金融の基本Q&A50 Q41~Q43 11ba113x 藤山 遥香 「貯蓄から投資へ」を国が主導する理由 1.求められる金融システム改革 1990年代 バブル崩壊 ⇒ 銀行 不良債権問題 ⇒ 長期不況 =原因は間接金融主体の金融システム? 企業のつけが極端に銀行に集中する金融システム だった! 「貯蓄から投資へ」を国が主導する理由 2・経済構造の変化 高度成長期 経済は成長し続けている = 銀行は貸 出に大きな間違いが起きにくかった。 現在の日本 経済成熟期 = 道を自ら開く時代と なったため、銀行は融資先の失敗を考える必要がある。 間接金融に比べ、直接金融は企業の 失敗のリスクを様々に分散できる 1,2より「貯蓄から投資へ」が求められ、 国が主導している 「貯蓄から投資へ」の現状 預金は増加傾向に あり、投資信託等 は増加傾向にある とは言えない。 投資へのシフトが 行われていると明 確には言えな い!! 個人の金融資産選択 個人の金融資産選択 「安全性」「流動性」を重視する傾向にある • バブル崩壊による金融機関の健全性の揺らぎ • 景気の回復感の乏しさによる所得改善の遅れ、高 齢化による年金依存により投資に向かう資金が増え にくい しかし 長期的には確定拠出年金の浸透により金融資産の比 率は上昇するのでは? 確定拠出年金とは 現役時代に決められた掛け金を 自分の口座に拠出し、その運用結 果を反映した金額を年金受給額と して受け取る制度 確定拠出年金 アメリカ 1980年 確定拠出年金制度導入以来 個人金融資産 に占める投資信託の割合は上昇 確定拠出年金 日本 • 2001年に確定拠出年金を導入以来、加入者は増加 傾向にある。 • しかし投資信託の比率は依然低水準である 確定拠出年金の問題点( 拠出金額に制限、 投資収益が上がっていない)が解決されて いき、今後月々の所得の中から少しずつ 投資信託へ資金が振り向けられる状況が 続くと… 「貯蓄から投資へ」が実現されるのでは? 実際に… 2012年1月1日付より 年金確保支援法に含ま れる「従業員拠出(マッチング拠出)の創設」が スタート ○マッチング拠出 従業員自身も自己資金で追 加の掛金を拠出できる制度。しかし、各社の規 約が変更にならなければ、従業員拠出はでき ない。また、毎月5万1000円などの制限がある。 論点 日本版ISAの今後
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