた展開に終始した。今週は積最終日を迎えるが 準備預金積立ての進捗は順調であり、資金余剰感も強いことから、足許金利は低位安定推移しよう。<無担保コール翌日物予想レンジ:0.02%~ 0.03%> 【CD市場】 先週は、一部都銀が発行気配水準を引き上げ、期末越えの資金調達を積極化した。しかし、期末越えの資金放出については依然として慎重な 姿勢を続ける投資家も多く、出合いは限定的となった。今週も同様の展開が予想される。<CD3M予想レンジ:0.05~0.10%> 【ユーロ円市場】 先週は、円投ニーズの高まりから、一部の邦銀海外勢に資金を取り上がる動きが見られた。市場では3月末も2月末同様に手許流動性を積み 上げる為に、資金調達を急ぐ向きも見られ始めている。こうした中、今週もレートは底堅く推移しよう。<ユーロ円3M予想レンジ:0.10~0.15%> 【CP市場】 先週は証券会社が大量発行を行った。発行レートは低位横這いとなったが、短国発行量増加の影響で足元需給は悪化、週末にかけて現先レートは 若干強含んだ。今週は、期末越オペの残り回数が意識され出しており、新発物買い控えが見られ始めていることから、期越物発行は横這から上昇 基調となろう。 【ユーロ円金先】 先週の金先相場は大幅下落。法人企業統計・機械受注が市場の予想を上回る改善を見せた為、再びゼロ金利政策早期解除の思惑が台頭し た。今週は10-12月GDPの発表が注目されるが、景況感を睨み神経質な展開となろう。<円金利先物9月限予想レンジ:99.750~99.620> (資金証券部資金Gr/支店カスタマーGr) (円) 135 新発10年国債利回り (%) 2.100 債券先物(中心限月) 134 1.900 133 1.700 132 131 1.500 130 1.300 129 1.100 128 0.900 127 0.700 126 0.500 125 11 12 1 2 3 8 9 10 11 12 1 2 3 【債券市場】 先週の債券相場は上に往って来い。NYダウの急落や円高進行を受けて日本株が調整気味に推移したため、先物6月限は一時131円台後半 へと上昇した。しかし、テクニカルに意識されていた先物限月交代後の「窓埋め」が完了したことで達成感が広がり、更に法人企業統計や機械受 注の強い数字を受けて設備投資が早い段階で底打ちとなる可能性が示されたことから下落に転じた。結局、先物6月限は131円丁度での越週と なった。 今週は揉み合いながらやや上値の重い展開か。週初発表予定の10-12月期GDPは2四半期連続のマイナス成長が見込まるが、市場はむし ろ年明け以降の景気回復の進捗度合いに注目しており材料にはなり難い。日銀は3月月報で、「民需を巡る環境は改善を続けている」として足 許の景気がはっきりと回復過程に入っていることを示した。来月の短観を控え、景況感の改善は上値を重くする要因となろう。一方で、「国債買 い切りオペの対象に中期国債を含める方向で検討」との報道から、中期ゾーンは底堅く推移するものと思われる。 <予想レンジ> 先物6月限:132円00銭―130円00銭 新発10年物国債:1.75%―1.90% (資金証券部トレーディンググループ) Market Scope 2000.3.13 2 No.199 平成12年3月13日 マーケット (%) 2.5 (万円) 2.2 円・円スワップ金利 (千ドル) 日米株式相場 10年 2.0 2.0 12 1.8 1.5 11 1.6 5年 10 NYダウ 1.4 1.0 9 1.2 0.5 0.0 2年 8 13 日経平均 8 1.0 9 10 11 12 1 2 3 0.8 7 8 9 10 11 12 1 2 3 【円/円スワップ市場】 【株式市場】 先週のスワップ金利は、週初は債券市場が堅調に推移したことを 受けて長期ゾーンを中心に低下、イールドカーブはブルフラットニングし2× 10年スプレッドも160bpを割り込む水準となった。しかしながら9日の 10‐12月法人企業統計、1月機械受注の市場予想比強い数字を 受けて中短期ゾーンを中心に金利は上昇、市場は再び本邦ファンダメ ンタルズに注目する展開となっている。 今週のスワップ金利は堅調に推移するものと予想する。法人企業 統計、機械受注の強い数字は、設備投資がかなり持ち直してい ることを表しており、市場は本邦ファンダメンタルズの改善をある程度 見込まざるを得ない状況となっている。依然レンジ相場の域を脱す るには材料不足ではあるものの、前述の指標数値を受けて、債 券市場においても10年債1.7%台での購入は見送られる可能性 が高く、スワップ金利は本邦ファンダメンタルズを睨みつつ底堅い展開と なろう。 (スワップ予想レンジ)2年0.50~0.60% 5年1.30~1.50% 先週の株式市場は、日経平均が19千円台後半でのもみ合い。 週初は、米国ダウ平均が大幅反発したことを好感して日経平均 が2万円台で始まったが、その後は利益確定の売りが断続的に 出て上値が抑えられた。個別材料株に対する物色意欲は強いも のの、ハイテク・情報通信関連の時価総額の大きい銘柄には売 り圧力が強かった。週末にはSQに伴う買いが集まり反発して日 経平均は19750.40円(前週末比-177.14円)で越週。 今週の株式市場は、底堅い展開を予想。決算を控えた売りの方 も峠を越えたとの見方が大勢で、SQを乗り越えたことから下値 の不安は薄らぎつつあるものとみる。情報通信・ハイテク関連の 値がさ株に対する売り圧力が根強い半面、物色の対象がシフト する動きも見ることが出来る。週初に発表される10-12月期G DPが予想を上回るようであったら、内需関連株中心に上値が切 り上がる可能性がある。 (証券投資部 株式R&Dグループ) (商品開発部トレーディング室) 【米国債券市場】 【ドイツ債券市場】 先週の米国債相場は、市場参加者の動意乏しく狭いレンジ内で の動き。週初行われたグリーンスパンFRB議長の発言は新味なく、相 場の注目は引き続き株価動向と国債買戻しに向けられた。一時 堅調な欧州債に連れ高となる局面も見られたものの、株価の反 発、第1回国債買戻し(9日実施)後に拡がった一旦の材料出尽く し感に、終始上値の重い展開。週末にかけての30年物国債利回 りは、前週末とほぼ同水準の6.14%近辺での推移となっている。 財務省国債買い戻し計画を巡る思惑に加え、インフレ無き中での 利上げ継続で、長短金利の逆転現象は容易に解消し得ない様相 を呈している。足下の国内経済に引き続き減速の兆しが見られな いことに加え、調整局面に入ったと思われた株式相場の反発、原 油価格高騰などの悪材料から、短中期債を中心とした金利の高 止まりが見込まれている。今週は、年央までの更なる利上げ幅を 占う意味で、週末発表の物価統計が注目され、株価動向と併せ て市場の変動要因となろう。 (証券投資部 債券投資グループ) ドイツ債券市場は上値を追う展開。P&Gの業績悪化に端を発 した米株式市場の急落、国債買戻し計画の詳細発表により長 期セクタ-が買われた米債に加え、原油価格の下落を好感して 堅調推移。更に、週末にかけ、投機筋による大口の買いがス トップロスを巻き込み一気に上伸、高値圏での推移となった。結 局10年物利回りは前週末約10bp低下し5.34%、また 5年物利回 りは4.94%で越週。現物債市場は最終投資家の動意薄く、専らテ クニカル勢の商いが目立った。イールドカーブは急速にフラット ニング。T-noteスプレッドは拡大方向に転じ、ドイツ債がアウト パフォームした。今週は、米輸入物価、PPI、CPI等のインフレ指 標が目白押し。一本調子で上げた相場だけに、16日のECB理事 会前には調整も入ろうが、堅調な米債市場を睨み、下値は限定 的か。 (ドイツ東京三菱銀行) Market Scope 2000.3.13 3 No.199 平成12年3月13日 トピックス ~日銀金融調節関連情報の公表見直しについて~ 1.日銀は、日々公表している「資金需給表」(「資金需給表と調節」)の形式及びアナウンスメント方式を3月16日より変更する旨公表した(表 1. 1)。この背景には、現状の資金需給予想と実績の乖離が大幅且つ恒常的になっていることが挙げられる。 2.従来、短資会社をはじめとする準備預金制度非適用先(以下、非適用先)は、無利息である日銀当座預金に余剰資金を放置することなくほ 2. ぼその全額を市中で運用していた。しかし、日銀が昨年2月に所謂ゼロ金利政策に踏み切り、足許での資金供給を強化して以来、運用難の地 合いが継続し、非適用先は余剰資金を運用しきれず日銀当座預金に残さざるを得ない状況となっている。この結果、非適用先の日銀当座預金 残高及びその全体に占める割合はゼロ金利政策がスタートした昨年2月以降に急増した(図1)。また準備預金制度が適用される金融機関につ いても、積み最終日を待たずに所要準備預金額を越えて積立を行う先(以下、超過準備先)が見受けられるようになった。 3.現在日銀が発表している資金需給予想では、非適用先及び超過準備先は無利息の当座預金に資金を放置せず、余剰資金全額を市中で運 3. 用することを前提としている。このことから、資金需給予想においては両者の当座預金残高は翌日には市中で運用(放出)されると仮定し、財政 払い、即ち市中への資金供給要因として位置づけられている。しかし実際には両者の日銀当座預金残高は恒常的にゼロにはならず、予想段階 での財政払いが実際には市中に供給されない為、実績ベースでは財政揚げ、即ち市中から資金吸収と見做される。こうした事情から、資金需給 予想と実績が大きく乖離する問題が生じている。 4.新形式導入に際し、資金需給を“準備預金増減”から“準備預金残高及び非適用先当座預金残高を含めた当座預金増減”での管理に改め 4. た事により、資金需給予想及び実績では非適用先並びに超過準備先の当座預金残高が資金過不足の財政等要因に算入されなくなる為、上述 の問題が解消される。 5.今回の公表形式の見直しにより、非適用先及び超過準備先の日銀当座預金残高が日々の資金需給実績に明示される事から、市場参加者 5. は資金の流れをより明確に把握できる。また、定例調節段階で実質的な余剰資金額(=日銀当座預金予想残高―超過準備先残高―所要残) が明らかになることで、市場参加者は従来よりも正確な資金需給を認識した上での資金運営が可能となり、資金需給のブレに伴う市場の混乱を 和らげられる効果が期待できる。今回の公表形式の変更は、市場の透明性向上に寄与するものと言える。 (資金証券部 資金グループ) 表1:資金需給に関わる公表内容の見直し点 資金需給実績表 超過準備先当座預金残高 非適用先当座預金残高 アナウンスメント方式 現行 新形式 月次データ公表 資金需給予想段階では財政払いに算入 月次データ公表 資金需給予想段階では財政払いに算入 資金需給実績段階では財政揚げに算入 積上(下)幅の見込み額 日次データ公表 財政要因に不算入 日次データ公表 財政要因に不算入 日銀当座預金残高の増減見込み額 図 1 :日 銀 当 座 預 金 平 均 残 高 並 び に 非 適 用 先 残 高 シ ェ ア グ ラ フ (億 円 ) (% ) 30% 1 4 0 ,0 0 0 1 2 0 ,0 0 0 準備預金制度非適用先 25% 準備預金制度適用先 1 0 0 ,0 0 0 非 適 用 先 の 比 率 (右 軸 ) 20% 8 0 ,0 0 0 F ebー 99よ り 、 ゼロ金利政策施行 15% 6 0 ,0 0 0 10% 4 0 ,0 0 0 5% 2 0 ,0 0 0 0% 注 )但 し 、 12 月 の 急 激 な 増 加 は Y2 K 要 因 に よ る 。 Dec-99 Oct-99 Nov-99 Sep-99 Jul-99 Aug-99 Jun-99 Apr-99 May-99 Mar-99 Jan-99 Feb-99 Dec-98 Oct-98 Nov-98 Sep-98 Jul-98 Aug-98 Jun-98 Apr-98 May-98 Feb-98 Mar-98 0 前提条件: 銀行券・純粋な財政等要因・当座預金残高はいずれも 前日比±0とする。 16日資金需給予想(例) 現状 新形式 資金過不足 0 資金過不足 0 銀行券 0 銀行券 0 財政等要因 0 財政等要因 0 金融調節 0 金融調節 0 16日資金需給実績 現状 新形式 資金過不足 ▲ 5,000 資金過不足 0 銀行券 0 銀行券 0 財政等要因 0 財政等要因*1 ▲ 5,000 金融調節 0 金融調節 0 準備預金増減 ▲ 5,000 当座預金増減 0 準備預金残高 39,000 当座預金残高 44,000 当座預金残高 44,000 準備預金残高 39,000 超過準備 1,000 積未了先 38,000 非準預先残高 5,000 17日資金需給予想 現状 新形式 資金過不足 6,000 資金過不足 0 銀行券 0 銀行券 0 財政等要因*2 6,000 財政等要因 0 金融調節 0 金融調節 0 財政等要因*1=純粋な財政等要因-非適用先残高 財政等要因*2=純粋な財政等要因+非適用先残高+超過準備残高 (年 月 ) エコノミー 【国内経済】 【海外経済】 1月の機械受注は前月比0.8%増 経済企画庁が9日に発表した1月の機械受注統計によると、同月の 機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比+0.8%と、2ヵ月連続で 増加した。業種別の内訳をみると、製造業(前月比▲3.0%)では、鉄 鋼業(同▲46.5%)や精密機械(同▲45.1%)などを中心に17業種中8 業種が減少した一方で、非製造業(同+8.8%)では、運輸業(同+ 29.1%)や通信業(同+21.5%)など11業種中6業種が増加した。 (調査部経済調査グループ) (前期(月)比、( )内前年比、%) 99/10 11 12 2000/1 10-12 機械受注の推移 民需(船舶・ 99/4-6 ▲6.9 7-9 3.1 電力を除く)(▲9.9) (▲6.2) 製造業 ▲1.4 3.6 9.9 1.9 (6.1) (5.5) 7.4 (▲12.2) (▲7.0) (11.7) 1.5 11.7 非製造業 ▲12.9 (▲7.9) (▲5.5) (2.6) 6.8 ▲2.2 16.1 (▲1.8) (14.7) ▲3.7 13.2 (12.0) (6.1) (16.9) ▲2.4 ▲0.2 18.6 (1.9) (▲7.2) (13.2) 0.8 (21.2) ▲3.0 (15.0) 8.8 (26.1) 2月の米国失業率は4.1% 米国労働省の発表によると、2月の同国失業率は4.1%と前月に比べ 0.1%ポイント上昇した。また、非農業雇用者数は、前月比+4.3万人と伸 び悩んだ。内訳を業種別にみると、建設業が▲2.6万人と減少に転じた ほか、製造業(同+0.5万人)や民間サービス業(同+0.6万人)も小幅の 増加にとどまった。一方、インフレとの関連で注目される時間当たり賃金 の上昇率は、前年比+3.6%と前月に比べ幾分上昇したものの、引き続き 安定傾向を維持した。 (調査部経済調査グループ) 米国雇用関連指標の推移 99/Ⅱ Ⅲ Ⅳ 99/11 4.1 34.5 25.7 5.5 0.5 12.1 1.1 3.2 0.1 3.6 失業率(%) 4.3 4.2 4.1 34.4 34.5 34.5 週平均労働時間(時間) 非農業雇用者数(前期(月)比、万人) 63.0 60.5 85.0 2.6 3.5 10.0 建設業 製造業 ▲10.7 ▲3.0 ▲0.5 民間サービス業 39.6 30.5 40.0 18.5 6.6 11.1 小売業 政府 1.8 11.3 9.7 0.9 0.9 0.8 時間当り賃金(前期(月)比、%) 同(前年比、%) 3.6 3.6 3.6 (注)データはすべて季節調整値。 発行 (株)東京三菱銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 12 2000/1 2 4.1 4.0 4.1 34.5 34.6 34.5 30.9 38.4 4.3 2.4 11.6 ▲2.6 0.0 2.1 0.5 10.3 14.2 0.6 7.1 3.5 3.3 4.6 5.3 1.3 0.3 0.4 0.3 3.5 3.5 3.6 (照会先 資金証券部 TEL(03)3240-3027) ※本資料は信頼出来ると思われる各種データに基づき作成しておりますが、当行はその正確性、安全性を保証するものではありません。また本資料はお客様への情報提供のみを目的 としたもので、売買の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさいますようお願い申し上げます。 Market Scope 2000.3.13 4
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